進撃の巨人
rxy=森谷辰也=LTA:ASPE、 LTA:DCHANCE、LTA:SASHOという動かせない事実。『'''進撃の巨人'''』(しんげきのきょじん、''Attack on Titan'')は、[[諫山創]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。[[小説]]・[[テレビアニメ]]などの[[メディアミックス]]展開が行われている。『[[別冊少年マガジン]]』([[講談社]])[[2009年]]10月号(創刊号)から連載中であり、『[[週刊少年マガジン]]』(講談社)にも出張読み切りとして特別編が2度掲載されている。 単行本の発行部数は、[[2014年]]現在累計3000万部を突破している。 == 概要 == 圧倒的な力を持つ[[巨人 (伝説の生物)|巨人]]とそれに抗う[[人間]]たちの戦いを描いた[[ファンタジー漫画|ファンタジー]][[格闘漫画|バトル]]漫画。[[2009年]][[9月9日]]に[[講談社]]の[[週刊少年マガジン|少年マガジン]]編集部から発行が開始された『[[別冊少年マガジン]]』10月号(創刊号)で連載を開始。新人作家の初連載作品であるにもかかわらず[[2011年]]には第35回[[講談社漫画賞]]の少年部門を受賞するなど、各方面から高い評価を受けた。 本作の世界観は'''[[ダーク・ファンタジー]]'''的な要素が強く、[[少年漫画]]としては残酷な描写(主人公側の人間達が巨人に襲撃・捕食される)も多い。なお、作者によると出版サイドからは「人体の断面を描いてはいけない」という程度の表現規制しか受けていないという<ref>{{Cite book|和書 |title=[[QuickJapan]]|edition=第1刷|date=2011-06-20|volume=vol.96|publisher=[[太田出版]]|isbn=978-4-7783-1262-6|pages=92-105|chapter=特集 瓦礫の世界の漫画 対談 [[新井英樹]]×諫山創}}</ref>。 [[2013年]]には[[テレビアニメ]]化が発表され、4月から9月まで各局で放送された<ref name="anime_kettei">{{Cite web|date=2012-12-07|url=http://natalie.mu/comic/news/81070|title=コミックナタリー - 「進撃の巨人」TVアニメ化!来春放送、キャストも発表|work=[http://natalie.mu/ ナタリー]|publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)|ナターシャ]]|accessdate=2013-05-12}}</ref>。また、[[2015年]]には実写映画化も予定されている<ref name="oricon20131204" />。この他、[[ライトノベル]]化や[[ゲーム]]化も行なわれている。このように本作は2011年頃より様々な[[メディアミックス]]展開が採られているが、作者は「読者に媚びることは、読者を裏切ることと等しい」という考えの下、「舞台などの謎が明かされた時が物語の終わる時」としている<ref name="gendai">{{Cite web|date=2011-01-28 |url=http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1980|title=「僕はまだ、思春期を こじらせている」『進撃の巨人』諫山創|work=[http://gendai.ismedia.jp/ 現代ビジネス [講談社]]|publisher=[[講談社]]|accessdate=2013-05-12}}</ref><ref name="DaVinci_interview">{{Cite journal|和書|author=大寺明|title=『進撃の巨人』著者 諫山創インタビュー|date=2011年6月号|publisher=[[メディアファクトリー]]|journal=[[ダ・ヴィンチ]]|pages=140-141}}</ref>。 == ストーリー == 繁栄を築き上げた人類は突如出現した“天敵”「'''巨人'''」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、三重に築かれた「'''ウォール・マリア'''」、「'''ウォール・ローゼ'''」、「'''ウォール・シーナ'''」という巨大な城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。 ; 序章(1巻) : 城郭都市の外縁地区ウォール・マリア南端より突出した([[甕城]])'''シガンシナ区'''で生活する少年、'''エレン・イェーガー'''。エレンは医者の父グリシャと口うるさい母カルラ、そして幼馴染のミカサ・アッカーマンと暮らしていた。壁外の世界を夢見るエレンは壁外調査へと出る'''調査兵団'''に憧れていたが、両親やミカサには反対され、同じく壁外の世界を夢見る幼馴染のアルミンと話し合うことしかできなかった。845年、エレンが10歳の年、突如として壁を超える巨体を持つ'''「超大型巨人」'''が襲来。壁は破られ、巨人が侵入し、そのうちの一匹にエレンの母、カルラは捕食されてしまう。ウォール・マリアは通称'''「鎧の巨人」'''によって破壊され、人類の活動領域はウォール・ローゼまで後退することになった。家族、家、夢、全てを奪われたエレンは巨人への復讐を決意し、調査兵団を目指し「第104期訓練兵団」に入団する。 ; トロスト区防衛戦(1~2巻) : 入団から3年後、訓練兵団を卒業したエレンはトロスト区の壁の補強作業を行っていた。その時、突如として再び「超大型巨人」が襲来。エレンは単身で立ち向かうも、取り逃がしてしまう。エレンは本部に戻り班を率いるが、班員は捕食され、エレンも足を負傷してしまう。茫然とするアルミンは巨人に捕食されかけるが、エレンによって助け出され、エレンが代わりに巨人に捕食されてしまった。エレンの死をきいたミカサはショックにより命を落としかけるが、エレンが残した「戦え」という言葉を思い出し、仲間を率いて全員を先導すると決意する。そんな中今まで確認されたことのない「巨人を攻撃する巨人」が現れ、アルミンはその巨人を利用した作戦を立て、同期の仲間たちと協力し、見事生還する。そして力尽きた前記の巨人の中からは、なんと捕食されたはずのエレンが姿を現した。 ; トロスト区奪還戦(3~4巻) : 目を覚ましたエレンは駐屯兵団に殺されかけるも、司令であるピクシスの判断により命を助けられる。さらに巨人の力を使いトロスト区を奪還する作戦がたてられ、エレンは巨人の力を制御できないこともあったが、見事トロスト区を奪還することに成功する。 ; 過去と決意(4巻) : 104期訓練兵団時代の回想をエレンの視点から描いている。内容はエレンとジャンの対立や、エレンが姿勢制御訓練に失敗し、ライナー、ベルトルトとの仲を深めたことや、対人格闘訓練の様子などである。途中、マルコとジャンの会話のシーンが描かれ、突然現在の時間軸に切り替わりトロスト区奪還作戦後にジャンがマルコの遺体を発見するところにつながった。 ; 調査兵団編(5巻) : 作戦後、巨人化を恐れられたエレンは地下牢に閉じ込められ、憲兵団からはその存在を排除するべきと言い渡される。しかし調査兵団団長であるエルヴィンの進言により、エレンは調査兵団に配属されることになる。時期を同じくして同期の配属も決定し、ミカサ、アルミン、ライナー、ベルトルト、ジャン、コニー、サシャ、クリスタとその他数名が調査兵団に配属された。そして、エレンは「監視」と「警護」のため特別作戦活動班(リヴァイ班)に編入される。その頃、トロスト区で生きたまま捕獲された二体の巨人が調査兵団分隊長ハンジに引き渡される。ハンジにより様々な生体実験が行われていた折、二体の巨人は何者かによって殺害される。 ; 第57回壁外調査(5~7巻) : エルヴィンは真意を秘めたまま、第57回壁外調査を強行。エレンたち新兵も作戦に参加する。調査開始からほどなくして出現した奇行種'''「女型の巨人」'''により、調査兵団は蹂躙される。襲撃を受けたアルミンは辛くも難を逃れたものの、女型の不可解な行動に疑念を抱く。エレンを追跡する女型により甚大な被害が生じるが、エルヴィンの目的はエレンを囮として、巨人たちが入り込まない巨大樹の森の奥に「人間が操っていると思われる女型の巨人」をおびき寄せ、生け捕りにすることにあった。多大な犠牲を払うも、リヴァイの活躍により作戦は成功を収めるかに思われたが、捨て身の機転を利かせた女型によって、失敗に終わった。撤退の最中に「女型を操っていた兵士」と遭遇し、再び女型から襲撃されたリヴァイ班は壊滅。エレンは怒りにより巨人化するが、女型の巧みな格闘術により敗北し、連れ去られかける。しかしリヴァイとミカサの共闘により奪還されたエレンは、後悔と無力感を胸に壁の内側に帰還を果たす。 ; アニ拘束作戦編(8巻) :一大作戦の失敗によりエルヴィンは責を問われて査問を受けることになり、エレンもまた憲兵団に引き渡されることに決まる。様々な状況証拠からアルミンは女型の巨人を同期の一人であるアニと断定し、エルヴィンによりアニ捕獲作戦が立てられた。アニに罠を察知され取り逃がしかけるも、エレンと兵士たちの共闘によりアニの捕獲に成功。しかしアニは捕獲される直前に結晶化してしまう。一方、女型の巨人に破壊されたウォール・シーナ内部には生きたままの超大型巨人が埋まっていた。そこに駆けつけたウォール教の司祭・ニックは居合わせたハンジに向かい「日光に決して当てるな」と命ずる。事の重大さを悟ったハンジはウォール教が隠している壁の秘密についてニックを問い詰めるが、命を奪うと脅されても彼は口を割ろうとはしなかった。だが、その後人類の置かれた状況が逼迫していることを悟ったニックは壁の秘密を受け継がれた少女がヒストリア(クリスタ)である事を告白する。 ; ウォール・ローゼ内地編(9巻) : その頃、アニの捕獲作戦に従事していたエレン、アルミン、ミカサ、ジャンの4人を除く調査兵団104期生たちは、アニとの共謀を疑われ武装解除の上、軟禁されていた。そんな中壁内であるにも関わらず巨人が出現。ウォール・ローゼが突破されたと考え直ちに逃亡を図る。追いかけてくる巨人に対し分隊長であるミケが囮を引き受ける。だが、ミケは新種の巨人である、体が無数の毛でおおわれた「獣の巨人」の行動を読めずに巨人に捕食されてしまう。サシャは故郷に戻り、単身で巨人に立ち向かい、襲われていた子供を助け出した。コニーも故郷に戻ったが、彼らが目にしたのは「住人が逃げた形跡のない村」と「無意味に破壊された家屋」そして、「自宅に横たわる不具の巨人」だった。なにかを語ろうとする不具の巨人にコニーは母親の面影を見いだすが、そのことを口にした途端、ユミルに一蹴される。 ; ウトガルド城編(10巻) : 調査兵団のナナバ、ゲルガーに連れられていたライナー、ベルトルト、コニー、クリスタ、ユミルは壁の穴を見つけられないままウトガルド城という古城で夜営する。そこで、夜間には動けないはずの巨人に城を取り囲まれる。ナナバ、ゲルガーの戦死で、丸腰の新兵たちは絶体絶命の窮地に陥るも、自らの正体を明かしたユミルが巨人化して立ち向かう。そのユミルさえも力尽きようとしていたその時、ハンジ率いるエレン、ミカサ、アルミンを含めた調査兵団が合流し、辛うじて難を逃れた。 ; 裏切り編(10~12巻) : ほっとしたのも束の間、ウォール・ローゼの壁上で待機していたエレンに向かってライナーが突然衝撃的な真実を告げる。「俺が鎧の巨人でこいつ(ベルトルト)が超大型巨人ってやつだ」。会話を聞いていたミカサはすぐさま二人に斬りかかるが、すんでのところで二人は巨人化し、激昂したエレンもまた巨人化する。激しい攻防の末、エレンは敗北。ユミルと共に連れ去られてしまう。連れ去られたエレンとユミルを追い、エルヴィン率いる調査兵団は合流した憲兵団・駐屯兵団と共にハンジが逃亡先と推察した巨大樹の森探索に向かう。その頃、巨大樹の森で休息するライナーとベルトルトはエレンとユミルに故郷への同行を提案する。隙あらば二人に反撃しようとするエレンに対し、ユミルは自分には他に居場所がないことを悟り二人の提案を受け入れる。ただ、ユミルは「切り札」であると同時に彼女にとってかけがえのない存在であるクリスタを連れ去ることを提案。アルミンらをおびき寄せたユミルはクリスタを拉致する。 ; エレン奪還作戦編(12巻) : ミカサらは鎧の巨人となって逃走するライナーを追撃。そこへ、エルヴィンが巨人の群れを引き連れて現れる。巨人の群れ、兵団、鎧の巨人は三つ巴の死闘となる。ハンネスの活躍によりエレンは奪還され、クリスタはユミルの意を汲み彼女と共にあることを宣言。エルヴィンは片腕を食いちぎられる重傷を追いながら果敢にも戦闘を指揮する。その一方、巨人の群れの中にカルラを捕食した巨人を見つけたハンネスは敵討ちを挑むが返り討ちにされ戦死。乱戦の中、混沌と絶望によりミカサまでもが戦意を失い、エレンに最期の告白をするがその言葉に我に返ったエレンは「座標」として覚醒。母の敵である巨人を攻撃目標に指定したことで、周囲の巨人たちはエレンの指示に従って巨人を捕食し、更には「鎧の巨人」に襲いかかる。その混乱に乗じて兵団は撤退を開始し、ユミルはクリスタをコニーらに託してその場を去り、エレンらは生還を果たす。ユミル、ライナー、ベルトルトは辛くも窮地を切り抜け、シガンシナ区に身を寄せていた。ライナーたちが追い求めていた「座標」は今やエレンと共にあった。 == 登場人物 == 年は850年(作中の暦、西暦であるかは不明)現在。 {{main|進撃の巨人の登場人物}} ; {{Anchor|エレン|エレン・イェーガー}} (Eren Yeager<ref name="engname">{{Cite web |date=2013-06-06 |url=https://twitter.com/ShingekiKyojin/status/342680156093169664 |title=Twitter / ShingekiKyojin: 進撃キャラのドイツ語表記。よく質問をいただくので、お答えします。 ... |work={{twitter|ShingekiKyojin|「進撃の巨人」担当者バック}} |accessdate=2013-09-10 }}</ref>) : [[声優|声]] - [[梶裕貴]]実写映画。風間廉 : 本作の主人公。15歳。身長170cm<ref name="character">{{Cite web |url=http://shingeki.net/#!/page/character |title=登場人物 |work=[http://shingeki.net/ 進撃の巨人] |accessdate=2013-09-14 }}</ref>。体重63kg<ref name="character" />。誕生日は[[3月30日]]。強靭な精神力と非凡な行動力を持ち、壁の外の世界に人一倍憧れを持つ少年。 ; {{Anchor|ミカサ|ミカサ・アッカーマン}} (Mikasa Ackerman<ref name="engname" />) : 声 - [[石川由依]]実写映画。過去モエコ : 本作のヒロイン。15歳。身長170cm。体重68kg。誕生日は[[2月10日]]。エレンの[[幼馴染]]で常に彼と行動を共にしている。 ; {{Anchor|アルミン|アルミン・アルレルト}} (Armin Arlert<ref name="engname" />) : 声 - [[井上麻里奈]] : エレンとミカサの幼馴染の少年で、特にエレンとはミカサと知り合う以前からの数少ない親友。15歳。身長163cm。体重55kg。誕生日は[[11月3日]]。彼らと同じくシガンシナ区で生まれ育った。 ; {{Anchor|ライナー|ライナー・ブラウン}} (Reiner Braun) : 声 - [[細谷佳正]] : 大柄な体格の少年。17歳。身長185cm。体重95kg。誕生日は[[8月1日]]。第104期訓練兵団を次席で卒業。 ; {{Anchor|ベルトルト|ベルトルト・フーバー}} (Bertolt Hoover) : 声 - [[橋詰知久]] : 長身で黒髪の少年。16歳。身長192cm。体重81kg。誕生日は[[12月30日]]。第104期訓練兵団を3番で卒業。 ; {{Anchor|アニ|アニ・レオンハート}} (Annie Leonhart) : 声 - [[嶋村侑]] : 常に冷静沈着で寡黙な少女。16歳。身長153cm。体重54kg。誕生日は[[3月22日]]。出身地は不明。第104期訓練兵団を4番で卒業。 ; {{Anchor|ジャン|ジャン・キルシュタイン}} (Jean Kirstein) : 声 - [[谷山紀章]] : 険のある顔つきの少年。15歳。身長175cm。体重65kg。誕生日は[[4月7日]]。ウォール・ローゼ南端のトロスト区出身。第104期訓練兵団を6番で卒業。 ; {{Anchor|マルコ|マルコ・ボット}} (Marco Bott) : 声 - [[逢坂良太]] : 黒髪で頬のそばかすが特徴の少年。16歳。身長178cm。体重70kg。誕生日は[[6月16日]]。ウォール・ローゼ南区ジナエ町出身。第104期訓練兵団を7番で卒業。19班班長。 ; {{Anchor|コニー|コニー・スプリンガー}} (Connie Springer) : 声 - [[下野紘]] : 坊主頭が特徴の小柄な少年。15歳。身長158cm。体重58kg。誕生日は[[5月2日]]。ウォール・ローゼ南区ラガコ村出身。第104期訓練兵団を8番で卒業。 ; {{Anchor|サシャ|サシャ・ブラウス}} (Sasha Blouse) : 声 - [[小林ゆう]] : 黒髪の少女(アニメ版では濃茶色の髪)。16歳。身長168cm。体重55kg。誕生日は[[7月26日]]。ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身。第104期訓練兵団を9番で卒業。 ; {{Anchor|クリスタ|クリスタ・レンズ / ヒストリア・レイス}} (Krista Lenz) : 声 - [[三上枝織]] : 金髪で小柄な体格の美少女。15歳。身長145cm。体重42kg。誕生日は[[1月15日]]。第104期訓練兵団を10番で卒業。トロスト区奪還戦では41班に所属。巨人と戦うことを恐れつつも調査兵団に入団した。 ; {{Anchor|エルヴィン|エルヴィン・スミス}} : 声 - [[小野大輔]] : 調査兵団第13代団長。身長188cm。体重92kg。誕生日は[[10月14日]]。 ; {{Anchor|リヴァイ}} (Levi<ref name="engname" />) : 声 - [[神谷浩史]] : 調査兵団の兵士長。身長160cm。体重65kg。誕生日は[[12月25日]]。 : 小柄だが、「'''人類最強の兵士'''」と呼ばれ、民衆は1人で一個旅団相当(約4000人)の戦力があるとも噂している。 ; {{Anchor|ハンジ|ハンジ・ゾエ}} (Zoe Hans<ref group="注">英訳コミック版では "Zoë Hange" と表記。</ref>) : 声 - [[朴ロ美|朴璐美]] : 調査兵団分隊長。身長170cm。体重60kg。誕生日は[[9月5日]]。 : 任務中はゴーグルを、平時では眼鏡をかけている。冷静で優れた観察眼の持ち主で、主に計略方面で活躍する。 ; {{Anchor|ミケ|ミケ・ザカリアス}} : 声 - [[三宅健太]] : 調査兵団分隊長。口と顎に髭を蓄えた男性兵士。身長196cm。体重102kg。寡黙で、初対面の人間の匂いを嗅いでは鼻で笑うといった変わった癖を持つ。 == 舞台設定 == 産業革命前後に似た世界観などダーク・ファンタジー的な要素が見られるが、[[魔法]]や[[超能力]]などのファンタジー的要素はなく、組織化された軍と戦術、利用できる科学技術に合わせた装備などの軍事設定<ref group="注">複数の人物が設定に協力しており、その都度謝辞が書かれている。</ref>が盛り込まれ、基本的には[[架空戦記]]のようなハードな展開がメインとなっている。また、単行本のおまけページで断片的に公開される設定以外には謎が多く、文明の破局を経た退行後の世界であるのか、完全な架空世界であるのかなども明確にされていない。 本作品単行本の表紙カバーを外すと、巨人から逃げて海を越え、もう1つの土地の壁の中に移住する人々を描いた中世の古文書風の絵が見られる。絵に書き込まれた文字は一見解読不能であるが、逆さにすると、カタカナで記された日本語になっている。これらは物語の核心に触れる内容となっているが、これについて諫山は「この世界における'''教科書の1ページ目'''で、誰でも共通で持っている知識とかそういうものを込めている」と述べている<ref name="kono_man"/>。以下に概要を示す。 * 巨人の襲撃により、人類は海を越えた新大陸への移住を余儀なくされる。この際、人類はほとんどが死滅するが、実際には滅亡の直接の要因は巨人によるものではなく、人間同士によるものであった。また、航海の途中で人口はさらに半数が失われた。 * 新大陸には「モトモト キョウダイナ カベガ ヨウイサレタ」(原文ママ)。さらに、新大陸を聖地として崇拝の対象とする。