京成成田空港線
[[ファイル:京成スカイライナー.jpg|400px|thumb|新鎌ヶ谷駅を通過するスカイライナー]] '''成田空港線'''(なりたくうこうせん)は、[[東京都]][[葛飾区]]の[[京成高砂駅]]と[[千葉県]][[成田市]]の[[成田空港駅]]を結ぶ[[鉄道路線]]である。[[京成電鉄]]によって「'''成田スカイアクセス'''」という愛称が付けられ、各種掲示物などで'''成田スカイアクセス線'''(英称:Narita SKY ACCESS Line)という名称とオレンジ色の案内色を用いて旅客案内を行っている<ref>一方、[[京成本線|本線]]は「京成本線 (Keisei Main Line)」という名称と青色の案内色を用いて区別化を図っている。</ref>。 [[都心#東京の都心|東京都心]]から[[成田国際空港]]へのアクセス改善を目的に、[[印旛日本医大駅]]まで通じている[[北総鉄道]] [[北総鉄道北総線|北総線]]をさらに東へ延伸して同空港に直結させた路線で、[[2010年]][[7月17日]]に開業した<ref name="kaigyo">[http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010071701000037.html 成田スカイアクセスが開業 都内から空港へ最速36分]、共同通信、2010年7月17日</ref>。 全線にわたって京成電鉄が[[鉄道事業者#第二種鉄道事業|第二種鉄道事業者]]であり、4社([[北総鉄道]]・[[千葉ニュータウン鉄道]]・[[成田高速鉄道アクセス]]・[[成田空港高速鉄道]])から線路および駅等の施設を借りて運行する。 == 概要 == [[1982年]]、[[成田国際空港|新東京国際空港]]アクセス関連高速鉄道調査委員会が[[運輸省]](当時)に空港アクセス鉄道について * A案([[成田新幹線]]計画ルートの再整備):東京 - 新砂町(現・新木場付近) - 西船橋 - 新鎌ヶ谷 - 小室 - 印旛松虫 - 成田空港 * B案(北総線を延伸、該当ルート):上野 - 高砂 - 新鎌ヶ谷 - 小室 - 印旛松虫(現・印旛日本医大付近) - 成田空港 * C案([[成田線]]を分岐して成田空港に直結、現在の「[[成田エクスプレス]]」の運行ルート):[[総武本線]]・成田線東京 - 錦糸町 - 千葉 - 佐倉 - 成田 - 成田空港 の3案を答申し、[[1984年]]に運輸省はB案(北総線延伸)を採択し推進すると決定した<ref name="makoto081107">どうなる、こうなる首都圏の鉄道網--(最終回)成田新線・新交通編 - [http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/07/news125.html 1]/ [http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/07/news125_2.html 2] [[ITmedia|Business Media 誠]] 2008年11月7日</ref>。しかし、計画は決定したものの、成田アクセス鉄道問題は解決に向けての動きが遅滞していたため、[[1987年]]に当時[[運輸大臣]]であった[[石原慎太郎]]が「成田新幹線の設備と用地を活用し、京成線とJR線を成田空港に乗り入れさせる案」を指示して事業化され、そちらは一足早く[[1991年]]に成田線([[成田線#空港支線|空港支線]])と[[京成本線]](駒井野分岐点 - 成田空港間)の形で現実化した<ref name="makoto081107"/>。 B案はその後、[[1999年]]に「成田新高速鉄道事業化推進検討委員会」が設立されて実現に向けて動き出し、[[2002年]]には「[[成田高速鉄道アクセス]]株式会社」が設立され、[[2006年]]に着工し、既存路線の改良および新線建設が行われた。 * 京成高砂駅 - 小室駅 - 印旛日本医大駅間:成田高速鉄道アクセスが既存路線を改良 * 印旛日本医大駅 - (土屋) - 成田空港駅間:成田高速鉄道アクセスが新線(成田高速鉄道アクセス線)を建設<ref>[http://www.pref.chiba.lg.jp/koukei/tetsudou/narita-2/index.html 千葉県公式サイトに掲載された鉄道整備計画図]では土屋 - 成田空港間が「線路新設」となっており、既設の[[高架橋]]等の未使用区間に[[軌道 (鉄道)|軌道]]を新設する。</ref> * 成田空港駅および空港第2ビル駅構内:成田国際空港株式会社が駅を改良・ホーム増設 新線部分では[[印旛沼]]を橋梁で横断しているが、この付近には広大な[[湿原|湿地]]や里山があり、また[[野鳥]]の宝庫ともなっているため自然保護団体を中心に一部計画変更の要望が出ていた。環境影響評価書では代替措置などできる限りの環境保全措置を実施し、景観に配慮した構造とするとして着工された。建設工事は順調に推移し、2010年3月に完工、3月25日から約4か月の[[習熟運転|乗務員習熟訓練運転]]を経て同年7月17日に開業した。開業により、それまで最速で51分かかっていた[[日暮里駅|日暮里]] - [[空港第2ビル駅|空港第2ビル]]間が最速36分で結ばれ、所要時間が15分短縮された。総事業費は1,261億円である。 路線愛称が決定するまで仮称として事業名「成田新高速鉄道整備事業」の略称である「成田新高速鉄道」と呼ばれていたが、[[2008年]][[12月20日]]から[[2009年]][[1月15日]]まで成田新高速鉄道に代わる新しいアクセスルート愛称名の公募を行って選考した結果「成田スカイアクセス」に決定し、同年[[12月16日]]に発表された<ref name="keisei21-091">{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/21-091.pdf 成田新高速鉄道 ルート愛称名を「成田スカイアクセス」に決定しました。]}} 京成電鉄ニュースリリース、2009年12月16日</ref>。 スカイライナーの最高速度である160km/h走行区間の[[分岐器]]には、[[上越新幹線]]・[[長野新幹線]]の[[高崎駅]]での両線分岐ポイントで使われ<!--、[[台湾高速鉄道]]でも多用され →出典の鉄道・運輸機構のページでは上越・長野両新幹線の分岐と同番数のものが成田スカイアクセスでも使われていると書かれているが、台湾高速鉄道については言及していない。ここで上越・長野の分岐以外の例を挙げると鉄道・運輸機構のページにそう書かれているように読めてしまう。-->ている38番分岐器<ref>[http://www.jrtt.go.jp/02Business/Construction/const-rtKido.html 乗り心地の向上、環境にやさしい軌道構造の開発] - 鉄道・運輸機構</ref>が使用され、最高速度のまま、減速を要しない通過が可能となっている。