グロービートジャパン

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グロービートジャパン株式会社
GLOBEAT JAPAN INC.
種類 株式会社
市場情報 未公開同族経営
略称 GBJ、グロ
本社所在地  167-0043
東京都杉並区上荻一丁目14番5号
- 朝銀東京信用組合から荻窪支店の土地建物任意売却してもらい、本社にしている。
電話番号 03-5335-2510(代表)
設立 1994年6月8日
業種 外食
事業内容 飲食チェーン経営フランチャイズ事業
代表者 北条晋一本名黒須伸一) 代表取締役社長創業者
鶴見嘉弘本名 見嘉弘) 代表取締役副社長
資本金 1,000万円(2004年5月)
売上高 48億5,300万円(2004年9月期)
総資産
従業員数 正社員140名 アルバイト368名 (2004年5月)
決算期
主要株主 中杉弘本名黒須英治)51%
北条晋一(本名黒須伸一)12%
三田直人本名黒須直治)12%
鶴見嘉弘(本名 見嘉弘)12%
柿本博本名黒須博史)12%
見目巖1%
(2004年9月期)
主要子会社 グロービートUSA
関係する人物 森住康二 協力者・初代スーパーバイザー[1]ちゃぶ屋代表)
門西栄一 顧問弁護士
大橋正純 取締役(インターネット担当)
外部リンク kagetsu.co.jp
特記事項:社団法人日本フランチャイズチェーン協会会員
社団法人日本フードサービス協会会員

グロービートジャパン株式会社は、右翼カルト新興宗教団体である日本平和神軍フロント企業。旧商号は株式会社花月食品(かげつしょくひん)。

ラーメン花月(ラーメンかげつ)などのブランド豚骨ラーメン店を、日本全国にチェーン展開している。

沿革[編集]

右翼カルト新興宗教との関係[編集]

大株主と経営権[編集]

グロービートジャパンの代表取締役は、黒須英治の長男である黒須伸一と娘婿である靏見嘉弘であり、その他の取締役は黒須英治の二男黒須直治及び三男黒須博史で、監査役は、黒須英治がかつて代表取締役を務めていた日経企画の取締役の見目嚴であった。

グロービートジャパンの資本金は1000万円であり、出資比率は、黒須英治が51%、黒須伸一、靏見嘉弘、黒須直治及び黒須博史が各12%、見目嚴が1%であった。

社長の父であり、右翼カルト新興宗教団体日本平和神軍では教祖でもある中杉弘こと黒須英治が、黒須伸一らが個人事業として営んでいたラーメン事業に2000万円を出資し、株式会社花月食品設立後は株式の51%を所有し議決権過半数を持っていたが、裁判などでグロービートジャパンと右翼カルト新興宗教団体との関係が問われたため、2006年2月17日に、社長の北条晋一本名黒須伸一)と副社長の鶴見嘉弘本名 靏見嘉弘)が、株の一部を億単位の金額で買い取っている。しかしその後も中杉は、同社株の30%を持ち続け、相変わらず筆頭株主である。「例えばオウム真理教教祖である麻原彰晃が筆頭株主の会社はオウムと関係があると見られるのが自然で、グロービートジャパンと日本平和神軍の関係も同様だ」と指摘されているが、グロービートジャパンは「中杉は単なる大株主であり、経営上の問題には関わってない」と主張し続けている。しかし、平成22年(行ウ)427号という黒須英治氏が住職を務める宝榮山妙法寺が東京都を相手取って起こした行政訴訟の中で、グロービートジャパンとその他イオンド大学フィリピン国立ミンダナオ大学や日本平和神軍等は宝榮山妙法寺の中に内包されるという宝榮山妙法寺住職の主張がある、また弁護人はグロービートジャパンの顧問弁護士である門西栄一氏が務めていることからも注目される主張である。また、寺門興隆2011年6月号の50ページでは花月食品は平成4年に黒須英治が創業し、平成14年にグロービートジャパンと社名変更し、現在英治氏が会長に収まっているとの記述があり、これらはグロービートジャパンの主張とは大きく異なっている。

資金提供[編集]

グロービートジャパンは従業員でもなく役員でもない中杉こと黒須に対して、何故か給与の名目で年に数千万円もの資金を継続して提供し続けるなど、両者には密接な関係があると見られている。刑事裁判証人尋問での代表取締役社長である北条晋一こと黒須伸一の証言によって、中杉は全く仕事をしていないことが判明しており、この資金提供は脱税ではないかとの指摘もある。[2]

グロービートジャパンが中杉弘(黒須英治)に提供した金額[編集]

利益供与[編集]

