永崎海岸強姦事件
永崎海岸強姦事件とは、2012年9月23日午後10時40分頃、いわき市の永崎海岸駐車中の車内にいた男女を、原発事故の復旧工事に来ていた神奈川県の作業員4人が、永崎海岸に遊びに来ていたカップルをナイフで脅し、男性に暴行を加え現金約3万4000円を奪い、更に女性を集団強姦した事件。
事件概要
いわき市の海岸でドライブに来ていた男女2人が、数人の男に突然、襲われ現金を奪われた事件で、警察は、建設工事の仕事のため市内に滞在していた、いずれも神奈川県のとび職の男4人を強盗傷害などで逮捕した。
逮捕されたのは、神奈川県の同じ建設会社に勤めていたとび職の、横浜市の富樫永介(21)、川崎市の高田慎太郎(20)、それに当時19歳の元少年と当時18歳の少年のあわせて4人。
いわき市の永崎海岸の駐車場で、ドライブに来ていた県内に住む24歳の男女2人が、突然、車内に押し入ってきた数人の男に刃物のようなもので脅された上、暴行され、現金およそ3万円を奪われた。警察が捜査した結果、当時、建設工事の仕事で市内に滞在していた4人が事件に関わった疑いが強まったとして、強盗傷害などの疑いで2012年10月31日、逮捕した。
4人はいずれも容疑を大筋で認めている。4人は広野町の現場で働くためことし夏ごろからいわき市内に宿泊していた。
裁判
車からカップルを引きずりだし男をボコボコ、さらに彼氏の目の前で彼女を野外輪姦中出しレイプ。懲役14年
いわき市で2012年9月、駐車中の車内にいた男女を暴行し現金約3万4000円を奪ったとして強盗強姦と強盗傷害の罪に問われたいずれもとび職の高田慎太郎(21)=川崎市、富樫永介(21)=横浜市=両被告の裁判員裁判の判決が2013年5月28日、福島地裁郡山支部であった。
有賀貞博裁判長は、高田被告に求刑より2年短い懲役14年、富樫被告に求刑通り懲役13年の実刑判決を言い渡した。
有賀裁判長は、判決理由として「被害女性の人格を顧みることなく長時間にわたり、種々のわいせつ行為を繰り返した点ははなはだ卑劣かつ執拗」と指弾し、「女性の受けた精神的苦痛は筆舌に尽くしがたく、被害後の生活にも多大な影響が生じた」と述べた。
判決によると、2012年9月23日午後10時40分ごろから翌午前0時半ごろにかけ、両被告はいわき市の永崎海岸駐車場などでほかの男2人と共謀し、車内にいた男女をナイフで脅して現金を奪い、女性を強姦し、男性に軽傷を負わせた。
未成年犯人
この事件では既に強盗強姦と強盗傷害の罪に問われた、とび職の高田慎太郎=川崎市に、懲役14年(求刑16年)と、富樫永介=横浜市、富樫被告に懲役13年(求刑13年)の実刑判決が下り、当時未成年だった少年(フィリピン人とのハーフ)も刑(刑期は未確認)に服し、残りは12日に判決が下される今回傍聴した少年のみとなった。
富樫と高田への判決理由として、裁判長は「被害女性の人格を顧みることなく長時間に亘り、種々の猥褻行為を繰り返した点は甚だ卑劣且つ執拗」と指弾し、「女性の受けた精神的苦痛は筆舌に尽くし難く、被害後の生活にも多大な影響が生じた」と述べた。
12日に判決が下される少年の裁判でも、検事が強姦に及ぶ行為を冷静に語っていたが、それは聞くに堪えない卑劣なもので、少年とはいえ、「先輩、こうやって脱がすんですよ」と率先して実行しており、常習性も窺え、犯行も冷酷且つ卑劣であり、成人同様の刑事処分が相当だろう。
この4人は東日本大震災で倒壊した東京電力福島原発の復旧作業の為に神奈川県の建設会社から派遣された建設作業員で、ゼネコンの下請けとして夏から市内の宿泊施設に滞在し、広野町の現場で働いていた。
震災以来、福島県には県外から数万人が復旧工事や除染作業に従事する為に来県しているが、それと比例して犯罪は増加しているのを知ってる国民は少ない。
除染作業の関係者だけでも、逮捕・摘発された数は少なくとも54人にも及ぶ。うち31人が県外から来た作業員だ。事件の内容は傷害が最も多く25人、窃盗19人、覚醒剤取締法違反5人、強盗傷害、詐欺、暴行各2人。窃盗犯に於いては作業をしながら目ぼしい家を探してたというからふざけた話だ。
「永崎海岸事件」は単なる「強盗強姦事件」と処理され、原発事故での作業員だったことは伏されている。東電やゼネコンの意向が働いているとしか思えない。東電やゼネコン、こういう下劣な連中を送り込んだ人材派遣会社や下請け会社が責任を感じ、被害者に謝罪したとか賠償したという話は聞いたことがない。