福井地震
提供: Yourpedia
福井地震(ふくいじしん)は、終戦直後の1948年(昭和23年)に、日本の北陸地方を直撃した大地震。
概要
1948年6月28日、午後4時13分(夏時間では午後5時13分)、福井県などをM(マグニチュード)7.1の大地震が襲った[1]。福井市では、震度6の烈震を記録[2]。横ずれ断層型の直下型地震とみられる。犠牲者の数は3,000人を越え、東日本大震災や阪神・淡路大震災に次ぐ、戦後3番目に最悪の震災となった。
当地震の他にも、この辺りは1945年(3年前)に福井空襲により甚大な被害を受けており、短期間に何度も災害に見舞われたことから、「不死鳥(フェニックス)の町」の言葉が流行した。
ちなみに、現在の震度階級で使用されている「 震度7(かつては 激震 とも呼ばれた)」は、この地震を機に初めて作られた階級である。
被害
地震による被害は福井県で特に著しく、丸岡町の丸岡城や、大和百貨店等が倒壊した。
それだけではなく、嶺北を流れる九頭竜川の氾濫、駅舎の倒壊等による鉄道への被害、火災の発生などがあった。
火災に関しては、地震の発生が夕刻であったため、多くの家庭では夕食の支度をしていたことが原因とされる。火災で焼失した住宅は4,000棟近くにも達した。
福井地震による死傷者は合計で25,972人(死者が3,769人・負傷者が22,203人)にもなり、倒壊した家屋は48,000棟(全壊が36,184棟・半壊が11,816棟)を数えた。