ジェルジ・ジョーリヴァーニ＝ラート

ジェルジ・ジョーリヴァーニ＝ラート（György Győriványi-Ráth, 1961年5月6日 - ）は、ハンガリーの指揮者。

ブダペスト出身。少年期はピアノ、チェロとトランペットを学んだが、リスト・フェレンツ音楽専門学校に進学した際にはエルヴィン・ルカーチに指揮法を師事。またソンバトヘイでラースロー・ショモジー、ヴァイマルでクルト・マズアのマスター・クラスも受講した。さらにレナード・バーンスタインからの奨学金を受けてシエナでフランコ・フェラーラ、タングルウッド音楽祭でバーンスタイン、小澤征爾やゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの指導も受けた。1986年にハンガリー放送主催の指揮者コンクールで第３位と聴衆賞を獲得し、パルマで開催されたトスカニーニ国際指揮者コンクールで優勝している。1986年から1992年までトリノ・イタリア放送交響楽団、1989年から1992年までザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、1990年から1996年までセビリア王立交響楽団のそれぞれで常任客演指揮者を務めた。1993年から1995年までローマ室内管弦楽団と同室内管弦楽団附属の合唱団の首席指揮者となった。2001年から翌年までハンガリー国立歌劇場の首席指揮者、2002年から2004年までソウル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務め、2005年からハンブルク国立歌劇場の首席客演指揮者になった。2010年にはハンガリー国立歌劇場の音楽監督となったが、翌年には辞任している。2011年から2014年までブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務める。 2017年から2020年までニース歌劇場の音楽監督を務めた。