「ビル用マルチVe-up」の版間の差分

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'''Ve-up'''(ヴィーアップ)とは、[[ダイキン工業]]で製造・販売する[[エア・コンディショナー#ビル用マルチエアコン|高層ビル用マルチパッケージエアコン]]の総称。
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'''Ve-up'''(ヴィーアップ)とは、[[ダイキン工業]]で製造・販売する[[エア・コンディショナー#ビル用マルチエアコン|高層ビル用マルチパッケージエアコン]]の総称。現在は改称し'''VRV'''(ブイアールブイ)という名称になっている機種が殆どである。
  
 
==概要==
 
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[[業務用スカイエア]]のビル用マルチ版としての位置づけ。1台の室外機で、容量の異なる複数の室内機を個別に運転できる『異容量接続・個別運転マルチ』専用機種である。
 
[[業務用スカイエア]]のビル用マルチ版としての位置づけ。1台の室外機で、容量の異なる複数の室内機を個別に運転できる『異容量接続・個別運転マルチ』専用機種である。
 
室内機の種類には、天井埋込みカセット形・壁掛形・天井吊形・床置形などオーソドックスなタイプの他、厨房専用機・飲食店専用機・自動清掃機能付きなど多様なラインナップがある。
 
室内機の種類には、天井埋込みカセット形・壁掛形・天井吊形・床置形などオーソドックスなタイプの他、厨房専用機・飲食店専用機・自動清掃機能付きなど多様なラインナップがある。
業務用スカイエアとは同じパッケージエアコンの範疇ではあるものの、商店舗や戸建事務所を対象とするのが業務用スカイエアとすれば、Ve-upは主に3000m2以上の中大規模建物(特に高層ビルやホテル)を対象とした『省エネ個別空調システム』である。
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業務用スカイエアとは同じパッケージエアコンの範疇ではあるものの、商店舗や戸建事務所を対象とするのが業務用スカイエアとすれば、VRV(旧・Ve-up)は主に3000m2以上の中大規模建物(特に高層ビルやホテル)を対象とした『省エネ個別空調システム』である。
業務用スカイエアは室外機が電源とつながり、室外機から室内機に給電するが、Ve-upは室外機と室内機はそれぞれ別の電源となる。Ve-upは必ずしも全ての室内機が動いているとは限らないため、室外機と電源を分けている。
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業務用スカイエアは室外機が電源とつながり、室外機から室内機に給電するが、VRVは室外機と室内機はそれぞれ別の電源となる。VRVは必ずしも全ての室内機が動いているとは限らないため、室外機と電源を分けている。
また、Ve-upシリーズの一種であるVe-up-Qは既設配管を流用した空調更新に対応している。
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また、VRVシリーズの一種であるVRV-Qは既設配管を流用した空調更新に対応している。
 
==ラインナップ==
 
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===オーソドックス機種===
 
===オーソドックス機種===
*Ve-up Ⅳ(標準タイプ)
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*VRV X(ハイグレードタイプ)
*Ve-up ⅢW([[水熱源ヒートポンプパッケージ方式|水冷式エアコン]])
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*VRV W([[水熱源ヒートポンプパッケージ方式|水冷式エアコン]])
*Ve-up ⅣR(冷暖フリータイプ)
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*VRV A(高効率タイプ)
*Ve-up ⅡG(氷蓄熱式)
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*VRV G(氷蓄熱式)
*ホッとエコビルマル(寒冷地用)
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*VRV H、VRV HG(寒冷地用)
*DESICAシステム(水配管レス調湿外気処理機対応タイプ)
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*VRV DESICA(水配管レス調湿外気処理機対応タイプ)
 
===更新専用機種機種===
 
===更新専用機種機種===
*Ve-up Q(標準タイプ)
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*VRV Q(標準タイプ)
 
*Ve-up QR(冷暖フリータイプ)
 
*Ve-up QR(冷暖フリータイプ)
*Ve-up QG(氷蓄熱式)
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*VRV QG(氷蓄熱式)
 
===ガスヒートポンプエアコン===
 
===ガスヒートポンプエアコン===
 
;[[アイシン精機]]と共同開発。以前は自社専売の『'''ジオマルチ'''』も存在した。
 
;[[アイシン精機]]と共同開発。以前は自社専売の『'''ジオマルチ'''』も存在した。

2016年10月22日 (土) 14:51時点における版

Ve-up(ヴィーアップ)とは、ダイキン工業で製造・販売する高層ビル用マルチパッケージエアコンの総称。現在は改称しVRV(ブイアールブイ)という名称になっている機種が殆どである。

概要

業務用スカイエアのビル用マルチ版としての位置づけ。1台の室外機で、容量の異なる複数の室内機を個別に運転できる『異容量接続・個別運転マルチ』専用機種である。 室内機の種類には、天井埋込みカセット形・壁掛形・天井吊形・床置形などオーソドックスなタイプの他、厨房専用機・飲食店専用機・自動清掃機能付きなど多様なラインナップがある。 業務用スカイエアとは同じパッケージエアコンの範疇ではあるものの、商店舗や戸建事務所を対象とするのが業務用スカイエアとすれば、VRV(旧・Ve-up)は主に3000m2以上の中大規模建物(特に高層ビルやホテル)を対象とした『省エネ個別空調システム』である。 業務用スカイエアは室外機が電源とつながり、室外機から室内機に給電するが、VRVは室外機と室内機はそれぞれ別の電源となる。VRVは必ずしも全ての室内機が動いているとは限らないため、室外機と電源を分けている。 また、VRVシリーズの一種であるVRV-Qは既設配管を流用した空調更新に対応している。

ラインナップ

オーソドックス機種

  • VRV X(ハイグレードタイプ)
  • VRV W(水冷式エアコン
  • VRV A(高効率タイプ)
  • VRV G(氷蓄熱式)
  • VRV H、VRV HG(寒冷地用)
  • VRV DESICA(水配管レス調湿外気処理機対応タイプ)

更新専用機種機種

  • VRV Q(標準タイプ)
  • Ve-up QR(冷暖フリータイプ)
  • VRV QG(氷蓄熱式)

ガスヒートポンプエアコン

アイシン精機と共同開発。以前は自社専売の『ジオマルチ』も存在した。
  • 標準シリーズ
  • ハイパワーシリーズ
  • リニューアル専用シリーズ

関連項目