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『'''エアロダンシング'''』シリーズは、[[CRI・ミドルウェア|CSK研究所(CRI)]]による[[フライトシミュレーション]][[ゲーム]]。主に[[セガ]][[ドリームキャスト]]を中心に展開、一部シリーズは[[Windows]]用にも移植販売され、のちに発売元を[[セガ]]、[[プラットフォーム]]を[[プレイステーション2]]に移した。
 
『'''エアロダンシング'''』シリーズは、[[CRI・ミドルウェア|CSK研究所(CRI)]]による[[フライトシミュレーション]][[ゲーム]]。主に[[セガ]][[ドリームキャスト]]を中心に展開、一部シリーズは[[Windows]]用にも移植販売され、のちに発売元を[[セガ]]、[[プラットフォーム]]を[[プレイステーション2]]に移した。
  
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*また、開発側のCRIもこのインターネット環境をフルに活用し、ことあるごとにユーザーの意見を収集、それを次回作に活かすという方法で、固定客を惹きつけ続けたが、2005年4月30日をもって「エアロダンシング・フリー・サロン」の運営は終了された。
 
*また、開発側のCRIもこのインターネット環境をフルに活用し、ことあるごとにユーザーの意見を収集、それを次回作に活かすという方法で、固定客を惹きつけ続けたが、2005年4月30日をもって「エアロダンシング・フリー・サロン」の運営は終了された。
 
*なお、ユーザー層拡大を狙ったものかシリーズが進むにつれてアーケード指向が強まっていき、登場航空機の飛行特性が穏やかなものになり、またミッションも教導要素を廃して進行の早いものとなっていった。一方で上記の様にストイックでシビアな(「撃ちまくり」だけでは勝てない)面は残されており、初期作品での飛行機動・三次元空中戦術といったものを習得したプレイヤーに有利な状況があったため、シリーズ後半作品から始めたプレイヤーが初期作品を遡って購入するといったことがしばしば起きた。
 
*なお、ユーザー層拡大を狙ったものかシリーズが進むにつれてアーケード指向が強まっていき、登場航空機の飛行特性が穏やかなものになり、またミッションも教導要素を廃して進行の早いものとなっていった。一方で上記の様にストイックでシビアな(「撃ちまくり」だけでは勝てない)面は残されており、初期作品での飛行機動・三次元空中戦術といったものを習得したプレイヤーに有利な状況があったため、シリーズ後半作品から始めたプレイヤーが初期作品を遡って購入するといったことがしばしば起きた。
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==エアロダンシングユーザーコミュニティの騒動==
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[[2000年]]年末に個人HP間の騒動が[[エアロダンシングフリーサロン]]で発生し、2chの[[フライトシム板]]を巻き込む形で大規模化した。元空士長を中心としたグループとまやらー(現:ぐり)の対立が表面化し、気に食わない相手(主にまやらー)の書き込みに対応した誹謗中傷がフライトシム板のエアロダンシング関連スレッドで行われる様になったほか、[[家庭用ゲーム板]]の[[エースコンバット]]や[[エナジーエアフォース]]に関連するスレッドや軍事板の軍用機関連スレッドも誹謗中傷の舞台となった。
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フライトシム板側はこの際のスレッド乱立を理由に[[ネットウオッチ]]行為に名を借りた双方の[[誹謗中傷]]の排除を目的としたローカルルールの変更を行ったが、判断を下した[[削除人]]が[[同人コミケ板]]の類似騒動を削除しないと発言したことで有名な、あの[[削除忍★]]だったため住人側の削除要望が通ることはまったくといって良いほど無かった。
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===ウィキペディア日本語版への波及===
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[[ウィキペディア日本語版]]の複数の項目も親元空士長派グループによる2chのフライトシム板や[[家ゲー攻略板]]のエアロダンシング関連スレッドと連動した、まやらーへの誹謗中傷に利用されると言った事例([[ノート:F-15 (戦闘機)]]及び[[ノート:阻止攻撃]]、[[SR-71 (偵察機)]]2006-06-08 15:34:15版のコメントを参照)や逆にまやらーが主宰するウェブサイトへのリンク追加のみのIPユーザー(プロクシを使用する)や執拗にリンクに加えることを主張する人物が現れる現れるといった事例や、この項目の初版執筆者の[[利用者:おきた]]が[[タイトー]]が製作した[[エナジーエアフォース|エナジーエアフォースシリーズ]]は[[シューティングゲーム]]と書いたことに対して貼付された警告を悪戯と称して復帰を行った[[利用者:SINOBU]]の様な(創価学会や統一教会などの)カルト宗教団体による自己弁護的な論調の擁護意見が正当な評価と主張する人物が現れる等、多くのユーザーがソフトや彼(彼女)ら運営するウェイブサイトの宣伝、政治的な主張を行うことを目的にウィキペディア利用している。
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この中で[[ノート:F-15 (戦闘機)]]で、エアロダンシングユーザーの大多数を占める良識派と証する親元空士長派の人物たちの意思に反し、まやらーが主宰するウェブサイトへのリンクを削除することに証拠の提出を求めた[[利用者:まるゆ]]がフライトシム板の項目で執筆したこの騒動への評価の変遷(当初は'''正確な内容'''と言う評価であったが、文面が変わっていないのに'''執筆者がまやらーの信者だから信用できないに'''変わった。)は、典型的な御都合主義の象徴としか言いようが無い。
  
