インド人を右に
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インド人を右にとは、誤植が多くて有名だったゲーム雑誌の「ゲーメスト」にて生まれた名言である。
概要
レーシングゲーム『スカッドレース』の攻略記事中の「くお~!! ぶつかる~!! ここでアクセル全開、インド人を右に!」という文章が掲載された。
本来は「ハンドルを右に!」だが、鉛筆書きの原稿の文字が汚く、写植オペレータには「インド人」にしか見えなかった。同誌は他にも「ザンギュラのスーパーウリアッ上」「レバー入れ大ピンチ」など多数の誤植を出している。
ゲーメスト
ゲーメストの記事の中には、ゲームタイトル『飢狼伝説』が「餓死伝説」や「飢餓伝説」になっているなど、毎号多くの、かつ明らかな誤植が数多く存在した。
これはライターの大部分が専門職ではなく、ゲームセンターからスカウトされたゲームの上級者であったことに起因する。彼らはライターとしての経験が皆無であり、かつワードプロセッサが一般に普及していない時代の中、原稿を手書きで作っていたため、誤植が相次いだ。
さらに本来それらを校正する立場の編集者も、専門的な情報を記事にできるライターに対し立場が弱く、ライター側が修正を嫌えばそれに従わざるを得ない状況下にあった。そのため、多い時には1ページに1つの頻度で誤植が存在していた。