<!--出典では、どの分岐器に使用されているかまでは明記されていない。分岐器の配置図でもあればいいのですが・・ ---> === 路線データ === * 路線距離:51.4[[キロメートル|km]](ただし1.0kmは本線と重複) * 管轄: ** [[京成高砂駅]] - [[小室駅]]間19.8km:[[北総鉄道]](第1種) ** 小室駅 - [[印旛日本医大駅]]間12.5km:[[千葉ニュータウン鉄道]](第3種) ** 印旛日本医大駅 - 成田空港高速鉄道線接続点(成田市ウイング土屋付近)間10.7km:[[成田高速鉄道アクセス]](第3種) ** 成田高速鉄道アクセス線接続点 - [[成田空港駅]]間8.4km:[[成田空港高速鉄道]](第3種) * [[軌間]]:1435[[ミリメートル|mm]] * [[複線]]区間:京成高砂駅 - 成田湯川駅間 * [[単線]]区間:成田湯川駅 - 成田空港駅間 * 電化区間:全線([[架空電車線方式]]・[[直流電化|直流]]1500[[ボルト (単位)|V]]) * 保安装置:[[自動列車停止装置#C-ATS.2Fi-ATS|C-ATS]](京成高砂駅 - 印旛日本医大駅間の一部は[[自動列車停止装置#1号型自動列車停止装置(1号型ATS)|1号型ATS]]) * 最高速度:[[スカイライナー]]130km/h(京成高砂 - 印旛日本医大)、160km/h(印旛日本医大 - 空港第2ビル)、アクセス特急120km/h(京成高砂 - 空港第2ビル) {{-}} {| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:95%;" |+既設・新設区間における運行会社と線路保有会社 |- |rowspan="2"| |style="background:#eee; width:5em;"|京成高砂 |… |colspan="2" style="background:#eee; width:5em;"|小室 |… |colspan="2" style="background:#eee; width:7em;"|印旛日本医大 |… |colspan="2" style="background:#eee; width:5em;"|成田湯川 |… |colspan="2" style="background:#eee; width:5em;"|(接続点) |… |colspan="2" style="background:#eee; width:6em;"|空港第2ビル |style="background:#eee; width:5em;"|成田空港 |- |colspan="6"|既設区間 |colspan="9"|新設区間 |colspan="2"|既設区間 |- !rowspan="2"|運行 |colspan="17"|京成電鉄<br />(第2種) |- |rowspan="2" colspan="3"|北総鉄道<br />(第1種) |colspan="3"|北総鉄道<br />(第2種) |colspan="6"| |colspan="5"|[[東日本旅客鉄道]]<br />(第2種) |- !保有 |colspan="3"|千葉ニュータウン鉄道<br />(第3種) |colspan="6"|成田高速鉄道アクセス<br />(第3種) |colspan="5"|成田空港高速鉄道<br />(第3種) |} このうち、京成高砂駅 - 印旛日本医大駅間32.3kmは[[北総鉄道北総線]]として、成田高速鉄道アクセス線接続点 - 成田空港駅間8.4kmのうち空港第2ビル駅 - 成田空港駅間は[[京成本線]]の一部として2010年より前に開業済みであり、本線と成田空港線(成田スカイアクセス)との重複区間となっている。 北総鉄道北総線は全線にわたって京成電鉄との共用区間となるが、北総鉄道と京成電鉄の共同使用駅としても扱われるのはアクセス特急停車駅の京成高砂・東松戸・新鎌ヶ谷・千葉ニュータウン中央・印旛日本医大の各駅のみであり、その他の駅は北総線単独所属のままとなる<ref name="keisei20100219">{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/21-105.pdf 京成電鉄成田空港線の上限運賃認可と実施運賃について]}} - 京成電鉄ニュースリリース(2010年2月19日)。それによると、北総線のみの各駅から成田湯川・空港第2ビル・成田空港の各駅までは、印旛日本医大を境にそれぞれの運賃を別計算した上で、当路線と同額になるように乗継割引を設定することが明記されたため、北総線のみの各駅が京成電鉄(成田空港線)と共用化されていないことが確定している。</ref>。ただし、これら共同使用駅の所有者は北総鉄道であり、京成電鉄が借り受ける形となる。 共用区間における運賃の取り扱い等は、[[2009年]][[12月16日]]に運賃の上限認可申請が行われており、従来の運賃体系に準じた運賃が申請され<ref>{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/21-089.pdf 京成電鉄成田空港線の運賃認可申請について]}} 京成電鉄ニュースリリース、2009年12月16日</ref>、また、沿線自治体で北総鉄道の運賃引き下げなどを求め、当路線の運賃上限認可申請とは別途に引き下げ運賃の認可を申請し<ref>[http://www.asahi.com/special/hanedahub/TKY200910200514.html 成田発着30万回、国交相が理解求める]、asahi.com、2009年10月21日</ref>、[[2010年]][[2月19日]]にそれぞれの運賃が認可された<ref name="keisei20100219" /><ref>{{PDFlink|[http://www.hokuso-railway.co.jp/topics/2010/003/003.pdf 千葉県及び沿線市村との合意に基づく運賃値下げの実施について]}} 北総鉄道ホームページ、2010年2月19日</ref>。なお、北総線のみの各駅から成田湯川・空港第2ビル・成田空港の各駅へは当路線のキロ程と同額の運賃になっているが、実際には北総線と京成線の運賃を印旛日本医大駅を境としてそれぞれ別計算した上で、当路線のキロ程と同額になるように乗継割引を適用した金額という扱いになっている<ref name="keisei20100219" />。 線内各駅から京成高砂駅を経由した京成電鉄の既存路線各駅までの運賃は、京成高砂駅を境としてそれぞれの運賃を別計算するものとなる<ref name="keisei20100219" />。 京成電鉄の[[株主優待券]]は全線有効であるが、北総線単独駅または同線との境界駅での北総線方向を経由する乗降車はできない。 === 成田新高速鉄道建設促進期成同盟 === * 期成同盟構成団体 - 構成:[[成田市]]、[[市川市]]、[[船橋市]]、[[松戸市]]、[[鎌ケ谷市]]、[[印西市]]、[[白井市]] ** 2010年3月23日に印西市に編入合併した[[印旛村]]、[[本埜村]]も入っていた。 * 設立 - [[1985年]][[7月31日]] * 会長 - 成田市長 == 沿革 == * [[1982年]]([[昭和]]57年)[[5月31日]] - [[成田国際空港|新東京国際空港]]アクセス関連高速鉄道調査委員会が[[運輸省]](当時)に対してA・B・C案(前述)を答申。 * [[1984年]](昭和59年)[[11月1日]] - 運輸省がB案ルートを推進する旨を発表。 * [[1985年]](昭和60年)[[7月11日]] - [[運輸政策審議会答申第7号]]に位置付け。 * [[1998年]]([[平成]]10年)[[1月27日]] - [[運輸政策審議会答申第18号]]で[[2015年]]までに開業することが適当である路線として位置付けられる。 * [[1999年]](平成11年)[[3月23日]] - 「成田新高速鉄道事業化推進検討委員会」設立。 * [[2001年]](平成13年)[[8月28日]] - [[第1次小泉内閣|小泉政権]]の都市再生プロジェクト(第二次決定)の一つと見なされ、実現に向けて動き出す。 * [[2002年]](平成14年) ** [[4月25日]] - 施設保有会社「成田高速鉄道アクセス株式会社」設立。 ** 5月31日 - 成田高速鉄道アクセス(第3種)および京成電鉄(第2種)の鉄道事業の申請。 ** [[7月5日]] - 成田高速鉄道アクセス(第3種)および京成電鉄(第2種)の鉄道事業の許可。 * [[2005年]](平成17年) ** [[12月21日]] - 国土交通大臣が成田高速鉄道アクセス線の工事施行を認可。 ** [[12月27日]] - 千葉県知事が成田高速鉄道アクセス線の都市計画決定を告示。 * [[2006年]](平成18年)[[2月4日]] - 成田国際文化会館で起工式が行われる。 * [[2007年]](平成19年)[[6月1日]] - 都市計画事業認可取得。 * [[2008年]](平成20年) ** [[4月1日]] - 成田市押畑地先で地権者との用地買収が困難となり、千葉県[[収用委員会]]に収用裁決申請を提出する。 ** [[7月30日]] - 成田市押畑地先の地権者2者の所有する未買収地(計約700m²、延長約150m)に対して、千葉県収用委員会は権利取得と地権者による明け渡しの裁決を出す。同時に用地問題に決着が付く。 ** [[9月1日]] - 起工承諾等を含め、100%建設用地確保完了。 * [[2009年]](平成21年) ** [[4月28日]] - 印旛日本医大 - 空港第2ビル間の新駅名称が公募により「[[成田湯川駅]]」に決定(仮称は成田ニュータウン北駅)。 ** [[12月16日]] - 路線の正式名称、愛称、一般特急停車駅、改正運賃を開示。 * [[2010年]](平成22年) ** 3月 - 完工。 ** [[3月25日]] - [[習熟運転|乗務員習熟訓練]]開始。 ** [[5月16日]] - [[京急蒲田駅]]上り線高架化に伴う5社局一斉ダイヤ改正に伴い、[[習熟運転|乗務員習熟訓練]]のダイヤも改正。 ** [[7月17日]] - 開業。 * [[2011年]](平成23年) ** [[3月11日]] - [[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])が発生。都営地下鉄浅草線・京急線との相互直通運転およびスカイライナーの運転が休止。各線運行再開後も泉岳寺 - 品川間が封鎖されたため、一部の京成車が京急に、一部の京急車が京成に取り残される。 <!-- 以下念のため注意。震災は「地震による災害」の意味なので、「震災の余震」などはおかしな表現になります。---> ** [[3月14日]] - 11日の地震による発電所の停止に伴う[[東日本大震災による電力危機|電力供給逼迫]]のため、[[東京電力]]が[[輪番停電|輪番停電(計画停電)]]を実施。これに伴い、この日から都営浅草線・京急線との相互直通運転およびスカイライナーの運転が休止。 ** 3月15日 - 都営浅草線との相互直通運転を再開。 ** 3月16日 - 京急線との相互直通運転ならびにスカイライナーの運転を再開。休日ダイヤベースの特別ダイヤを編成。 ** 4月4日 - 新年度に対応するためのダイヤ改正を実施。 ** [[4月11日]] - 福島県浜通りで、3月11日の地震の余震([[マグニチュード]]7.1)が発生し、東京都や千葉県北部など当線沿線でも震度4を記録したため、この日のスカイライナーの運転が休止(翌日運転再開)。<!-- あくまで鉄道路線の記事なので記述するなら設備や運転への影響を中心にするべきでは? 本震をさしおいて余震のほうが震源や規模が詳しくなっています。--> * [[2012年]](平成24年) ** [[10月21日]] - 京急蒲田駅下り線高架化に伴うダイヤ改正により、アクセス特急・エアポート快特の所要時間が短縮されるほか、[[新鎌ヶ谷駅]]での北総線系統(京急線内快特)との接続も改善される<ref>{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/120919_02.pdf 10月21日(日)京成線ダイヤ改正]}} - 京成電鉄ニュースリリース 2012年9月16日</ref><ref>[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2012/sub_p_201209193892_h.html 羽田が、成田が、もっと近くに!!スカイツリーへも簡単アクセス!! 10月21日から 都営浅草線 ダイヤ改正] - 東京都交通局 2012年9月19日</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.keikyu.co.jp/company/20120919HP%E3%80%8010%E6%9C%8821%E6%97%A5%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3%EF%BC%88%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E6%A6%82%E8%A6%81%EF%BC%89.pdf 品川⇔羽田国際線12分! 10月21日(日)ダイヤ改正で,羽田へ都心方面からも さらに速く]}} - 京浜急行電鉄 報道発表資料 2011年9月19日</ref>。 == 運行形態 == {{Main2|京成成田空港線と線路を共有する北総鉄道北総線の列車|北総鉄道北総線#運行形態}} 成田スカイアクセス線の列車としては[[スカイライナー]]とアクセス特急の2種別が運行されている。 === スカイライナー === {{Main|スカイライナー}} [[京成AE形電車 (2代)|AE形]]により最高速度160[[キロメートル毎時|km/h]]で運行し、日暮里 - 空港第2ビル間の所要時間は最速36分。日中は毎時2本運行する。 最高速度160km/hは、[[新幹線]]以外では[[北越急行ほくほく線]]の特急「[[はくたか (列車)|はくたか]]」と並ぶ日本最高速で、その速度での進行を指示するための[[日本の鉄道信号#信号現示の種類と現示方式|GG信号]](高速進行)がスカイライナーに対してのみ現示されるようになっている。このほか、[[京浜急行電鉄]](京急)に次いで北総鉄道区間を含めてYGF信号(抑速信号)も2009年7月より稼動している。 === アクセス特急 === [[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]による料金不要の特急<!--- <ref>北総鉄道との共用区間において、アクセス特急の停車駅以外の駅は北総線単独の駅として扱われ、また成田湯川駅にアクセス特急以外は停車しないため、京成成田スカイアクセス線の所属駅に限れば、各駅停車となる。(アクセス特急の停車駅は北総鉄道や千葉ニュータウン鉄道などから京成電鉄が設備を借りているため、京成電鉄所属駅ではない。よって各駅停車という表現は議論の余地があるのではないか、ノートにて。--->で、最高速度120km/hで運行し、日暮里 - 空港第2ビル間の所要時間は最速約59分。日中は[[都営地下鉄浅草線|都営浅草線]]・京急線方面に毎時1.5本が運行されている。都営浅草線・京急線内[[エアポート快特]]となる[[羽田空港国内線ターミナル駅|羽田空港国内線ターミナル]]行列車は2013年10月25日までは京成車・京急車とも、「[[ファイル:TRON 9-9145.gif|16px|飛行機マーク]]アクセス特急」の種別幕と「羽田空港」行の行先表示を掲示していた<ref>京成時刻表vol.25 2ページ</ref>。種別色はオレンジ。 京成車両は本線[[京成上野駅]]・都営浅草線[[西馬込駅]]・[[京急空港線]][[羽田空港国内線ターミナル駅]]まで運行し、京急車両は羽田空港・[[京急久里浜線]][[三崎口駅]]まで運行する。 成田空港駅から羽田空港国内線ターミナル駅までの所要時間は北行が1時間36分、南行が1時間34分。開業当初は当路線開業前のダイヤより3分早い103分、最速は95分であったが、2012年10月21日の[[京急蒲田駅]]高架化に伴うダイヤ改正で北行・南行共に1時間30分台に短縮された。早朝と夜間は羽田空港発着(京急線内[[京急本線#エアポート急行|エアポート急行]])のほかに京成上野・西馬込(浅草線内各駅停車で、同線内でも「アクセス特急」が設定される)・[[神奈川新町駅|神奈川新町]]・京急久里浜・三崎口(以上京急線内快特または特急)発着が設定されている。 2012年[[8月1日]]から[[8月31日|31日]]までの毎日、早朝に下り1本(京成上野始発)、深夜に上り1本(京成高砂行)の臨時アクセス特急が運行された<ref>[http://www.hokuso-railway.co.jp/topics/2012/031/index.htm 京成線の成田空港アクセスがますます便利に 夏季繁忙期に合わせ早朝・深夜の臨時列車を運転します 「アクセス特急」 上野〜成田空港間 8月1日(水)〜8月31日(金)の期間中、毎日運転] - 京成電鉄株式会社・北総鉄道株式会社、2012年7月5日。</ref>。 この臨時アクセス特急は、2013年は[[7月20日]]から[[9月1日]]までの毎日運行され<ref>[http://www.hokuso-railway.co.jp/topics/2013/016/index.htm 京成線の成田空港アクセスがますます便利に 夏季繁忙期に合わせ早朝・深夜の臨時列車を運転します 「アクセス特急」 上野〜成田空港間 7月20日(土)〜9月1日(日)の期間中、毎日運転] - 京成電鉄株式会社・北総鉄道株式会社、2013年6月28日。</ref>、2014年は[[7月19日]]から8月31日までの毎日運行される<ref>{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/140626_01.pdf 京成線の成田空港アクセスがますます便利に 夏休み期間に早朝・深夜の臨時「アクセス特急」を運転します 早朝、日暮里から成田空港へ50分! 7月19日(土)〜8月31日(日)の期間中、毎日運転]}} - 京成電鉄株式会社・北総鉄道株式会社、2014年6月26日。</ref>。 ==== 停車駅 ==== ; 成田空港 - 羽田空港 アクセス特急 - エアポート快特(朝 - 日中) : 成田空港 - 空港第2ビル - 成田湯川 - 印旛日本医大 - 千葉ニュータウン中央 - 新鎌ヶ谷 - 東松戸 - 京成高砂 - [[青砥駅|青砥]] - [[押上駅|押上]] - [[浅草駅|浅草]] - [[東日本橋駅|東日本橋]] - 日本橋 - [[新橋駅|新橋]] - [[大門駅 (東京都)|大門]] - 三田 - [[泉岳寺駅|泉岳寺]] - [[品川駅|品川]] - [[羽田空港国際線ターミナル駅|羽田空港国際線ターミナル]] - 羽田空港国内線ターミナル :* 新鎌ヶ谷で北総線系統の羽田空港発着普通([[京急本線|京急線]]内快特・京急蒲田停車)に接続。 :* 青砥または高砂で[[京成本線]]・[[京成船橋駅|船橋]]・[[京成上野駅|上野]]方面普通または特急に接続。 :* 押上で[[京成押上線|押上線]]・[[横浜駅|横浜]]方面[[快速特急|快特]](押上線内普通・京急線直通)に接続。 : ; 成田空港 - 京成上野(夕方 - 夜) : 成田空港 - 空港第2ビル - (日中と同じ) - 京成高砂 - 青砥 - [[日暮里駅|日暮里]] - [[京成上野駅|京成上野]] :* 高砂で京成本線・船橋・上野方面普通に接続。 :* 青砥で押上線・横浜方面快特または特急に接続。 : ; 成田空港 - 西馬込(朝・夕方) : 成田空港 - 空港第2ビル - (日中と同じ) - 京成高砂 - 青砥 - 押上 - (都営線内各駅停車) - [[西馬込駅|西馬込]] ; 成田空港 - 羽田空港・三崎口 アクセス特急 - 特急(朝・夕方)/ 快特(平日夕北行き、土休日朝南行きのみ) : 成田空港 - 空港第2ビル - (日中と同じ) - 京成高砂 - 青砥 - 押上 - (都営線内各駅停車) - 泉岳寺 - ([[京急本線]]・[[京急久里浜線|久里浜線]]内快特および特急停車駅) - 羽田空港国内線ターミナル・[[三崎口駅|三崎口]] :* 平日の北行き1本は京成車、それ以外は京急車で運転。 :* 土休日朝の三崎口発特急は、[[金沢文庫駅|金沢文庫]] - 品川間で4両増結。 :* 早朝1本のみ[[神奈川新町駅|神奈川新町]]始発特急、平日16時台に特急、土休日朝に快特で[[京急久里浜駅|京急久里浜]]行きの設定あり。 : ; 成田空港 - 羽田空港 アクセス特急 - エアポート急行(朝・夕方) : 成田空港 - 空港第2ビル - (日中と同じ) - 京成高砂 - 青砥 - 押上 - (都営線内各駅停車) - 泉岳寺 - (京急本線・[[京急空港線|空港線]]内エアポート急行停車駅) - 羽田空港国内線ターミナル ; 臨時ダイヤ : [[1月3日]]・[[東京箱根間往復大学駅伝競走|箱根駅伝]]対策(2011年([[第87回東京箱根間往復大学駅伝競走|第87回大会]]<ref>[http://www.keikyu.co.jp/company/news/2010/detail/003165.html 12月30日(木)から1月3日(月)の電車・バスダイヤおよび 第87回箱根駅伝開催に伴う電車ダイヤの一部変更について] 京浜急行電鉄報道発表資料 2010年12月10日</ref>)・2012年([[第88回東京箱根間往復大学駅伝競走|第88回大会]]<ref>[http://www.keikyu.co.jp/company/news/2011/detail/003666.html 京急電鉄・京浜急行バス 年末年始ダイヤについて] 京浜急行電鉄報道発表資料 2011年12月8日</ref>)実施) :: 成田空港 - 空港第2ビル - (通常ダイヤと同じ) - 京成高砂 - 青砥 - 押上 - (都営線内各駅停車) - 泉岳寺 - 品川 - [[京急蒲田駅|京急蒲田]] :* 京急では毎年1月3日に箱根駅伝復路開催に伴う[[京急空港線#1月3日の臨時ダイヤ|臨時ダイヤ]]が編成されていたため、当日の一部列車は、種別を押上 - 泉岳寺 - 京急蒲田間は快特に変更の上、京急蒲田 - 羽田空港間の運転が中止された。 :* 京急蒲田で空港線臨時普通電車に接続、当該車両は神奈川新町まで[[回送]]される。 :* 2012年10月に[[平和島駅|平和島]] - 京急蒲田 - [[六郷土手駅|六郷土手]]間と京急蒲田 - [[大鳥居駅|大鳥居]]間の下り線の高架化が完了したため<ref>{{PDFlink|[http://www.keikyu.co.jp/company/20120717HP%E3%80%80%E9%AB%98%E6%9E%B6%E5%88%87%E6%9B%BF%E6%97%A5%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%88%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E7%89%88%EF%BC%89.pdf 京急蒲田駅付近の上下線が全線高架化します!]}} - 京浜急行電鉄、2012年7月17日、2012年7月17日閲覧。</ref>、同年をもって終了。2013年([[第89回東京箱根間往復大学駅伝競走|第89回大会]])以降は実施されない。 : 隅田川花火大会対策 :: 成田空港 - 空港第2ビル - (通常ダイヤと同じ) - 京成高砂 - 青砥 - 押上 - (この区間、各駅停車) - 東日本橋 - (通常ダイヤと同じ) - 羽田空港国内線ターミナル :* 都営浅草線において[[隅田川花火大会]]開催に伴い、会場最寄駅の[[本所吾妻橋駅|本所吾妻橋]]と[[蔵前駅|蔵前]]に臨時停車する。 :* そのため、種別変更駅を押上から東日本橋に変更の上、押上 - 東日本橋間を各駅停車とする<ref>[http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2012/sub_p_201207263835_h.html ご利用ください!都営交通の花火臨時列車! 都営地下鉄のニュース【報道発表】 2012年7月26日]</ref>。 ==== 使用車両 ==== [[京成電鉄]]車両 * [[京成3000形電車 (2代)#7次車|3050形]](6編成・2009年度の京成電鉄の事業計画でアクセス特急の運行用に新造) * [[京成3700形電車|3700形]](スカイアクセス線対応改造を行った8両編成のみ) * [[京成3000形電車 (2代)|3000形]](8両編成の3001・3026・3027・3028編成のみ) [[京浜急行電鉄]]車両(都営浅草線直通用車両で、[[鉄道車両のモニタ装置|車上情報管理装置]]に[[停車駅通過防止装置|誤通過防止機能(停車予告機能)]]の搭載を行った編成が運用に入る) * [[京急600形電車 (3代) |600形]](8両編成のみ) * [[京急1000形電車 (2代)#10次車|新1000形10次車]]以降(8両編成のみ) ** 10次車以外の編成も運用される場合がある<ref>「[http://railf.jp/news/2010/08/14/180600.html 京急新1000形1001編成がアクセス特急を代走]」[[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 鉄道ニュース、2010年8月14日</ref>。 == 運行に伴う施設改良 == 成田高速鉄道アクセスによると、京成高砂 - 印旛日本医大間は最高速度130km/hで走行するための改良工事が行われ、新線区間(成田高速鉄道アクセス線)は最高速度160km/hに対応した。また、並行して一般[[国道464号]][[北千葉道路]]の一体的な整備が行われている。 京成電鉄では当路線の開業に併せて、JR東日本の[[山手線]]・[[京浜東北線]]・[[常磐線]]、東京都交通局の[[東京都交通局日暮里・舎人ライナー|日暮里・舎人ライナー]]との乗り換え駅である[[日暮里駅]]の大規模改良工事が実施された。[[2009年]][[10月3日]]から1階部分にあたる従来の1面2線のホームを上り用の1面1線、2階を[[改札]]・コンコース、3階を下り用の2面1線(「スカイライナー」専用と一般車専用の各ホームを設置)、合計で3面2線に変更された。また、北総鉄道区間も[[東松戸駅|東松戸]]・[[新鎌ヶ谷駅|新鎌ヶ谷]]・小室の各駅に待避線が新設された(これらの各駅には当初から拡張用スペースが確保されていた)。 さらに受け入れ側の空港第2ビル駅は2009年[[11月14日]]から従前の1面1線の対向式ホームから1面2線の島式ホームに改良され、成田空港駅もホームが1面2線から2面3線へと増設・拡幅され、従来の京成本線、成田スカイアクセス、スカイライナー専用ホームに区別された方向別・列車別ホームとなった。また、両駅の既存のホームは本線と成田スカイアクセスのホームに前後で分けられ、京成本線コンコースにはルートの特定と運賃の算定を行うための中間改札が設置された。なお、京成本線分岐部 - 成田空港駅間の単線区間のうち、分岐部 - 空港第2ビル間は同駅のホームの島式化による安全側線の延長により複線化されたが、同駅 - 成田空港駅間の線路は従来通り単線である。 京成高砂駅についても、当路線開業後の[[踏切]]遮断時間増加対策の関連工事として[[京成金町線|金町線]]ホームの高架化工事を行った。