 
== キャラクター・キャスト ==
 
== キャラクター・キャスト ==

2007年6月24日 (日) 12:39時点における版

エアロダンシング』シリーズは、CSK研究所(CRI)によるフライトシミュレーションゲーム。主にセガドリームキャストを中心に展開、一部シリーズはWindows用にも移植販売され、のちに発売元をセガプラットフォームプレイステーション2に移した。

航空自衛隊機体を中心に練習機戦闘機パイロットとして操作して飛行を楽しむゲームである。当初は航空自衛隊の訓練を模したフライト教習ゲーム的な側面が強かったが、シリーズが進むにつれフライトシューティング的な色彩を強めていった。

エースコンバット』シリーズや『エナジーエアフォース』など敵機を撃墜することに重みを置いてなく、純粋に飛行技術を楽しむことに主眼が置かれていた。

シリーズ概要

  • 全作品を通じて航空自衛隊の協力を得、航空自衛隊で実際に使用しているものと同種の(翼に日の丸を描いた)機体が多数登場する。全シリーズを航空自衛隊第4航空団元司令(パイロット)・藤原信博が監修。ちなみに「F」以降には海外の軍用機をモデルとした機体も登場するが、それらには識別記号は記されていない。
  • もともと航空自衛隊の「ブルーインパルス」による曲技飛行を再現するゲームとして出発したため、シリーズを通してスモーク(煙幕)を発する歴代ブルーインパルス機及び航空自衛隊の歴代練習機が登場する。本シリーズの主役機がT-4練習機であることが、それを物語る。
  • 機体だけでなく、一部マップで登場する飛行場も、航空自衛隊の基地を模したものである。
  • 「F」以降は戦闘要素も加わったが、基本的にドッグファイト(空中格闘戦)指向であり、ミサイルよりもガン(機銃)による撃墜が推奨され、ストイックでシビアな戦闘傾向になる。「バレル・ロール(樽状旋回=飛行方向に対して螺旋を描く様に飛ぶ飛行術)」に代表される、いわゆる「エアリアル・コンバット・マニューバ(ACM・三次元空中機動戦術)」も楽しめる。
  • ミッションは全体的に難易度がやや高めで、上記の三次元空中機動戦術を全く知らないとクリアが難しいものもあった。
  • 機体の状態によっても、挙動に影響が現れる。例えばミサイルや爆弾を満載した状態では機体の挙動が重くなる、また、機体が損傷すると水平飛行さえ困難な状況に陥る。
  • マップや機体上のギミックが非常に凝っている。例えば都市のマップでは高度を充分下げると道路上を自動車が走行している様子が見え、スタジアム上空には気球が漂っていたり、「i」で攻撃目標として登場する戦車は砲塔をちゃんとプレイヤー機に向けて発砲してくる。機体のラダーやエルロンなど各種舵が動くのはもちろん、空母のカタパルト台車に対して艦載機前輪からストッパーがかかる様子や、スロットル状態で噴射口の開放角度が変わる様子、F-14戦闘機の主翼が速度によって角度を変える様子や、F-15戦闘機のエアインテイク部がエンジン出力によって角度を微妙に変える様子なども再現される。
  • もともと地上から見て楽しむことを前提とするアクロバット飛行を扱っていたため、飛行の様子をあたかもビデオ収録の様に記録して、飛行後に様々な編集などを施して楽しむリプレイ機能が充実していた。戦闘主体になってもこれは変わらず、またドリームキャスト時代には全国のユーザーから記録映像を募集・収録したファンディスクが発売された。
  • 本作はドリームキャストを最初のプラットフォームとしたため、同機のインターネット接続機能を活かして早期にユーザーコミュニティを構築していた。CRIホームページに設置された「エアロダンシング・フリー・サロン」と題された掲示板では多くのユーザーが集まり、本作品に関する質疑応答やネタ話、さらには航空自衛隊や航空機、果ては軍事全般にいたる話題までが(表向きは)非常に良好な環境で語り合われていた。
  • また、開発側のCRIもこのインターネット環境をフルに活用し、ことあるごとにユーザーの意見を収集、それを次回作に活かすという方法で、固定客を惹きつけ続けたが、2005年4月30日をもって「エアロダンシング・フリー・サロン」の運営は終了された。
  • なお、ユーザー層拡大を狙ったものかシリーズが進むにつれてアーケード指向が強まっていき、登場航空機の飛行特性が穏やかなものになり、またミッションも教導要素を廃して進行の早いものとなっていった。一方で上記の様にストイックでシビアな(「撃ちまくり」だけでは勝てない)面は残されており、初期作品での飛行機動・三次元空中戦術といったものを習得したプレイヤーに有利な状況があったため、シリーズ後半作品から始めたプレイヤーが初期作品を遡って購入するといったことがしばしば起きた。

エアロダンシングユーザーコミュニティの騒動

2000年年末に個人HP間の騒動がエアロダンシングフリーサロンで発生し、2chのフライトシム板を巻き込む形で大規模化した。元空士長を中心としたグループとまやらー(現:ぐり)の対立が表面化し、気に食わない相手(主にまやらー)の書き込みに対応した誹謗中傷がフライトシム板のエアロダンシング関連スレッドで行われる様になったほか、家庭用ゲーム板エースコンバットエナジーエアフォースに関連するスレッドや軍事板の軍用機関連スレッドも誹謗中傷の舞台となった。 フライトシム板側はこの際のスレッド乱立を理由にネットウオッチ行為に名を借りた双方の誹謗中傷の排除を目的としたローカルルールの変更を行ったが、判断を下した削除人同人コミケ板の類似騒動を削除しないと発言したことで有名な、あの削除忍★だったため住人側の削除要望が通ることはまったくといって良いほど無かった。

