物売るっていうレベルじゃねぇぞ
物売るっていうレベルじゃねぇぞとは、プレイステーション3発売騒動の最中に生まれた一般ユーザー（通称・レベル男、ベルジャネーゾ）の名言。
ブログ界流行語大賞2006、大賞受賞作品。
起源
本体の出荷台数が10万台とプレイステーション2発売時のわずか1/10の台数で発売日の2006年11月11日を迎えたPS3。
数少ない台数をめぐって発売前夜から各地で行列ができる中、ビックカメラ有楽町店は朝5時まで行列を作ることを禁止。ところが、周辺には1,000人以上の客が訪れ、あたりは警察も出動する修羅場と化した。
午前5時ごろ、ようやく列が作られようとするが、大挙した人数を店員がさばききれず、「おい 店員なんとかしろよ！」などとオタギレする客から怒号が飛び交い、暴動寸前の危険な光景となる。そんなの中、エスパー伊東似のユーザーが「もう物売るっていうレベルじゃねぇぞ！オイ！」と激昂した。
そのクレイジー極まりない模様は、日本テレビのニュースでも、ご丁寧にテロップまで付けて報道され、一躍ネット界隈でブレイクし、AAやFLASH、コラージュ画像などが数多く作られた。
その後
さらに祭りが沈静化したと思った矢先に、彼が未曾有の混乱の最中、「これ危ない！危ないよこれ！」とロープを上に上げて、人が巻き込まれないようにしようとしてる映像が海外のサイトから発見され、実は心優しい好青年だと発覚し名誉回復が行われた。「ちゃんと並んだよ！」と自らの権利を主張する通称「アジアンビューティ」、せつなそうな顔をしながら、ちゃっかりPS3をゲットしている通称「カワイソス君」とともに、PS3獲得騒動を象徴する人物となった。
フォロアー
ベルジャネーゾの革命は多くの人々を魅了し、Wii発売時に有楽町に出現したWiiダンボール男通称Wiiさんや、任天堂の性能を推し量るため秋葉原に推参したシャアなど多くのフォロワーを生んだ。さらに「ネギま!?」や本家PS3のトロステーションにも「レベルじゃねぇぞ！」の文言をもたらした。拡大・拡散を続けるベルジャネーゾの進撃は留まるところを知らず、その栄光の軌跡は「レベル男まとめサイトNEO」により後世に語り継がれていくだろう。