この壁の中こそが人類の理想郷であり、ここに永遠平和の世界を築くことを主張する。 === 概略年表 === 年号は作品世界独自のものを用いている。 '''742年以前''' * 742年以前の歴史は作中でも触れられていない歴史の空白期間となっており、真相は闇の中である。 '''743年''' * 確認できる最古の記録では、この年代に巨人の出現が確認される。これにより人類の大半が死滅し、生き残った人類は壁の内側に引きこもった。 '''770 - 780年代頃''' * 巨人信奉者によりシガンシナ区の門が開け放たれる。侵入した巨人によってシガンシナ区は甚大な被害を被る。 * キュクロ誕生。 * ホルヘとアンヘルによって巨人が殺せる存在であることが立証される。 '''780 - 790年代頃''' * 立体機動装置訓練が正式に兵団の教科として採用される。 * キュクロが史上初めて立体機動装置を用い巨人を討伐する。 '''835年''' * エレン、ミカサ、アルミン誕生。 '''844年''' * ミカサの両親が死亡。以降イェーガー家に引き取られる。 '''845年''' * ウォール・マリア南端の突出区画シガンシナ区に超大型巨人出現。多数の巨人の侵攻でウォール・マリアも突破され、地域住民はウォール・ローゼへ退避。 * 巨人侵攻の被害でエレンの母が死亡。のち父も行方不明となり、エレン、ミカサ、アルミンは開拓地へ避難する。 '''846年''' * 領土奪還を賭けた総攻撃が敢行されるが失敗。ウォール・ローゼから外側、シガンシナ区は放棄され、人類は領土の1/3と人口の2割を失った。 ** 作戦には難民化したウォール・マリア住民も駆り出され、多くが戦死した(アルミンの両親もこの時に死亡した)。 '''847年''' * 第104期訓練兵団編成。エレン、ミカサ、アルミンが開拓地を出てウォール・ローゼ南方面の隊に入団する。 '''850年''' * 第104期訓練兵団が全訓練課程を修了し、解散。 * ウォール・ローゼ南端の突出区画トロスト区に超大型巨人が再度出現し、扉が破壊される。侵入した巨人からの防衛作戦が、駐屯兵団と、正式配属を待つばかりだった旧第104期訓練兵団卒業者達の合同で行われる。 ** 人類側劣勢の中、エレン巨人体が出現。巨人にほぼ制圧されたトロスト区を、エレン巨人体を中心として奪還する作戦が現場で新たに立案され、超大型巨人によって開けられた巨人の侵入経路を封鎖。続いて急報を受け駆けつけた調査兵団が加勢し、多大な犠牲<ref group="注">アニメ版では、死者・行方不明者207名、負傷者897名の被害で出ていたと説明されている。</ref>を出しつつも、トロスト区に侵入した巨人の掃討に成功する。人類の巨人に対する初めての勝利。 * ダリス・ザックレー総統を議長とした特別兵法会議が開かれ、エレンの存在の是非と処遇について審議が行われた。結果、調査兵団がエレンの身柄を預かることが決定。 * 調査兵団による第57回壁外調査が行われるも、多大な被害を受け一日も経たないうちに帰投を余儀なくされる。この結果を受けてエレンの憲兵団引き渡しが決定した。 ** 壁外調査中、エルヴィン揮下の一部の調査兵団員は「女型の巨人」捕獲作戦を実行するも失敗に終わる。 * 第57回壁外調査の結果、調査兵団は「女型の巨人」をウォール・シーナストヘス区憲兵団所属のアニ・レオンハートと断定、身柄拘束作戦を実施する。 * ウォール・ローゼ内に「獣の巨人」率いる巨人の一群が侵入、調査兵団とウトガルド城跡にて交戦。ユミル巨人体および合流してきたハンジ率いる即席班の活躍により、「獣の巨人」を取り逃がすも討伐。 * 旧第104期訓練兵団卒業者にして調査兵団所属のライナー・ブラウンおよびベルトルト・フーバーが、ウォール・ローゼに到達後それぞれ「鎧の巨人」「超大型巨人」の正体であることが判明。エレンおよびユミルを奪取すべく調査兵団と交戦するが敗北し、エレンとユミルが攫われ、調査兵団も多数の負傷者を出す。 * 交戦から5時間後にエルヴィン団長率いる調査兵団と憲兵団がウォール・ローゼに到着。ハンジの推測により巨大樹の森を目指し、エレン達の奪還を目標に追跡を開始する。 * 日没前に巨大樹の森でライナー達を発見し、逃走する彼らと交戦する。途中でエレンを奪還するが、彼らの激しい抵抗と群がってきた巨人達により壊滅寸前にまで追い詰められる。しかし、巨人達が突如ライナー達に襲いかかり、その隙に撤退することに成功する。代償にエルヴィンは右腕を失いハンネス以下多数の兵士が戦死する。ユミルはライナー達の元へ行き、彼らはウォール・マリアのシガンシナ区に到着する。 == 用語 == 本編のほか、別冊少年マガジン2011年8月号掲載の「特別企画『進撃の巨人』の世界!!」も参照とする。 === 巨人 === 記録では743年頃に出現し、人類の大半を食い尽くした謎の存在。小さい個体でも3メートル、大きい個体は50メートルを超える巨体を擁し、主に「4メートル級」「7メートル級」など、目測の身長によるメートルで分類される。超大型巨人の出現までは約15メートルが最大とされていた。大半は人間の男性のような体つきをしており、女性型の巨人は稀である。骨格や筋肉、臓器なども人間と酷似しているが、[[生殖器]]は存在せず誕生起源や繁殖方法は不明。歯の外形は人間に似ているが数ははるかに多い。体温が極端に高く、周辺の空気が対流する様子も描かれている。個体差こそあるが、夜間、暗所では活動が低下する。 驚異的な生命力を持ち、頭部を吹き飛ばされるような身体損傷も1 - 2分程度で再生してしまう。痛覚は若干の個体差が認められるが、人間に比べ少ない。一方で持久力には限界があり、疲労した場合は動きが大幅に鈍る。後頭部より下の[[うなじ]]にかけての縦1m幅10cm(巨人のサイズには関係なく共通)が唯一の弱点で、ここを攻撃方向に関係なく激しく損傷すると再生することなく即死する。そのため、兵士は二刀を用いてこの部分をV字型に削ぐ戦法をとっている。また、死んだ巨人の肉体は気化するように朽ちて消滅していく。さらに理由は不明だが肉体を構成する物質の密度が低く、見た目に比して体重は極めて軽い。そのためかサイズの差によらず概して巨体の割に動きは俊敏であり、立体機動による高速移動中の人間であっても比較的容易に捕獲する。 壁外地域の存在であるため、その生態には不明な点が多い。知性はなく、人間との意思疎通は不可能とされており、その体は蒸気が出るほどに高温。ほかにも、南方から現れる、人間を喰らう、人間以外の生物には興味を示さないなどが判明している。人間を喰らうが食事の必要はなく、100年以上人間を捕食できない環境下でも存在し続けており、捕食した人間をほとんど未消化で吐き出す。この事はGacktも言っていた。そのため、人間の捕食理由は殺戮にあると推測されているが、一方で人間を喰らうという行動の結果死なせてしまうのであって、人間を食殺以外の方法で殺そうとする行動はとらないとも言われている。また、巨人化したエレンやユミルに対しても、形態が人間ではないにもかかわらず、人間同様に捕食するため襲い掛かって来る。喜怒哀楽の表情こそ見られるものの、他の表情に変化することはなく、例として笑顔の者はいかなる負傷を受けようと常に笑顔のままである。外見は個体によって差が著しく、肥満体、痩せ型、腕の細い者や長い者、長い髪や口髭のある者などに加え、首と呼べる部分が無いなどおよそ人間とはかけ離れた個体も存在するなど多彩。なお、人間の存在を何らかの方法で感知する術を持ち、より多くの人間が密集している領域に惹かれる性質がある。通常の巨人('''通常種''')は、視界内に人間がいれば、その人間を捕食しようとする。人間との力の差は圧倒的で、巨人討伐のプロである調査兵団にあっても最優先されるのは巨人と出会わないこと、戦わないこととされる<ref group="注">エレンが調査兵団入りする前までの人類対巨人のキルレシオは凡そ30対1。一般的な兵士では十数人がかりでようやく巨人一体と何とか渡り合えるレベルだという。</ref>。また、複数で行動することが多く、現れると最も非常に危険な状況になるとされるが、組織的な連携行動は通常においてはあまり見られない。 エレンやアニのように人間の状態から身体を巨人化させる能力を持つ者が確認されているが、こうした巨人化能力者の特徴と一般的な巨人との関連は不明。また巨人化した後は水分と睡眠を欲する模様で、アニメ版でエレンが巨人化した際、周囲の植物が開花したことなど、植物と同じ行動が見受けられる。 なお、英訳には「[[ジャイアント]]」 (Giant) ではなく「[[タイタン]]」 (Titan) が使われている(作品の英訳タイトルも「'''Attack on Titan'''」)。 ; 奇行種 : 通常種には見られない、特異な行動を取る巨人の総称。劇中では目の前の障害物にかかわらず直進し続ける巨人や、視界内に人間がいても無視し、より遠くの場所にいる多くの人間を優先して襲おうとする巨人などが登場している(エレン巨人ver.など)巨人との戦いでは行動が単純で読みやすい、それこそが人間にとって唯一有利な点であり、行動が予測できない奇行種は壁外調査で最も危険な存在である。エルヴィンが考案した索敵陣形でも奇行種との戦闘だけは避けられないため、遭遇による危険度は並の巨人をはるかに凌駕する。 === 人類 === 年号は作品世界独自のもので、エレンやミカサが訓練兵団を卒業した年が850年となっている。作品世界における人類は巨人の脅威から逃れるため、住宅地や農地など、生活区域全てを高く強固な壁で囲んだ巨大な城郭都市の中に居住している。生活様式は、[[電気]]技術が存在しないなど[[産業革命]]以前の[[ヨーロッパ]]に近いが、[[メートル法]]などの[[度量衡]]が整備され、圧力器機や刀剣類の製造に関しては産業革命時よりも進歩している。城郭内は[[ハーフティンバー様式]]に類似した木骨組の家が立ち並び、[[チェス]]らしきボードゲーム、白人系([[コーカソイド]])の人種など、北方ヨーロッパ的な文化が散見される。一方で、ミカサのように作品世界では滅んでしまったとされる東洋系([[モンゴロイド]])も若干名が登場している。 多くの人間には「[[海洋]]」の存在は知らされておらず、それらの情報が記載されている書物の所持も堅く禁じられており、見つかった場合、憲兵団に没収・廃棄処分され、所有者も処罰される。周囲に海がない[[内陸国]]という土地柄のため、塩などの香辛料の産出が乏しく、貴重な品物となっている。 統治は[[王政]]となっており、政策的には保守寄りだが、ノベライズ版の『Before the fall』の時代では、囚人を壁外に放り出す「壁外追放刑」なる非人道的な刑が存在する(王政への不信を防ぐため、公には「存在しない」ということにされている)。壁外地域に対しては調査兵団が担うのみで、消極的な傾向にある。壁外地域に関する情報発信については規制も行われているため、世論も壁外地域への関心が薄く、全体的に内向きな傾向にあるが、ウォール・マリア陥落による領土喪失で難民が急増し、急進的に軍拡が求められている。 ; 壁 : 人類の生息する全域を取り囲み、巨人の侵攻を防ぐ巨大な壁。高さ50メートル・厚さ10メートルほど(アニメ版最終話の「現在公開可能な情報」によると、少なくとも地下8メートルにも壁が存在する模様)。この内ウォール・マリアの総延長は3,200キロメートルにおよぶ<ref name="Btf1_32">{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall |edition=第1刷 |date=2011-12-02 |publisher=講談社 |series=[[講談社ラノベ文庫]] |isbn=978-4-06-375202-1 |page=32 }}</ref>。普段から補強作業が続けられることで、より強固なものとなっている。 : 王城と首都がある最も内側の壁「ウォール・シーナ」を中心に全体で3層の構造となっており、770年代には72万平方kmの範囲内に50万人の人々が暮らしていた<ref name="Btf1_32"/>。845年の巨人侵攻により一番外側の「ウォール・マリア」が放棄され、現在人類の活動領域は2番目の壁である「ウォール・ローゼ」まで後退している。 : 壁の扉部分にある行政区は他の場所より突出しており、ちょうどそこだけ壁が2重に存在するような形となっている。これは巨人が人間が密集している場所に惹かれて来る習性があることから、それを利用して巨人をおびき寄せて的を絞り、壁を警備するコストを抑えることが目的。この地区は駐屯兵団の常駐や税制の優遇によって経済的に潤うものの、それ以上に巨人に襲撃されるリスクが高まる。これに対し王政府は、先端の地区の住人を「最も勇敢な者」であるという[[プロパガンダ]]で住人の定着を促している。 : 壁の中にある人類の活動領域は、[[水]]や[[鉱物]]、[[天然ガス]]などの資源に恵まれている。また、領域の中心ほど標高が高くなっており、領土内の水源も有する。上流には工場都市の動力源となる巨大な滝があり、そこから外に向って河川が流れている。<!--アルミンの祖父の蔵書の記述から-->領土には海岸地域は存在しないが、作中のアルミンの発言から壁外世界には海洋が存在している模様。 : 壁の扉部分は他の壁の部分に比べ強度が劣るため、巨人に突破されたのはいずれもこの箇所である。そのため保守派によって埋められる計画があった。しかし、「壁外への扉を放棄することは人類の復権への意思を放棄することである」と主張する革新派によって計画が阻まれていた。 : その正体は、大型巨人を支柱とし、巨人の硬化能力によって生成した物質をそのまま外壁として利用したもの。「巨人から人類を守るはずの壁が、巨人によって構成されている」ことは極秘とされ、ウォール教をはじめとする秘密を知る者の中でも、たとえ殺されようとも絶対に口外してはならない掟がある。 ; 商会 : 商業活動を行う民間組織で、[[酒保商人]]としての活動もしている。政治や経済にも少なからぬ影響を持つほか、将来の領土回復を期待して軍事面でも関係を深めつつある。また、独自に会紙を印刷して情報発信活動を行っている商会もある。 ; ウォール教 : 壁内地域で布教活動を行っている宗教組織<ref group="注">特別兵法会議でニックを見たエレンは「宗教ってやつか」と思っていることから、現代でいう宗教と同じかは不明。</ref>。人類の生存を守る壁を崇めて神格化する教義を持ち、神職者および信者は3層の壁の紋章が付いたネックレスを首にかけている。 : 巨人の脅威に対しては徹底して内向きかつ教条的な保守思想を標榜し、壁の不可侵保存を主張。たとえ防衛のためであっても壁に工事を施すことさえ一切認めない方針をとっている。ウォール・マリア陥落の頃から急速に信者を増やし、内政にもある程度の発言権を得るほどに勢力を伸ばしつつあるが、一般民衆の間ではその主張に極端さを感じて距離を置く向きもある。 : 「壁」が巨人によって構成されているという秘密を知っており、それを知る者は死んでも口外してはならない。調査兵団と女型の巨人との戦闘で壁の中の巨人が姿を現したときは、ただちに調査兵団に命じて壁を補修させ、巨人が日光によって活動を再開させるのを防いだ。一方で壁の秘密は必ずしも厳秘ではなく、教団がその秘密を託したレイス家の者であれば、それを公にすることも可能。ハンジは、教団にとって壁の秘密は人類の存亡よりも大切らしいと推測した。 ; 巨人信奉者 : 本編より前の時代を描いた[[ノベライズ]]作品「進撃の巨人 Before the fall」の時代に活動していた宗教で、原作におけるウォール教に相当する。巨人を崇め「真の自由」を目指してシガンシナ区の門を開放するという凶行におよび、甚大な被害を引き起こした。憲兵団の捜査によってほぼ壊滅状態となる。生き残った信徒は教団の再興を目指し、象徴となり得る「巨人の子」であるキュクロ奪還を企図。イノセンシオ家を襲撃し当主ダリオほか数名を殺害した。その行為は結果的にキュクロとシャルルに自由を齎す格好となった。 === 兵団 === 城郭都市の内外の治安と軍事を担う組織。志願者は訓練兵団で各種訓練を受け、卒業後に希望する兵団を選択して配属される。兵団によって規模が大きく異なる。制服のジャケットの左胸と背中、袖には4分割[[フィールド (紋章学)|フィールド]]の[[エスカッシャン (紋章学)|盾]]を共通にした各兵団の[[紋章]]がつく。[[敬礼]]は右手で拳をつくり、子指側を左胸に当てる。これは「公(おおやけ)に心臓を捧げる」という意味合いが込められている。[[階級]]の設定は、団長や分隊長など大まかな区分け以外は不明。 ; [[国家憲兵|憲兵]]団 : 城壁内での[[警察]]業務と、王の[[近衛兵]]を担う組織<ref group="注">現実の憲兵隊も、[[フランス国家憲兵隊]]や[[カラビニエリ]]など、警察業務と要人警護を兼務させる国が多い。</ref>。駐屯兵団よりも上位の権限を持ち、安全な内地での職務であるため、希望者が後を絶たない。原則として訓練兵団卒業後すぐに志願できるのは上位10名のみである。また、経験を積んだ駐屯兵団の兵士が転属される場合もある。総兵員数は約2千人で、直属の駐屯兵団を含めると約5千人という[[旅団]]並の兵員を有する。 : 名の通り、憲兵業務(内部秩序の維持と統制)と治安管理を任務とする兵科のため、原則として巨人との戦闘には直接加わらない。ただし、壁外での活動が必要と判断された場合はこの限りではない。特にストヘス区での巨人出現事件で内地の安全性が揺らいで以降は、内政的問題として直接的な巨人への対処に迫られている様子が伺える。 : 兵民両方の統御を担う内務組織として政治方面にも影響力を持つ一方で腐敗や怠慢、[[職権濫用]]も横行している<ref group="注">アニメ版では官給品の横流しして汚職に手を染める者もいた。</ref>ため、他兵団や民衆からの反感もある。また、戦闘能力の高い者のみ入隊できるのだが、前記の通り堕落の限りを尽くし、巨人に対する戦略や戦術構築は皆無な上、戦闘訓練自体も慢性的に怠っているため、全体的な戦闘力は調査兵団はおろか駐屯兵団にも劣る。 : 紋章は盾に[[ユニコーン]]。 ; 駐屯兵団 : 壁の守備と強化、および壁内地域の防衛を担う兵団。巨人が出現する以前は、壁の修理が主な仕事だった。かつては、憲兵団同様に平和に謳歌して任務中にもかかわらず酒を飲む等して堕落していたが、845年にウォール・マリアが陥落して以降は意識が変わり、戦時中では防衛の要として真っ先に最前線に赴き巨人達と戦う。 : 兵士個人の戦闘力は調査兵団より劣るが、総兵員は約3万人という[[軍団]]並の兵員を有し、全兵団の中で主力を占める。 : 紋章は盾に二つ薔薇。 ; 調査兵団 : 唯一壁外に遠征し、王政府の拡大政策を担う兵団。名の通り外界の調査を主な任務とするため、壁外での活動においては独立した作戦立案と指揮命令の権限を持ち、場合によっては憲兵団に対しても指揮権を行使することもできるが、巨人との戦闘機会が最も多いゆえに戦死率は必然的に高く、成果も乏しかったため、かつては税金の無駄と軽視されていた。 : ウォール・マリア陥落以降は巨人を恐れない壁外での活動が認められるようになったが、850年のトロスト区奪還戦までの時点で総兵員数の約9割(アニメ版では6割)が戦死しており、騎馬兵約300名という[[大隊]]クラスにまで縮小している。このため将来の領土奪還作戦のための布石として、壁外地域での補給拠点確保と行軍ルート開拓が主な任務となっている。 : 戦死率の高さから慢性的な人材不足が続いており、常に新しい兵士を求めている。新兵は最初の遠征において5割(アニメ版では3割)以上が死亡し、それを乗り越えた者の中から生存率の高い優秀な兵士が選りすぐられていくという。入団式では(エルヴィンの意図で)この場にいる者は近い内にほとんど死ぬと宣告されたが、組織としては精鋭としての自負を持つ一方で、そうした過酷な現状を表に出すことには躊躇する傾向も見られる。 : 遠征以外にも、巨人の捕獲および生態調査も担当するなど、未知の領域に臨む任務が多いためか、型破りで変革の気性に富んだ個性的な面々が多い。また、相応の実力がなければ生き残っていられないため、所属者は総じて優秀であり、戦う環境が良ければ少数で多勢の巨人達と渡り合えるほどの実力を持つ。 : 対特定目標拘束兵器の開発の際に必ず成果を出すことを条件に多大な資金援助を募ったため、作戦の結果次第で常に存亡が問われる状況にある。また、現在はリヴァイやミケを筆頭とする古参兵士のほとんどが戦線を離脱か、あるいは戦死し、長所であった個人の戦力も大きく下降している。 : 紋章は盾に重ね翼(自由の翼を意味する)。 :; 特別作戦班 :: 別名'''リヴァイ班'''。リヴァイが班長を務める隊で、エレン配属を機に、彼の巨人化能力の解析と評価試験の任を託されて編成された[[特殊部隊]]。専用施設兼兵舎として調査兵団がかつて本部としていた古城を与えられている。第57回壁外調査で、女型の巨人の襲撃を受けてリヴァイとエレン以外のメンバーが全滅し、現在は機能していない。 : ; 訓練兵団 : 現代の軍における[[ブートキャンプ]]や教育部隊に相当する兵団。[[士官学校]]が存在するのかは不明。正式配属前の訓練生が所属し、各種訓練を受ける。巨人の壁内侵入に際しては、他兵団と連携して軍事行動を取る場合もある。 : 12歳以上の男女が入団対象。