グロービートジャパンが所有する保養施設花月荘を、株式会社イオンド大学日本校に無償貸与している。表面上の貸与先はイオンド大学の学長でもある中杉こと黒須だが、電話番号が株式会社イオンド大学日本校と同一であるなど、実質的にイオンド大学日本校に貸与している。また、花月荘の運営で得られる収入は、すべてイオンド大学日本校の収入となる。

グロービートジャパン自身のカルト性[編集]

これらの点を指摘するブログなどのウェブサイトはグロービートジャパンの申請によってグーグル八分にされるなど徹底的に攻撃され、グロービートジャパン自身も、他者の自由な言論を許容しないカルト性が見られる。

平和神軍観察会事件[編集]

グロービートジャパンは、同社を日本平和神軍フロント企業だとしてネット告発しているウェブサイト平和神軍観察会を運営する個人を、名誉毀損で訴えて裁判沙汰になっている。

概要[編集]

裁判でグロービートジャパンと右翼カルト新興宗教一体性が問われており、マスコミではない個人ウェブサイト表現をするにあたってどの程度の根拠があれば記述しても良いかが問題となっており裁判の主要な争点となっている。個人でも表現に責任が伴うのは当然だが、裁判で証拠として採用されるには調査会社やマスコミと同程度の事前調査が求められ、インターネットで個人が公開する批判的文章は、ほとんど全てが名誉毀損となりうるからである。名誉毀損の裁判は、通常の推定無罪原則とは逆で、表現者側が無実を証明しないと敗訴有罪になってしまう。この逆転構造を利用し、企業が批判を潰すために高額な賠償金を請求する裁判を起こす例が名誉毀損訴訟の賠償額の高額化とともに増加している。このように、表現者に対して言論弾圧となる効果を狙って高額な請求をする訴訟はSLAPPと呼ばれ、同様の事例に武富士名誉毀損裁判やオリコン・烏賀陽裁判などがある。

争点[編集]

平和神軍観察会は、グロービートジャパン株式会社・日本平和神軍・株式会社イオンド大学日本校の3団体は密接に関係しており全て中杉こと黒須の影響下にある、と主張している。グロービートジャパンは、それぞれ全く別個の活動をしている団体で、少なくともグロービートジャパンは、平和神軍やイオンド大学とは関係しておらず、それらの活動の内容も知らないと主張している。

資金提供[編集]

グロービートジャパンは従業員でもなく役員でもない中杉こと黒須に対して、給与の名目で年に数千万円もの資金を継続して提供し続けている。刑事裁判証人尋問での代表取締役社長である北条晋一本名黒須伸一)の証言によって、中杉は全く仕事をしていないことが判明しており、この資金提供は脱税ではないかとの指摘もある。[3]

グロービートジャパンが中杉(=黒須)に提供した金額[編集]

利益供与[編集]

グロービートジャパンが所有する保養施設花月荘を、株式会社イオンド大学日本校に無償貸与している。表面上の貸与先はイオンド大学のオーナーである中杉弘(本名黒須英治)だが、電話番号が株式会社イオンド大学日本校と同一であるなど、実質的にイオンド大学日本校に貸与している。また、花月荘の運営で得られる収入は、すべてイオンド大学日本校の収入となる。

グロービートジャパンの体質的問題[編集]

背景には、グロービートジャパンの体質的な問題があることを避けては通れない。グロービートジャパンは、自社に都合の悪い記述は許さないと言う姿勢を一貫して取っており、それはグーグル八分の申請をはじめはてなダイアリーキーワードWikipediaの書き換えにも現れている。Wikipediaでは当事者による編集は望ましくないとされているが、グロービートジャパンの取締役である大橋正純特別:contributions/yamayan特別:contributions/m-ohasi)が自社に有利なように執拗な書き換えを行っている。

民事裁判[編集]

2003年2月10日にグロービートジャパンは、平和神軍観察会の管理人である個人に対し、名誉毀損営業妨害を理由に3,150万円を請求する訴訟東京地方裁判所に提起する。中杉こと黒須が運営する日本平和神軍イオンド大学との一体性があるかのような記述をされたためである。

判決では、東京高等裁判所での控訴審最高裁判所での上告審において「代表取締役黒須伸一その他取締役と日本平和神軍を主宰する黒須英治とが親子という身分関係にあるだけではなく、被控訴人(グロービートジャパン)の方から黒須英治に対して積極的に提携を求めたとまではいえないが、黒須英治は被控訴人のオーナーを自称するなどしており、被控訴人と黒須英治とは一定の関係があると評価することは誤りではない」と、両者について一定の関係性が認定されたものの、「日本平和神軍との関係が個別の法主体性を否定されるほど一体又は極めて密接なものであるとまでいうことはできない」として、平和神軍観察会の管理人に77万円の賠償を命じる判決が確定している。