ウィキペディア日本語版への波及

ウィキペディア日本語版の複数の項目も親元空士長派グループによる2chのフライトシム板や家ゲー攻略板のエアロダンシング関連スレッドと連動した、まやらーへの誹謗中傷に利用されると言った事例(ノート:F-15 (戦闘機)及びノート:阻止攻撃SR-71 (偵察機)2006-06-08 15:34:15版のコメントを参照)や逆にまやらーが主宰するウェブサイトへのリンク追加のみのIPユーザー(プロクシを使用する)や執拗にリンクに加えることを主張する人物が現れる現れるといった事例や、この項目の初版執筆者の利用者:おきたタイトーが製作したエナジーエアフォースシリーズシューティングゲームと書いたことに対して貼付された警告を悪戯と称して復帰を行った利用者:SINOBUの様な(創価学会や統一教会などの)カルト宗教団体による自己弁護的な論調の擁護意見が正当な評価と主張する人物が現れる等、多くのユーザーがソフトや彼(彼女)ら運営するウェイブサイトの宣伝、政治的な主張を行うことを目的にウィキペディア利用している。 この中でノート:F-15 (戦闘機)で、エアロダンシングユーザーの大多数を占める良識派と証する親元空士長派の人物たちの意思に反し、まやらーが主宰するウェブサイトへのリンクを削除することに証拠の提出を求めた利用者:まるゆがフライトシム板の項目で執筆したこの騒動への評価の変遷(当初は正確な内容と言う評価であったが、文面が変わっていないのに執筆者がまやらーの信者だから信用できないに変わった。)は、典型的な御都合主義の象徴としか言いようが無い。

キャラクター・キャスト

「featuring Blue Impulse」ではBlue Impulse隊長、「F」および「4」では「隊長」。
「featuring Blue Impulse」ではBlue Impulse5番機隊員、「F」では教官。
「featuring Blue Impulse」及び「F」(各ファンディスク含む)での管制官。
「エアロダンシング F 轟つばさの初飛行」で初登場。轟隊長の娘で、16歳。「4」では僚機パイロットとして登場するが、技量はきわめて低い。


「i」シリーズの基地司令官。
「i」シリーズの副座要員。ミッションと副座機に登場。「4」では僚機パイロットとして登場し、技量は高い。
  • リン管制官…半場友恵
「i」シリーズおよび「4」の基地管制官。


「featuring Blue Impulse」ゲストキャラクター。一部ミッションの管制官を担当。
「featuring Blue Impulse」のみ、プレイヤー音声がある。
「featuring Blue Impulse」のみ、プレイヤー音声がある。


「4」の僚機パイロット。技量は比較的高いが、独断専行の癖がある。
「4」の僚機パイロット。技量は中庸。

シリーズ作品

エアロダンシング featuring Blue Impulse

  • 発売日:1999年3月4日
  • 概要:航空自衛隊第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」の曲技飛行に挑戦するアクロバットフライト・シミュレータ。
  • ゲーム内容
    • ブルーインパルス・ミッション
プレイヤーが「ブルーインパルス」への入隊を疑似体験するメインモード。基礎訓練10・演技訓練10の合計20ステップから成る。各ステージ100点中60点獲得すれば次のミッションに挑戦でき、一定のミッションをクリアすることで歴代「ブルーインパルス」機を使える様になる。基本的に使える機体は山岡教官の5番機(編隊では最右翼)で、動きが最も大きいため、後半になるほど難易度が非常に高い。
    • スカイ・アタック・ミッション
端的に表現すれば、アーケードモード。一定時間内にマップ上の空中に配置されたターゲットを取る(スモークで描かれたターゲットをくぐる)ことで高得点を目指す。ターゲットには単純な得点となる「ポイントターゲット(白)」、取ることによって以後一定時間得点が倍になる「ダブルターゲット(黄)」、必ず取らねばならない「チェックターゲット」が並んでおり、「チェックターゲット」を全て取るとミッション終了となる。全8ステージ中7ステージは自由に順番を選ぶことが出来る。各ステージ毎に最初にクリアした時のみ新しい機体が1機種増える。
    • フリーフライト
全9種のマップ・最大11機種の機体を自由に選び(使用機体は最初T-4練習機のみで、上記2ミッションの進行具合によって増える)、文字通り自由に飛行するモード。CPU機と最大4機編隊を組め、隊長機として自由に指示を出しながら演技飛行をすることも出来る。
    • マルチプレイ
最大4人同時プレイが出来るモード。オンラインではなくドリームキャスト本体に直接4つのコントローラを用意して遊ぶモードで、4つのマニューバ及びフリーフライトを選択することが出来る。マニューバを選んだ場合、機種は「T-4 Blue Impulse」のみ、隊長機はCPU(プレイヤー機と5機編隊になる)という制限がつく。また、4人が別々の機体を選ぶことは出来ない。本作では機体に武装が搭載されないため対戦ではなく、編隊飛行やアクロバット飛行をすることにより、点数を得る仕様となっている。
    • ライブラリ
リプレイや模範演技のデモを鑑賞するモード。自分で飛行した記録リプレイを鑑賞する「フライト・レコード」と、アクロバットの模範演技デモを鑑賞する「ブリーフィングビデオ」がある。「ブリーフィングビデオ」は、「ブルーインパルス・ミッション」をクリアすることによって鑑賞が可能になる。
    • エキシビジョン
「ブルーインパルス・ミッション」を全ステージクリアした後に遊べるボーナスモード。「ブルーインパルス・ミッション」で登場しなかったものを含む「ブルーインパルス」の演技飛行を、編隊位置を自由に選択して楽しむことが出来る。採点も合否も無く、リプレイを見ることも可能。
    • 登場機体
T-4(ノーマル)、T-4 Blue Impulse、T-2 Blue ImpulseF-86F Blue ImpulseF-4EJ、F-4EJ改、F-1F-2F-15J、F-15DJ(副座型)、RF-4E(偵察機)(計11機種、全て非武装)
  • 特徴など
CRIとしてのドリームキャスト第1弾にしてシリーズ第1作目で、複数機の編隊飛行によるアクロバットを扱うという、大胆な発想の作品。パソコン用を含むフライト・シミュレータ・ゲームにおいても同種のものは未だに無く、非常に難易度の高いゲームにも関わらず、多くのファンを獲得することに成功した。編隊飛行・アクロバット教習ともに行えるのはシリーズ中でも本作だけであり、後のシリーズを買ったユーザーが遡って購入する例もあったほどである。また、航空機の飛行特性に最も癖があり、シリーズ最難度を誇る作品でもあった。