アニメ版では104期生の入団時の年齢は各々異なっている設定が追加されている<ref group="注">エレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、クリスタは12歳入団、アニ、マルコ、サシャは13歳入団、ライナー、ベルトルト、ユミルは14歳入団となっている。</ref>。建前上は[[志願制]]だが、ウォール・マリア陥落以降は軍拡を求める世論に押され、12歳を迎えても志願しない者は蔑まれる風潮が強まったため志願者が増加し、3層の各壁内地域の東西南北方面に駐屯する[[編成]]が8つに増やされた。各方面の駐屯地では約300人の訓練兵を擁している。なお、エレンたち104期生が所属していたのはウォール・ローゼ南方面駐屯の隊である。アニメ版では、850年に総勢218名が訓練課程を修了する。 : 志願しなかったり訓練に合格できなかった者は、食糧確保のため農作業に従事する「生産者」となる。訓練は極めて過酷であり、脱走する者や訓練中に死亡する者もいることが単行本の欄外情報やアニメ版で明かされている。 : 紋章は盾に違い剣。教官は訓練兵団の紋章の付いたコートを着用している。 === 戦術・装備 === 兵器および装備品は、主にウォール・シーナ内部の工場都市で生産されている。 自動車や航空機などの近代的な[[機械化]]戦力は存在しないため、[[歩兵]]や[[騎馬]]兵による[[白兵戦]]を主体とする。またライフル等の[[小火器]]類から、[[大砲]]などの[[重火器]]類の他、巨人捕獲用の機械なども配備されているが、全般的に巨人との直接戦闘には効果が薄く、限定的な運用に留まっている。また[[無線通信]]の類もないため、情報伝達は主に前線からの早馬(伝令兵)や、[[信号拳銃|信号弾]]などで行っている。 ; 立体機動装置 : アンヘル・アールトネンによって開発された対巨人戦用の装置一式。前線に立つ全兵士に支給されている。 : 腰裏に装着する筒状の本体と、そこから展開されているアンカー射出装置、武器と操作装置を兼ねる剣(の柄)、全身に張り巡らされた耐Gベルト、大腿部に吊り下げられた刀身ボックスと動力源のガスボンベからなる。 : 本体はガス圧を利用するファン駆動式の[[ウインチ]]。腰裏やや上にベルトによって多点固定されている。 : [[アンカー]]射出装置は本体からの支持アームによって装着者の両腰脇に展開され、ワイヤーはアームを通して射出装置へ繋がれている。射出装置は腰のベルトに設けられた側面接合部とも接続され、二点支持されている。 : 操作装置は射出装置基部と柄尻から伸びている管によって接続されており、そこから支持アーム中間に設けられているガス放出操作弁へと繋げられている。動力源のガスは管を用いて此方に接続されている。また、両手が塞がってしまう関係上、操作装置は[[剣]]の柄を兼ねる(後述)。 : 両大腿部横には多数の予備刀身を収納する刀身ボックス(箱形の鞘)、その上に動力供給源となるカートリッジ式ガスボンベが取り付けられている。一式を装備するとかなりのサイズと重量であるが、支持アーム(腰裏からセット後端を吊る様に配置)を用いた負荷軽減で水平を保つ様に出来ており、装着者の動きをそれ程害しはしないよう配慮されている。抜刀のしやすさ等、運用性も向上されている。 : 立体機動の高負荷に耐えるための耐Gベルトは主に腰を中心に下半身に装着。特に足裏から腰までを補強する様に配され、巻き上げ応力に対し重心を足で射ぬきそれに乗れるよう、それを補助・補強する目的で装備されている。頭部および頚部と腕部には装着されていない。応力制御のための装備であり、血流制御のための[[耐Gスーツ]]とは目的が異なる。 : 柄にあるトリガーを操作すると各種装置へのガス供給が行われ、アンカーの射出や、本体に内蔵された羽根車を回すことでワイヤーの巻き取り等が行える。またブレーキも付いていて巻き取りの速度調整や中断・途中停止もできる。ガスボンベの容量は多くなく単独での稼働時間は短い。持続的な運用を成すためには頻繁な補給が必要不可欠で、後衛の補給部隊が大型ボンベにて補給用ガスを運搬しつつ前衛に追従、前衛は戦闘の合間に後退・後衛と接触し、適宜補給を行う運用形態が取られている。 : 基本的な使用法は、アンカーの射出とそれに繋がるワイヤーを用いた巻揚げ昇降能力の多角利用。 : ワイヤー付きアンカーを建造物等の高所などに向けて打ち込み、伸ばしたワイヤーを巻上げる際、本体側を使用者毎アンカー側に引き寄せることで容易に登れない様な高所等へ到ったり、強力かつ高速な巻上げ能力を利用し、2つのアンカーを交互に別々の地点に対して使用することで歩行では敵わない高速移動を実現したりする。実質的に高低差を無視して行動できるのが利点。 : 欠点としては理想的なアンカー射出対象となる背の高い建築物や木々がないと満足に能力を発揮できないこと、稼働時間が短く単独での展開力が乏しいこと、ガス切れを起こすと兵員の戦闘力・機動力に著しい制限が生じること(装備一式は重く着脱も簡単ではないため)<ref group="注">作中では単体で複数の巨人と渡り合える実力者であっても、ガス切れによって窮地に陥ったり、そのまま戦死する状況が発生している。</ref>、また装置の本体部分は衝撃などで故障し易い上、構造が複雑なため簡易修理以外は受け付けないことなどがある。兵員は訓練兵団で野戦修理の方法を学ぶが、内部機構は[[ブラックボックス]]化されており本格的な修理は実質不可能で、詳細は装備提供元の技術部門のみが独占していることもあり、直せない場合は装置を捨てなければならない。 : 単行本第1巻の設定紹介ページによると、作者の「理系の友人」が設定に協力しているという。 : アニメでは本体が筒状から[[ゴング]]のような形に変更されている<ref>[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/7819782.html 進撃の巨人アニメ開始ッ!!]</ref>。 ; 剣(スナップブレード) : 立体機動装置の操作装置を兼ねる二対の「柄」型機器、そこに刀身が装着された状態のもの。 : 「柄」は一つのハンマー(撃鉄)らしき物、一つのブレーキレバー(制動操作装置)、二つのトリガー(引鉄)、二つの補助スイッチ(刃のリリースなど)を持ち、操作内容は柄尻から伸びる管を通して各所へ有線で送られている。接続先は柄からアンカー射出装置基部、そこから別口で後方のガス供給弁の順。 : 刀身長は柄と合わせて約88cm。切っ先は平らで厚みは薄く軽量な半刃刀身型。 : 刃の部分には特殊な製法で折れ筋が入れられており、[[カッターナイフ#「折る刃」式カッターナイフ|折る刃式カッターナイフ]]の刃を拡大延長したような外見をしている。高負荷が掛かった際には簡単に折れる仕様で、これにより持ち手や柄の保護を行っている。 : 対巨人用に特化しており、硬い肉を効率良く削ぐために良く“しなる”ようにできている。その分刃は捲れやすいため、軽量さを活かして多数の刀身を携行し、刃が損壊した場合は刀身ごと破棄して予備と交換する用法が取られている<ref group="注">基本的に破損することが前提の消費武器であり、使い方によっては一度の攻撃で破損してしまうこともある。予備刀身もガス切れと同様に完全に使い切ってしまうと対巨人戦において戦死につながりやすい。</ref>。 : 刀身の材質は強靭さとしなやかさを備えた超硬質スチール製とされる。これを生成するには複数のレアメタルと高炉が必要で、工場都市でしか作ることができない。また、鍛造時に用いられるレアメタル混入時の素材との配分比率はトップシークレットとなっている。 : 原作では当初、刀身ボックスは二列六対十二本を収めていたが<ref group="注">作画ミスなのか故意かは不明だが、一部シーンに異例あり。</ref>、アニメでは単列四対八本に変更され、それに準じてか原作の方も四対八本となっている<ref group="注">なお作者のブログ上部にある画像は六対十二本のまま。</ref>。なお「スナップブレード」という名称は連載開始時点では明かされていなかった。 ; 立体機動 : 立体機動装置を駆使した対巨人戦法で、現段階で最も効果的な対抗手段とされている。「立体機動戦」とも称される。所属兵団に関わらず、立体機動を最低限こなせることが兵士としての最低条件となっている。 : 基本的には立体機動装置で高所まで移動し、そこから巨人を中心に高速機動。隙を突いて白兵戦を仕掛け、急所を剣でV字型に削ぐ[[一撃離脱戦法]]を行うこととなっている。この際、ベルトに掛ける重心バランスを意図的に変えたり、伸ばしたワイヤーを障害物等に当てて急激な軌道変更を行ったりすることで、高速かつ三次元的な機動を実現し、巨人に捕獲されることを防いでいる。しかしながらこれらは高等技術にあたり、十分に使いこなせている兵士は少ない。 : 立体機動装置の根源的な問題として、理想的な立体建造物を別途必要とするため、開けた平地ではアンカーを撃つ場所が巨人以外になく、機動が単調となり捕獲されやすい。そのため平地での交戦は回避することが前提とされている。 : また装置を用いた昇降にも多少の時間を必要とする、移動できる高所があっても巨人に接近された場合は逃げられないことがある。また昇降は水平移動よりガス消費が多いこともあり<ref group="注">水平移動の多くは振り子運動を用いた機動となるため。</ref>、市街地では巨人から離れていても常に屋根の上を移動するなど高所を確保することに戦術の重点が置かれている。 : 立体機動には細かな体重移動の技術や、耐[[重力加速度|G]]能力が必要となるため、戦果は個人の技量や熟練度に依存している部分が大きい<ref group="注">ミカサやリヴァイの様に一人で複数体を仕留める者がいる一方で、一般兵は数名が組になってやっと一体を倒せる。</ref>。戦術が確立されるにつれ、それまで兵士に求められた屈強な肉体と筋力よりも、機敏さ、バランス感覚、空間認識能力、精密な装置の操作などが要求されるようになったことで、小柄な体格であっても不利に働くわけではない。また巨人一体に複数で攻撃を仕掛けるのが基本であるため、チームワークも要求される。 ; 訓練装置(仮称) : 立体機動装置のバランス感覚を覚えるための訓練を行う装置。腰の両側をワイヤーで釣ったまま直立姿勢を保てるようになるまで練習する。一部の部品が故障するとバランスを取るのが急激に難しくなる等の問題を抱えており、エレンはこのために訓練兵に落第しそうになった。 ; 壁上固定砲 : アンヘルによって開発された、城壁上部に設置された単発式の[[滑腔砲]]。外観は17世紀から18世紀後期に利用されていた初歩的な[[カノン砲]]に近く、砲身は人間との比較では2m前後。「固定砲」という名称だが、台座ごと城壁の上に設置されたレールで移動できるようになっている。また城壁に密着した巨人を狙えるように、砲口が直下まで向けられる様になっている。 : [[榴弾]]・[[ぶどう弾]]など複数種の砲弾が存在するが、発射前に固定作業が必要であるため速射性に劣り、高速で移動する巨人への命中率は低い。また、基本的には命中しても体の一部を吹き飛ばすだけで足止めにしかならない。ただし壁に群がった巨人に対しては、うなじを直接狙えるため威力を発揮する。 ; 小火器 : この世界の携帯可能な銃器は、巨人を仕留めるどころか有効打撃にもならないため、後衛部隊の倉庫に保管されているだけの存在となっている。口径などは不明だが、拳銃は至近距離なら人間の頭を貫通する威力があり、ライフルは巨人の目つぶしに利用された。 : Mobage版では、アイテムとしてラッパ銃や[[マッチロック式]]、[[フリントロック式]]の[[マスケット銃]]が設定されている。 ; 対特定目標拘束兵器 : 新開発された巨人用の拘束用兵器。開発にあたり出資者から多額の援助が必要であったとされる。外見は普通の荷馬車と同じように擬装されている。樽の中に七本の筒があり、両端に金属製の鏃を装着した大型のワイヤーが収納されている。爆発によって発射されると片方は巨人に、片方は背後の物体(初登場時は木)に打ち込まれ、ワイヤーの張力によって巨人の自由を奪う。ほかに関節に撃ち込んで運動を封じるための拘束用ニードル射出器も存在する。 ; 長距離索敵陣形 : エルヴィンが考案した調査兵団が行軍する際の陣形と戦術。これにより生存率を大幅に上げることに成功したという。 : 基本的には五つの層からなる菱形に展開し、巨人が追いつけない速度で行軍、巨人を発見した者が信号弾を撃ち、先頭付近にいる団長が全体の進路変更を信号弾で知らせることで、巨人と直接戦闘を極力回避する。 : 信号弾は、巨人を見つけた場合は赤色、全体が進む方向に緑色、奇行種を発見したり緊急の場合は黒色を上げる。 : 巨人と戦わずに回避を優先する陣形ではあるが、地形や建造物などによる視界の制限や足の速い巨人に対しては、陣の内部に侵入を許してしまうことがある。 : 設定協力者への謝辞がページ下部に記載されている。 ; 調査兵団の馬 : 通常の巨人を振り切れる速度で、長時間走れるように品種改良された馬。体高160cm、重量450 - 500kgほど。最高で時速75 - 80km、巡航時で35km、馬車を引かせた場合でも20km程度の速度が出せるため、長距離索敵陣形には必要不可欠な存在である。 : 乗っていた人間とはぐれても口笛で戻ってくるなど非常に優秀だが、価格は平均的な庶民の生涯年収という非常に高価な馬である。 === その他 === ; [[酵母]] : 補給拠点に置く食料の腐敗を遅らせるために使う。外見は人頭大ほどの大きさの発酵させた大豆の塊。ウォール・シーナ内でのみ生産される。詳細な原理は不明。 ; 巨大樹の森 : 樹高80mにもおよぶ巨木の森。壁の内外を問わず各所に点在している。なぜこの規模にまで発育したのか理由は明らかではない。かつては観光地として整備されていたが、ウォール・マリア陥落以降は荒れるままになっており、かろうじて道が残っている程度。 : 立体機動の真価を発揮できるため、調査兵団にとっては巨人に対抗するための重要な拠点である。 ; 工場都市 : ウォール・シーナ領内に位置する工場街。ノベライズ作品「進撃の巨人 Before the fall」の時代に完成した。シガンシナ区以上の規模を持ち、約5万人の人口を擁する。それまで各地に点在していた工場設備を一か所に集約したものである。職人とその家族のための居住区、商業施設、歓楽街などを備える。造幣局も置かれているため、内地でありながらも厳重な警備体制が敷かれている。街の中央に位置する高炉は50メートル近い威容を誇り、都市のランドマークとなっている。街の北端には幅500m、落差100mの巨大な滝があり、工場の設備は水力によって稼動する<ref>{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall |edition=第1刷 |date=2011-12-02 |publisher=講談社 |series=講談社ラノベ文庫 |isbn=978-4-06-375202-1 |pages=76-77 }}</ref>。 ; 地下街 : ウォール・シーナ内に存在する遊興街。本来は巨人に備えた避難場所として用意された空間であるが、現在はあらゆる娯楽と犯罪が集まる無法地帯と化している。住人は数百から数千。人口の流入につれ規模を拡大させており、その全貌を知る者は皆無。富裕層や司法側の人間も顧客として利用しており、住人は互いに素性の詮索をしないことが暗黙の了解となっている<ref>{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall 2 |edition=第1刷 |date=2011-03-30 |publisher=講談社 |series=講談社ラノベ文庫 |isbn=978-4-06-375228-1 |pages=88-89 }}</ref>。 ; 黒金竹(くろがねだけ) : 工場都市北の山岳地帯に自生する特殊な植物。外見こそ[[竹]]だが白銀色の輝きを持ち、並の金属とは比較にならない硬度と軽さをもつ。立体機動装置に欠かせない原料であり、アンカー部の素材に使用されているほか、葉は溶解させ取り出した[[葉脈]]を繊維とすることでワイヤーに、幹の空洞部分はボンベに使用されている<ref>{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall |edition=第1刷 |date=2011-12-02 |publisher=講談社 |series=講談社ラノベ文庫 |isbn=978-4-06-375202-1 |pages=99頁,220頁 }}</ref>。 ; 氷爆石(ひょうばくせき) : 工場都市の地下でのみ産出される石。地下[[カルデラ湖]]に膨大な量が埋蔵されている。一見すると氷だがその実体は地下のガスが凍ったものであり、常温では体積が200倍にまで膨張する<ref>{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall |edition=第1刷 |date=2011-12-02 |publisher=講談社 |series=講談社ラノベ文庫 |isbn=978-4-06-375202-1 |pages=83-88 }}</ref>。立体機動装置に使用されているガスの原料。 ; 鋼貨 : 小指の先端ほどの金属の固まりに工場都市の刻印がなされたもの。黒金竹を精錬する過程で生み出される低質の鋼を利用したものであり、鋼貨一個で平均的な家庭一日分の食費にあたる<ref>{{Cite book|和書 |author=原作:諫山創 / 著:[[涼風涼]] |title=進撃の巨人 Before the fall 2 |edition=第1刷 |date=2011-03-30 |publisher=講談社 |series=講談社ラノベ文庫 |isbn=978-4-06-375228-1 |page=89 }}</ref>。 ; 座標 : ライナーとベルトルト達が探し求めているもの。一般的な[[座標]]とは違う模様。ライナー達はこれを探すことが任務であるが、詳しいことは不明。しかし、敵意を向けた相手に周りの巨人達に襲わせるなど、巨人を操るような力を見せている。エルヴィン達のエレン奪還作戦の途中で、その「座標」がエレンの手に渡ってしまった模様。ライナーによれば、「この世で一番それを持ってはいけない」とエレンにその「座標」を持ったことを非常に危険視している。 == 作品の成り立ち == === 連載開始まで === 本作は元々、作者の諫山創(当時19歳)が漫画家デビューを果たす前の[[2006年]]に編集部へ持ち込みをするための読み切り作品として考案された<ref>{{Cite web |author=諌山創 |date=2011-09-04 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/5792031.html |title=進撃の巨人の連載権を得ようとしてた時のネーム |work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。諫山は本作を構想したきっかけとして「原点は覚えていないが閉鎖空間での極限状態を描きたいと思ったのが始まりで<ref name="play-boy2">{{Cite web |author=水野光博 |date=2011-02-22 |url=http://wpb.shueisha.co.jp/2011/02/22/2698/ |title=【インタビュー】漫画『進撃の巨人』作者・諌山創[後編]「自分のこと偽物だと思っています」 |work=[http://wpb.shueisha.co.jp/ 週プレNEWS] |publisher=集英社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、巨人を最大限に活かすことの出来る世界観を考えた<ref name="HiHo">{{Cite journal|和書 |title=今年の夏は節電対策で漫画を読もう!諫山創×[[町山智浩]] |date=2011年6月号 |publisher=[[洋泉社]] |journal=[[映画秘宝]] |pages=58-60 }}</ref>。まずは世界観ありきで創り始めた<ref name="GONG"/>」と語り、この構想を形とした読み切り版「進撃の巨人」を『[[週刊少年マガジン]]』(以下『週マガ』)を発行している少年マガジン編集部へ持ち込んだところ同編集部主催の新人賞・2006年7月期MGP(マガジングランプリ)にて佳作を受賞するに至った<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/SEP/02065/01/nf/happyou/prize_b/2006_07/ |title=7月期MGP結果大発表!! |work=[http://kc.kodansha.co.jp/ ホーム|講談社コミックプラス] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。なお読み切り版「進撃の巨人」は当初、他社の編集部へ持ち込んだがこのように評価されることはなかったという<ref name="GONG"/>{{refnest|group="注"|諫山のブログには[[週刊少年ジャンプ|少年ジャンプ]]編集部へ2回持ち込みをした旨が書かれているが<ref>{{Cite web |author=諌山創 |date=2009-12-19 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/1922630.html |title=変身!!!! |work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、この「他社の編集部」が少年ジャンプ編集部かどうかは明言されていない<ref name="GONG"/>。