高麻山桂市郎

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高麻山桂市郎(たかまやま けいいちろう、生没年不詳)は、江戸時代後期の大相撲力士出雲国(現:島根県)出身。本名は不明。最高位は張前(張出前頭)で、いわゆる「看板力士(「巨人力士」とも呼ぶ)」の一人。

その巨体を見込まれて客寄せのための見世物となった土俵入り専門の看板力士。文政13年(1830年)11月場所[1]において、「高麻山桂一郎」の四股名で「出雲」頭書で西張出前頭に付けだされたが、土俵入りのみで一番も取組を行うことはなかった。

翌年の天保2年(1831年)2月場所[2]において四股名を「高麻山桂市郎」と改めて出場し、更に天保3年(1831年)閏11月場所[3]にも出場。また上方相撲にも天保2年6月に出場した。しかしいずれも土俵入りのみで、一日たりとも取組には出場しなかった。

注釈

  1. 文政13年11月場所の優勝力士は当時西前頭2枚目の渦ヶ渕。
  2. 天保2年2月場所の優勝力士は当時東前頭2枚目の鷲ヶ濱。
  3. 天保3年閏11月場所の優勝力士は横綱稲妻

関連項目

参考文献

  • 「相撲」編集部編『大相撲人物大事典』ベースボールマガジン社、2001年。
  • 日本相撲協会監修『相撲大事典』現代書館、2011年。