秋川駅
秋川駅(あきがわえき)は、東京都あきる野市油平にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五日市線の駅である。
あきる野市の代表駅である。
歴史
当駅は開業当初西秋留駅を名乗っており東秋留駅と対を成していたが、秋川市の代表駅であったことから、市名に合わせて秋川駅と改称された。同市はのちに合併によりあきる野市となったが、当駅は引き続き市の代表駅となっている。
- 1925年(大正14年)4月21日 - 五日市鉄道 拝島 - 武蔵五日市間開通と同時に西秋留駅(にしあきるえき)として開業する。旅客および貨物の取り扱いを開始する。
- 1940年(昭和15年)10月3日 - 南武鉄道への合併により同社の駅となる。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道が戦時買収私鉄指定による国有化により、国鉄五日市線の駅となる。
- 1961年(昭和36年)4月15日 - 貨物の取り扱いを廃止する。
- 1987年(昭和62年)
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuicaの供用を開始する。
- 2006年(平成18年)3月16日 - みどりの窓口を廃止し、「もしもし券売機Kaeruくん」を設置する。
- 2012年(平成24年)2月20日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」を廃止、多機能券売機を設置。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を有しており、その周りにはスロープが設置されている。
改札内にはエスカレーター(1番線 - コンコース間は上り、2番線 - コンコース間は下り)とエレベーター(コンコース - ホーム間)が設置されている。トイレは改札外(北口スロープ下)にある。
以前は直営駅であったが、現在はJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅であり、拝島駅が当駅を管理している。駅舎内には自動券売機3台と自動改札機・自動精算機などがある。2006年3月16日にみどりの窓口が廃止され、その代替としてもしもし券売機Kaeruくん(営業時間 6:30 - 22:00)が設置されたが、2012年2月20日で撤去[1]され、新たに多機能券売機(黒色)が設置された。
2012年現在、改札外にはエレベーターやエスカレーターが設置されておらず、バリアフリーに対応していないことから、改善要望がある。また、下りホームエスカレーター付近が狭く、降車客が多い場合など滞留が起きて危険であると駅構造上の問題を指摘する声もあり、市議会でも取り上げられた[2][3]。なお2013年現在下りホームエスカレーター付近が狭い状況はJRの設備部屋が撤去され改善がされ通路が広くなったが外側のエレベーター等は未設置である、上下ホームともフェンスの業務用門扉の外側にインターホンが設置してあり、階段利用が困難な利用者は駅係員を呼ぶことにより入場することが可能である。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■五日市線 | 下り | 武蔵五日市方面 |
2 | ■五日市線 | 上り | 拝島・立川方面 |
利用状況
2012年度の一日平均乗車人員は7,408人であった。近年の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 5,397 | [4] |
1993年 | 5,636 | [5] |
1994年 | 6,033 | [6] |
1995年 | 6,552 | [7] |
1996年 | 6,734 | [8] |
1997年 | 6,816 | [9] |
1998年 | 6,677 | [10] |
1999年 | 6,814 | [11] |
2000年 | 7,359 | [12] |
2001年 | 7,503 | [13] |
2002年 | 7,460 | [14] |
2003年 | 7,453 | [15] |
2004年 | 7,601 | [16] |
2005年 | 7,585 | [17] |
2006年 | 7,684 | [18] |
2007年 | 7,682 | [19] |
2008年 | 7,447 | [20] |
2009年 | 7,362 | [21] |
2010年 | 7,358 | [22] |
2011年 | 7,310 | [23] |
2012年 | 7,408 | [24] |
駅周辺
- 名所・旧跡など
- 公共施設
- 文教施設
- 東海大学菅生高等学校
- 明治大学付属中野八王子高等学校
- あきる野市立秋多中学校
- あきる野市立南秋留小学校
- 2001年3月まで東京都立秋川高等学校(全寮制)が存在した。
- 商業施設など
- あきる野ショッピングシティ
- あきる野とうきゅう
- あきる野ルピア
- あきる野商工会
- 金融機関など
バス路線
1番乗り場
- 秋01:菅生高校行 ※菅生学園学びの城は経由しない
- 秋02:菅生学園学びの城経由 菅生高校行
- 小06:菅生高校経由 小作駅西口行
- 福22:阿伎留医療センター経由 日の出折返場行
- 福23:阿伎留医療センター行
- 福26:日の出折返場行
- 急行:菅生高校行(途中ノンストップ・休校日運休)
- 急行ショッピングライナー:河辺駅南口行
- レジャー&ショッピングライナー:イオンモール日の出・河辺駅南口行
2番乗り場
- 福20:五日市行
- 八30:武蔵五日市駅行/京王八王子駅行
- 八33:京王八王子駅行
- 早朝・深夜バス:拝島駅行
- 深夜バス:武蔵五日市駅行
- 急行ショッピングライナー:サマーランド行
- レジャー&ショッピングライナー:京王八王子駅行
- 臨時急行:サマーランド行(夏季他)
- 臨時:サマーランド方面シャトルバス(あじさい時期など/自社便) ※西東京バスの路線バスではない。
- あきる野市コミュニティバス「るのバス」:阿伎留医療センター・武蔵引田駅入口経由 秋川駅・武蔵五日市駅行/あきる野市役所・草花方面行/いきいきセンター・小川方面行
- 上川霊園行送迎バス
3番乗り場
早朝・深夜に運行する路線
駅および周辺を経由する路線には、五日市線の営業時間外(早朝・深夜)に運行する路線バスが複数ある[25]。
2010年4月1日拝島駅行(早朝は毎日、深夜バスは平日のみ運行)および武蔵五日市駅方面行(深夜バスを平日のみ運行)の運行を開始した。
隣の駅
脚注
- ↑ 外部リンク(各駅情報)に記述(2012年2月13日閲覧)
- ↑ 14頁たばたあずみの記事「pdfでは4ページ目」(平成23年5月1日発行あきる野市議会だよりより) PDF
- ↑ 日本共産党あきる市議団ニュース192号2011.4.17より、門扉・下りホームの写真有 PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 京王バスナビでの検索結果による(2012年2月13日閲覧)