なお諫山は高校生の時に少年ジャンプ編集部へ1回郵送で投稿し<ref>{{Cite web |author=[[長島☆自演乙☆雄一郎]]、諫山創、西中賢治 |date=2011-09-27 |url=http://wpb.shueisha.co.jp/2011/09/27/7114/ |title=【ひきこもり対談】長島☆自演乙☆雄一郎×諌山創「俺たちリア充なんかになりたくない!」後編 |work=[http://wpb.shueisha.co.jp/ 週プレNEWS] |publisher=集英社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、専門学校生の時には持ち込み用に2作品を制作している(この内の1作が「進撃の巨人」であり、初めて講談社へ持ち込んだのも本作である<ref name="kono_man">{{Cite book|和書 |title=[[このマンガがすごい!]] 2011 |edition=第1刷 |date=2010-12-24 |publisher=[[宝島社]] |isbn=978-4-7966-7960-2 |pages=4-9 |chapter=進撃の巨人 諫山創 Special Interview }}</ref>)<ref name="HiHo"/>。<!--おそらく持ち込み用に制作した2作品を少年ジャンプ編集部へと持ち込みしているので「他社の編集部」は「少年ジャンプ編集部」であると思われますが、憶測でしかないのでその旨は詳細が明かされない内は書かないで下さい。-->}}。 その後、[[2009年]]9月に創刊予定であった『別冊少年マガジン』(以下『別マガ』)の連載作品を決めるため、ダーク・ファンタジーをテーマとした[[コンペ]]が少年マガジン編集部内で開催されることとなる<ref>{{Cite web |date=2012-09-21 |url=http://twitter.com/betsumaga/status/249120907547779072 |title=Twitter / betsumaga: 第一回のコンペはダークファンタジー漫画コンペでした。第二回は ... |work={{twitter|betsumaga|別冊少年マガジンの班長}} |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。そこで諫山を持ち込み受け取り時から担当していた編集者の[[川窪慎太郎]]は、諫山の作風が『別マガ』の[[コンセプト]]に合致しているとの考えからコンペに合わせて読み切り版「進撃の巨人」を連載用に創り直すことを諫山へ提案<ref name="pafu">{{Cite journal|和書 |author=松山郷 |title=「進撃の巨人」担当 川窪慎太郎氏インタビュー |date=2011年4月号 |publisher=[[雑草社]] |journal=[[ぱふ]] |page=28 }}</ref><ref name="en-japan">{{Cite web |url=http://enjapan2014.com/companyView/pro.cfm?RecruitmentID=66470&ProfessionalID=1 |title=『進撃の巨人』ヒットの裏に隠された、若き編集者と新人漫画家の奮闘記。 |work=[http://wpb.shueisha.co.jp/ [en] 学生の就職情報2014] |publisher=[[エン・ジャパン]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。こうして現在の連載版「進撃の巨人」が連載コンペに回され、その結果創刊号からの連載開始が決定した。なおコンペに回した第1話・第2話のネームは現在発表されている第3話・第4話に当たるものであり、現在の第1話・第2話は連載開始決定後に新たに差し込んだものである<ref>{{Cite web |author=諌山創 |date=2009-11-12 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/1922630.html |title=進撃の巨人の話 |work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。これについて諫山は「キャラクターの過去・背景を描いた方が読者に感情移入してもらえると思った」とし、担当編集者の川窪もこれに賛同。編集部内には「このままでも十分面白い」という意見も存在したが、川窪は『別マガ』の「アンチ『週マガ』」「これまでに無い漫画雑誌を創る」というテーマにも後押しされ諫山の意見を貫き通したという<ref name="en-japan"/>。このように本作の連載開始には『別マガ』のコンセプトが大きく関わっているが、このことに関して『別マガ』班長(他雑誌における編集長と同意の役職)の[[朴鐘顕]]は「『週マガ』では始められなかっただろう」と述懐している<ref name="asahi">{{Cite web |author=宮本茂頼 |date=2011-06-01 |url=http://book.asahi.com/clip/TKY201105310332.html |title=「食われる」絶望との戦い 「進撃の巨人」諫山創に聞く |work=[http://book.asahi.com/ BOOK asahi.com] |publisher=[[朝日新聞社]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 なお連載版の元となった読み切り版「進撃の巨人」は、テレビアニメ版BD&DVD第1巻初回限定盤に「進撃の巨人」0巻として付属された<ref>{{Cite journal|和書 |date=2013年6月号 |publisher=講談社 |journal=別冊少年マガジン |page=10 }}</ref>。 === 連載開始後 === 上記のような経緯で連載版「進撃の巨人」は2009年9月9日発売の『別マガ』創刊号より連載を開始する。この創刊当時はほぼ無名の新人作家による作品であったが、センターカラーでの掲載に加えてタイトルページにて「この才能は本物か!?」という煽り文も付与されるなど、編集部からは期待される中での連載開始となった<ref name="oshimi">{{Cite web |date=2009-09-17 |url=http://betsumaga.weblogs.jp/blog/2009/09/post-4d04.html |title=「進撃の巨人」は押見先生いちおし! |work=[http://betsumaga.weblogs.jp/ 『別マガ』班員は今日も困っている。] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/kEgB4|archivedate=2013-07-02}}</ref>。川窪によると手探りの中で創刊した雑誌での新連載であったため、当初は指針や読者の傾向などが不明瞭で苦労したが、そのおかげで実験的なことも可能であったという<ref name="pafu"/>。なお同誌にて同じく創刊号から「[[惡の華]]」の連載を開始していた[[押見修造]]は、創刊号発売時点で掲載作品の中では本作がイチオシであるとの発言をしていた<ref name="oshimi"/>。 当初は読者の反響はそれほどではなかったが、連載開始から3か月ほど経った時点で読者アンケートが急速に伸び始め<ref>{{Cite web |date=2009-11-22 |url=http://betsumaga.weblogs.jp/blog/2009/11/post-59bd.html |title=人気アンケートについて。 |work=[http://betsumaga.weblogs.jp/ 『別マガ』班員は今日も困っている。] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/kT9PW|archivedate=2013-07-02}}</ref>、2010年3月発売『別マガ』発の単行本第1弾に第1巻がラインナップされることとなる。この頃『別マガ』班長・朴は既に本作を雑誌の3本柱の内の1つ考えていたこともあり<ref name="daigaku_manga">{{Cite book|和書 |author=神谷直己 |title=大阪芸術大学 大学漫画 |date=2009-12-08 |publisher=発行:[[大阪芸術大学]] 発売:[[小池書院]] |volume=vol.14 |pages=24-27 |isbn=978-4-86225-559-4 |chapter=【2009年】今、“月刊マンガ誌”が熱い!! 「別冊少年マガジン」編集責任者インタビュー }}</ref>、少年マガジン編集部では新人の初単行本が通常初版2万部発行のところを倍の初版4万部発行で発売したという<ref>{{Cite book|和書 |title=[[COMITIA#キーワード|ティアズマガジン]] |date=2011-08-06 |volume=vol.97 |pages=60-61 |chapter=編集王に訊く 週刊少年マガジン・川窪慎太郎 }}</ref>。しかしそれにもかかわらず売れ行きがよく、『別マガ』発の単行本の中で重版第1号を果たすこととなった<ref>{{Cite web |date=2009-11-22 |url=http://betsumaga.weblogs.jp/blog/2010/03/post-4c0e.html |title=「進撃の巨人」重版一番乗り! |work=[http://betsumaga.weblogs.jp/ 『別マガ』班員は今日も困っている。] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/ffZsl|archivedate=2013-07-02}}</ref>。 また第1巻発売から3か月後の[[2010年]]6月に発売された『[[オトナファミ]]』([[エンターブレイン]])2010 August号では、単行本既刊3巻以下の作品を対象とした「NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」にて第2位を獲得(1位は「[[テルマエ・ロマエ]]」)<ref name="otona_fami">{{Cite journal|和書 |title=NEXTブレイク漫画ランキングBEST50|date=2010 August|publisher=発行:[[エンターブレイン]] / 発売:[[角川グループパブリッシング]]|journal=[[オトナファミ]]|page=10}}</ref>。2010年12月の第3巻発売時には既刊2巻の累計のみで発行部数100万部の大台を突破し<ref>{{Cite web |date=2010-04-16 |url=http://mantan-web.jp/2010/12/08/20101208dog00m200014000c.html |title=進撃の巨人:口コミでコミックス100万部突破 わずか2巻8カ月で大台 |work=[http://mantan-web.jp/ MANTANWEB(まんたんウェブ) - 毎日新聞デジタル] |publisher=[[毎日新聞社]] |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110602145653/http://mantan-web.jp/2010/12/08/20101208dog00m200014000c.html |archivedate=2011-06-02 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、さらに同月発売の『[[このマンガがすごい!]] 2011』([[宝島社]])オトコ編では第1位を獲得するなど第1巻発売から1年も満たない内に人気作品へと急成長した<ref name="mantan">{{Cite web |date=2010-12-16 |url=http://mantan-web.jp/2010/12/16/20101216dog00m200003000c.html |title=進撃の巨人 :「このマンガがすごい」効果でコミックス3巻がシリーズ初の首位 |work=[http://mantan-web.jp/ MANTANWEB(まんたんウェブ) - 毎日新聞デジタル] |publisher=毎日新聞社 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20101217090710/http://mantan-web.jp/2010/12/16/20101216dog00m200003000c.html |archivedate=2010-12-17 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。この背景には本作の面白さに加え、[[口コミ]]や前述した多数のコミックランキングへのランクインもさることながら、本作・そして『別マガ』の両方を宣伝するために出張読み切りとして知名度の高い『週マガ』2010年10号<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02065/back/760 |title=週刊少年マガジン2010年10号 |work=[http://kc.kodansha.co.jp/ ホーム|講談社コミックプラス] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>や同誌2011年2,3合併号<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02065/back/1111 |title=週刊少年マガジン2011年2,3合併号 |work=[http://kc.kodansha.co.jp/ ホーム|講談社コミックプラス] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>へと特別編を掲載したことも1つの要因となった<ref name="mantan"/>(出張読み切りの詳細は[[別冊少年マガジン#特徴]]を参照)。なお第4巻発売から約1か月後の時点では、発行部数で換算して第1巻を購入した人の約93%が第4巻まで買っていたという計算結果が出ている<ref>{{Cite web |date=2009-09-17 |url=http://betsumaga.weblogs.jp/blog/2011/05/post-7bd3.html |title=単行本の部数と減衰率(byH本) |work=[http://betsumaga.weblogs.jp/ 『別マガ』班員は今日も困っている。] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/YK7WR|archivedate=2013-07-03}}</ref>。 2011年開催の第35回[[講談社漫画賞]]では少年部門を受賞している。 9巻までの単行本の発行部数は2013年4月初頭(10巻発売時点)で累計1200万部を超えていたが<ref name="busuu">{{Cite journal|和書 |date=2013年5月号 |publisher=講談社 |journal=別冊少年マガジン |page=表紙 }}</ref>、アニメが放送されてからは更に売上が伸び、同年の8月初頭(11巻発売時点)に10巻までの発行部数が累計2300万部を突破したことが明らかにされた<ref>単行本11巻帯より</ref>。 [[韓国]]では、2011年から正式翻訳出版されているコミックスが35万部以上の売り上げを記録している(2013年8月時点)。アニメも日本と同時期にテレビ放送された。あまりの人気に放送日時が変更されたり、主題歌やオリジナルサウンドトラックまで日本と同時に発売されるなどの異例のブームとなった。<ref>{{Cite web |date=2013-08-16 |url=http://biz-journal.jp/2013/08/post_2704.html |title=マンガ『進撃の巨人』、韓国で異例の大ブーム&社会現象化のワケと裏側〜日韓同時放送も(1/2) |work=ビジネスジャーナル |publisher=[[サイゾー]] |accessdate=2013-08-17 }}</ref> [[アメリカ]]ではニューヨークタイムズ(NYタイムズ)のベストセラーコーナーに掲載される週間マンガランキングの2013年10月第2週で、本作の1巻が第1位になった。2位が2巻、4位が7巻、5位が3巻とベスト5のうち本作が4冊を占める結果となった。 == 制作背景 == 本作を創作するにあたり作者である諫山は多数の既存作品、そして自身の経験から影響を受けていると述べている。 また、[[小太刀右京]]や[[三輪清宗]]が設定協力として参加している。 === 巨人の制作 === 「人を喰う巨人」については、小学生の頃に偶然視聴した[[特撮映画]]「[[フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ]]」の影響を受け<ref name="gendai"/><ref name="GONG">{{Cite journal|和書|author=松山郷|title=【私と格闘技】第十三回 漫画家 諫山創|date=2010年11月号|publisher=[[イースト・プレス]]|journal=[[ゴング格闘技]]|pages=84-87}}</ref>、諫山が受けたトラウマの1つになっている<ref name="DaVinci_interview"/>。また同時期に読んだ少年漫画「[[地獄先生ぬ〜べ〜]]」に登場する“人食いモナリザ”にも影響を受けるなど、これらの作品が巨人を着想するに至る要素となった<ref>{{Cite web|date=2012-12-08|url=http://www.oricon.co.jp/news/movie/2019476/full/|title=『進撃の巨人』原作者・諫山創氏、TVアニメ化に「光栄、リア充」|work=[http://www.oricon.co.jp/ ORICON STYLE]|publisher=[[オリコン]] |accessdate=2013-05-15}}</ref>。諫山は最初に投稿してから装置類などを変更した複数のバージョンを制作・投稿しているが、「人を喰う巨人」というコンセプトには変更がない。 作中に数多存在する戦闘シーンでは、諫山の怪獣特撮・[[変身 (ヒーロー)|巨大ヒーロー]]好きもあって[[特撮]]テイストが多く盛り込まれている他<ref name="kono_man"/>、[[格闘技]]好きも大きく反映されており、格闘技に実際に存在する技や特定の選手をイメージしてデザインした巨人・パンチの方法などが作中に登場している(実例は[[#巨人]]を参照)。また諫山には[[ウルトラマン]]に格闘技をさせたいという考えもあったという。なお読み切り版時では巨人が記号的な[[モンスター]]であったが、諫山は後日行なわれた新人賞の授賞式にて少年マガジン編集部編集長の[[森田浩章]]から「巨人をもっと怖く」との助言を受けていた<ref name="play-boy2"/><ref name="GONG"/>。そこで自身が[[ネットカフェ]]で[[アルバイト]]をしている最中に経験した泥酔し「何を考えているか全くわからないのに知恵はある」客とのやりとりで感じた「意思疎通の出来ない人間」への恐怖体験を参考にして<ref name="asahi"/><ref name="HiHo"/>、記号的に[[牙]]や[[角]]などを付けるのではなく巨人の表情を[[喜怒哀楽]]のどれか1つに限定させることで、巨人から恐怖感や不気味さを生み出すことに成功した<ref name="kono_man"/>。 巨人の「[[食べ物]]である人間を食しておきながら栄養として吸収しない」という行為に関しては、「後付けである」としながらも菓子研究家の[[福田里香]]が提唱するフード理論に基づいている<ref name="sou-en">{{Cite journal|和書|author=福田里香|title=なぜ食べるのか?謎が謎を呼ぶ衝撃のSFフード活劇『進撃の巨人』|date=2011年7月号 |publisher=[[文化出版局]]|journal=[[装苑]]|page=123}}</ref>。