刑事裁判[編集]

グロービートジャパンからの告訴を受け、2004年12月28日に平和神軍観察会の管理人が東京地方検察庁から起訴される。2005年6月27日午後1時30分から東京地方裁判所第425号法廷にて初公判が開かれた。山口貴士らと共に弁護人の一人である紀藤正樹によると、日本で初めてウェブサイト上の表現が名誉毀損罪で起訴された刑事裁判とのことである。

この刑事裁判では、代表取締役の北条(黒須伸一)と鶴見嘉弘本名靏見嘉弘)が証人として尋問されている。だが、このように時代の最先端を行く重要な裁判であるにも関わらず、東京地方検察庁検察官である中村憲一が開廷中に居眠りするなど不真面目な態度を取り、閉廷後に問題となっており[4]2007年5月25日午後3時30分から午後4時30分まで東京地方裁判所第428号法廷で開かれる予定の次回公判でも検察官らは居眠りするか傍聴人の間で注目されている。

また、2005年11月25日、第4回公判の直前に、被告人である平和神軍観察会の管理人や弁護士傍聴人らを脅迫して日本平和神軍と中杉弘を宣伝するシール状のビラが法廷への入口手前の床に貼られ、裁判が妨害され証人尋問が中止されている。この事件は毎日新聞毎日新聞社)や週刊現代講談社)などでも報道され[5][6]、グロービートジャパンと日本平和神軍の関係が有名になる。

2008年11月、東京地裁にて無罪判決。中杉側は控訴し09年1月控訴審判決予定。

検索エンジン検閲問題[編集]

「グロービートジャパン」を検索エンジンで調べると、本来なら上位に表示されるウェブページの多くが、検閲により検索のページに表示されないよう恣意的に操作されている事態となっており、情報のアクセス権 (知る権利)の侵害だと厳しく批判されており、多くのブロガー達の怒りを買い、からかいの対象として玩具にされている[7]。検索エンジンの検閲については、グーグル八分#グロービートジャパンも参照。

グーグル八分[編集]

グーグルのうち、“co.jp”設定で「グロービートジャパン」を検索すると、30件以上ものページが検閲されており、グーグル日本法人の社長である村上憲郎が説明する検閲のポリシーなどから、グロービートジャパンが検閲を申請していると思われる(com設定、つまりアメリカのサーバ経由であれば回避出来る)。検閲されているページは、主に平和神軍観察会事件の刑事裁判を傍聴した個人のブログなどであるため、これらの検閲は第82条裁判の公開を規定した日本国憲法の精神を踏みにじるものだと批判されている。裁判の記録に対する検閲は、グロービートジャパン・平和神軍観察会裁判の外には発見されていない。弁護士のブログなど一部の裁判関連ページは表示されている。

ヤフー八分[編集]

業務提携をしているYahoo! JAPANでは、グロービートジャパン・平和神軍観察会裁判に関連するウェブページがまったく表示されない。

検索エンジンスパム疑惑[編集]

グロービートジャパンが検索エンジンスパムを行って都合の悪い情報を隠蔽しようとしている疑惑があり、検証サイト実証されつつある[8]

会長[編集]

代表取締役の北条晋一(黒須伸一)や鶴見嘉弘の父である中杉弘本名黒須英治)が会長を名乗り和解出版社へのクレームなどの対外的な交渉をすることがあるが、グロービートジャパンに会長職は存在しない。中杉が勝手に会長を自称していることについて、北条と鶴見は「勝手に名乗られて迷惑」と裁判で証言しており[9]、中杉の独断専行であることを主張している。

業務提携[編集]

2005年に、Yahoo! JAPANとのコラボレーション企画で「138万人が選び出した味『濃厚豚骨醤油ラーメン 真骨頂』」と言うものを発売している。ブロガー向け試食会を開催し、ブログ口コミによるヒットを狙った画期的な企画である。試食会には有名ブロガーのネタフルも参加し[10]日経スペシャル ガイアの夜明けテレビ東京)で取り上げられ放送される[11]

しかし、2006年6月22日ヤフー株式会社株主総会で、悪徳商法?マニアックス管理人でもあるBeyond株主の一人として「グロービートジャパンとの共同企画に関して、裁判の影響による利益リスクについて、どう考えているか?」と質問すると、ヤフーの社長である井上雅博は「そんな会社は知らない」と答えている[12]

提携企業[編集]

運営ブランド[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]