小野耕世
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小野 耕世(おの こうせい、1939年-)は映画評論家、海外SFコミック研究家、元NHK職員。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。父は漫画家の小野佐世男。国士館大学21世紀アジア学部客員教授、日本マンガ学会理事も務めている。
NHKに在職中『SFマガジン』に「SFコミックスの世界」を連載するなど、外国の漫画の紹介に力を注いだ。
1973年、同じくNHKのディレクターだった龍村仁(現ドキュメンタリー監督)と共にATGで矢沢永吉などが所属していたバンドキャロルのドキュメンタリー映画『キャロル』を制作、小野は脚本を担当した。結果、龍村と共にNHKを解雇され、解雇を無効として裁判まで行った。
以後、映画評論、漫画研究で活躍することとなった。
漫画研究・評論の分野では、長年の海外コミックの日本への紹介と評論活動が認められ、第10回手塚治虫文化賞特別賞を受賞している。
著書
- 『バットマンになりたい』
- 『ぼくの映画オモチャ箱』
- 『銀河連邦のクリスマス』
参考文献
- 『世界大百科年鑑 1977』 平凡社、1977年、81頁。