エアロダンシング 轟隊長のひみつディスク

  • 発売日:2000年1月20日
  • 概要:上記「featuring Blue Impulse」のファンディスク。プレイヤーから寄せられたムービーファイルと、特別ステージ・特別機体が収録されている。
  • ゲーム内容
    • スカイミッションアタック
本編「featuring Blue Impulse」のものと同様のモード。全9ステージ選択可能で、今作単体では6機種、本編のシステムデータがあれば12機種を選ぶことが出来、全ミッションをクリアするとさらに「バギー」「ドルフィン」の2機種が追加される。
    • フリーフライト
本編「featuring Blue Impulse」のものと同様のモード。全11種のマップが選択でき、本編のデータがあれば、使用機体が増える。1人用モードだが、CPU機を含む編隊飛行を楽しめる。また、「My Room」と称して、あたかも自機がラジコン機になって家庭内を飛行しているかのような、室内を模したマップもある。
    • ギャラリー
公募に全国から応募された全151作品に及ぶリプレイムービーを6つのカテゴリに分けて収録。個別に選んで再生したり、全てを自動的に再生することも出来る。また、本編・今作で自分でセーブしたリプレイを鑑賞することも出来る。
    • スペシャルデータ
本編用のセーブデータで、メモリーカードにセーブすることにより、本編に追加要素を加えることが出来る。「スカイミッション・アタック」と「フリーフライト」にマップ2種を追加する「スペシャル・マップ」、本編でおまけ機体「バギー」「ドルフィン」を使える様になる「スペシャル・プレイン」、本編の機体を特別塗装仕様にする「スペシャル・ペイント」、本編で特殊なオプション設定が出来る様になる「スペシャル・オプション」の4つのセーブデータから成る。
    • 登場機体
「featuring Blue Impulse」登場の11機種に加え、F-104Jスターファイター戦闘機、バギー(CRI発売のゲーム『バギーヒート』に登場する車、タイヤを回転させながら飛ぶ)、ドルフィン(T-4のシルエットイメージであるイルカ、ひれを動かしながら飛ぶ)(合計14機種)
  • 特徴など
本編販売後にホームページ上で募集されたリプレイをまとめ、また前作を最後までクリア出来ないユーザーでも楽しめる様に工夫されたファンディスク。前作を持っていなくても単体で安価に遊べる「お試し版」的な側面もある。

