阿保藩
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阿保藩(あぼはん)は、上野(現在の群馬県)に存在した藩。阿布藩ともいわれる。なお、阿保に関しては上野ではなく、武蔵児玉郡阿保との異説がある。
概要
天正18年(1590年)の小田原征伐で後北条氏が没落した後、駿河など東海・甲信5ヵ国から関東8ヶ国に徳川家康が移封されると、三河野田の領主であった菅沼定盈が上野阿保に1万石を与えられた。これが阿保藩の成立である。
定盈は慶長年間初期に息子の定仍に家督を譲って隠居。定仍は慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いに参加して駿河興国寺城や駿府城など諸城の守備に功を挙げたとして、慶長6年(1601年)6月に1万石を加増されて2万石で伊勢長島藩に移封され、阿保藩は廃藩となった。
歴代藩主
菅沼(すがぬま)家
譜代 1万石