トールワゴン

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トールワゴンとは、日本の自動車雑誌などで、3列シートを持たない「1.5ボックス」タイプのミニバンを指す日本独自和製英語である。

概要

車高が一般的な立体駐車場に入らない1,550mmを超え、3列シートを持たないハッチバックがトールワゴンに分類される。車内が通常のハッチバックより広いのが特長。
「ハイトワゴン」と呼ぶ専門誌も多く、「二列シートミニバン」と呼ばれることもある[1]。またハッチバックと合わせてコンパクトカーと呼称する場合もある。

ヨーロッパなどではミニバンの呼称であるMPVに含み、呼び分けはおこなわれない。

日本においては1991年に登場した三菱・RVRが先駆けと言える[2]。1993年、軽トールワゴンスズキ・ワゴンRが爆発的に売れその人気がコンパクトクラスにも波及。日産・キューブトヨタ・ファンカーゴトヨタ・bBなどがベストセラーとなり一定の市場を獲得し、現在に至る。

トールワゴン車種一覧(現行車種)

日本車

トヨタ
ポルテ/スペイドラクティスbB/カローラルミオン
日産
キューブ
ホンダ
フリードスパイク
スバル
トレジア(ラクティスのOEM
スズキ
ソリオスプラッシュSX4(類型ではあてはまるが、形はハッチバックに近い)
ダイハツ
クー(bBの姉妹車
三菱
デリカD:2(ソリオのOEM)

日本車以外

フォード
フォーカスC-MAX
メルセデス・ベンツ
バネオAクラスBクラス
フォルクスワーゲン
ゴルフプラス
オペル
アジラ(スプラッシュの姉妹車)
シトロエン
ベルランゴ
プジョー
1007
ルノー
カングー
フィアット
パンダ
ランチア
ムーザ
キア
ヴェンガレイ
ヒュンダイ
ix20(ヴェンガの姉妹車)

関連項目

脚注

  1. 「ミニバン風ハッチバック」とも呼ばれている
  2. 1980年代から「セミトールワゴン」とも言えるトヨタ・スプリンターカリブ(全高1500mm)や、ミニバンの日産・プレーリーの二列シートモデルなどがあった。