エアロダンシング F

  • 発売日:2000年2月24日
  • 概要:航空自衛隊の空中格闘戦技教育をモデルにした、リアルドッグファイトシミュレーション。
  • ゲーム内容
    • ファイター・パイロット・ミッション
前作の「ブルーインパルス・ミッション」同様に、順を追って空中格闘戦術教練を疑似体験するモード。初級操縦過程5、。基本操縦過程8・戦闘操縦過程7・機種転換操縦過程(1)6・機種転換操縦過程(2)4の合計30ステージから成る。それぞれの過程を修了するに従って1機種ずつ、合計6機種まで使用機体が増える。
    • タクティカル・チャレンジ
前作の「スカイミッション・アタック」同様のアーケードモード。時間内に全ターゲットを破壊する「ターゲット・シューティング」7ステージ、時間内に全ターゲットを捜索発見のうえ破壊する「レース・シューティング」3ステージ、時間内にクリアポイント以上の撃墜数を目指す「エアリアル・コンバット・マニューバ」5ステージの合計15ステージがあり、クリア状況に応じて使用機体が9機種増える。
    • フリーフライト
前作の「フリーフライト」同様に自由に飛行を楽しむモード。但し、編隊飛行は行えず、代わりに自機が戦闘機の場合、CPU操作の敵機とドッグファイトを楽しむことが出来る。また、選んだマップが基地や空母の場合、離陸からの要撃シチュエーションとすることも出来る。
    • VSプレイ
対戦モード。1台のドリームキャストにコントローラを2個繋げて遊ぶモード。画面分割方法は「オプション」によって縦・横を選択することが出来た。なお、非武装機体は選択できない。
    • ケーブルプレイ
2台のドリームキャストを対戦ケーブルで接続して対戦するモード。ドリームキャスト本体だけでなくモニタや本ソフトも2つずつ用意する必要がある。こちらでは、非武装機も選ぶことが出来る。
    • リプレイシアター
飛行して記録したリプレイを鑑賞したり、編集するモード。リプレイは1つにつきメモリーカード4ブロック以上を要する(他にゲームセーブデータが8ブロック)。最大60ブロック、約6分のフライトがセーブ可能。逆に3秒未満のフライトはリプレイが記録されない。
    • ハンガー
ゲーム中に獲得した機体を鑑賞したり、その機体の解説や空戦用語解説を読んだり、ゲーム上での飛行記録を見たりすることが出来る。
    • トレーニング
解説ムービーを見たあと、練習をするモード。基本的な操作方法とヘッドアップディスプレイを練習するものと、実際のフライトを練習するものがある。
    • 登場機体
T-3レシプロ初等練習機、T-3SP(特殊カラーのT-3)、XF-3 次期超主力戦闘機(機銃装備のT-3型架空戦闘機)、T-4ジェット中等練習機、T-4 Blue Impulse、T-2超音速高等練習機、T-2 Blue Impulse、F-86FF-104J、UF-104J(無人標的機・非武装)、F-4J(アメリカ海兵隊塗装)、F-4EJ(航空自衛隊塗装)、F-4EJ改、F-15A、F-15J、F-15DJ(副座型)、F-15DJアグレッサー1(航空自衛隊飛行教導隊特別塗装機「そとあお」)、F-15DJアグレッサー2(同「くろ」)、F-14A、F-14Aテストベッド(黒塗りのマイナーチェンジ機、通称「黒猫」)、F-16A、F-16Aアグレッサー(仮想敵部隊色)、F/A-18C、F/A-18Cアグレッサー(仮想敵部隊色)、F-1F-2A、F-2B(副座型)(計26機種)
  • 特徴など
「インメルマンターン」「バレルロール」「高速ヨーヨー」など、航空自衛隊の飛行教導隊に取材したと言われる、ドッグファイトで使われるマヌーバーをトレーニングモードのプレイを通じて知ることが出来る。戦闘要素が加わったことと、前作よりは難易度が下がった(挙動の制限が緩くなったので堅苦しさが無くなった一方で、それなりの難易度に収まった)ためか、シリーズ随一の人気作品となった。また、2000年11月16日にはWindows版も発売された。なお、登場機体やマップなど、後継作品のベースとなる作品となっている。

エアロダンシング F 轟つばさの初飛行

  • 発売日:2000年11月16日
  • 概要:上記「F」のファンディスク。「轟隊長のひみつディスク」同様に公募によるリプレイ集と、追加機体、特別データなどを収録している。
  • ゲーム内容
    • ワクワクつばさチャレンジ
時間内に出来るだけ多くの風船を割る「風船割り」3ステージ、時間内にスモークの輪を出来るだけ多く潜る「輪くぐり」3ステージ、時間内に出来るだけ多くの敵機を撃墜する「格闘戦」4ステージの計10ステージから成る。成績により2機種の追加機種が使える様になる。
    • どきどきネットたいせん
本シリーズ初のオンライン対戦モード。インターネット上に設けられたサーバに接続して同時に接続しているユーザーと対戦を楽しむことが出来る。通常の空中戦だけを楽しむ「ノーマル」モードのほか、3回マッチとして回復アイテムを利用出来る「アイテム」モードがあり、対戦相手を選ぶだけで対戦のみを楽しむ「クイックロビー」と、対戦相手とコミュニケーションを楽しんだ上で対戦をする「コミュニケーションロビー」とがある(いずれも1対1の対戦)。(2002年12月31日サービス終了)
    • ふわふわ自由飛行
本編「F」の「フリーフライト」とほぼ同じモード。但し、使用機種が今作単体では10機種、本編「F」のシステムデータがある場合は30機種になる。
    • 大ちゃっかん
「F」で初めて登場した「空母」への着艦を楽しむモード。機体強度を3段階(頑強な設定ほど、乱暴な着艦にも耐え得る)から選び、理想的な高度・進入角度からの着艦「ちゃっかん・いっしょうけんめい」4段階(段階を追うごとに空母までの距離が長くなる)、最終侵入を自力で行う「ちゃっかん・ひとりだち」4段階(最終段階では発艦から着艦まで一連の飛行を行う)、エンジン停止状態での着艦「ちゃっかん・名人芸」、エンジン停止・オーバースピード状態での着艦「ちゃっかん・匠の技」、エンジン停止状態・機体損傷状態での着艦「ちゃっかん・神のりょういき」の11ステージが楽しめる。ステージ進行に応じて2種類の追加機体が得られる。
    • つばさのコレクション
本編において公募された全国ユーザーによるリプレイ計170種を収録。
    • おみやげ
「F」までの3タイトル用のセーブデータで、これをメモリーカードにセーブしてそれぞれのディスクで読み込むことにより、本編で様々な効果を得ることが出来る。全機種・全マップ及び特別塗装を選択可能になる「featuring Blue Impulse」用データ、「轟隊長のひみつディスク」単体で遊べる最大機数8機を使える様になる「轟隊長のひみつディスク」用データ、全機種・全マップが選べるようになる「F」用データの3つから成る。
    • 登場機体
「F」登場の26機種に加え、F-14スペシャル(黒と紫色のオリジナル塗装機)、F-15スペシャル(赤とオレンジのオリジナル塗装機)、F/A-18Cブルーエンジェルス(アメリカ海軍アクロバットチーム塗装機)、F-2Bスペシャル(金と黒のオリジナル塗装機)、F-16アグレッサー(薄紫色の迷彩機)(合計31機種)
  • 特徴など
「轟隊長のひみつディスク」同様の位置付けであるが、今作は「オンライン対戦」という新要素が加わっている。ただ、前2作の堅苦しいイメージを払拭したかったのか、新キャラクター「轟つばさ」がいかにも女の子っぽさを強調した台詞(着艦成功時の「ちゃっか~ん」、海上転落時の「溺れちゃうよぉ~」など)を話す・メニュー表記の軟化(フォントも丸文字風のものになっている)・奇妙な(パッケージ表記によると「ポップでキッチュな」)配色のオリジナル塗装機体などの点は、従来作品からのファンからは批判を受けることがあったものの、低価格で待望のオンライン対戦を楽しめるとあって、後の「i」発売後もしばらくは対戦ロビーが賑わうほどの人気を獲得した。

