若林駅 (東京都)
若林駅(わかばやしえき)は、東京都世田谷区若林四丁目にある、東京急行電鉄世田谷線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。平日朝ラッシュ時には上りホームに係員が配置され、運賃収受を行う。
かつては上りホームの三軒茶屋寄り入口に売店が営業していた。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
南側 | ■世田谷線 | 下り | 上町・下高井戸方面 |
北側 | 上り | 三軒茶屋方面 |
利用状況
当駅だけの乗車人員は公表されていない。世田谷線全線での乗車人員は東急世田谷線#利用状況を参照のこと。
駅周辺
- 警視庁少年センター
- 世田谷区役所 若林まちづくり出張所
- 世田谷若林四郵便局
- 若林稲荷
- 若林天満宮
- 烏山川緑道
- 東京都道318号環状七号線(環七通り)
- 若林中央商店会
- 天神湯
- トップ 若林店(スーパーマーケット)
若林踏切
当駅の三軒茶屋方至近距離にある踏切で、東急側では「西太子堂5号踏切」と称する。環七通りを横切る唯一の踏切である。一般的な鉄道の踏切と違って遮断機はなく、信号機によって交通を制御している。また、電車が接近してもすぐに道路の車の通行をさえぎらず、電車が踏切手前で停止するようになっている。軌道回路上に設置されたゾーンに列車が進入すると、環七通りの道路信号にその情報が伝達され、自動車信号が青から赤に変わる。車の通行が停止し、歩行者用の信号が青になると、軌道信号が進行現示となり、歩行者と並行して電車も進行する。
一定時間以上ゾーン内においてトラブル等で停車した場合は、渋滞防止の見地から環七通りの自動車信号が赤点滅に切り替わる仕組みになっており、赤点滅を解除するには警察に通報し復帰作業を行う必要がある[1]。
かつては遮断機のある一般的な踏切であったが、モータリゼーションによる環七通りの交通量増大に見合わなくなったために、1966年(昭和41年)に現在の形式に変更された。路面電車風ではあるが、全線専用軌道である世田谷線の路面電車らしい運行上の特徴を最も表しているのが、この踏切の形態と優先順などの運用状態である。
1972年(昭和47年)における東急の立体交差化計画予想では、東急池上線戸越銀座駅 - 旗の台駅間(1989年(平成元年)に地下化)、東急東横線多摩川園前駅 - 新丸子駅間(1986年(昭和61年)に高架化)と共に、若林踏切を含む世田谷線西太子堂駅 - 若林駅間も立体交差化候補に挙げられていた[2]。
- Tokyu 80 crossing Wakabayashi cross road.jpg
若林踏切を走る世田谷線80形車両。
1985年撮影。 - TKK Wakabayashi Crossing.JPG
若林踏切を走る世田谷線。
2007年撮影。 - 若林踏切2.jpg
若林駅を出た直後、若林踏切の手前で信号待ちをする世田谷線車両。
(後方より。車両奥が環七通り。)
バス路線
- 若林駅前 - 駅前とあるが、環七通り上の上馬寄りに離れている。
歴史
- 1925年(大正14年)1月18日 - 開業。
- 1939年(昭和14年)10月16日 - 玉電若林駅に改称。
- 1969年(昭和44年)5月11日 - 若林駅に改称。
- 2001年(平成13年)2月11日 - ホームかさ上げ工事実施。