桂言葉
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桂 言葉(かつら ことのは)はSchool Days及びSummer Daysの登場キャラクター。ヤンデレの代表的な人物。
概要
- 榊野学園1年4組。趣味は読書。虚弱体質で体育は苦手。得意作は言葉の母直伝のレモネード。スプラッター映画、ホラー映画などが大好き。
- 豪華な一軒家に住むお金持ちで、両親は共働き。4人家族で妹に心がいる。大人しく引っ込み思案な性格で、軽度の男性恐怖症。性的なことや恋愛に関しても奥手ではあるが、非常に寛容で公明正大である。人目を引く容姿からクラスの女子からは嫌われており、乙女らには虐められている。また、甘露寺七海からは理由は不明ながらも何らかの嫌悪感を抱かれている。
- 家族以外とは基本的に敬語で話すが、妹の心に対してだけは荒げた口調も使う。School Daysにおいて誠と話す時も、驚いたり呆れたりした際はまれにタメ口が出ることもある(それほど誠に心を許していたということである)。
- 基本的に自分よりも他者のことを優先する性格である。しかし、自分の中の大切なものは絶対に守ろうとする。
- 2007年10月に行われたオーバーフローのSchool Days人気投票にて人気票の約半数を集め、圧倒的票数で1位を獲得している。
School Daysにおいて
- 世界の仲介もあり誠の告白を受け入れ、恋人同士となる。実は誠が言葉を気になっていたように、彼女も毎朝電車で見かける誠のことが気になっていた。
- しかし中盤からは誠は世界の方に傾きつつあり、そのまま言葉一筋で行くルートは少なく、大抵のルートでは世界に乗り換えられる。しかしそのことを認められず(誠が別れの言葉を言っていないことも理由)、ずっと誠の彼女だと主張していた。
- 誠が言葉一筋を貫くと誠の行動により虐めもなくなり、偽りの友情であった世界とも縁が切れ、円満に解決することになる。
- が一方では世界とのすさまじい舌戦を繰り広げたり、自分を虐めていた七海に対して面と向かって強い意志で明確に自らの主張を認めさせるなど、ルートによってかなり差がある性格でもある。
- 一方、誠の彼女という地位を守るため、世界を陥れようとする狡猾な面もある。
- 彼女が一番有名になったのは三大バッドエンドの『鮮血の結末』と『永遠に』である。
- 『鮮血の結末』
- 誠に捨てられ、しかしそのことを認められず、乙女や七海たちの虐めも激しいものとなり、精神的にかなり追い詰められた末にある朝、通学路の歩道橋で世界を殺害した。
- 世界殺害を決意した際と殺害時の笑い声及び笑い顔は多くのプレイヤーに恐怖と畏怖の念を抱かせ、当時はまだ明確に定まっていなかった「ヤンデレキャラクター」としての地位を確立させた。今日では、インフォレスト出版の『ヤンデレ大全』のように、代表的なヤンデレキャラクターの1人として挙げられている。
- 余談だが刃物を巧みかつ異様に上手く扱うことが出来たためプレイヤーからいくらなんでも巧すぎると指摘があったが、Summer Daysにおいて居合いの使い手であるという裏設定があったことが明らかとなり、納得させた。
- 『永遠に』
- こちらも結局誠が世界に乗り換えたまでは同じであるが、その結末は大きく異なる。
- ある日別れを告げているのにしつこく自分の家に来る言葉に業を煮やした誠は、「もう会わないでくれ」と拒絶する。しかし言葉は「西園寺さんと誠君は幸せになりませんよ…幸せになんかさせません」と涙を流しながら訴え、誠と世界を恐怖させる。
- いったん外に出た誠と世界は「きっとわかってくれる」と楽観視するも、その二人の目の前で言葉は投身自殺をする。その際言葉は狂気ともいえる微笑を浮かべていたため、二人はその笑顔が頭に残り、会うたびに思い出してしまうため、言葉の予言どおり幸せになれずに別れることとなった。
- 二人を幸せにさせまいとするため、携帯(誠との出会いの重要な要素であった)を先に落として二人の目をひきつけたところで自殺する言葉の執念に多くのプレイヤーが畏怖を抱いた。また、言葉の微笑は実際にプレイヤーの目にも焼きつき、(大げさながらも)「夢に出てきた」という者もいたほどである。
- なお、PS2版では『青い微笑』というタイトルで後日談が用意されている。