当路線の開業に先行して2010年[[7月5日]]より高架化されたので、金町線は全列車が同駅 - [[京成金町駅|京成金町]]間の折り返し運行となった。 当路線の開業後に[[都営地下鉄浅草線|都営浅草線]]の[[日本橋駅 (東京都)|日本橋駅]]と[[東銀座駅]]から[[東京駅]]まで分岐線を敷設する計画もあったが、この案はこれとは別に後述する[[浅草線短絡新線構想]]も浮上したこともあり、現在のところ着工されていない。 == 駅一覧 == * ●:停車、|:通過 * 停車駅は{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/21-089.pdf 京成電鉄プレスリリース(2009年12月16日)]}}に基づく * 京成高砂駅 - 印旛日本医大駅間は北総鉄道北総線との共用区間である。「[[北総鉄道北総線#駅一覧]]」も参照のこと。空港第2ビル駅 - 成田空港駅間は京成本線との重複区間である。 * 東松戸 - 印旛日本医大間の駅には北総鉄道の[[駅ナンバリング|駅番号]]が付与されているが、京成電鉄は[[押上駅]]を例外として、駅番号の二重付与はしない方針をとっている<ref name="keisei20100625" />。 * 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は[[列車交換]]可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここから上は単線(駅構内は列車交換可) {| class="wikitable" rules="all" !style="width:4em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|駅番号<br /><ref name="keisei20100625">{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-034.pdf 京成線各駅で「駅ナンバリング」を導入いたします]}} 京成電鉄ニュースリリース、2010年6月25日</ref><ref>京成時刻表Vol.25 2010年7月9日発売</ref> !style="width:13em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|駅名 !style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|駅間<br />キロ !style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|累計<br />キロ !style="background:#fdb; width:1em; line-height:1.2em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|アクセス特急 !style="background:#abf; width:1em; line-height:1em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|スカイライナ丨 !style="border-bottom:solid 3px #ff8620;"|接続路線・備考 !style="width:1em; border-bottom:solid 3px #ff8620;"|線路 !colspan="2" style="border-bottom:solid 3px #ff8620;"|所在地 |- !KS10 |[[京成高砂駅]] |style="text-align:center;"|- |style="text-align:right;"|0.0 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |[[京成電鉄]]:[[ファイル:Number prefix Keisei.PNG|15px|KS]] [[京成本線|本線]]([[青砥駅|青砥]]・[[京成上野駅|京成上野]]方面直通あり、[[京成八幡駅|八幡]]・[[京成船橋駅|船橋]]方面乗り換え)・[[ファイル:Number prefix Keisei.PNG|15px|KS]] [[京成押上線|押上線]]([[都営地下鉄浅草線]]方面・京急線[[羽田空港国内線ターミナル駅|羽田空港]]方面直通あり)・[[ファイル:Number prefix Keisei.PNG|15px|KS]] [[京成金町線|金町線]] |∥ |style="text-align:center; width:1em;"|[[東京都]] |葛飾区 |- ! - <!-- 北総線の駅番号の扱い(書き方)についてはノートで議論中です。--> |[[東松戸駅]] |style="text-align:right;"|7.5 |style="text-align:right;"|7.5 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |[[北総鉄道]]:[[ファイル:Number prefix Hokusō.PNG|15px|HS]] [[北総鉄道北総線|北総線]](HS05:共同使用駅)<br />[[東日本旅客鉄道]]:[[武蔵野線]] |∥ |rowspan=10 style="text-align:center; width:1em;"|[[千葉県]] |松戸市 |- ! - |[[新鎌ヶ谷駅]] |style="text-align:right;"|5.2 |style="text-align:right;"|12.7 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |北総鉄道:[[ファイル:Number prefix Hokusō.PNG|15px|HS]] 北総線(HS08:共同使用駅)<br />[[新京成電鉄]]:[[ファイル:Number prefix Shin-Keisei.PNG|15px|SL]] [[新京成電鉄新京成線|新京成線]] (SL11)<br />東武鉄道:[[東武野田線|野田線(東武アーバンパークライン)]] (TD-30) |∥ |style="white-space:nowrap;"|[[鎌ケ谷市]] |- ! - |style="white-space:nowarp;"|[[千葉ニュータウン中央駅]] |style="text-align:right;"|11.1 |style="text-align:right;"|23.8 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |北総鉄道:[[ファイル:Number prefix Hokusō.PNG|15px|HS]] 北総線(HS12:共同使用駅) |∥ |rowspan="2" style="white-space:nowrap;"|[[印西市]] |- ! - |[[印旛日本医大駅]]<small>(松虫姫)</small> |style="text-align:right;"|8.5 |style="text-align:right;"|32.3 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |北総鉄道:[[ファイル:Number prefix Hokusō.PNG|15px|HS]] 北総線(HS14:共同使用駅) |∥ |- !KS43 |[[成田湯川駅]] |style="text-align:right;"|8.4 |style="text-align:right;"|40.7 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|| |[[成田線]]([[成田線#我孫子支線|我孫子支線]])[[下総松崎駅|下総松崎]] - [[成田駅|成田]]間との交差地点(松崎字湯川)。 |∨ |rowspan="7"|[[成田市]] |- ! - |style="white-space:nowarp;"|成田空港高速鉄道線接続点<br />(通称:土屋点) |style="text-align:right;"|(2.3) |style="text-align:right;"|(43.0) |style="background:#fdb; text-align:center;"|| |style="background:#abf; text-align:center;"|| |第三種鉄道事業者の境界点<br />駅設置の請願が行われている。 || |- ! - |[[新根古屋信号場]] |style="text-align:center;"|- |style="text-align:center;"|- |style="background:#fdb; text-align:center;"|| |style="background:#abf; text-align:center;"|| |JRの[[根古屋信号場]]跡地付近 |◇ |- ! - |(本線接続点) |style="text-align:right;"|(6.9) |style="text-align:right;"|(49.9) |style="background:#fdb; text-align:center;"|| |style="background:#abf; text-align:center;"|| |本線との線路上の接続点 || |- !KS41 |[[空港第2ビル駅]] |style="text-align:right;"|0.5 |style="text-align:right;"|50.4 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|● |京成電鉄:[[ファイル:Number prefix Keisei.PNG|15px|KS]] 本線([[京成成田駅|京成成田]]方面)<br />東日本旅客鉄道:成田線([[成田線#空港支線|空港支線]]) |◇ |- !KS42 |[[成田空港駅]] |style="text-align:right;"|1.0 |style="text-align:right;"|51.4 |style="background:#fdb; text-align:center;"|● |style="background:#abf; text-align:center;"|● | |∧ |} * 成田空港高速鉄道線接続点付近([[ウイング土屋]]地先)に「土屋駅(仮称)」を設ける運動が存在し、同地点には駅を設ける空間も有しているが、現行計画では駅設置の予定はない。成田市では「成田新高速鉄道土屋駅設置促進協議会」(現:新駅・基幹交通網整備促進特別委員会)を設け、土屋駅設置に向けた署名活動や千葉県・[[国土交通省]]・空港公団(当時)への陳情などの住民運動を展開している。2008年2月20日には土屋新駅設置に係る研究会が発足した。研究会は、京成電鉄、成田空港高速鉄道、成田高速鉄道アクセス、成田国際空港、成田市、千葉県の各メンバーから成り、課題の整理と調査が実施される。2014年1月8日の[[東京新聞]]千葉版によるところでは駅設置のために区画整理がなされてバスロータリーも造られていたが京成では「スカイライナーの速度維持のため駅設置は難しい」という(該当地区は空港建設以後だと資材置き場や燃料を運搬するトラックの駐車場として地権者から水田として使用されている土地を借用していたが、使用を終えた後には元の水田に戻せないために区画整理をした。)。 * 当初アクセス特急(当時は種別名決定前で一般特急と呼ばれた)が通過する予定だった東松戸駅は、[[千葉県]]、[[松戸市]]、[[武蔵野線]]沿線地方公共団体などが要望した結果、停車駅に追加された。それ以前の[[2009年]][[2月16日]]より北総鉄道により特急(アクセス特急とは別の北総線で設定されているもの)と急行の同駅への停車が開始された。 * 累計キロ49.9km地点に本線との接続点がある。当線成田湯川駅方面 - [[駒井野信号場]]([[京成成田駅]])方面を空港第2ビル駅経由で利用する場合の運賃計算に使用される<ref>[http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/goriyo.htm 京成線ご利用案内]</ref>。 * 新鎌ヶ谷駅 - 千葉ニュータウン中央駅間で[[柏市]]・[[白井市]]内を通過するが駅はない(柏市内には北総線の駅もない)。 == 成田 - 羽田連絡鉄道の経緯と構想 == {{See also|都営地下鉄浅草線#今後の動き|浅草線短絡新線構想}} [[国土交通省]]は[[2008年]]、当路線を活用した成田 - 羽田連絡鉄道の開設について検討を開始した。羽田・成田両空港は発着枠の拡大が計画されており、特に羽田空港は[[2010年]][[10月21日]]に4本目となる滑走路の併用開始および国際定期便の就航が予定されていることなどから、両空港間における乗り継ぎ客の増加が予想されており、両空港間の連絡機能の向上が求められている。 当路線開業により現在、両空港間はアクセス特急が最短103分で結んでいるが、都営地下鉄浅草線内の[[三田駅 (東京都)|三田]]・[[宝町駅 (東京都)|宝町]]両駅付近の2か所に特急列車用の追い越し設備を新設することで65分に短縮できるとされている(建設費は400億円程度)<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080816/biz0808160042000-n1.htm 成田-羽田空港間に特急構想 直通1時間に短縮]{{リンク切れ|date=2011年4月}} MSN産経ニュース、2008年8月16日</ref><ref>[http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=200808120301001 成田-羽田間鉄道整備/国交省検討委が近く会合/浅草線改良で時間短縮へ] 日刊建設工業新聞、2008年8月12日</ref>。