セルゲイ・タラソフ

セルゲイ・タラソフ（ロシア語：Сергей Тарасов ；ラテン文字転写例: Sergei Tarasov, 1971年4月26日 - ）は、旧ソ連出身のピアノ奏者。

モスクワ出身。６歳の頃からピアノを始め、リュドミラ・エルショヴァにピアノを師事。1981年にモスクワ音楽院附属中央音楽学校に進学してイラ・ヴィノグラードヴァの指導を受け、モスクワ音楽院のレフ・ナウモフの門下となった。1988年のプラハの春国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝している。1989年には日本国際音楽コンクールのピアノ部門で２位入賞、1991年のアラバマ国際ピアノ・コンクールで優勝、1995年にはアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールとフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールの両方で２位入賞、1996年のシドニー国際ピアノ・コンクールで優勝、1997年の浜松国際ピアノ・コンクールで３位入賞等のコンクール歴を誇る。しかし、1990年にチャイコフスキー国際音楽コンクールに出場した時には本選まで進んだものの上位入賞には至らず、1998年に再挑戦して４位入賞を果たした。2012年から大韓民国の啓明大学校の音楽・公演芸術大学ピアノ科で後進の指導に当たる。