長野・愛知4連続強盗殺人事件
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長野・愛知4連続強盗殺人事件(ながのあいちよんれんぞくさつじんじけん)は、2004年1月13日から同年9月7日にかけて、愛知県及び長野県で連続して発生した強盗殺人事件。
概要
交通事故がきっかけで失業した加害者・西本正二郎は、仕事を探しに名古屋市に出るものの求職に失敗し、所持金が尽きたところでタクシーの襲撃を計画、春日井市内でタクシー運転手を殺害し売上金を奪った。
その後、故郷である長野県飯田市に帰省した西本は、4月26日から連続で隣接する高森町内に住む3人の独居老人を次々と殺害、金品を奪った。独居老人の特定は、同町の有線放送の電話番号簿に載っていた、家族構成などの個人情報によるものとされている。9月に入り、かつて勤務していた同僚宅へ空き巣に入った際に自動通報機が作動し、逮捕されるに至った。
裁判と刑の執行
一審の長野地裁は、4件の強盗殺人を重く見て死刑を言い渡した。弁護側は即日、東京高裁に控訴したが、厭世的な西本は2007年1月11日、自ら控訴を取り下げ死刑が確定した。
なお、西本は2006年10月25日の東京高等裁判所で開かれた控訴審第2回公判で2003年の4月か5月ごろ、おそらく福島市で女性を殺害したとも述べている[1]。
判決確定から2年後の2009年1月29日、当該事件の死刑囚の死刑が執行された[2]。これは2007年に死刑判決が確定した死刑囚としては最初の死刑執行であり、21世紀に入ってからは宅間守に次いで判決確定から執行までの期間が短かった。
関連項目
脚註
- ↑ 「3年前に福島で殺人」/連続強盗殺人被告が供述 四国新聞 2006/10/25付 閲覧
- ↑ 4人の死刑執行 産経新聞 2009年1月29日閲覧