また、これとは別に同線の改良ではなく並行して[[浅草線短絡新線構想|バイパスとなる別線]]を新たに建設する案(建設費は3,000億円程度)も発表されている<ref>[http://j.peopledaily.com.cn/94470/94640/6494769.html 成田-羽田、鉄道で1時間構想 国交省、都心に新線計画] asahi.com、2008年[[9月7日]]([[人民日報|人民網]]日本語版転載記事)</ref><ref>東京-成田、直通30分以内に短縮 国交省検討 NIKKEI NET、2008年10月5日</ref>。このバイパス線の場合は60分で両空港間を結ぶことになっている。 このほか、浅草線の宝町・[[日本橋駅 (東京都)|日本橋]]の両駅から分岐線を新設して[[東京駅]]に至るいわゆる[[デルタ線]]構想もある。 なお、両空港間を結ぶ連絡列車としては[[1998年]][[11月18日]]の[[京急空港線]][[天空橋駅|羽田駅]](現・天空橋駅) - [[羽田空港国内線ターミナル駅|羽田空港駅]]間延伸開業と同時に実施されたダイヤ改正から、羽田空港駅 - 成田空港駅間を運行し、かつ全区間において通過運転を行う新種別「[[エアポート快特]]」(京成線内は特急)が設定され、空港間連絡鉄道としての役割を果たしてきたが、[[2002年]][[10月12日]]に実施されたダイヤ改正から京成線内においては同日から新たに設定された「快速」として運転されるようになった。快速は特急より停車駅が多く、[[京成津田沼駅]]以東(成田空港駅方面)は各駅に停車する上、大部分が[[京成成田駅]]や[[京成佐倉駅]]発着となる運用に短縮されたため、空港間連絡鉄道としての機能を持たなくなった。 その後、[[2006年]][[12月10日]]のダイヤ改正から京成線において快特(快速特急)が新設され、早朝に成田空港発羽田空港行、夕方以降に羽田空港発成田空港行(ともに京急線内急行、2010年5月16日からはエアポート急行)がそれぞれ設定されており、当路線開業以前のダイヤではこの快特が事実上空港間連絡鉄道としての役割を担っていた。 当路線開業時に、成田空港と羽田空港を結ぶ列車として、特急料金不要の通勤形車両を用いた「アクセス特急」が新設された<ref>{{PDFlink|[http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-017.pdf 成田スカイアクセス開業!!7月17日(土)京成線ダイヤ改正]}} - 京成電鉄ニュースリリース、2010年5月28日。</ref><ref>[http://www.hokuso-railway.co.jp/topics/2010/025/index.htm 7月17日(土) 成田スカイアクセス開業に伴うダイヤ改正を実施します] - 北総鉄道トピックス、2010年5月27日。</ref><ref>[http://www.keikyu.co.jp/company/news/2010/detail/001330.html 成田スカイアクセス線開業にともない7月17日(土)から羽田空港駅⇔成田空港駅直通電車を運行いたします] - 京浜急行電鉄報道発表資料、2010年5月28日</ref>。日中は成田空港駅 - 羽田空港駅間を成田スカイアクセス、京成本線・押上線、都営浅草線、[[京急本線]]・空港線経由で結ぶ。途中、[[押上駅]]で「エアポート快特」に種別変更して都営・京急線を走る。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 参考文献 == * [[佐藤信之 (評論家)|佐藤信之]] 「<span style="font-size:small">鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 8</span> 成田新高速鉄道計画について」『[[鉄道ジャーナル]]』No.427 2002年5月号 p147 - p149、鉄道ジャーナル社 * 「特集:京成電鉄」『[[鉄道ピクトリアル]]』No.787 2007年3月号臨時増刊、[[電気車研究会]] * [[川島令三]] 「成田新高速鉄道アクセス」『全国鉄道事情大研究 東京東部・千葉篇(2)』 [[草思社]]、2003年 ISBN 4794211937 * {{PDFlink|[http://www.naa.jp/jp/airport/greenport/2006_12/forum.pdf 「ぐ〜んと近くなる! 成田空港「成田新高速鉄道」2010年春完成へ」『グリーンポートレポート』2006年12月号]}} 成田国際空港株式会社 * [http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/08/080705_.html 成田空港アクセス関連の鉄道事業許可について] 国土交通省 報道発表資料 2002年[[7月5日]] == 関連項目 == * [[北総鉄道北総線]] - 京成高砂駅 - 印旛日本医大駅間の共用区間 * [[成田国際空港]] * [[スカイライナー]] * [[空港連絡鉄道]] * [[成田新幹線]] * [[北千葉道路]] * [[成田高速鉄道アクセス]] * [[北越急行ほくほく線]] - 当路線と同じく最高速度160km/hで走行する路線 == 外部リンク == {{Commonscat|Keisei Narita Airport Line}} * [http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/index.html 成田空港まで36分。新型スカイライナー(京成電鉄)] ** [http://www.new-skyliner.jp/ 新型スカイライナー・成田新高速鉄道案内専用サイト(京成電鉄)] * [http://www.nra36.co.jp/ 成田新高速鉄道整備事業(成田高速鉄道アクセス株式会社)] * [http://www.pref.chiba.lg.jp/koukei/tetsudou/narita.html 千葉県内の鉄道整備計画(成田新高速鉄道)] * [http://www.nikkenren.com/archives/doboku/archive/tekkenkyo/kaihou/245/11.html 鉄道の礎245号(2008年7月)- 成田新高速鉄道建設事業の概要]、社団法人 日本鉄道建設業協会 {{デフォルトソート:けいせいなりたくうこうせん}} [[Category:関東地方の鉄道路線|なりたくうこうせん]] [[Category:京成電鉄の鉄道路線|なりたくうこうせん]] [[Category:千葉ニュータウン]] [[Category:成田国際空港]] [[Category:空港連絡鉄道]]