エアロダンシング i

  • 発売日:2001年2月15日
  • 概要:よりアーケード風になり、ネット対戦を強化した「ネットワークフライトシミュレーション」。
  • ゲーム内容
    • ミッション
1人プレイ時のメインモード。マップ内に配置された標的を次々と撃破していく「エアアタック」、対地・対艦攻撃を行う「サーフェイスアタック」、ジェット戦闘機同士の格闘戦を行う「ドッグファイト」の各8ミッション3種類合計24の訓練ミッションと、それらをクリアすると遊べる「オペレーション」8ミッションから成る。ちなみに本作から爆撃・対艦攻撃という要素が加わり、オペレーションの中には味方輸送機護衛や空中給油、今回新たに加わった垂直離着陸機を活かしたミッションなどが含まれる。
    • フリーフライト
「F」同様に、自由に機体とマップを選択し、飛行が楽しめるモード。但し、空中戦を楽しむ「エアアタック」、対地攻撃を楽しむ「サーフェイスアタック」、単に飛行を楽しむ「ソロフライト」、自動的にミッションを作成する「ランダムミッション」の4つから選ぶことが出来る。
    • インターネットバトル
「轟つばさの初飛行」同様に専用サーバに接続して、同時に接続している全国のユーザーと対戦を楽しむことが出来る。同様に即座に対戦を楽しめる「クイックロビー」と対戦前にコミュニケーションをとることが出来る「コミュニケーションロビー」があるが、「コミュニケーションロビー」では最大4人対戦が出来る点が「轟つばさの初飛行」とは異なる。また、従来通りの1対1「ワン・オン・ワン」以外に、最大4人で自分以外は全員敵とする「バトルロイヤル」、1対3または2対2の対戦を楽しめる「チームバトル」といった対戦形式が選べ、制限時間内に敵を撃墜すれば勝者として得点を獲得する「クイック」、制限時間いっぱいまで(撃墜されても復活しながら)戦いポイントに応じて得点が得られる「スタンダード」、同様に制限時間いっぱいまで戦って最もポイントを獲得した物が得点を独占する「ギャンブル」の3つの得点方式がある。複数の機体で参加出来ることから、単に対戦を楽しむばかりでなく、「featuring Blue Impulse」を彷彿とさせる編隊飛行を楽しむプレイヤーもあった。なお、CRIでもネット対戦イベントを何度か行っており、その際には「轟隊長」や「サワダ隊員」など、本シリーズお馴染みのキャラクターに扮した同社社員(と思われるプレイヤー)を相手に楽しむことも出来た。また、ドリームキャスト版に遅れて発売されたWindows版も同一のサーバに接続することができ、異なるプラットフォーム間でのネット対戦実現ということでも話題を呼んだが、発売前に正式に対応していると思わせる表記が行われたブロードバンドアダプタがベータ版であったため、SEGAの系列企業のプロバイダに乗り換えるか、DSLモデムのすべてのポートを開放する、シエアウエアを使いPCをルーターとして利用しての接続が必要であった。(2003年3月31日通信対戦サービス終了)
    • バーサスモード
オフライン対戦モード。1台のドリームキャスト本体に2つのコントローラを接続して対戦する「シングルコンソール」、対戦ケーブルで接続した2台のドリームキャスト(モニタと本ソフトも2つずつ必要)で対戦する「デュアルコンソール」の2方式がある。
    • リプレイシアター
従来作品と同様、自分で収録したリプレイデータを編集したり、閲覧出来るモード。「i」ではフライト一度のリプレイデータにつき、メモリーカード4ブロック分を必要とした(他にゲームセーブ用に14ブロック必要)。
    • ハンガー
現在使用できる(ミッションによって獲得した)航空機を見ることが出来るモード。使用機体別の撃墜数や飛行時間を「パーソナル・データ」として確認出来るほか、「エンブレム・エディター」(一種のドット絵用ペイントソフト)で尾翼に描かれるエンブレムを作成することが出来た。ちなみにエンブレムのセーブデータは1つにつきメモリカードを8ブロック必要とする。
    • トレーニング
事前に管制官による解説を受け、練習を行うモード。基本的な飛行及びヘッドアップディスプレイの見方を練習する「ベーシック・フライト」、対空攻撃の操作方法や武器の使い方を練習する「エア・トゥ・エア」、対地攻撃の操作方法と武器の使い方を練習する「エア・トゥ・サーフェイス」、本作から初登場となったVTOL機「AV-8B ハリアー」についての操作説明と練習が出来る「AV-8B ベーシック・フライト」の4つが練習できる。
    • オフィシャル・ホームページ
CRIホームページに直接アクセスすることが出来るモード。各種情報や、掲示板の利用などが行えた。
  • 登場機体
T-3 レシプロ初等練習機、T-3SP(特別塗装)、XF-3 次期超主力戦闘機(機銃装備のT-3型架空戦闘機)、T-4 ジェット中等練習機、T-4 Blue Impulse、T-2 超音速高等練習機、T-2 Blue Impulse、F-1F-86F、F-86F Air Force(アメリカ空軍塗装機)、F-104J、UF-104J(標的機・非武装)、F-4J(アメリカ海兵隊塗装)、F-4EJ、F-4EJ改、F-15J、F-15DJ(副座型)、F-15DJアグレッサー1(航空自衛隊飛行教導隊特別塗装「そとあお」)、F-15DJアグレッサー2(同「くろ」)、F-15DJアグレッサー3(同「そとみどり」)、F-15DJアグレッサー4(同「なかあお」)、F-15DJアグレッサー5(同「ちゃいろ」)、F-15DJアグレッサー6(同「まだら」)、F-15DJアグレッサー7(同「みどり」)、F-2A、F-2B(副座型)、C-1 戦術輸送機F-14A、F-14A テストベッド(黒塗りのマイナーチェンジ機、通称「黒猫」)、F/A-18C、F/A-18Cアグレッサー(仮想敵部隊塗装機)、F-15A、F-15E(対地仕様)、F-16A、F-16Aアグレッサー(仮想敵部隊塗装機)、A-7EA-10AAV-8B、AV-8B ロービジ(低視認塗装)、トーネードIDSトーネードADVミラージュ2000C、ミラージュ2000C砂漠迷彩、MiG-21MiG-29Su-27零式艦上戦闘機21型 明灰色、零式艦上戦闘機21型 濃緑色、P-51D (赤)、P-51D (青)(計50機種)
  • 特徴など
登場機体編成やマップ構成は「F」を継承するものの、プレイヤーの上司・同僚たるキャラクターは一新した。従来の教習的要素を廃し1人用モードを1つにまとめた代わりに、ネット対戦機能を大幅にアップした。「F」では機関砲と赤外線誘導空対空ミサイルのみであった武装に、レーダー誘導空対空ミサイルや空対地ミサイル、無誘導爆弾などが追加された。また、機体機動の癖がかなり均一化され、ミッションがアーケード化されたことから一般顧客には従来では最も馴染み易い仕様を実現している。従来作品のユーザーからは「少し簡単ではないか」との声も聞かれたものの、ドリームキャスト時代のシリーズ最高峰のグラフィックと垂直離着陸機「ハリアー」及び中型輸送機「C-1」(中型とは言え、シリーズ最大型機)、「零戦」「P-51」などの機体は従来のジェット戦闘機とは異なる楽しみを追求出来るものであり、相変わらず顧客の支持を受けた。今作も2001年6月22日にWindows版が発売された。

