京成成田駅
京成成田駅(けいせいなりたえき)は、千葉県成田市花崎町にある、京成電鉄の駅である。旅客向けの案内では「京成」を省略して成田とされる。駅番号はKS40。
本線と東成田線が接続している。また、東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線の成田駅が近接しており、乗り換えが可能である。
目次
年表
- 1925年(大正14年)12月24日 - 現在の公津の杜寄り400mに成田花咲町駅(仮設駅)が開業。下記の成田空港への延伸までは当駅が終着駅であった。
- 1930年(昭和5年)4月25日 - 路線延伸時に成田花咲町駅を廃止し、本設駅として成田駅が開業。
- 1931年(昭和6年)11月18日 - 京成成田駅に改称。
- 1958年(昭和33年)9月 - 1度目の構内改良工事および現行の日本風の構えの駅舎が竣工。
- 1967年(昭和42年)12月 - 2度目の構内改良工事が竣工。ホームが6両編成(その後延長で8両編成)対応3面3線の形態となる。
- 1978年(昭和53年)5月21日 当駅 - 成田空港駅(初代、現在の東成田駅)間が延伸開業し、中間駅となる。
- 1992年(平成4年)7月23日 - 当駅と東口広場を結ぶ京成成田駅東口地下道が完成。
- 2006年(平成18年) - 西口広場の整備改修が終了。架空線および電柱地中化。
- 2007年(平成19年)3月18日 - ICカードPASMO供用開始。
- 2008年(平成20年) - 東口広場の改修工事が終了。一般車両停車スペース及び、バス待避スペース、バス停などが整備される。
- 2010年(平成22年)
- 2013年(平成25年)10月16日 - 台風26号の影響で1番線側の法面土砂流出[1]。1・2番線ホームの使用を停止し、10月17日より3 - 5番線を使用して運転再開[2]。
- 2014年(平成26年)2月8日 - 1・2番線ホームの使用を再開[3]。
駅構造
3面3線構造の地上駅。2番線と3番線、4番線と5番線で線路を共有する。
5番線は主に成田空港方面、1・2番線には上野方面特急、東成田・芝山鉄道線方面、当駅折り返し列車などが発着する。また、5番線以外の各ホームへのアクセスは改札から一度階段を下り地下道を経由するか、エレベーターで一旦橋上に上がってコンコースを通り再びエレベーターで下るかのいずれかである。
当駅は台地上に位置しており、1番線のすぐ東側が崖線となっている。当駅の上野寄りは地上線なのに対し、成田空港・東成田寄りは高架線となっている。
高低差のある東口側は階段となっており、エスカレーターは設置されているが、車椅子対応型ではないため、東口側からの車椅子による利用は困難である。一方、高低差の無い西口側には当然のことであるが階段はない。また、改札から各ホームへのアクセスは前記したが、各ホームへは車椅子対応型のエスカレーターとエレベーターが設置されている。なお、5番線ホームには、バリアフリー対応トイレが設置されている。
5番線ホームにはサンエトワール京成成田店(パン屋)が立地する。また、東口側の駅2階部分には市進学院が入居する。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1・2 | 東成田線 | 下り | 東成田・芝山千代田方面 | 日中時間帯 | |
京成本線 | 上り | 船橋・日暮里・京成上野・押上・ 都営浅草線・ 京急線方面 | |||
3 | ■「シティライナー」 ■「モーニングライナー」 |
船橋・青砥・日暮里・京成上野方面 | |||
4 | 下り | (降車専用) | |||
5 | 成田空港方面 | ||||
東成田線 | 東成田・芝山千代田方面 | 日中時間帯を除く |
- 上表の路線名は成田空港線開業後の旅客案内の名称に基づいている。
- 5番線ホームに到着する東成田・芝山千代田行の電車は、自動放送で「成田空港には、行きません。」と放送される。(逆も同様)
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は35,685人である[4]。京成線内69駅中第11位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員[6] | ||
---|---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 18,732 | [7] | ||
1999年(平成11年) | 18,758 | [8] | ||
2000年(平成12年) | 18,916 | [9] | ||
2001年(平成13年) | 18,834 | [10] | ||
2002年(平成14年) | 18,673 | [11] | ||
2003年(平成15年) | 37,409 | [12] | 18,604 | [13] |
2004年(平成16年) | 37,535 | [14] | 18,723 | [15] |
2005年(平成17年) | 37,497 | [16] | 18,638 | [17] |
2006年(平成18年) | 38,045 | [18] | 18,892 | [19] |
2007年(平成19年) | 38,162 | [20] | 18,920 | [21] |
2008年(平成20年) | 38,568 | [22] | 19,148 | [23] |
2009年(平成21年) | 37,499 | [24] | 18,630 | [25] |
2010年(平成22年) | 36,026 | [26] | 17,901 | [27] |
2011年(平成23年) | 34,583 | [28] | 17,212 | [29] |
2012年(平成24年) | 35,426 | [30] | ||
2013年(平成25年) | 35,685 | [4] |
駅周辺
東口
- 成田市役所
- 成田市消防本部・成田消防署
- センターホテル成田
- コンフォートホテル成田(チョイスホテルズインターナショナルチェーン)
- アパホテル 京成成田駅前
- リッチモンドホテル成田
- AOKI
- 国道51号
- ヤオコー 成田駅前店
- 三井住友銀行 成田支店
- 成田駅前第2駐車場
西口
バス
千葉交通による路線バスと成田空港交通などによる高速バスなどが、以下のように中央口(西口)と東口から発着する。なお、各路線の詳細は千葉交通成田営業所、成田空港交通などを参照されたい。
中央口(西口)
- 1番線:[ 夜行高速バス ] 京都駅八条口経由 大阪なんば行、[ 成田メモリアルパーク線 ] 成田メモリアルパーク行
- 2番線:[ 吉岡線 ] 吉岡経由 佐原粉名口車庫行
- 3番線:[ 酒々井プレミアム・アウトレット線 ] 公津の杜駅経由 酒々井プレミアム・アウトレット行、[ LCC早朝便対応路線バス ] 成田空港第2旅客ターミナル行、[ TDR線 ] 東京ディズニーリゾート行
