北東アジア列車フェリー構想
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北東アジア列車フェリー構想(ほくとうアジアれっしゃフェリーこうそう)は、ハンナラ党の朴槿恵が提唱する計画である。 大韓民国大統領選挙の公約として挙げられたものであり、李明博・前ソウル市長の公約である「朝鮮半島大運河計画」に対抗するために計画された。
概要
鉄道や船舶を用い、大韓民国と中華人民共和国・日本を結び、国家間の協力や交流を強化することを目的とする。
内容としては、東京で貨物や旅客を載せた列車を博多まで移動させ、博多湾から列車を船に載せて釜山に輸送する。釜山から韓国の鉄道を経由し仁川や平沢に移動し、今度は中国へ向かう船に列車を載せ、煙台・大連へと物資や人を輸送する、というものである。
最終的にはロシアや中央アジア、欧州まで列車で輸送できるようにすることを目標としている。[1]
計画で得られるメリット
この計画で得られるメリットとして、以下のものが挙げられている。
- 物資を船に積み替える作業が不要になる。
- 輸送費を34%削減でき、輸送距離も64%縮められる。
計画の問題点
毎日新聞は「日本、韓国、中国の線路幅の違いはどうするのだろう?」と疑問を投げかけている。[2]ただし、実際には中国と韓国の軌間はいずれも標準軌であり、違いが問題になるのは日韓間である(ロシアまで運行する場合は中ロ間でも同様の問題が起きる)。
脚注
- ↑ 朴槿恵氏、韓中日3国結ぶ「列車フェリー」構想発表(朝鮮日報)
- ↑ 第57回 韓国大統領選(2)大運河構想(毎日新聞)。