東大の三太郎(とうだいのさんたろう)は、1926年頃、社研で講師をしていた平野義太郞、山田盛太郎および大森義太郞の3人の助教授の総称[1]。
平野義太郞は法制部門の講師で、その著書『法律における階級闘争』のあと、ハインリヒ・クーノーの『マルクスの歴史・社会・国家学説』の購読をしていた[1]。
山田盛太郎は経済学研究会でカウツキーの『マルクスの経済学説』(日本語訳『資本論解説』)の講義をしていた[1]。
大森義太郞は哲学研究会でプハーリンの『史的唯物論の理論』の講義をしていた[1]。