- 4番線:[ 住野線 ] 並木経由 八街駅行、ファミリータウン富里経由 AMBエアカーゴセンター行、ハニワ台車庫行
- 5番線:[ 三里塚線 ] 並木経由 AMBエアカーゴセンター行
- 6番線:[ イオン成田SC線 ] イオンショッピングセンター行
- 7番線:[ 成田市内線 ] 日赤病院経由 宗吾霊堂行、日赤病院経由 ボンベルタ行、はなのき台行、成田湯川駅行
- 11番線:[ 成田市内線 ] 成田山門前行、日吉台車庫行
- この他、降車専用であるが、以下の路線も停車する。
- JRバス関東多古線 JR成田駅行(八日市場駅・多古仲町・三里塚方面発)
- 成田市コミュニティバス 遠山ルート、大室・小泉ルート、水掛ルート、津富浦ルート、豊住ルート
東口
- 1番線:日吉台車庫行
- 2番線:[ 久能両国線 ] 両国行、ハニワ台車庫行、ファミリータウン富里行
- 3番線:[ 野毛平工業団地線 ] 野毛平工業団地行、[ 教習所東線 ] 教習所東行、[ ジョイフル線 ] ファミリータウン富里行、[ 酒々井プレミアム・アウトレット線 ] 公津の杜駅経由 酒々井プレミアム・アウトレット行
- 4番線:[ 八代線 ] ボンベルタ行、成田湯川駅行、はなのき台行、[ 早朝便高速バス ]東京駅八重洲口前・浜松町バスターミナル行(千葉交通)、日医大千葉北総病院・千葉ニュータウン中央駅・柏駅行・松戸駅行、[ 深夜急行バス ]成田空港第2旅客ターミナル行[31](成田空港交通)、[ LCC早朝便対応路線バス ] 成田空港第2旅客ターミナル行
- [ 成田市コミュニティバス ] 遠山ルート、大室・小泉ルート、水掛ルート、津富浦ルート、豊住ルート、北須賀ルート(成田市役所行のみ)
その他
- コンフォートホテル成田正面のバス停からは、成田空港や、空港周辺ホテルへの無料送迎バス、城西国際大学シャトルバスが運行されている。
- 市役所階段下バス停からは、サテライト成田・f-keiba成田(競輪・競馬場外発売所)行きの無料送迎バスが運行されている。
- 成田空港交通により、成田空港発柏駅行・松戸駅行(高速バス松戸線)が運行され、途中日医大千葉北総病院と千葉ニュータウン中央駅にて降車のみが可能である。なお、このバスは先着順による座席定員制で、満席の場合には乗車できない。また、高速バス松戸線の成田空港行も運行されているが、当駅では降車のみで、乗車はできない。深夜急行バスの成田空港行は当駅からの乗車も可能となっている。[31]
- 市内主要施設と空港周辺ホテル方面への成田市サークルバスも乗り入れている。
- 新橋駅・有楽町駅・東京駅八重洲口・西船橋駅・上野駅・金町駅・松戸から当駅まで深夜急行バスが運行されている。(成田空港交通が運行)
隣の駅
- ■■京成電鉄
- 本線
- 東成田線
- ■快速特急・■特急・■通勤特急・■快速・■普通
- (本線上野方面) - 京成成田駅 (KS40) - 東成田駅 (KS44)
- ■快速特急・■特急・■通勤特急・■快速・■普通
脚注
- ↑ 朝日新聞デジタル2013年10月16日8時50分
- ↑ 京成成田駅での法面土砂流出ならびに10月17日(木)以降の運行ダイヤについてPDF 京成電鉄
- ↑ 2月8日(土)始発より通常ダイヤで運行します(京成成田駅1・2番線ホームの供用再開について)PDF 京成電鉄
- ↑ 4.0 4.1 駅別乗降人員(平成25年度1日平均)、京成電鉄ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 千葉県統計年鑑
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成11年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成12年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成13年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成14年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成15年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成15年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成16年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成16年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成17年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成17年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成18年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成18年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成19年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成19年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成20年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成20年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成21年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成21年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成22年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成22年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成23年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成23年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ (XLS) - 千葉県統計年鑑(平成24年)、千葉県公式サイト、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 京成電鉄PDF 、平成24年度1日平均乗降人員・通過人員、関東交通広告協議会ホームページ、2014年5月3日閲覧。
- ↑ 31.0 31.1 新松戸・千葉ニュータウン・成田線