キム・カシュカシアン

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キム・カシュカシアン（Kim Kashkashian, 1952年8月31日 - ）は、アメリカのヴィオラ奏者。

ミシガン州デトロイトの出身。両親はアルメニア人。インターロッケン芸術センターの付属高等学校を経てピーボディ音楽院に進学し、カレン・タートルとヴァルター・トランプラーにヴィオラの指導を受けた。またフィラデルフィアのニュー・スクール・オヴ・ミュージックで音楽の修士号を取得している。1980年にはライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールとミュンヘン国際音楽コンクールのヴィオラ部門に挑戦し、前者で２位、後者で３位の成績を収めた。また、マールボロ音楽祭にも参加してフェリックス・ガリミールの下で室内楽を学んだ。また、ギドン・クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭にも積極的に参加した。1989年からドイツを活動の本拠とし、フライブルク音楽大学などで教鞭を執っていたが、2000年からボストンのニューイングランド音楽院で後進の指導に当たっている。2013年にはジェルジ・クルターグとジェルジ・リゲティのヴィオラ作品の録音でグラミー賞を受賞し、アメリカでの音楽への貢献を表彰されてジョージ・ピーポディ・メダルを授与されている。2016年よりアメリカ芸術アカデミーのフェローを務める。