ピアノソナタ第2番 (ウェーバー)
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ピアノソナタ第2番(原題:Zweite grosse Sonate Op.39 Carl Maria von Weber)はカール・マリア・フォン・ウェーバーのピアノソナタ。作品番号39で1814年から1816年にかけて作曲。
楽曲
変イ長調の初期ロマン派ソナタであり、優雅な曲想。第二楽章の属調平行調ハ短調を除きすべて原調。
- Allegro moderato con spirito ed assai legato
発想記号とおりの充実した優雅な楽章。8分の12拍子でソナタ形式。左手オクターブ奏法が多く曲想を損なわない打鍵が求められる。
- Andante Ben tenuto
ハ短調。第1楽章と似て歌謡風であるが、やや陰鬱な進行。
- Menuetto capriccioso presto assai
4分の3拍子の三部形式。ユニゾンとトリルとを交えた華やかな楽章。中間部は変ニ長調。
- Rondo Moderato e molto grazioso
4分の2拍子でロンド形式。全曲をまとめる形式美に満ちた楽章。 旋律の美しさにひかれたのか、後年フランツ・リストが左手和声を充実させた編曲版を発表している。