吉田駅 (新潟県)
吉田駅(よしだえき)は、新潟県燕市吉田堤町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
目次
概要
燕市吉田地区(旧吉田町)の中心駅で、越後線と弥彦線が接続する拠点駅でもある。駅周辺は吉田地区の中心市街地となっている。
乗り入れ路線
越後線を所属線とし[1]、弥彦線を加えた2路線が乗り入れている。
歴史
- 1912年(大正元年)
- 1913年(大正2年)4月20日 - 出雲崎 - 地蔵堂間が開通に際し、駅名を西吉田駅(にしよしだえき)に改称[2]。
- 1916年(大正5年)10月16日 - 西吉田 - 弥彦間が開通。
- 1922年(大正11年)4月20日 - 西吉田 - 燕間が開通。
- 1927年(昭和2年)10月1日 - 越後鉄道が国有化。国有鉄道越後線となる。
- 1959年(昭和34年)10月1日 - 再び吉田駅に改称。
- 1962年(昭和37年)- 現在の駅舎が竣工。
- 1974年(昭和49年)5月 - みどりの窓口営業開始[3]。
- 1982年(昭和57年)11月5日 - 貨物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅になる。
- 2005年(平成17年)3月1日 - 自動改札機導入。
- 2006年(平成18年)1月21日 - 新潟都市圏でICカード「Suica」のサービスを開始。越後線の当駅 - 新潟駅間の全駅と、弥彦線の東三条駅で利用可能となる。
- 2008年(平成20年)3月15日 - Suica新潟エリアに弥彦線の全駅が追加される。
- 2014年(平成26年)4月1日 - Suica新潟エリアに柏崎駅が追加される。
駅構造
直営駅(駅長配置)で終日社員が配置されているが、駅社員は当駅の管理のみを担っている。なお当駅周辺の沿線各駅は燕三条駅が地区管理駅として統括管理している。
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線を持つ地上駅。線路西側に設けられた駅舎は鉄筋コンクリート総2階建て。各ホームは跨線橋で連絡されている。
駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 7:00 - 19:00)、自動券売機(タッチパネル式2台)の他、待合室、キオスク、自動販売機、トイレなどがあり、2階の一室は学習塾がテナントとして入居している。駅舎の反対側にあたる東口へは、ホームから直接連絡する手段はなく、駅舎北側にある跨線橋(歩行者のみ)で連絡している。自動改札機が3通路設置され、全通路でSuica等のICカードが利用できる。なお当駅はSuica新潟エリアに含まれ、越後線の新潟方面と弥彦線全線の各駅相互間でSuica及び相互利用を実施しているICカードが利用できるが、越後線の柏崎方面でICカードが利用できるのは柏崎駅のみで、同駅から当駅の間の途中駅はエリア外のため利用できない。
構内の側線では越後線と弥彦線で使用する車両の夜間滞泊が行われる。なお構内には1984年(昭和59年)まで新潟運転所吉田支区が設けられていた。
のりば
1 | ■越後線 | 下り | 巻・内野・新潟方面 |
2 | 上り | 分水・出雲崎・柏崎方面 | |
3 | ■弥彦線 | 下り | 燕・燕三条・東三条方面 |
4 | 上り | 弥彦方面 | |
5 | ■越後線 ■弥彦線 |
(待避線) |
5番線については長らくホーム番号が振られておらず、留置線扱いだったが2005年(平成17年)12月改正より正式に5番ホームとなり、従来からの留置線機能に加えて1日3本の客扱い列車が発着するようになった。ホームの有効長は1・2番線が9両まで、3番線が5両まで、4番線が4両まで、5番線が3両までの対応となっている。
3面5線を有する駅であるが、ホーム上の跨線橋、駅北側の跨線橋のいずれにもエレベーター等が設置されていないなど、バリアフリー対策は未着手である。
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は1,692人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1981 | 4,407 |
1991 ? | 5,747(乗降客) |
2000 | 2,055 |
2001 | 1,906 |
2002 | 1,797 |
2003 | 1,768 |
2004 | 1,688 |
2005 | 1,721 |
2006 | 1,673 |
2007 | 1,703 |
2008 | 1,738 |
2009 | 1,713 |
2010 | 1,745 |
2011 | 1,722 |
2012 | 1,727 |
2013 | 1,692 |
駅周辺
駅周辺は燕市吉田地区の中心街となっている。
西口側(駅正面側)
- 吉田駅前公園夢広場
- 新潟縣信用組合 吉田支店
- セブンイレブン 下越吉田大保町店
- 新潟県立吉田高等学校
東口側(駅裏手)
東口側(駅裏手)には出入り口はなく、東口側へ向かうには駅正面口を出て踏切や跨線橋を渡らなければならない。
隣の駅
脚注
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2952318/9 「軽便鉄道停車場改称」『官報』1913年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ↑ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年6月号