京成臼井駅
京成臼井駅(けいせいうすいえき)は、千葉県佐倉市王子台にある、京成電鉄本線の駅である。駅番号はKS34。
路線図・方向表示では主に「うすい」と表記[1][2][3]され、駅構内では「京成」を省いた「臼井」となっている(詳細は後述)。
年表
- 1926年(大正15年)12月9日 - 臼井駅として開業。開設当初は国道296号線と交差する踏切の京成佐倉駅寄りに立地。
- 1931年(昭和6年)11月18日 - 京成臼井駅に改称。
- 1978年(昭和53年)10月 - 土地区画整理事業により志津側へ約580m移転。同時に橋上駅舎化。当駅始発・終着列車を設定。
- 1996年(平成8年) - 駅ビル営業開始。
- 2002年(平成14年) - ダイヤ改正により通勤特急停車駅となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。隣のユーカリが丘駅と同じように島式ホーム2面4線に拡張できる用地を備えているが、上下線いずれも待避線が敷設されていない。バリアフリー対応として、コンコースとホームを連絡するエレベーターが設置されている。
LED式発車標がコンコースと上下線ホームにそれぞれ1台ずつ設置されている。
自動改札機設置の有人駅である。駅舎は駅ビルとなっており、サンクス、マクドナルド、ダイソーなどが出店している。
京成佐倉駅方に、当駅始発・終着電車の引き上げ線があり、有効長は8両編成対応である。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京成本線 | 上り | 日暮里・上野・押上・ 都営浅草線・ 京急線方面 |
2 | 下り | 佐倉・成田・成田空港方面 |
- 上表の路線名は成田空港線開業後の旅客案内の名称に基づいている。
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は21,985人である[4]。京成線の駅では第20位。佐倉市内の京成電鉄の駅では京成佐倉駅を上回り最も多い。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員[6] | ||
---|---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 14,184 | [7] | ||
1999年(平成11年) | 13,946 | [8] | ||
2000年(平成12年) | 13,634 | [9] | ||
2001年(平成13年) | 13,385 | [10] | ||
2002年(平成14年) | 12,979 | [11] | ||
2003年(平成15年) | 25,681 | [12] | 12,777 | [13] |
2004年(平成16年) | 25,437 | [14] | 12,605 | [15] |
2005年(平成17年) | 25,076 | [16] | 12,414 | [17] |
2006年(平成18年) | 24,654 | [18] | 12,232 | [19] |
2007年(平成19年) | 24,283 | [20] | 12,065 | [21] |
2008年(平成20年) | 24,116 | [22] | 11,983 | [23] |
2009年(平成21年) | 23,386 | [24] | 11,623 | [25] |
2010年(平成22年) | 22,742 | [26] | 11,308 | [27] |
2011年(平成23年) | 22,017 | [28] | 10,946 | [29] |
2012年(平成24年) | 21,854 | [30] | ||
2013年(平成25年) | 21,985 | [4] |
駅周辺
- 佐倉市役所 臼井・千代田出張所
- 臼井公民館
- 佐倉市民音楽ホール
- 佐倉王子台郵便局
- 佐倉稲荷台郵便局
- 臼井郵便局
- イオン臼井店(レイクピアうすい)
- 大和証券
- 千葉銀行
- 京葉銀行
- 東京東信用金庫
- 聖隷佐倉市民病院(南口よりバス利用10分)
- 臼井城址公園
- 印旛沼
路線バス
南口
- ちばグリーンバス
- 京成佐倉駅行
- 志津駅行
- 四街道駅行
- JR佐倉駅行
- 染井野団地行(一部巡回路線も含む)
- 東京駅八重洲口・国際展示場駅・東雲車庫行、東京ディズニーリゾート行(マイタウン・ダイレクトバス、千葉内陸バスと共同運行)
- 深夜急行バス成田空港第2旅客ターミナル行
北口
その他
駅名に社名を冠しているのは、かつて福岡県嘉穂郡碓井町(現・嘉麻市)の上山田線に臼井駅が存在していたためである。
京成電鉄に乗り入れる列車に掲示される路線図では、「うすい」とひらがなで表記される。これは駅開業当時からそうであったが、のちに北総開発鉄道(現:北総鉄道)北総線が開通し、京成高砂駅へ延伸して直通運転が開始されてからは、漢字表記がよく似ている「白井駅(しろいえき)」との誤認を防ぐ意味をもつようにもなった[31]。同時に、車両の行先表示器も「うすい」表記となった[32]。
日中の各駅停車は当駅止まりとなり以東には乗り入れない。
当初駅ビルはホテルなどを含む地上10階・地下1階建ての大規模なものを建設する予定であったが、現在の形に縮小された。
長嶋茂雄の生まれ育った街の駅であり、北口・南口の駅前広場両方に「ようこそ 長嶋茂雄さんのふるさと 佐倉市臼井へ」という歓迎モニュメントが設置されている。
隣の駅
脚注
- ↑ 路線図
- ↑ 普通うすい行き方向表示
- ↑ 普通うすい方向表示
- ↑ 4.0 4.1 駅別乗降人員(平成25年度1日平均)、京成電鉄ホームページ、2014年5月3日閲覧
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 千葉県統計年鑑
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成11年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成12年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成13年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成14年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成15年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成15年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成16年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成16年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成17年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成17年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成18年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成18年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成19年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成19年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成20年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成20年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成21年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成21年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成22年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成22年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成23年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF - 平成23年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成24年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成24年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 似たような事例としてJR京葉線の千葉みなと駅がある。開業当時は「千葉港駅(ちばみなとえき)」が正式名であったが、「千葉港(ちばこう)」との誤読を防ぐために当初から「千葉みなと」と表記されることが多かった。なお同駅はその後、1992年に正式に「千葉みなと駅」となった。
- ↑ 「うすい」行の3者直通列車は設定されていないが、京急線の反転フラップ式案内表示機の発車標には「うすい Usui」の表示が可能である。。