武装すり団
武装すり団(ぶそうすりだん)は、集団で武装したスリのこと。主として来日韓国人によるものを指す。
主な手口は、武器を持って鉄道の車内で乗客を集団で取り囲み、金品を奪い取り、被害者にばれそうになると武器を使用し逃げるというもの。2004年東京都内で武装スリ団による被害が急増した。使われる武器はナイフ、電子銃(スタンガン)、催涙スプレーなどである。
「武装すり団」という用語については、実態は強盗団ではないかという意見は多い。実際、武器を用意している時点で刑法237条の定める強盗予備罪が成立する。また、たとえ強奪時に凶器を使用しなくても、犯行が露見し、逮捕されないために武器を使用すれば、同238条事後強盗罪が成立する。また「強盗」ではなく「すり」という言葉を使うことによって、凶悪なニュアンスを薄めようとしているのではないかという声もある。
武装していると銃刀法に違反して逮捕されやすいことから、2005年ごろから武装しないすり団が増えていると報道されている。
催涙スプレーのようなものを使用するすり団もおり、車内や駅構内で異臭騒ぎが発生したり(地下鉄サリン事件以来、交通機関は異臭に対しての対策が強化される傾向にある)、数人が病院に搬送される事態に発展したこともある。特に、2006年4月6日、西日暮里駅で韓国人の武装すり団が駅構内で催涙スプレーをまき散らし、22人が病院に運ばれる事件が発生し、日本国内に衝撃を与え、容疑者の本国である韓国でも報道された[1]。
韓国人武装すり団
2000年代前半より日本に発生した武装すり団の一つ。韓国人は日本における外国人すり犯の80%を占める。
警視庁の調べによれば、2004年の6月24日までの韓国人の武装すり団による都内の路線別被害認知件数は、JRが78件、地下鉄が87件、私鉄が79件となっている。
韓国人武装すり団の典型的な手口は、突然集団でターゲットを取り囲み金品を強奪するというものである。催涙スプレーの他、ナイフなどの凶器も所持するケースが増えており、その実態は武装強盗団である。
従来は、日本で犯罪を犯すと、すぐさま国外へ逃亡するヒット・アンド・アウェー型が主流と見られてきたが、目標額を定めそれを達成するまで犯行を重ねる大胆不敵なグループも目立つ。また、一度検挙され強制送還されても、再び密入国して犯行を重ねるグループも確認されている。
東京に続き大阪でも韓国人武装すり団によるとみられる被害が急増している。大阪でも催涙スプレーをかける、刃物を振り回す等の凶悪行為が確認されている。
脚注
- ↑ () 韓国人すり団、東京の地下鉄構内で催涙スプレー噴射 朝鮮日報 [ arch. ] 4月6日