ツインテール

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ツインテール和製英語: twin tail)、またはツーテール(和製英語: two tail)は、長い頭髪を左右の中央あるいはそれより高い位置でまとめ、両肩に掛かる長さまで垂らした髪型の俗称。前者は主に物語作品のキャラクターの分野で、後者はドール(人形)の分野で用いられることが多い。

現在、この髪型の一般名称は日本語になく、一般にはおさげ髪もしくはアップスタイルの一部として認識されている。英語では pigtailsbunches と呼ばれている(日本に影響され、twin tail と呼ぶ人もいる)が、これらは左右に分けた髪型の総称であり、ツインテールとは一致しない。

概要

ツインテールという呼称は正式なものでは無いが、少女漫画雑誌『なかよし』の連載作品『キッチンのお姫さま』(原作:小林深雪・作画:安藤なつみ)の主人公・風見七虹香は作画担当の安藤なつみに、『トモダチ』(原明日美)の登場キャラクター・来実は主人公のやまとにそれぞれ、両者の髪型をツインテールと呼ばれており、近年では一種の若者言葉新語としての浸透も一部で見られる。

もっとも言葉は浸透しても、現実には中高生以上でこの髪型をしている女性はあまり見られない。(2007年現在は、20代でもこの髪型をしている人が見受けられる。特に、後述するツーサイドアップに関しては20代から30代辺りの女性にも見受けられなくもない。ただし、二つに結んでいるという点以外では殆ど共通していないため、ツインテールよりもむしろ普通のロングヘアに見える事が多い。その場合、大抵黒のヘアゴムなどで止めて目立たないようにしている。) 海外のゴシックファッションの定番として前髪を分けたロングの状態で高い位置でツインテールをした髪型がよく 見られる。前髪を分けている為通常のツインテールよりも大人っぽい印象を受ける。国内独自のゴシック・アンド・ロリータファッションやロリータ・ファッションにおいても豪華且つ少女らしい服装に合わせる為幼さを強調し  ボリュームもある髪型として定番化されており実際に人気がある。前髪は下ろされておりより若さや幼さが強調され、 姫カットにしている場合短いサイド部分が残されている事が多い。少女らしさのある服装に合わせる為にあえて幼い子供に見られるようなヘアスタイルを使用している。しかし、オタク的な発想によるものであると勘違いもされやすい。

二次元美少女キャラクターを形而下で分類する上での萌え属性の一つとして認識されており、そして二次元キャラクターに萌えを感じる要素の一つとして根強い人気を持つ。かつてこの髪型はアニメ漫画において美少女キャラクターのロリータ性を強調する「記号」という認識で使われていたが、近年では「ある相手に好意を寄せているが、本人の前では強がってしまう」といういわゆるツンデレのキャラクターに適用されるケースも多くなった。

また、アホ毛(頭から触角のように跳ねている髪)と共通するものとしてアニメ『ネギま!?』の神楽坂明日菜のように、キャラクターの行動や感情によってツインテールが逆立ったりするものも見受けられる。ツインテールに似た髪型も好まれる傾向が強く、中には踝までの長さのツインテールのキャラクターも多く見受けられる。

ツインテールに類似する種類の髪型

ほかの名称に、おさげアップ二つ結びツインサイドアップピッグテールPigtail)などの呼称もあるが、下の位置でふたつにまとめた髪型(例:『ハヤテのごとく!』の三千院ナギなど)の場合はおたく的文脈においては単におさげや二つ結びなどと呼ばれることが多く、一般的にツインテールはこのように呼ばれる事が多い。また、垂らした髪の毛の長さが肩まで届かない短い場合(例:『おとぎ銃士 赤ずきん』の赤ずきん)は、既にピッグテールという呼称がありツインテールには含まない場合もある。他にも以下のようなものがある。

縦ロール
結った髪の部分が全体的に渦巻状になった髪型。『ローゼンメイデン』の真紅のように、肩よりも髪が長い場合、肩までの髪の部分がストレートあるいは軽くウエーブがかかった程度で、先が軽くカールしているのみだとツインテールと呼ばれることが多い。また、縦ロールだと髪の長さがツインテールと呼ぶには足りない場合も多い。詳しくは項目を参照。
前髪の鬢(びん)、もみあげ部分を長く伸ばし、それを結った髪型。
後ろ髪が長い場合は『Routes』の湯浅文月、短い場合は『ARIA』の水無灯里が代表的。
シニヨンの残り髪を垂らした髪型。(お団子頭)
美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎは原作ではお団子頭と呼ばれている。このキャラクターの知名度のためか、このキャラクターに似た髪形のキャラクターは多い。中には『Saint October』の白藤菜月のようなお団子部分が省略された、ツインテール寄りのキャラクターも多い。詳しくは項目を参照。まれに月野うさぎのような髪型をツインシニヨンと呼ぶことがある。

語源・用例発祥時期

語源の由来には諸説あり、『帰ってきたウルトラマン』に登場した同名の怪獣の名に引っ掛けたギャグ、あるいはツーテールの誤用で使われる様になったとする説もあるが、本当のところは分かっていない。

1992年放送開始のアニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎの髪型は、当初ツインテールとは表現されておらず、用例の発祥時期についても、アニメや漫画のどの作品のどの登場人物を以てファン層でこの呼び名が使われるようになったのか未だ明確な答えは出ていないが、アニメ『魔法のエンジェルスイートミント』(1990年)の同人誌のいくつかには既にツインテールという記述が見られる。いずれの同人誌も、テレビアニメシリーズ放送直後の1991年頃に制作・頒布が行われている。また、その記述が見られる同人誌の書き手には女性もいたことから、男性向け同人誌と女性向け同人誌の双方の同人コミュニティにおいて既に認知されていた言葉であったことが窺える。

そして、1999年発売のゲーム『Kanon』に登場するキャラクター・沢渡真琴は当初からツインテールと呼ばれていた(ただし、正確にはツーサイドアップ)ことから、この呼び名の本格的な普及時期は両作品の年代間のどこかであると考えられる。『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリや『勇者王ガオガイガー』の命、『バトルアスリーテス 大運動会』のあかりも呼ばれてなかったと思うがあやふや。ここが確定すると一気に1997-1999まで詰められるのだが

ツーサイドアップ

頭髪の全てを纏めず、両側の少しの髪の量だけをまとめ、あとの後ろ髪は全て垂らす髪型がある。しかし、外見的にツインテールとは全く別の髪型になってしまうため、ツインテールではなく「ツーサイドアップ」という、別の髪型として扱われる傾向もある。しかし、長い髪をふたつに分けてまとめる事は共通しているため、ツーサイドアップもツインテールと呼ばれてしまう場合が多い。ドール系カルチャーから派生した語。

一般的にはうさぎ結び(シルエットがウサギのように見えるため)、部分結いなどと呼ばれる。また、少数だが後ろ髪の少しの量だけをポニーテールのようにまとめ、ほかの後ろ髪はすべて垂らす髪型をポニーアップテールアップと呼ぶ場合もある。単にアップとだけ呼ぶと、上の方で纏めたシニヨンや通常のツインテールを指す事がある。

キャラクターによってはツインテールと併用していたり(例『きらりん☆レボリューション』の月島きらり)

またツインテールのキャラクターにも多くいるように、二つにまとめた髪でキャラクターの感情を表現する場合もある(例:『スクールランブル』の塚本天満)。

関連項目

外部リンク

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