フード理論には「善人は食べ物を美味そうに食べる」「正体不明人物は食べ物を食べない」「悪人は食べ物を粗末に扱う」という3原則があり、これを[[TBSラジオ&コミュニケーションズ|TBSラジオ]]の「[[ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル]]」にて聞いた諫山は「なるほど」と納得<ref name="GONG"/>。そこで「巨人はお腹いっぱいになったら吐き出す」という設定の追加を行なったり<ref>{{Cite journal|和書|author=[[吉田豪]] |title=第121回 吉田豪インタビュー 諫山創|date=2012年11月号|publisher=[[コアマガジン]]|journal=BREAK Max|pages=86-89}}</ref>、第2巻でのミカサ回想シーンにおいては「食べるという行為の元は戦いだ」と改めて感じながら描写したという<ref name="sou-en"/>。 === 世界観の制作 === 周囲を壁に囲まれるという閉塞した世界観は、諫山が「壁のような山に囲まれた」と表現する出身地([[大山町 (大分県)|大山町]])から外に飛び出したいという少年時代の心境が反映されており、そのまま「壁の中から出て広い世界に行きた」いというエレンの行動原理にも繋がっている。また「この大山町が、進撃の巨人の舞台になってるのです」とも語っている<ref>[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/8001468.html 温泉宿泊施設「ひびきの郷」]</ref>。 一部の用語(「人を喰う[[巨人 (伝説の生物)|巨人]]」、「ユミル」など)は[[北欧神話]]からの引用である。作者曰く、北欧神話を3割知っていたらネタバレとのこと。 [[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛アドベンチャーゲーム]]「[[マブラヴ オルタネイティヴ]]」から強く影響を受けたと語っている。進撃の巨人を執筆するにあたって、同作品に触れた際に感じた「作り手に殺される」と感じる程の悪意的姿勢を自分なりに表現し、世間に投げつけたかったと諫山は述べている。<ref>漫画版『マブラヴ オルタネイティヴ(7)』 2011年10月27日発売 SPECIAL ILLUST&COMMENTより。</ref><ref name="HiHo"/><ref>{{Cite web|author=諌山創|date=2012-12-29 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/7653890.html|title=良いお年を的な内容|work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史]|accessdate=2013-05-12}}</ref>前述した「地獄先生ぬ〜べ〜」などと共に諫山にとっての[[トラウマ]]となっている<ref name="HiHo"/><ref name="guide_book1">{{Cite book|和書|author=諌山創|title=進撃の巨人 INSIDE 抗|edition=第1刷|date=2013-04-09|publisher=講談社 |series=KCデラックス|isbn=978-4-06-376816-9|pages=159-165|chapter=諫山創先生スペシャルインタビュー}}</ref>。 [[司馬遼太郎]]の[[歴史小説]]「[[坂の上の雲]]」にも影響を受けており、弱者が強者(絶対的に不利な相手)へ挑むという展開を創る上での参考となっている<ref name="gendai"/>。 読み切り版考案時は作品世界を現代の荒廃した世界にする案もあったが、諫山自身の画力などから考慮して現在のような中世[[ヨーロッパ]]を思わせるファンタジー的な世界にしたという。しかしこれは創作上の「逃げ」を作り出すということも考慮されており、作品世界の[[テクノロジー]]を現実より劣化させることによってより絶望的な世界の構築が可能となった<ref name="HiHo"/>。またこの「逃げ」によって作品世界へと容易に登場させることが可能となった架空の物事に関しては、いわゆる「[[中二病]]的なアイデア」であったとしてもなるべく根拠を求めていく姿勢を採っているという<ref name="kono_man"/>。また、弱い者が強い者に挑むという展開は、諫山自身の経験や思いが多分に反映されている。諫山は漫画のようなものを描き始めた高校2年生位の頃から弱者を主人公とした作品ばかり描いていたが<ref name="otona_fami"/>、幼少期から常に同世代と比べて10キロほど体重が軽いこともあって劣等感を感じていたという<ref>{{Cite web|author=水野光博|date=2011-02-21|url=http://wpb.shueisha.co.jp/2011/02/22/2698/|title=【インタビュー】漫画『進撃の巨人』作者・諌山創[前編]「中高時代、状況が許すなら引きこもっていた」|work=[http://wpb.shueisha.co.jp/ 週プレNEWS]|publisher=[[集英社]]|accessdate=2013-05-12}}</ref><ref name="GONG"/>。しかしそれでもちびっこ[[相撲]]大会に強制的に参加させられ全国ランキングに入る程の相手と対戦しなければならない状況に陥って強大なモノへの絶望感を味わったり<ref name="guide_book1"/><ref name="GONG"/>、友人との度胸試しから最後まで逃げてやらなかったという過去の経験などが、「もっと真面目にやれば良かった」という後悔や歯がゆさなどに繋がって反骨心としてこのような展開を描くようになったと諫山は述べている<ref name="HiHo"/><ref name="guide_book1"/>。 2013年11月9日放送のテレビ番組『[[日立 世界・ふしぎ発見!]]』「宇宙からの贈り物 隕石が生んだ南ドイツの奇跡」<ref name="fushigi_hakken">{{Cite web |date=2013-11-09 |url=http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20131109/p_1.html |title=宇宙からの贈り物 隕石が生んだ南ドイツの奇跡 |work=日立 世界ふしぎ発見! |publisher=TBSテレビ |accessdate=2013-11-10 }}</ref> において、アニメ声優がナレーションや吹替えを担当するなど、ドイツの[[ネルトリンゲン]]と作品との関連を匂わせる構成がなされていたが、番組公式アカウント( @fushigi_hakkenP )のツイートは、「なお、作者の諫山先生は独自の世界観で描いていらっしゃるということです!決してネルトリンゲンは「進撃の巨人」の舞台のモデルではありません!」としている。<ref name="fushigi_hakken_tweet" group="注">「一つだけ皆様にお伝えしたいのは、作者の諫山先生は独自の世界観で描いていらっしゃるということです!決してネルトリンゲンは「進撃の巨人」の舞台のモデルではありません!」[https://twitter.com/fushigi_hakkenP/status/397994008229597184 @fushigi_hakkenP/世界ふしぎ発見!AD(ふしぎ発見!プロデューサーJとロケ担当ADがつぶやく番組アカウント)2013年11月5日-21:49]</ref> == 社会的評価 == 本作は前述の通り単行本第1巻発売直後から様々な社会的評価を受けている。代表的なものは『オトナファミ』2010 August号掲載「NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」第2位<ref name="otona_fami"/>、『[[ダ・ヴィンチ]]』([[メディアファクトリー]])2010年9月号にてプラチナ本への選出<ref name="platina">{{Cite web |url=http://ddnavi.com/dav-contents/23005/ |title=2010年09月号 『進撃の巨人』 |work=[http://ddnavi.com/ ダ・ヴィンチ電子ナビ] |publisher=メディアファクトリー |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、『このマンガがすごい! 2011』オトコ編第1位、[[全国書店員が選んだおすすめコミック]]2011第1位、第4回[[マンガ大賞]]第7位、第35回[[講談社漫画賞]]少年部門受賞、などと多岐に渡っているが、この内『ダ・ヴィンチ』2010年9月号掲載プラチナ本への選出時には同誌編集長の[[横里隆]]が「分からないことだらけの圧倒的な絶望感の中で、主人公たちが生き延びるために戦い続けることに魅力を感じ、またそこにリアリティがあるため怖い。怖いものは面白い」と評した<ref name="platina"/>。また[[評論家]]の[[宇野常寛]]は「この作品は「[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]」第1作に代表されるような[[昭和]]時代の怪獣映画や変身ヒーロー物の作品内にて、[[国家]]や[[戦争]]といった個人ではどうにもならない物のイメージを持って登場した“大きなもの”を備えている。しかし[[21世紀]]となった現在では“大きなもの”のイメージを過去のように[[ステレオタイプ]]な悪役にせず新たに更新する必要があるものの、その姿はまだどう変わるか分からない。それでも“分からない大きなもの”をどう受け止めるかというテーマに対して主人公達は正面から格闘していて、その本質から逃げない姿勢が読者を惹き付けているのではないか」と評している<ref>{{Cite journal|和書 |title=[[宇野常寛]]インタビュー |date=2011年6月号 |publisher=メディアファクトリー |journal=ダ・ヴィンチ |page=139 }}</ref>。[[三菱UFJリサーチ&コンサルティング]]芸術・文化政策センター長の太下義之はこの作品が人気を集めた要因として、謎が謎を呼ぶ形のプロット、その謎を仕掛ける作者の存在を読者に意識させる[[メタフィクション|メタ・フィクショナル]]な構造、[[二次創作]]の余地を生む世界観、『[[寄生獣]]』に通じる閉塞感などを挙げている<ref name="thepage">{{Cite web | date=2013-08-12 | url=http://thepage.jp/detail/20130812-00010002-wordleaf | title=大人気の「進撃の巨人」 その魅力とは? | work=THE PAGE | publisher=ワードリーフ | accessdate=2013-08-13}}</ref>。この他、2011年発表の第35回講談社漫画賞にて審査員を担当した[[漫画原作者]]の[[樹林伸|安童夕馬]](樹林伸)は「まだ序章ではないかという意見も存在したが、候補作の中では頭ひとつ飛び抜けており、今この作品の“勢い”に賞を出すことは意義がある」とコメントしている<ref>{{Cite journal|和書 |title=第35回講談社漫画賞選評 |date=2011年6月号 |publisher=講談社 |journal=別冊少年マガジン |pages=140-141 }}</ref>。 なお2011年[[3月11日]]以降は作品内容上、[[東日本大震災]]に絡めて評されることが多くなっている。『ダ・ヴィンチ』2011年6月号掲載の特集では「作中に登場する“前に巨人に襲われてから100年経っていたため脅威を忘れていた人々”や“自分の財産を守ろうとして人々の避難を邪魔した商人”などのキャラクター、そして“巨人”そのもの。これら全てが震災前に描かれたにもかかわらず震災を連想させるものばかりであり、震災後の日本と同じく本作も巨人から世界を取り戻すという“復興”を目指す作品である」とした上で、「ますます時代に関わる重要な作品になっていくだろう」と紹介している<ref>{{Cite journal|和書 |author=新田五郎 |title=反撃!『進撃の巨人』 僕らが再び立ち上がる覚悟 |date=2011年6月号 |publisher=メディアファクトリー |journal=[[ダ・ヴィンチ]] |pages=134-139 }}</ref>。震災については諫山自身も映画評論家・[[町山智浩]]との対談記事にて「作品内容に影響は無い」としながらも<ref name="HiHo"/>、別の[[インタビュー]]記事では「以前の日本には閉塞感が漂っていたが、震災を境に変わってしまった。今後は目の前にある脅威に対してどうやって勝ち得るのかを描いていきたい」と述べている<ref name="DaVinci_interview"/>。 == 書誌情報 == === 単行本 === * [[諫山創]] 『進撃の巨人』 [[講談社]]〈[[講談社コミックス|講談社コミックスマガジン]]〉、既刊12巻 *# 2010年{{0}}3月17日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234608437|title=進撃の巨人(1)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384276-0 *# 2010年{{0}}7月16日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234609170|title=進撃の巨人(2)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384338-5 *# 2010年12月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234610395|title=進撃の巨人(3)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384410-8 - 特別編「リヴァイ兵士長」を収録。 *# 2011年{{0}}4月{{0}}8日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234640162|title=進撃の巨人(4)作品紹介|work=講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384469-6 *# 2011年{{0}}8月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234640627|title=進撃の巨人(5)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384513-6 - 特別編「イルゼの手帳」を収録。 *# 2011年12月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234641952|title=進撃の巨人(6)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384591-4 *# 2012年{{0}}4月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234642614|title=進撃の巨人(7)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234642632|title=進撃の巨人(7)限定版 作品紹介|work= プレミアムKC|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384652-2(通常版) / ISBN 978-4-06-362208-9(限定版) *# 2012年{{0}}8月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234643295|title=進撃の巨人(8)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234643270|title=進撃の巨人(8)限定版 作品紹介|work= プレミアムKC|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384712-3(通常版) / ISBN 978-4-06-362227-0(限定版) *# 2012年12月{{0}}7日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234644374|title=進撃の巨人(9)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234644417|title=進撃の巨人(9)限定版 作品紹介|work= プレミアムKC|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384776-5(通常版) / ISBN 978-4-06-362239-3(限定版) *# 2013年{{0}}4月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234645101|title=進撃の巨人(10)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234645150|title=進撃の巨人(10)限定版 作品紹介|work= プレミアムKC|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384839-7(通常版) / ISBN 978-4-06-362243-0(限定版) *# 2013年{{0}}8月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234645983|title=進撃の巨人(11)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4063949018 *# 2013年12月{{0}}9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234647041|title=進撃の巨人(12)作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/previously/list.php/1000004974|title=DVD付き 進撃の巨人(12)限定版 作品紹介|work= 講談社キャラクターズA |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-394976-6(通常版) / ISBN 978-4-06-358465-3(限定版) ; 限定版〈[[講談社の漫画レーベル#雑誌に依存しないレーベル|プレミアムKC]]〉 : 第7巻:超大型巨人の可動フィギュア([[海洋堂]]制作)が付属。 : 第8巻:ミカサ「立体機動」キーホルダーが付属。 : 第9巻:リヴァイ「立体機動」キーホルダーが付属。 : 第10巻:エレン「立体機動」キーホルダーが付属。 : 第12巻:オリジナルアニメDVD「イルゼの手帳」が付属。 なお正式な次巻予告の前にギャグ要素を含んだ描き下ろしの嘘予告ページが存在するが、第3巻初版では諫山がデザインに納得いかず改訂版が出版されている<ref>{{Cite web |date=2011-01-19 |url=http://betsumaga.weblogs.jp/blog/2011/01/post-4dc2.html |title=「進撃の巨人」に改訂版あり(byバック) |work=[http://betsumaga.weblogs.jp/ 『別マガ』班員は今日も困っている。] |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/QTtyh|archivedate=2013-07-02}}</ref>。 === 公式ガイドブック === * 諫山創 『進撃の巨人 INSIDE 抗』 講談社〈[[講談社コミックス#関連レーベル|KCデラックス]]〉 2013年4月9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006597|title=進撃の巨人 INSIDE 抗 作品紹介|work= KCデラックス|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-376816-9 * 諫山創 『進撃の巨人 OUTSIDE 攻』 講談社〈KCデラックス〉 2013年9月9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006598|title=進撃の巨人 OUTSIDE 攻 作品紹介|work= KCデラックス|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-376873-2 * 諌山創『進撃の巨人 ANIMATION SIDE 吼』 講談社 〈KCデラックス〉2014年2月7日初版発行 (同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006599|title=進撃の巨人 ANIMATION SIDE 吼 作品紹介|work= KCデラックス|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-376937-1 == ライトノベル == {{ライトノベル}} [[講談社ラノベ文庫]]より『'''進撃の巨人 Before the fall'''』(しんげきのきょじん ビフォー・ザ・フォール)のタイトルで[[ライトノベル]]化された。全3巻。著者:[[涼風涼]]、イラスト:[[THORES柴本]]。『[[月刊少年シリウス]]』2013年10月号より[[士貴智志]]による漫画版が連載。内容は原作漫画の前日譚となっている。 === ストーリー(ライトノベル) === {{Main2|登場人物|進撃の巨人の登場人物#進撃の巨人 Before the fall}} ; Before the fall : 工房で働く主人公'''アンヘル'''は、「ウォール・マリア」に設置されている対「巨人」用の大砲の製作者ではあったが、いまひとつその本当の恐ろしさを理解できずにいた。しかし、様々な事件や出来事によって「巨人」の本当の恐ろしさを知ったアンヘルは、親友の'''ソルム'''、'''マリア'''、壁外を調査する調査兵団を「巨人」から守るための兵器を開発する決意を固めるのであった。 ; Before the fall 2 : 巨人の吐瀉物から生まれた赤ん坊がいた。彼は「'''キュクロ'''」と名づけられ見世物として過ごす。辛く惨めな生活の中、少女'''シャルル'''との出会いによって人間性を取り戻したキュクロは、やがて自分の人生を狂わせた巨人との対峙を望むようになる。キュクロは前代未聞の「'''壁外遠征への密航'''」を試みるが…。 ; Before the fall 3 : 壁外から生還したキュクロは、ホルヘの薦めにより訓練兵団に入団する。そこで出会ったのはアンヘルが作りあげた「'''立体機動装置'''」であった。「これさえ使いこなせれば巨人を殺せる」と信じて訓練に励むキュクロであったが、その習得は困難を極めた。果たして立体機動装置は巨人討伐の決定打になり得るのか。 === 書誌情報 === ==== ライトノベル ==== *著:[[涼風涼]] / 原作:諫山創、講談社〈[[講談社ラノベ文庫]]〉、全3冊 * 『進撃の巨人 Before the fall』、2011年12月2日第1刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234641835|title=進撃の巨人 Before the fall 作品紹介|work= 講談社ラノベ文庫|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-375202-1 * 『進撃の巨人 Before the fall 2』、2012年3月30日第1刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234642816|title=進撃の巨人 Before the fall 2 作品紹介|work= 講談社ラノベ文庫|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-375228-1 * 『進撃の巨人 Before the fall 3』、2012年6月29日第1刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234643324|title=進撃の巨人 Before the fall 3 作品紹介|work= 講談社ラノベ文庫|publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-375243-4 ==== コミカライズ ==== *作画:[[士貴智志]] / 原作:諫山創・涼風涼 / キャラクター原案:THORES柴本、講談社〈シリウスKC〉、既刊1巻 * 『進撃の巨人 Before the fall 1』、2013年12月9日第1刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234647009|title=進撃の巨人 Before the fall 1 作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-376439-0 == スピンオフ漫画 == === 進撃!巨人中学校 === {{Main2|登場人物|進撃の巨人の登場人物#進撃!巨人中学校}} 『[[別冊少年マガジン]]』2012年5月号より『'''進撃!巨人中学校'''』(しんげき きょじんちゅうがっこう)のタイトルで連載中。内容は[[パラレルワールド]]で、「もし「進撃の巨人」の登場人物(巨人含む)が同じ中学校に通っていたら」というものを描いた[[ギャグ漫画]]である<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/SEP/04783/02/comics/201304/kyojinchugakkou1.html |title=進撃!巨人中学校 1巻紹介|マガメガ|別冊少年マガジン |work=[http://kc.kodansha.co.jp/ ホーム|講談社コミックプラス] |accessdate=2013-05-12 }}}</ref>。漫画:中川沙樹。『[[週刊少年マガジン]]』にも2013年35号に読み切りが掲載された。 なお発案者は『別マガ』前班長の朴であるが、そのコンセプトは[[弐瓶勉]]が『[[月刊アフタヌーン]]』(講談社)にて連載していた[[青年漫画]]「[[BLAME!]]」のスピンオフ作品「[[BLAME!#ブラム学園! シリーズ|ブラム学園!]]」であるという<ref>{{Cite web |author=諌山創 |date=2012-03-08 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/6809360.html |title=進撃!巨人中学校 |work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史] |accessdate=2013-05-12 }}</ref><ref group="注">本編の「BLAME!」はシリアスなSFアクションだが、「ブラム学園」は同じ登場人物による学園コメディー。</ref>。 {{節スタブ}} ==== 書誌情報(巨人中学校) ==== * 原作:諫山創 / 漫画:中川沙樹]『進撃!巨人中学校』 講談社〈講談社コミックスマガジン〉、既刊3巻 *# 2013年4月9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234647009|title=進撃!巨人中学校(1) 作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-384841-0 *# 2013年8月9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234645985|title=進撃!巨人中学校(2) 作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-394903-2 *# 2013年12月9日初版発行(同日発売<ref>{{Cite web|url=http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234647044|title=進撃!巨人中学校(3) 作品紹介|work= 講談社コミックス |publisher= [[講談社]]|accessdate= 2014-02-12}}</ref>)、ISBN 978-4-06-394979-7 === 進撃の巨人 悔いなき選択 === 外伝「'''進撃の巨人 悔いなき選択'''」(しんげきのきょじん くいなきせんたく)が、女性向け漫画雑誌『[[ARIA (雑誌)|ARIA]]』(講談社)にて2014年1月号より連載されている<ref>{{Cite web |url=http://aria-blog.webn.jp/?p=9603 |title=『進撃の巨人 悔いなき選択』新連載!ARIA2014年1月号11月28日(木)発売!! |date=2013-11-28 |accessdate=2013-11-28}}</ref>。本編に先駆けて、プロローグが2013年11月号に掲載されたが、当該号は売れ行きが好調で入手困難となり、翌12月号に再掲載された<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/magazine/news_detail.php/01399/8481 |title=『進撃の巨人 悔いなき選択 プロローグ』再掲載のお知らせ |date=2013-10-08 |accessdate=2013-10-19}}</ref>。“王都のゴロツキ”だったリヴァイと調査兵団分隊長のエルヴィン・スミスとの出会いが描かれる<ref>{{Cite web |url=http://natalie.mu/comic/news/100298 |title=ARIAで「進撃の巨人」外伝、リヴァイとエルヴィンの出会い |date=2013-09-28 |accessdate=2013-09-28}}</ref>。ストーリー原案は[[ニトロプラス]]の砂阿久雁、作画は駿河ヒカルが担当する<ref>{{Cite web |url=http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/KB00001061 |title=ARIA|進撃の巨人 悔いなき選択|作品紹介|講談社コミックプラス |accessdate=2013-09-28}}</ref>。 == ゲーム == === ソーシャルゲーム === {{節スタブ}} ; 進撃の巨人 : 原作と同タイトルの[[ソーシャルゲーム]]が、[[2012年]][[4月2日]]より[[コナミデジタルエンタテインメント]]の提供により[[Mobage]]にて配信された(対応機種は[[フィーチャーフォン]]のみ)<ref>{{Cite web |date=2012-04-02 |url=http://www.4gamer.net/games/148/G014878/20120402052/ |title=フィーチャーフォン向けソーシャルゲーム「進撃の巨人」のサービスが、Mobageで本日開始 |work=[http://www.4gamer.net/ 4Gamer.net] |publisher=[[4Gamer.net|Aetas]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。ストーリーは漫画の内容をそのままに再現した[[カードゲーム]]であったが、同年12月に配信を終了している。 ; 進撃の巨人 -反撃の翼- : 2013年[[4月26日]]よりストラテジーアンドパートナーズの提供により[[GREE]]にて配信中<ref>{{Cite web |date=2013-04-26 |url=http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130426_597765.html |title=GREE「進撃の巨人 -反撃の翼-」配信 |work=[http://game.watch.impress.co.jp/ GAME Watch] |publisher=[[Impress Watch]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。テレビCMに[[お笑いコンビ]]・[[アンガールズ]]の[[田中卓志]]を起用している。 === コンシューマーゲーム === {{節スタブ}} [[ニンテンドー3DS]]専用ソフト『'''進撃の巨人〜人類最後の翼〜'''』(しんげきのきょじん〜じんるいさいごのつばさ〜)が[[2013年]][[12月5日]]に[[スパイク・チュンソフト]]より発売。 PS4 でリリースされた。Gacktもやった == ドラマCD == ; 進撃の巨人特典ドラマCD 兵長VS.ミカサ 怒涛の掃除バトル : 別冊少年マガジン2014年1月号付録CD収録の音声ドラマ。キャストはテレビアニメ同様。 == アニメ == {| class="wikitable" style="float:right; font-size:80%;" border="1" |+ スタッフ |- ! 原作 | [[諫山創]]([[別冊少年マガジン]]連載) |- ! 監督 | [[荒木哲郎]] |- ! シリーズ構成 | [[小林靖子]] |- ! キャラクターデザイン | 浅野恭司 |- ! 巨人設定 | 千葉崇明 |- ! 総作画監督 | 浅野恭司、門脇聡 |- ! 美術監督 | 吉原俊一郎 |- ! 色彩設計 | 橋本賢 |- ! 撮影監督 | 山田和弘 |- ! 編集 | 肥田文 |- ! 音響監督 | [[三間雅文]] |- ! 音楽 | [[澤野弘之]] |- ! 音響効果 | [[倉橋静男]]、山谷尚人([[サウンドボックス]]) |- ! プロデューサー | [[木下哲哉]]、立石謙介、和田丈嗣<br />古川慎、永瀬智人、[[前田俊博]] |- ! アニメーション制作 | [[ウィットスタジオ|WIT STUDIO]] |- ! 制作協力 | [[プロダクション・アイジー|Production I.G]] |- ! 製作 | 「進撃の巨人」製作委員会<ref group="注">[[ポニーキャニオン]]、[[講談社]]、Production I.G、[[電通]]、ポニーキャニオンエンタープライズ。</ref><br />「進撃の巨人」OAD製作委員会(OAD) |} 2013年4月から同年9月まで(最速局のMBSでの場合)放送された。放送期間は2[[クール (放送)|クール]]を予定していると発表され<ref>{{Cite web |date=2013-04-26 |url=http://www.narinari.com/Nd/20130421193.html |title=「進撃の巨人」は2クール放送、アニメのTwitter公式アカウントが告知。 |work=[http://www.narinari.com/ Narinari.com] |publisher=[[Narinari.com]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>、[[#概略年表]]における850年のストヘス区でのアニ身柄拘束作戦の完了までを、第13話と第14話の間に総集編の第13.5話を挟んだ全26回で描いている。 原作者の諫山創は、アニメ版の第1話を視聴して完成度の高さから「原作はアニメの方、僕は絵の描けないコミカライズ担当という感じ」との趣旨の発言をしている<ref>{{Cite web |author=諌山創 |date=2013-04-07 |url=http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/7819782.html |title=進撃の巨人アニメ開始ッ!! |work=[http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/ 現在進行中の黒歴史] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 本作のアニメ化は当初、2012年[[12月2日]]<!--日付は特報動画の投稿日より-->にタイトル名を隠した上で「'''PROJECT ATTACK'''」という仮タイトルで告知された<ref>{{Cite web |date=2012-12-03 |url=http://www.ota-suke.jp/news/86047 |title=キャストも登場「PROJECT ATTACK」制作発表会をニコ生で中継 |work=[http://www.ota-suke.jp/ おた☆スケ -おたくのスケジュール帳-] |publisher=[[ネトラン|にゅーあきば]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。その5日後の[[12月7日]]には原作の掲載誌である『別マガ』1月号の発売に合わせて2013年春からの[[テレビアニメ]]化が発表され<ref name="anime_kettei"/>、さらに翌日の[[12月8日]]には[[ニコファーレ]]にて制作発表会が行なわれた<ref>{{Cite web |url=http://nicofarre.jp/event.php?id=193 |title=TVアニメ「進撃の巨人」制作発表会 |work=[http://nicofarre.jp/ nicofarre ニコファーレ] |publisher=[[ドワンゴ]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 なお、2013年[[8月9日]]に発売された原作単行本第11巻限定版には当初、[[OVA]]としてテレビ未放送の前日譚を描く特別編「イルゼの手帳」(『週マガ』に出張掲載された読み切りのアニメ化)が収録される予定だった<ref>{{Cite web |url=http://shingeki.net/#!/page/comics_11ltd |title=第11巻 限定版 |work=[http://shingeki.net/ 進撃の巨人] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>が、テレビアニメ本編の制作遅延の影響を受けて第12巻限定版へ延期された。 2017年から続編放送された === 原作からの主な変更点 === アニメ版は主に以下の変更点がある。中にはアニメのスタッフからではなく、原作者の諌山創から提案されたものも含まれている。 * 訓練兵時代の話は原作では全て回想として描写されているが、アニメではほとんどが時系列順に挿入されている。 * 新たに追加されたり、改変された描写がある。また、削除された描写もある。 * 髪や瞳の色が変更されているキャラクターもいる(エレン、サシャ、リコ、ぺトラなど)。 * 第22話の遺体回収シーンなど、アニメオリジナルの展開が追加された。 * 前述のようにキャラクター名が変更されたり、オリジナルキャラクターが登場する。 === スタッフ === 本作は[[プロダクション・アイジー|Production I.G]]から2012年6月に独立した子会社の[[ウィットスタジオ|WIT STUDIO]]が、アニメーション制作を担当した初のテレビアニメ作品である。親会社のProduction I.Gもアニメーション制作協力として参加しており、メインスタッフも『[[戦国BASARA]]』シリーズなどに参加していた面々が多くを占める。なお、監督を務める[[荒木哲郎]]は就任依頼が来る前から原作漫画を購読していたという<ref>{{Cite book|和書 |author=諌山創 |title=進撃の巨人 INSIDE 抗 |edition=第1刷 |date=2013-04-09 |publisher=講談社 |series=KCデラックス |isbn=978-4-06-376816-9 |page=189-192 |chapter=荒木哲郎監督が目指す「抗い」の物語 }}</ref>。 また、[[3DCG]]制作は『[[アイアンマン (2010年のアニメ)|アイアンマン]]』([[マッドハウス]]版)などを手掛けたマッドボックスが担当。作中では立体機動装置を使用した空間移動中のカメラワークなど、原作読者がイメージしている動きをいかに映像化するかという点を最も重視したという<ref>{{Cite web |author=宮田悠輔 |url=http://cgworld.jp/regular/animecg/cgw178-kyojin.html |title=アニメCGの現場 TVアニメ『進撃の巨人』 |work=[http://cgworld.jp/ CGWORLD.jp] |publisher=[[ワークスコーポレーション]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 この他、製作クレジットに[[毎日放送|MBS]]はクレジットされていないが、MBSのアニメ担当プロデューサーである[[竹田青滋|竹田靑滋]]、[[丸山博雄]]、前田俊博の3名が製作、企画、プロデューサーの一員としてクレジットされている。 === 原作者の参加 === アニメ化にあたり、原作者の諫山創は脚本制作の段階から参加して入念な打ち合わせを行っている。また、エレン巨人体や女型の巨人には実在する格闘技のイメージがあり、諫山創によって格闘シーンの参考動画が提供されたほか、立体機動装置の動きはフランス発祥の[[パルクール]]というエクストリーム系スポーツの動きのモデルを参考にして作られている<ref>「アニメクリエイター烈伝 Vol.2 進撃の巨人」、 『AV REVIEW』、音元出版、2013年10月号、142頁</ref>。 === 主題歌 === ; オープニングテーマ :; 「[[自由への進撃|紅蓮の弓矢]]」(第1話 - 第13.5話、OAD) :: 作詞・作曲・編曲 - [[Revo]] / 歌 - [[Linked Horizon]] :; 「[[自由への進撃|自由の翼]]」(第14話 - 第25話) :: 作詞・作曲・編曲 - Revo / 歌 - Linked Horizon : ; エンディングテーマ :; 「[[美しき残酷な世界]]」(第1話 - 第13.5話、OAD) :: 作詞 - [[マイクスギヤマ]] / 作曲 - 石塚玲依 / 編曲 - [[根岸貴幸]] / 歌 - [[日笠陽子]] :; 「[[great escape]]」(第14話 - 第25話) :: 作詞 - 三島想平 / 作曲・歌 - [[cinema staff]] / 編曲 - cinema staff、[[亀田誠治]] === 各話リスト === サブタイトル後の数字は放送や公式サイトでは[[丸数字]]で表示されているが、本項では[[WP:JPE#丸数字]]に沿い、丸数字を表示できない環境も考慮して数字と括弧で代用するものとする。 {| class="wikitable" style="font-size:small" border="1" |- !話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督!!巨人<br />作画監督!!アクション<br />作画監督!!総作画監督!!エンドイラスト!!放送日<br />(MBS)!!収録DVD&BD |- |#01||二千年後の君へ<br />―シガンシナ陥落 (1)―||rowspan="2"|[[小林靖子]]||[[荒木哲郎]]||荒木哲郎<br />田中洋之||千葉崇明、江原康之<br />菊地聡延、服部一郎||rowspan="7" style="text-align:center;"|-||江原康之<br />今井有文||浅野恭司||[[押見修造]]<br />([[惡の華]])||[[2013年]]<br />[[4月6日]]||rowspan="2"|VOL.1 |- |#02||その日<br />―シガンシナ陥落 (2)―||colspan="2" style="text-align:center"|肥塚正史||手塚響平、山田歩<br />門脇聡||rowspan="2"|今井有文||門脇聡||rowspan="3" style="text-align:center;"|-||[[4月13日]] |- |#03||絶望の中で鈍く光る<br />―人類の再起 (1)―||瀬古浩司||大原実||[[福本潔]]||宮崎里美、工藤晃子<br />清水勝祐、小野陽子<br />村上龍一、三宅雄一郎<br />[[竹内昭]]||浅野恭司<br />千葉崇明||[[4月20日]]||rowspan="2"|VOL.2 |- |#04||解散式の夜<br />―人類の再起 (2)―||小林靖子||colspan="2" style="text-align:center"|別所誠人||長谷川亨雄、斉藤大輔<br />宮崎里美、舘崎大<br />[[佐藤利幸]]、清水勝祐<br />柴田健児、酒井智史||江原康之||門脇聡||[[4月27日]] |- |#05||初陣<br />―トロスト区攻防戦 (1)―||rowspan="3"|瀬古浩司||colspan="2" style="text-align:center"|江崎慎平||山田歩、関口亮輔<br />河井淳||今井有文||浅野恭司||[[佐藤友生]]||[[5月4日]]||rowspan="3"|VOL.3 |- |#06||少女が見た世界<br />―トロスト区攻防戦 (2)―||大原実||池田智美||[[宮井加奈]]、星野玲香<br />田中美穂||世良悠子<br />江原康之||門脇聡||style="text-align:center;"|-||[[5月11日]] |- |#07||小さな刃<br />―トロスト区攻防戦 (3)―||colspan="2" style="text-align:center"|立川譲||千葉崇明、手塚響平||今井有文||浅野恭司||永椎晃平<br />(放課後ソードクラブ)||[[5月18日]] |- |#08||心臓の鼓動が聞こえる<br />―トロスト区攻防戦 (4)―||[[高木登]]||[[平田智浩]]||南川達馬<br />菊池聡延<br />江崎慎平||菊池聡延、山田歩<br />長谷川ひとみ||rowspan="6"|千葉崇明||江原康之||門脇聡||style="text-align:center;"|-||[[5月25日]]||rowspan="3"|VOL.4 |- |#09||左腕の行方<br />―トロスト区攻防戦 (5)―||小林靖子||山本秀世||藤原佳幸||小泉初栄、宮崎里美<br />斉藤大輔、酒井智史||世良悠子||浅野恭司||[[大今良時]]||[[6月1日]] |- |#10||応える<br />―トロスト区攻防戦 (6)―||rowspan="2"|瀬古浩司||colspan="2" style="text-align:center"|田中洋之||関口亮輔、山本祐子<br />山村俊了、北田勝彦||今井有文||門脇聡||[[雷句誠]]<br />([[どうぶつの国]])||[[6月8日]] |- |#11||偶像<br />―トロスト区攻防戦 (7)―||大原実||福本潔||山崎輝彦、宮崎里美<br />小泉初栄、斉藤大輔<br />酒井智史、舘崎大||江原康之||浅野恭司||[[中村光 (漫画家)|中村光]]<br />([[聖☆おにいさん]])||[[6月15日]]||rowspan="4"|VOL.5 |- |#12||傷<br />―トロスト区攻防戦 (8)―||rowspan="2"|高木登||[[宮地昌幸|矢島サコ美]]||いとがしんたろー||菊地聡延、手塚響平<br />千葉崇明||世良悠子||門脇聡||[[小林ゆう]]<br />(題名:「サシャと芋」)||[[6月22日]] |- |#13||原初的欲求<br />―トロスト区攻防戦 (9)―||colspan="2" style="text-align:center"|肥塚正史||山田歩、田中春香<br />富田恵美||今井有文||浅野恭司||ノ村優介||[[6月29日]] |- |#13.5<br />(総集編)||あの日から||colspan="7" style="text-align:center"|-||tanu||[[7月6日]] |- |#14||まだ目を見れない<br />―反撃前夜 (1)―||小林靖子||矢島サコ美||江崎慎平<br />大西景介||長谷川ひとみ、山本祐子<br />西尾智恵||style="text-align:center;"|-||江原康之||門脇聡||[[吉田健一 (アニメーター)|吉田健一]]||[[7月13日]]||rowspan="3"|VOL.6 |- |#15||特別作戦班<br />―反撃前夜 (2)―||瀬古浩司||[[笹嶋啓一]]||福本潔||宮崎里美、小泉初栄<br />斉藤大輔、酒井智史||rowspan="8"|千葉崇明||世良悠子||浅野恭司||ゆーぽん||[[7月20日]] |- |#16||今、何をすべきか<br />―反撃前夜 (3)―||小林靖子||矢島サコ美||室谷靖<br />大西景介||宮崎里美、佐藤利幸<br />山村俊了、菊地聡延<br />酒井智史、野崎真一||style="text-align:center;"|-||門脇聡||ゆーげん / Yuugen||[[7月27日]] |- |#17||女型の巨人<br />―第57回壁外調査 (1)―||rowspan="2"|瀬古浩司||徳土大介||徳土大介<br />肥塚正史||千葉崇明、山田歩<br />手塚響平||江原康之||浅野恭司||[[なまにくATK]]<br />([[ニトロプラス]])||[[8月3日]]||rowspan="3"|VOL.7 |- |#18||巨大樹の森<br />―第57回壁外調査 (2)―||若林信||若林信<br />田中洋之||北田勝彦、田中春香<br />富田恵美、山本祐子||今井有文||門脇聡||高木ユーナ<br />(不死身ラヴァーズ)||[[8月10日]] |- |#19||噛みつく<br />―第57回壁外調査 (3)―||高木登||平田智浩||池田智美<br />福本潔||宮井加奈、たなかみほ<br />星野玲香、石井ゆみこ<br />佐藤利幸、宮崎里美||世良悠子||浅野恭司||[[redjuice]]||[[8月17日]] |- |#20||エルヴィン・スミス<br />―第57回壁外調査 (4)―||小林靖子||矢島サコ美||いとがしんたろー||サトウミチオ、宮崎里美<br />長谷川ひとみ||江原康之||門脇聡||荒木宰||[[8月24日]]||rowspan="3"|VOL.8 |- |#21||鉄槌<br />―第57回壁外調査 (5)―||rowspan="2"|高木登||平田智浩||田中洋之<br />室谷靖||千葉崇明、手塚響平<br />山田歩||今井有文<br />世良悠子||浅野恭司||やまもとありさ||[[8月31日]] |- |#22||敗者達<br />―第57回壁外調査 (6)―||江崎慎平||江崎慎平<br />別所誠人||富田恵美、山本祐子<br />田中春香、斎藤大輔||世良悠子<br />佐藤誠之||門脇聡||[[田中将賀]]||[[9月7日]] |- |#23||微笑み<br />―ストヘス区急襲 (1)―||瀬古浩司||小松田大全||山田弘和||長谷川ひとみ、佐藤陽子<br />藤田正幸、世良コータ<br />杉崎由佳、野村雅史<br />キム・デ・フン||rowspan="2" style="text-align:center;"|-||江原康之||浅野恭司||[[toi8]]||[[9月14日]]||rowspan="3"|VOL.9 |- |#24||慈悲<br />―ストヘス区急襲 (2)―||rowspan="2"|小林靖子||横山彰利||横山彰利<br />田中洋之||千葉崇明、手塚響平<br />山田歩||江原康之<br />今井有文||門脇聡||浅野恭司||[[9月21日]] |- |#25||壁<br />―ストヘス区急襲 (3)―||平田智浩<br />肥塚正史<br />荒木哲郎||いとがしんたろー<br />徳土大介<br />肥塚正史<br />荒木哲郎||佐藤陽子、宮崎里美<br />田中春香、山本祐子<br />胡拓磨、長谷川ひとみ<br />杉崎由佳、富田恵美<br />山田歩、手塚響平<br />千葉崇明、門脇聡<br />浅野恭司||rowspan="2"|千葉崇明||佐藤誠之<br />世良悠子<br />江原康之<br />今井有文||浅野恭司||[[諫山創]]||[[9月28日]] |- |#3.5<br />(OAD<ref>2013年12月9日発売の原作第12巻限定版に収録。</ref>)||イルゼの手帳<br />―ある調査兵団員の手記―||瀬古浩司||笹嶋啓一||山田弘和||胡拓磨、富田恵美<br />佐藤陽子、加藤美穂<br />山本祐子、佐藤道雄||今井有文||門脇聡||colspan="2" style="text-align:center"|-||原作第12巻 |} === 放送局 === ==== 日本 ==== {| class="wikitable" style="font-size:small;" border="1" |- !放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!放送系列!!備考 |- |[[広域放送|近畿広域圏]]||[[MBSテレビ|毎日放送]]||[[2013年]][[4月6日]] - [[9月28日]]||土曜 25:58 - 26:28||[[Japan News Network|TBS系列]]||[[アニメシャワー]] 第1部 |- |[[東京都]]||[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]||2013年[[4月7日]] - [[9月29日]]||日曜 23:30 - 24:00||[[全国独立放送協議会|独立局]]|| |- |[[福岡県]]||[[福岡放送]]||rowspan="2"|2013年[[4月8日]] - [[9月30日]]||月曜 25:59 - 26:29||[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]|| |- |[[大分県]]||[[テレビ大分]]||月曜 26:18 - 26:48||日本テレビ系列<br />[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]||作者の出身地 |- |[[北海道]]||[[北海道テレビ放送|北海道テレビ]]||2013年4月8日 - [[10月7日]]||月曜 26:20 - 26:50||[[All-nippon News Network|テレビ朝日系列]]|| |- |[[愛知県]]||[[テレビ愛知]]||2013年4月8日 - 9月30日|||月曜 26:35 - 27:05||[[TXN|テレビ東京系列]]|| |- |rowspan="8"|[[全国放送|日本全域]]||[[日本BS放送|BS11]]||2013年[[4月9日]] - [[10月1日]]|||火曜 24:30 - 25:00||[[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BS放送]]||『[[アニメ+|ANIME+]]』枠 |- |[[ニコニコ生放送]]||rowspan="2"|2013年[[4月10日]] - [[10月2日]]||水曜 22:00 - 22:30||rowspan="6"|[[インターネットテレビ|ネット配信]]|| |- |[[ニコニコチャンネル]]||水曜 22:30 更新|| |- |rowspan="2"|[[バンダイチャンネル]]||2013年[[4月17日]] - [[10月9日]]||rowspan="3"|水曜 12:00 更新||第1話無料<br />個別課金による有料配信 |- |rowspan="2"|2013年[[5月1日]] - [[10月23日]]||1週間限定無料配信<br />見放題サービス利用者は全話見放題 |- |[[ドコモ・アニメストア|dアニメストア]]||見放題サービス利用者は全話見放題 |- |[[GyaO!]]||2013年[[5月8日]] - [[10月30日]]||水曜 24:00 更新||第1話常時配信<br />最新話1週間配信 |- |[[アニメシアターX|AT-X]]||2013年[[6月1日]] - [[11月16日]]||土曜 19:30 - 20:00||[[アニメ専門チャンネル一覧|アニメ専門]][[日本における衛星放送#CSデジタル放送|CS放送]]||リピート放送あり |- NHK) BSP。2016年1月9日から6月。土曜日朝 |[[愛媛県]]||[[あいテレビ]]||2013年[[10月3日]] - ||木曜 25:34 - 26:04||rowspan="6"|TBS系列|| |- |[[富山県]]||[[チューリップテレビ]]||2013年[[10月4日]] - ||金曜 26:35 - 27:05|| |- |[[岩手県]]||[[IBC岩手放送]]||rowspan="2"|2013年[[10月14日]] - ||月曜 25:07 - 25:37|| |- |[[長崎県]]||[[長崎放送]]||月曜 25:08 - 25:38|| |- |[[石川県]]||[[北陸放送]]||2013年[[10月17日]] - ||木曜 26:03 - 26:33|| |- |[[鹿児島県]]||[[南日本放送]]||2013年10月23日 -||水曜 25:40 - 26:10|| |- |[[山梨県]]||[[山梨放送]]||2013年[[11月1日]] - ||金曜 25:58 - 26:28||日本テレビ系列|| |} ==== 韓国 ==== {| class="wikitable" style="font-size:small;" border="1" |- !放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!放送系列!!備考 |- |rowspan="3"|[[大韓民国|韓国全域]]||rowspan="3"|[[ANIPLUS]]||2013年[[4月10日]]・[[4月17日]]||水曜 24:00 - 24:30||rowspan="3"|[[KTスカイライフ|CS放送]]<br />[[IP放送]]<br />[[ケーブルテレビ]]<br />[[インターネットテレビ|ネット配信]]||rowspan="3"|19歳以上視聴可で放送<br />[[朝鮮語|韓国語]]字幕あり<br />放送時間を2回変更 |- |2013年[[4月22日]] - [[6月3日]]||月曜 24:30 - 25:00 |- |2013年[[6月9日]] - 9月29日||日曜 23:30 - 24:00 |} === 放送に関する事象 === 放送開始直後に「障害者団体が放送中止を要請している」という噂が[[インターネット]]で広がったが、原作出版元の講談社はこれを否定している<ref>{{Cite web |date=2013-04-11 |url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1304/11/news058.html |title=【注意】「『進撃の巨人』に障害者団体が抗議」はデマ? 講談社広報は否定 |work=[http://nlab.itmedia.co.jp/ ねとらぼ] |publisher=[[ITmedia|アイティメディア]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 また、第5話(および第4話の一部)は制作上および放送局納品期限の都合により、福岡放送(第4話を含む)、北海道テレビ、テレビ大分では一部シーンが背景に置き換わるなど、他局とかなり異なる内容で放送された<ref>{{Cite web |date=2013-05-08 |url=http://shingeki.tv/news/archives/167 |title=TVアニメ「進撃の巨人」本編内容について |work=[http://shingeki.tv/ TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト] |publisher=[[ポニーキャニオン]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。なお、これに先んじて第1話の放送開始後にスタッフが[[Twitter]]上で[[アニメーター]]を募集していたこともあり、[[インターネット]]上では以前よりアニメ制作の進行を危ぶむ声も上がっていた<ref>{{Cite web |date=2013-05-09 |url=http://www.cinematoday.jp/page/N0052811 |title=アニメ「進撃の巨人」製作委員会が謝罪…放送局により内容が異なる |work=[http://www.cinematoday.jp/ シネマトゥデイ] |publisher=シネマトゥデイ |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 放送中の2013年[[7月10日]]に発売された女性向けアニメ雑誌『[[アニメ雑誌#PASH!|PASH!]]』2013年8月号([[主婦と生活社]])は、本作を表紙と巻頭特集で取り上げたために発売から数日で完売状態となり、アニメの定期誌としては異例の[[重版]]が決定した<ref>{{Cite web |date=2013-07-18 |url=http://animeanime.jp/article/2013/07/18/14857.html |title=女性に人気のアニメ誌「PASH!」8月号、異例の重版決定 「進撃の巨人」特集 |work=[http://www.iid.co.jp/ イード] |publisher=アニメ!アニメ! |accessdate=2013-07-21 }}</ref>。 === 映像特典 === ; ちみキャラ劇場 とんでけ!訓練兵団 : DVD&BD各巻収録の映像特典のちみ絵師・ゆーぽんデザインの2頭身キャラによるFlashアニメ。 ==== スタッフ(ちみキャラ劇場) ==== :* 原作 - 諫山創 :* キャラクターデザイン - ゆーぽん([[ニトロプラス]]) :* 音響監督 - 三間雅文 :* 録音 - 田上祐二(アオイスタジオ) :* 原作監修 - 川窪慎太郎 :* 監督 - [[森井ケンシロウ]] :* 音楽 - 澤野弘之 :* 音響効果 - 倉橋静男(サウンドボックス) :* 製作 - 「進撃の巨人」製作委員会 : ==== 各話リスト(ちみキャラ劇場) ==== :{| class="wikitable" style="font-size:small" border="1" |- !巻数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!作画 |- |rowspan="2"|1||01日目||rowspan="10"|[[森井ケンシロウ]]<br />衣谷ソーシ||rowspan="4"|-||rowspan="2"|スタジオモリケン<br />(衣谷ソーシ、酒井浩史、大久保香織<br />木輪和泉、暇木けい、西本大地<br />金子拓矢) |- |02日目 |- |rowspan="2"|2||03日目||rowspan="2"|スタジオモリケン<br />(大久保香織、酒井浩史、宮嶋星矢<br />西本大地、金子拓矢、岡田あてな<br />木輪和泉、暇木けい、衣谷ソーシ) |- |04日目 |- |rowspan="3"|3||05日目||rowspan="6"|衣谷ソーシ<br />酒井浩史||rowspan="3"|スタジオモリケン<br />(大久保香織、酒井浩史、宮嶋星矢<br />西本大地、金子拓矢、岡田あてな<br />木輪和泉、暇木けい、衣谷ソーシ<br />まがりひろあき) |- |06日目 |- |07日目 |- |rowspan="3"|4||08日目||rowspan="3"|スタジオモリケン<br />(大久保香織、酒井浩史、宮嶋星矢<br />西本大地、金子拓矢、岡田あてな<br />木輪和泉、暇木けい、衣谷ソーシ) |- |09日目 |- |10日目 |- |rowspan="3"|5||11日目||rowspan="3"|森井ケンシロウ<br />衣谷ソーシ<br />岡田あてな||rowspan="3"|衣谷ソーシ<br />岡田あてな||rowspan="6"|スタジオモリケン<br />(大久保香織、宮嶋星矢、西本大地<br />金子拓矢、岡田あてな、木輪和泉<br />暇木けい、衣谷ソーシ) |- |12日目 |- |13日目 |- |rowspan="3"|6||14日目||rowspan="3"|森井ケンシロウ<br />衣谷ソーシ<br />宮嶋星矢||rowspan="3"|衣谷ソーシ<br />宮嶋星矢<br />木輪和泉 |- |15日目 |- |16日目 |- |rowspan="3"|7||17日目 |- |18日目 |- |19日目 |- |rowspan="3"|8||20日目 |- |21日目 |- |22日目 |- |} === BD / DVD === {| class="wikitable" style="font-size:small;" border="1" ! rowspan="2"|巻 !! rowspan="2"|発売日 !! rowspan="2"|収録話 !! colspan="2"|規格品番 |- ! BD !! DVD |- | 1 || 2013年7月17日 || 第1話 - 第2話 || PCXG-50271 || PCBG-52221 |- | 2 || 2013年8月21日 || 第3話 - 第4話 || PCXG-50272 || PCBG-52222 |- | 3 || 2013年9月18日 || 第5話 - 第7話 || PCXG-50273 || PCBG-52223 |- | 4 || 2013年10月16日 || 第8話 - 第10話 || PCXG-50274 || PCBG-52224 |- | 5 || 2013年11月20日 || 第11話 - 第13話 || PCXG-50275 || PCBG-52225 |- | 6 || 2013年12月18日 || 第14話 - 第16話 || PCXG-50276 || PCBG-52226 |- | 7 || 2014年1月15日 || 第17話 - 第19話 || PCXG-50277 || PCBG-52227 |- | 8 || 2014年2月19日 || 第20話 - 第22話 || PCXG-50278 || PCBG-52228 |- | 9 || 2014年3月19日予定 || 第23話 - 第25話 || PCXG-50279 || PCBG-52229 |} === Webラジオ === ; 進撃の巨人ラジオ 〜梶と下野の進め!電波兵団〜 :* パーソナリティ:[[梶裕貴]](エレン・イェーガー役)、[[下野紘]](コニー・スプリンガー役) :* 配信期間:2013年4月1日<ref>{{Cite web |date=2013-03-25 |title=梶さん、下野さんによる進撃の巨人ラジオ配信決定! |url=http://www.onsen.ag/blog/?p=27225 |work=[http://www.onsen.ag/ インターネットラジオステーション<音泉>] |publisher=[[タブリエ・コミュニケーションズ]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref> - (隔週[[月曜日]]更新) :* 配信サイト:[[音泉]] :* 製品:ラジオCD「進撃の巨人ラジオ〜梶と下野の進め!電波兵団〜」Vol.1(2枚組/第1 - 7回+新規録り下ろし) :* ゲスト :** 第5回 - [[石川由依]](ミカサ役) ※ラジオCD Vol.1新規録り下ろし番組にも出演 :** 第8回 - [[Revo]](第1期第2期OP担当) :** 第11回 - [[Cinema staff]](第2期ED担当) :** 第13回 - [[井上麻里奈]](アルミン・アルレルト役) :** 第16回 - [[小林ゆう]](サシャ・ブラウス役) :** 第23回 - [[三上枝織]](クリスタ・レンズ役) === 関連番組 === ; [[あにP|あにP-アニメプロデューサーズ]] : [[2013年]][[3月31日]]放送の第8回「ポニーキャニオン特集」にて全編に渡ってアニメ版が取り上げられ、プロデューサー・木下哲哉、監督・荒木哲郎、原作者・諫山創の3人が出演した<!--担当編集者の川窪慎太郎も数秒のみ映っていたが、声も流れていないので出演者に含めない-->。 === 受賞歴 === ; [[月刊ニュータイプ|Newtype]]×[[マチ★アソビ]] アニメアワード2013 :* 監督賞:荒木哲郎 :* 脚本賞:小林靖子 :* 劇伴賞 :* 主題歌賞:「紅蓮の弓矢」 :* 女性キャラクター賞:ミカサ・アッカーマン :* スタジオ賞:WIT STUDIO :* 作品賞(TV部門) ; 第18回[[アニメーション神戸賞]] :* 作品賞 :* 主題歌賞:「紅蓮の弓矢」 ; 2013年度[[ネット流行語大賞|アニメ流行語大賞]] :* 銀賞(2位):「駆逐してやる」 == 実写映画 == {{公開前の映画|date=2013年1月|section=1}} [[2015年]]公開予定。監督は[[樋口真嗣]]。脚本は映画評論家の[[町山智浩]]と、実写映画版『[[GANTZ (映画)|GANTZ]]』を手がけた[[渡辺雄介]]が共同担当する。最初のプロモーションとして、2014年1月24日、[[日本テレビ放送網|日テレ]]映画放送枠『[[金曜ロードSHOW!]]』のCM([[スバル・フォレスター]])として巨人が登場する映像が初公開された。このCMは現在スバル特設サイトにてメイキングと共に公開中。 2014年4月に三浦春馬が出演することが発表された 3日の目覚ましで放送された 7月30日に石原さとみ他が出演する事発表された。 PONで放送された 前編後編である事明らかなった ;<big>制作略史</big> 2011年[[10月13日]]に、[[2013年]]秋の公開を予定した実写[[映画]]化が発表<ref>{{Cite web |date=2011-10-13 |url=http://mantan-web.jp/2011/10/13/20111013dog00m200031000c.html |title=進撃の巨人 : 13年秋に映画公開 |work=[http://mantan-web.jp/ MANTANWEB(まんたんウェブ) - 毎日新聞デジタル] |publisher=[[毎日新聞社]] |accessdate=2013-05-12 |archiveurl=http://archive.is/JvP8l|archivedate=2013-07-02}}</ref>。その約2か月後の[[12月8日]]には、『[[下妻物語]]』や『[[嫌われ松子の一生 (映画)|嫌われ松子の一生]]』などで知られる[[中島哲也]]が監督を務め、[[川村元気]]・石田雄治の両[[プロデューサー]]の制作参加、そして[[配給]]を[[東宝]]が担当することも発表。この監督就任は中島側からのオファーであり、2010年[[12月1日]]から原作者・諫山創などとの話し合いを重ねていたという<ref>{{Cite web |date=2011-12-08 |url=http://eiga.com/news/20111208/2/ |title=中島哲也監督「進撃の巨人」を邦画最大規模の製作費で実写映画化 |work=[http://eiga.com/ 映画のことなら映画.com] |publisher=[[エイガ・ドット・コム]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。しかし約1年後の2012年[[12月13日]]に中島の監督降板が明らかとなり、公開も[[2014年]]へと延期<ref name="cinema_today">{{Cite web |date=2012-12-13|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0048651|title=映画『進撃の巨人』から中島哲也監督が降板!公開予定は2014年|work=[http://www.cinematoday.jp/ シネマトゥデイ]|publisher=シネマトゥデイ|accessdate=2013-05-12}}</ref>。 その後、2013年12月4日に現行の制作体制が東宝より発表された<ref name="oricon20131204">[http://www.oricon.co.jp/news/2031592/full/ 『進撃の巨人』実写映画化が新プロジェクトで始動!2015年公開 樋口真嗣監督、脚本に町山智浩氏] [[オリコン|oricon style]] 2013年12月04日</ref>。(以降は本節の冒頭を参照) == プロモーション == [[2012年]][[12月7日]]には、テレビアニメ化を記念して[[キャッチコピー]]を決定する「進撃の巨人 キャッチコピー総選挙」が、Twitterを使用して行なわれた<ref>{{Cite web |url=http://sp.kodansha.co.jp/shingeki-t/ |title=進撃の巨人 キャッチコピー総選挙 |publisher=講談社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref><ref>{{Cite web |date=2012-12-07 |url=http://mantan-web.jp/2012/12/07/20121206dog00m200029000c.html |title=進撃の巨人:テレビアニメ化記念 公式キャッチコピー総選挙を開催 |work=[http://mantan-web.jp/ MANTANWEB(まんたんウェブ) - 毎日新聞デジタル] |publisher=毎日新聞社 |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 [[2013年]][[3月30日]]から[[3月31日]]にかけて開催された「[[アニメ コンテンツ エキスポ]]2013」にてアニメ版のステージイベントが行なわれ、エレン役の[[梶裕貴]]、ミカサ役の[[石川由依]]、アルミン役の[[井上麻里奈]]、リヴァイ役の[[神谷浩史]]、エンディングテーマ「美しき残酷な世界」を歌う[[日笠陽子]]が登壇した<ref>{{Cite web |date=2013-03-31 |url=http://animeanime.jp/article/2013/03/31/13506.html |title=「進撃の巨人」アニメコンテンツエキスポ ステージイベント、放送直前の追加情報も |work=[http://animeanime.jp/ アニメ!アニメ!] |publisher=[[IID|イード]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 2013年[[4月5日]]から[[5月31日]]まで、テレビアニメ化と原作単行本第10巻の発売を記念して全国[[書店]]における店頭装飾の1位を決めるコンテストが開催された。投票はTwitterを使用して行なわれ、投票者には抽選で原作単行本の永久無料権がプレゼントされる他、1位に選ばれた書店にも諫山によるサイン会に加えて[[ドイツ]]旅行がプレゼントされた<ref>{{Cite web |date=2013-04-05 |url=http://natalie.mu/comic/news/88134 |title=コミックナタリー - 「進撃の巨人」永久無料権が当たる!店頭装飾コンテスト |work=[http://natalie.mu/ ナタリー] |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)|ナターシャ]] |accessdate=2013-05-12 }}</ref><ref>{{Cite web |date=2013-04-05 |url=http://twitter.com/ShingekiKyojin/status/319834354425663488 |title=Twitter / ShingekiKyojin: そして「進撃の巨人」装飾コンテスト優勝書店には、進撃の世界観 ... |work={{twitter|ShingekiKyojin|「進撃の巨人」担当者バック}} |accessdate=2013-05-12 }}</ref>。 2013年[[11月9日]]には、[[TBSテレビ|TBS]]のクイズ番組『[[日立 世界・ふしぎ発見!]]』(第1295回)<ref name="fushigi_hakken" />で[[ネルトリンガー・リース]]や[[ネルトリンゲン]]が紹介された(実際はネルトリンゲンはモデルではない)<ref group="注" name="fushigi_hakken_tweet" />際、本作との類似性にちなんだ演出(挿入テロップのフォントなど)が盛り込まれた。また、ナレーションをハンネス役の[[藤原啓治]]が、インタビューの吹き替えをアルミン役の[[井上麻里奈]]などが担当したうえ、短いながら本作のタイトルや本編映像も挿入された。 2013年[[11月17日]]には、[[日本中央競馬会]](JRA)とのコラボレーション企画として[[ブラウザゲーム]]「進撃の[[ジャパンカップ]]」を公開。実況アナウンサーとして[[小塚歩]]([[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]])が参加している。また、「進撃の[[有馬記念]]」の公開も予定している<ref>{{Cite web |date=2013-11-17 |url=http://shingeki-jra.jp/ |title=【JRA】進撃のジャパンカップ |work= |publisher=[[日本中央競馬会]] |accessdate=2013-11-17 }}</ref>。これに連動し、[[関西テレビ放送|関西テレビ]]の競馬バラエティ番組『[[うまンchu]]』では井上麻里奈がナレーションを担当したうえ、その合間にはアルミンからエレンへの小ネタ台詞も挿入された。 2013年12月には、[[メディコム・トイ]]からBE@RBRICK 27が発売された。超大型巨人がラインナップされている。 2016年に同社のDOA5とコラボした。巨人がゲスト出演している。7月14日のファミ通で明らかになった == リアル脱出ゲームとのコラボレーション == 2014年5月に[[SCRAP]]主催の[[リアル脱出ゲーム]]とのコラボレーションで『'''ある城塞都市からの脱出'''』が開催され、[[横浜スタジアム]]を皮切りに全国6都市のスタジアムツアー形式で巡回される<ref group="注">在阪局制作のアニメとのコラボレーションは『'''[[名探偵コナン (アニメ)|名探偵コナン]]'''』([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]])に続き2例目である。</ref>。 ==== 関連項目==== 亀山薫。相棒の人物。AIDSライブで毎年エレンと共演している ミサ。ガリレオの人物。同上 ナルホド。逆転裁判の人物。エレンと声同じ == 脚注 == === 注釈 === {{Reflist|group="注"}} === 出典 === <div style="font-size:small"> {{Reflist|2}} </div> == 外部リンク == '''原作関連''' * [http://shingeki.net 進撃の巨人] - 公式サイト * [http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000004974 進撃の巨人|作品紹介|講談社コミックプラス] - 作品紹介ページ ** [http://kc.kodansha.co.jp/SEP/04783/02/comics/3/shingeki.html 進撃の巨人1巻紹介|マガメガ|別冊少年マガジン] * {{Twitter|ShingekiKyojin|「進撃の巨人」担当者バック}} * {{Facebook|ShingekiKyojin}} '''アニメ関連''' * [http://shingeki.tv/ TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト] * [http://www.mbs.jp/shingeki/ 進撃の巨人 番組サイト] - MBSによるページ * {{Twitter|anime_shingeki|アニメ「進撃の巨人」公式アカウント}} * [http://onsen.ag/program/shingeki/index.html?1364734196849 進撃の巨人ラジオ 〜梶と下野の進め!電波兵団〜] - インターネットラジオステーション<音泉>配信ページ '''ゲーム関連''' * [http://www.sk-social.com/ 進撃の巨人-反撃の翼-] - 公式サイト * {{Twitter|shingeki_wing|アイラ@進撃の巨人 -反撃の翼-}} * [http://www.spike-chunsoft.co.jp/shingeki/ 進撃の巨人 人類最後の翼] - スパイク・チュンソフト '''実写映画関連''' * [http://www.shingeki-seyo.com/ 映画『進撃の巨人』公式サイト] * [http://shingeki-forester.net/ 進撃の巨人×スバルフォレスター] - [[スバル]] {{DEFAULTSORT:しんけきのきよしん}} [[Category:継続中の作品]] [[Category:漫画作品 し|んけきのきよしん]] [[Category:別冊少年マガジン]] [[Category:ファンタジー漫画]] [[Category:ディストピア漫画]] [[Category:巨人を題材とした作品]] [[Category:人間の巨大化・縮小化を題材とした作品]] [[Category:文明崩壊後の世界が描かれた漫画作品]] [[Category:アニメ作品 し|んけきのきよしん]] [[Category:2013年のテレビアニメ]] [[Category:ポニーキャニオンのアニメ作品]] [[Category:Production I.G]] [[Category:毎日放送の深夜アニメ]] [[Category:ファンタジーアニメ]] [[Category:講談社の漫画を原作とするアニメ作品]] [[Category:ディストピアを題材としたアニメ作品]] [[Category:文明崩壊後の世界が描かれたアニメ作品]] [[Category:2015年の映画]] [[Category:日本のファンタジー映画]] [[Category:日本の特撮映画]] [[Category:漫画を原作とする映画作品]]