Summer Daysにおいて
- 今回の得物はゴルフクラブと古青江。
- 本作ではメインヒロインでは無いために出番は減っているが、前作のように酷い目に遭うことも無く、メインヒロインの刹那に準ずる待遇となる(これはごとうじゅんじの尽力による所が大きい)。同じく前作のメインヒロインであった世界の方は個別EDすらないが、彼女の場合は個別EDもあり、それ以外でも後述のように出番が多かった。
- リニューアル版では刹那や踊子と共にパッケージに登場。また、『Summer Days ビジュアル・ガイドブック』でも刹那や世界と共に作中では着ていないラディッシュの制服で表紙に登場。
- 前述通り前作のような酷い目に遭うことはなかった。それどころか、刹那が誠と付き合ってることを知ると潔く身を引き、彼女がいない隙があっても(誠の方が迫ってきても誠を拒絶してまでして)刹那のためを思って寝取ろうとはしなかった。
- また、前作の世界との薄っぺらい偽りの友情とは違い、刹那とは「ことぴー」「せっちゃん」とまで呼び合う仲になり、『真の友情』といえる固い絆で結ばれることとなる。
- 一方で心が誠に襲われた際(実際は和姦だったが)は、たとえ相手が誠であろうとも容赦せずにゴルフクラブで殴ってまでして心を助けた(ごとうじゅんじ氏によると、誠ではなくただの暴漢だと思ったらしい)。
- また居合いシーンではかなり美麗な姿と居合いの腕を見せ、ファンを魅了させた。
アニメ版において
- 原作の『鮮血の結末』を軸としたストーリー展開に伴い、登場キャラ随一の不幸ルートを歩む。
- 世界の仲介により誠と交際するものの、男性恐怖症ゆえの臆病さが仇となり、当初から気持ちにズレが生じていた。その都度、世界からアドバイスを受けて向き合っていくものの、肉体関係を望んでいる誠の気持ちに追いつかず、中盤までチグハグした関係が続くことになる。
- そんな最中、ついに我慢できなくなった誠はあろうことか、仲介人である世界と肉体関係を持ってしまう、そして、ここから不幸の幕が上がった。まず世界に平手打ちを喰らわせ、絶縁状態に至ってしまう。その後もことごとく刹那の妨害行為に遭い、誠と接する機会を失って焦燥感を覚えてしまう。
- どうにか周囲の網目をかいくぐって、帰りの電車内にいた誠と接触。その際、「今度、直にオッパイ触らせてあげる(=エッチさせてあげる)」という色仕掛けを発動させ、フォークダンスの約束を結びつける。しかし、その約束は守られることはなく、フォークダンスの真っ只中、好きでもない泰介に犯されるという冷遇を受ける。
- 後夜祭終了後、泰助からの強引な誘いを振り切って、再び誠へと歩み寄る。だが、刹那にすっかり唆されていた誠は、言葉の想いに応えようとはせず、「もう言葉のこと好きじゃない」と決別の言葉を告げてきた。その際に受けたショックで精神崩壊を起こしてしまい、その後は虚ろな状態で学校や公園に立ち入り、繋がっていない電話にいつまでも話しかけるという、奇行を繰り返すこととなる。
- 最終話、己の犯した過ちを悔いた誠と復縁し、ようやく幸せを取り戻したと思ったのも束の間、そのことに逆上した世界に彼を殺されてしまった。再び精神崩壊を起こした言葉は、誠の敵討ちとして世界を殺害。その後は、誠の遺体から切断した彼の頭部と共に、ヨットの上で彷徨い続けるのであった。
その他
- 前述どおりSchool Daysのバッドエンドでの印象がプレイヤーの仲でも根強く、オーバーフローのスタッフの中でも根強いのか(単に人気だからかもしれないが)、エイプリルフール企画で『Kotonoha Days』という言葉が発狂して世界を殺害しようとするというギャグゲームが発表された。かなり無茶苦茶な内容で、刹那が着ぐるみで世界に扮したため世界と誤認され殺害されるといったものから始まり、終いには妹の心が誠を誘惑したので殺害するところまで行き着く。なお、なぜか止(いたる。誠の妹)の紹介文だけは過去形である。その狂ったまでの内容から「早く作ってほしい」という声が多々ある。
- オーバーフローがコミケに出展する際、サークル名をNice boat.とアニメにあやかって変えた際のイメージキャラクターが、ボートの上に腕組みして鎮座する大きい言葉が一人と小さい言葉(こちらは多数いる)だった。(Kotonoha Daysやアホ毛バトルのようなデフォルメされたイメージ)