レオ・ヌッチ
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レオ・ヌッチ(Leo Nucci, 1942年[1]4月16日 - )は、イタリアのバリトン歌手。[2]
ボローニャ近郊のカスティリオーネ・デイ・ペーポリ出身。マリオ・ビガッツィに声楽の手ほどきを受け、1959年から1968年までボローニャでジュゼッペ・マルケージに声楽を師事。1967年にスポレート音楽祭でジョアキーノ・ロッシーニの《セビリアの理髪師》の上演にフィガロ役で出演して初舞台を踏んだ。1969年からミラノ・スカラ座の合唱団員として活動し、オペラ歌手としての活動は自重していたが、オッタヴィアーノ・ビザーリの薫陶を受け、1973年にヴェルチェッリのヴィオッティ国際音楽コンクールの声楽部門で優勝。1975年にヴェネツィアでジャコモ・プッチーニの《ボエーム》でショナール役を歌ってオペラ歌手として復帰した。1977年にはロッシーニの《セビリアの理髪師》のフィガロ役でミラノ・スカラ座に、1978年にはジュゼッペ・ヴェルディの《ルイザ・ミラー》のミラー役でコヴェントガーデン王立劇場に、1979年にはロッシーニの《セビリアの理髪師》のフィガロ役でウィーン国立歌劇場に、1980年にはヴェルディの《仮面舞踏会》のレナート役でメトロポリタン歌劇場にそれぞれ初登場している。1981年にはスカラ座の公演に帯同して初来日[3]。2019年に歌手としての活動からの引退を宣言[4]。