鉄骨鉄筋コンクリート構造
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鉄骨鉄筋コンクリート構造(てっこつてっきんコンクリートこうぞう)とは、鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete) の芯部に鉄骨を内蔵した建築の構造もしくは工法。英語の"steel reinforced concrete"の頭文字からSRC構造またはSRC造と略される。なお、SRCという名称は日本においては広く認知されているが、国際的にはconcrete encased steel beam/column(コンクリート被覆型鋼梁/柱)と呼ばれることもある。
概要
鉄骨で柱や梁等の骨組を組み、その周りに鉄筋を配筋してコンクリートを打ち込む。鉄筋コンクリート構造(RC構造)と鉄骨構造(S構造)の長所を兼ね備えているが、その分、コストは割高である。鉄筋コンクリート構造に比べて耐震性等に優れ、柱や梁の断面も小さくできるため、主として高層建築物に用いられる。1923年に起きた関東大震災を契機として、地震の多い日本で独自に発達した構造形式である。
特徴
- 多量な鋼材を配置することにより、RC構造に比べて柱や梁の断面寸法を小さくできる
- 鋼材がコンクリートに被覆されていることにより、鋼構造に比べて座屈耐力(座屈を参照)および耐火性が向上する
- RC構造や鋼構造(鉄骨構造を参照)に比べて耐力および変形性能が大きいため、耐震性能に優れている
- 施工が煩雑で工期が長くなるため、RC構造や鋼構造に比べてコストがかかる
関連項目
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