マンドール
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マンドール(インドネシア語:Mandor)は、西カリマンタン・ポンティアナク市郊外(ランダック県)の地名。1944年1月初旬から6月までの間または同年12月から1945年3月までに発生したポンティアナク事件のとき、同地を占領統治していた日本海軍の特別警察隊によって、「反日陰謀事件に関与した」などの容疑で、(軍法会議で死刑宣告を受けたのは65人だったが)1,054人ないし約1,000人の現地住民がこの地に連行、殺害され、遺体を埋められたことで知られる。同事件はインドネシア語でPeristiwa Mandor(マンドール事件)と呼ばれているが、他にもスンゲイ・ドリアン飛行場附近で170人が殺害、クタパン県郊外で約100人が殺害されるなどしており、事件発生場所はマンドールだけではない。(茶園 1992 149-151)
参考文献
- 茶園 (1992) 茶園義男『BC級戦犯和蘭裁判資料・全巻通覧』不二出版、JPNO 92034961