佐渡丸 (1898)

提供: Yourpedia
2017年9月22日 (金) 15:48時点における由亜辺出夫 (トーク | 投稿記録)による版 (野間(2008),松井(2006),日本郵船(2005)により新規作成。)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

佐渡丸(さどまる)は、日本郵船が所有していた貨客船。1898年に竣工し、欧州定期航路に就航した。日露戦争中には東シナ海で哨戒活動を行い、軍需品輸送中に水雷を受けて乗組員20名が死亡した。

建造

  • 1898年に英国で建造された[1]

船主・船名

  • 日本郵船による新造船[2]
  • 船名は旧国名に因んで付けられた[2]

性能

船種
貨客船[2]
総トン数
6,219トン[1]
最高速力
14ノット[2]
船客設備
計160名[2]
船型
2本檣、3番船艙に短い揚貨柱を装備[2]

航路

  • 欧州定期航路に就航した[2]

日露戦争中の活動

  • 日露戦争のときには徴用されて仮装巡洋艦として東シナ海で哨戒行動を行った[3]。(いつ?)軍需品の輸送中に水雷を受け、沈没は免れたが乗組員20名が死亡した[4]

姉妹船

  • 神奈川丸型と同一要目(総トン数6,100トン前後・船客定員160名)だが、船型はやや近代的な2檣で、3番船艙に短い揚貨柱を装備した7隻の同型貨客船。船名は旧国名に因む。[2]
阿波丸 - 若狭丸 - 因幡丸 - 丹波丸 - 備後丸 - 佐渡丸 - 信濃丸

参考文献

  • 野間(2008) 野間恒『増補 豪華客船の文化史』NTT出版、2008年、ISBN 9784757141889
  • 松井(2006) 松井邦夫『日本商船・船名考』海文堂出版、2006年、ISBN 4303123307
  • 日本郵船(2005) 日本郵船歴史博物館(編)『日本郵船歴史博物館 常設展示解説書』日本郵船、2005年

脚注

  1. 1.0 1.1 松井(2006)p.33
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 松井(2006)p.6
  3. 野間(2008)p.134
  4. 日本郵船(2005)p.40