エアロダンシング i 次回作まで待てませ~ん

  • 発売日:2001年8月21日
  • 概要:従来同様、「i」のファンディスク。やはり公募によるリプレイ集、追加機体、特別データなどを含む。
  • ゲーム内容
    • AV-8B チャレンジ
「i」での新機体である垂直離着陸機「AV-8B ハリアー」を主役とした、同機の特性を活かして楽しむミッション集。「初級」3ステージ、「中級」3ステージ、「上級」2ステージの計10ステージから成る。標的をロックオンしたままそれを中心に円を描く様にホバリング移動する訓練や、一定以下の高度で複雑な峡谷を抜けるミッションなどがある。
    • キャットサバイバル
本シリーズの人気機体「黒猫」ことF-14Aテストベッドを使った、サバイバルモード。特定ステージを除いて弾薬・燃料が持ち越しとなる連続ミッションで、全12ステージから成る。
    • フリーフライト
本編「i」同様のモード。空中戦を楽しむ「エア・アタック」、対地攻撃を楽しむ「サーフェイス・アタック」、敵が出ずに飛行を楽しむ「ソロ・フライト」、自動でミッションを作成する「ランダム・ミッション」の4つから成る。
    • インターネット・バトル
本編「i」同様、専用のサーバに接続して対戦を行うことが出来る。おおよその仕様は「i」に準ずるが、ロビーが「クイックロビー」「コミュニケーション・ロビー」のほか、可武装のレシプロ機(XF-3、零戦、P-51D)のみの「WWIIロビー」があるのが特徴。(2003年3月31日サービス終了)
    • ダンシングオーディション2001
従来のファンディスク同様、公募によるリプレイ作品200を収録。なお、音声による講評には「i」シリーズの司令官・サワダ隊員・リン管制官のほか、前半シリーズの轟隊長・山岡教官・上原管制官・轟つばさも加わっていた。
    • プレミアム
従来のシリーズ全作品の特別セーブデータ集。メモリーカードにセーブして、それぞれの作品で読み込むことによって、それぞれクリアしていなくても全マップ・全機種を選択出来る様になる。また「轟つばさの初飛行」用に、轟父娘によるメッセージが聞けるデータもある。
    • ハンガー
本編同様の「トレーニング」や「エンブレムエディタ」のほか、「リプレイ・シアター」がこちらに移っている。
この作品が発売された時点でCRIはSEGA-AM2と社名を変えていたため、CRI最後のソフトとなった。また、「エアロダンシング」のドリームキャスト撤退もこの時点で決まっており、ために前半作品のキャストまで全て起用するなど、力の入れ方が伝わってくる。このタイトルは、ファンディスク発売が決定された際にCRIホームページ上でユーザーから公募を行い、多数の中から選ばれたものである。新規登場機体である「Su-25」も同様にユーザーによる投票で幾つかの候補の中から選ばれたが、投票時に公式BBSで不正投票を暗に促す書き込みがあった上で、不正投票を行ったと証言する人物が居たにもかかわらず、メーカー側が表向きの対処を行わなかったため、不満の声も上がった。また、本シリーズでオンライン対戦が楽しめる最後の作品でもあったが、ブロードバンドアダプタ関連の問題は解決されていない。ちなみにSu-25は、舵の動きが実際とは逆ではないか、との指摘もあった。

