世田谷市構想
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世田谷市構想(せたがやしこうそう)は東京都の特別区のひとつである世田谷区が「世田谷市」として独立する構想である。
概要
市に移行する場合、80万人以上の人口規模であることから、政令指定都市になることを目指している。現在、区内は世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の5地域に区分され、総合支所が置かれているが、1989年11月7日の区議会定例会において、この地域割りは行政区割りを意識したものなのか、もしそうだとすれば不均衡なのではないかといったような具体的な質問がなされたことがある。
真鍋欣之議員「人口八十六万の仙台市が政令指定都市になりました。五つの行政区を置きましたが、ちょうど世田谷区の地域区分も五つでありまして、自治省の担当官は、「政令指定都市を意識したものとの印象を受けます」との個人的見解も述べられておりました。よって、政令指定都市となった場合、今後スタートする地域行政区分が、そのまま行政区となっても差しさわりなく、逆に地域行政が定着した中で、改めて検討、変更することがあれば、それこそ混乱を引き起こすのではないでしょうか。ここまで地域行政の展開を考えてまいりますと、平成三年スタート以前に、より議論を重ね、区民の十分な理解を求めなくてはならないと痛感するものであります。そして、その議論を重ね、区民の意見を聞くべき重要課題の一つが地域区分ではないでしょうか。現在、区は、世田谷、北沢、玉川、砧、烏山の五地域区分を考えておりますが、各人口は、世田谷二十二万四千人、北沢十四万五千人、玉川十八万八千人、砧十二万二千人、烏山九万八千人。各面積は、世田谷十二・八平方キロメートル、北沢八・七平方キロメートル、玉川十六平方キロメートル、砧十三・八平方キロメートル、烏山七・七平方キロメートルとなっております。これの最大人口比は二・三対一までの格差が出ており、最大面積比は二・一対一であります。地域行政の将来展望を考えますと、果たしてこれだけの規模の差をもってスタートすることはいかがなものでありましょうか。」