パブロ・エラス=カサド
パブロ・エラス=カサド(Pablo Heras-Casado, 1977年11月21日[1] - )[2]は、スペインの指揮者。[3][4]
グラナダ出身。幼時に母親の歌う民謡を聞いて音楽に興味を持ち、7歳の時に小学校の合唱団に加わったことで声楽に傾倒する。9歳でピアノを始め、グラナダ王立高等音楽院で研鑽を積む[5]。ルネサンス時代の音楽に熱中し、17歳でカペラ・エクサウディ合唱団を立ち上げて指揮をするようになった。グラナダ大学に進学した時には美術史や音楽学等を学んだが、一方でヴァイオリンや作曲も習得。ハリー・クリストファーズやクリストファー・ホグウッドのレッスンを受けつつ、アルカラ大学で自前のアンサンブルを設立して前衛音楽の研究も行った。2000年から翌年までスペイン国立青少年管弦楽団、2006年から翌年までパリ・オペラ座のそれぞれで副指揮者を務めた。2002年にはグラナダ・バロック管弦楽団を立ち上げている。2004年にはウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団を指揮。2005年から翌年にかけてジローナ管弦楽団を指揮[6]。2007年には古楽器合奏団のラ・コンパーニャ・テアトロ・デル・プリンシペの発起人に名を連ね、同年、ルツェルン音楽祭でピエール・ブーレーズ等の知己を得、カールハインツ・シュトックハウゼンの《グルッペン》の上演に際して指揮者陣に加わるためのコンペティションで優勝して注目された。2008年には自らが結成したACJWアンサンブルを率いてカーネギー・ホールに初登場し、イギリス国立青少年オーケストラを指揮してイギリス・デビューも飾った。2011年にはブリュッセルのモネ劇場で細川俊夫のオペラ《松風》の初演を指揮し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にも登場している[7]。同年より2017年までセントルークス室内管弦楽団の首席指揮者を務める[8]。2017年から2019年までグラナダ国際芸術祭の芸術監督[9]。
脚注
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- ↑ (2012-08-05) A Renaissance Man, and Many Eras Besides New york Times arch. 2021-04-16 2022-04-16
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