エアロダンシング 4 New Generation

  • 発売日:2002年7月11日
  • 概要:発売元をセガ、プラットフォームをプレイステーション2に移した、フライトシミュレーション。
  • ゲーム内容
    • カリキュラム
プラットフォームが移行し、またヘリコプターが新規に登場したため、本格的な訓練モードが復活した。初級操縦課程「プライマリー」、基本操縦課程「ベーシック」、戦闘操縦課程「コンバット」、戦闘機動課程「ACM」、終了課程「ミッション」、着艦訓練課程「CVオペレーション」、VTOL訓練課程「VTOL」、回転翼基本操縦課程「ロータリーウイングB」、回転翼戦闘操縦課程「ロータリーウイングF」の9課程・全46ステップから成る。
    • エアロミート2002
競技モード。「i」で言うところのミッションモードに相当する。空対空戦闘部門「ドッグファイト」、空対地戦闘部門「サーフェイス」、航空機動部門「マニューバー」、航空偵察部門「リコン」の4部門、全31競技から成る。
    • フリーフライト
自由な設定で飛行することができる。「i」のそれとほぼ同様。
    • VSバトル
対人戦モード。ただし1台のPS2にコントローラを2個接続することによる画面分割対戦のみが用意され、場面も最も単純な「SEA」マップに限られている。これまでネットワークコミュニティで盛り上がったエアロダンシングの流れに、結果として乗りそこなう形となってしまった。
    • スクランブルミッション
カリキュラムモードをある程度進めていき、AR(アラートレディ)状態になると出現する。最初のうちは自分で選択することができず、ゲームのメニュー画面でランダムに発生することで、緊急に発生するスクランブルを模している。目的は離陸して接近中の国籍不明機(アンノウン)を目視確認し、状況に応じて対処する。
最初はアンノウンへ接近して写真を撮影したり、接近して警告射撃を行うなど、難易度が低めであるが、状況によっては先制攻撃を受ける場合や撃墜を命ぜられる場合もある。
これらのミッションの中には特定機種の使用が強制されるミッション(C-1戦術輸送機からコンテナを投下するミッションやUS-1A飛行艇によるダムへの着水、武装ヘリによる基地に侵入した工作員掃討)も存在する。
    • アラートハンガー
前述のスクランブルミッションで用いる機種や武装を選択することができる。さらにゲームを進めると、スクランブルミッション自体の設定や選択も段々と可能になる。
    • ビデオルーム
リプレイの鑑賞や編集・セーブ・ロード等が可能。DC版の「リプレイシアター」に同じ。
    • プライベートルーム
飛行記録の閲覧やエンブレムの選択、用語解説、機体閲覧および解説。DC版のハンガーモードに近いが、エンブレムは自分で編集することができず、既存のデザインの中から選択する。選べるエンブレムはゲーム中の特定条件を満たすことにより増える。このエンブレムの中には航空専門誌の提供の物も存在した。
    • オプション
ゲーム内の各種設定、ゲームデータのセーブ・ロード、ムービーの閲覧。
  • 登場機体:従来の定番機体に加え、新たに飛行艇US-1A降着装置を格納すれば、海や川への着水が可能)や、OH-6DAH-1SAH-64Dという回転翼機(ヘリコプター)を採用。さらに、C-1でコンテナを搭載し、投下できるギミックが追加された。ただしレシプロ戦闘機は削除された。
  • 特徴など
プラットフォームを新たに発売された第1作目だが、ネット対戦非対応になったことも相まってゲーム機本体の買い替えまでは出来ない者も多く旧来ユーザーの多くを失った上、既に市場のあった『エースコンバット』や少し遅れて発売された『エナジーエアフォース』などと比べると内容や機体選択が地味であったことなどから新規顧客の獲得にも苦戦したが、シリーズを通してもっとも販売本数が多かったことがあり、2003年10月16日にベスト版が発売された。
コントローラがデュアルショック2に加え、複数のジョイスティックにも対応していたことから操作系割り当てられるボタンが増えてカスタマイズできる範囲が広くなったことにより、視線の自由な見回しが可能となった。
逆噴射装置などを持っている機種ではそれが使用可能となり、短距離着陸ができるようになった。ドッグファイト重視のゲームバランスは継承された一方で、弾丸の発射間隔が遅い機関砲を搭載しているはずの機種であっても、バルカン砲と同じスピードで弾丸が消費されるという問題が発生し、機種ごとの継戦能力格差が拡大した。
エースコンバット04及びエアフォースデルタII以降に家庭用ゲーム機で発売された実在する軍用機を操作するゲームで標準となった、航空機の製造メーカー(F-104やF-16の商標管理者である、ロッキード・マーティン等)から商標登録されている機体名使用の許可を受けておらず問題が発生したためか、エアロダンシング4公式サイトに記載されている北米版AERO ELITEの存在は、セガのアメリカ現地法人公式サイトから抹消されている。

関連項目

外部リンク