北参道駅
北参道駅(きたさんどうえき)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)副都心線の駅である。駅番号はF 14。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。明治通りの直下、千駄ヶ谷三丁目西交差点付近に位置する。駅は地表から約16mと副都心線の新規開業区間では浅いところにある。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 副都心線 | 明治神宮前〈原宿〉・渋谷・横浜・元町・中華街方面 |
2 | 副都心線 | 池袋・和光市・森林公園・飯能方面 |
- 可動式ホーム柵と可動ステップが設置されている。
歴史
2008年(平成20年)6月14日、副都心線(13号線)の開通と同時に開業した。
13号線の計画当初、明治通り・千駄ヶ谷地区に駅が設置される予定はなかったが、渋谷区などの要望によって1999年(平成11年)5月に設置許可がなされて設置が実現した[1]。駅名の仮称は、「新千駄ヶ谷」であったが、近隣にある明治神宮の北参道や明治通りの「北参道交差点」から、「北参道駅」の名称が採用された。 北参道の交差点下には、2000年に開通した都営地下鉄大江戸線が通っているが、代々木駅との距離が近いため乗換駅は新設されなかった(大江戸線の当初の計画から駅の設置予定はなかった)。
明治通りから明治神宮の北参道鳥居まで続く道はかつて、表参道に対して「裏参道」と呼ばれていた[2]。また、北参道交差点はかつてロータリー交差点となっており、ロータリーの中央には大きなケヤキの木があって風情を添えていたが、首都高速道路4号新宿線の建設や交通量の増加などから現在の状態に改められた[3]。
利用状況
開通時の予想乗降人員は、1.1万人であった。2011年度の1日平均の乗降人員は13,183人である[4]。副都心線16駅中2番目に少ない数値である。
開業以来の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2008年 | 5,388 | [5] |
2009年 | 6,041 | [6] |
駅周辺
駅西方に明治神宮があり、少し離れて北東方には新宿御苑、東方には明治神宮外苑がある。アパレルメーカーなどの事業所やマンションが比較的多く立地する。
当駅は乗り換え駅ではないが、代々木駅までは1番出入口から徒歩5分程度である。千駄ケ谷駅も徒歩10分程度の距離である。
出入口1
北側(小竹向原側)の出入口
- 渋谷区役所 千駄ヶ谷出張所
- 神社本庁
- 明治神宮(北参道口)
- 東海大学医学部付属東京病院
- 国立能楽堂
- 渋谷千駄ヶ谷郵便局
- 渋谷区立鳩森小学校
- 渋谷区立鳩森幼稚園
- 新宿御苑(千駄ヶ谷門)
- 北参道交差点
- 代々木駅
- 幻冬舎
- 日本共産党本部
- しんぶん赤旗編集局
- 新日本出版社本社
- グラクソ・スミスクライン日本支社
- 修養団(SYD)
- SYDホール
- フジタ本社
- 大京本社
- 北参道ストロボカフェ (ライブカフェ)
出口2
南側(渋谷側)の出入口。IBFプランニングビル内。
- 渋谷区立千駄谷小学校
- 渋谷区立原宿外苑中学校
- 渋谷区千駄ヶ谷区民会館
- 渋谷区千駄ヶ谷社会教育館
- 渋谷区千駄ヶ谷敬老館
- 東京体育館
- 国立霞ヶ丘競技場(公式なアナウンスはないが利用可能な範囲)
- 津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス
- 東京勤労者医療会本部
- 代々木病院
- 日本将棋連盟東京・将棋会館
- 千駄ケ谷駅
- 国立競技場駅
- ファイブフォックス本社
- サザビーリーグ本社
- スターバックスコーヒージャパン本社
- 婦人民主クラブ
バス路線
都営バスとコミュニティバス「ハチ公バス」のバス停留所が近くにある。
北参道停留所(都営)
北参道交差点停留所(ハチ公バス)
隣の駅
- 東京地下鉄
- 副都心線
- ■急行・■通勤急行
- 通過
- ■各駅停車
- 新宿三丁目駅 (F 13) - 北参道駅 (F 14) - 明治神宮前〈原宿〉駅 (F 15)
- ■急行・■通勤急行
脚注
- ↑ 地下鉄13号線(池袋・渋谷間)に『新千駄ケ谷駅(仮称)』を設置します。(インターネットアーカイブ)地下鉄ニュース 1999年5月20日
- ↑ 綱島定治 『ポケット大東京案内』 地人社/竹田弘文堂 昭和6年発行
- ↑ 東京ふる里文庫11 東京にふる里をつくる会編 『渋谷区の歴史』 名著出版 昭和53年9月30日発行 p230
- ↑ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)