頌栄女子学院中学校・高等学校
頌栄女子学院中学校・高等学校(しょうえいじょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都港区白金台にある私立女子中学校・高等学校である。 キリスト教の学校で、聖書の教えを徳育の基礎に置いている。「頌栄(しょうえい)」の校名は神の栄光をほめたたえるという意味である。 聖書の時間があることや、英語や数学の授業時数が標準よりも多いことが特徴で、英語と数学(一部学年)の授業は中・高とも少人数習熟度別の特別クラス編成で 行っている。
1884年(明治17年)12月8日に岡見清致は二本榎で頌栄小学校を創立した。 翌1885年明治18年)2月に頌栄英学校を開校した。 1885年(明治17年)9月には頌栄女学校を開設して、女子の普通教育に一本化した。 明治の開化期において、数少ない女学校の一つであった。 福澤諭吉は「岡見の学校だから」と開校式に出席して演説し、経営にも助言を与えた。またオランダ改革派宣教師として来日したフルベッキ、横浜毎日新聞の主筆から政界入りした島田三郎も出席した。 1897年(明治 30)に頌栄幼稚園をつくり、幼・小・中の一貫教育を行った。
1920年(大正9年)には高等女学校に昇格した。 1964年(昭和39年)には校名を現在の頌栄女子学院中学校・高等学校に改称した。 1982年(昭和57年)9月、英国に、英国学校法人Winchester Shoei Collegeを開学した。 1888 年(明治 21年)には、岡見清致のたっての願いで、気鋭の伝道者木村熊二を頌栄女学校校長に迎えた。
1994年には高等学校の生徒募集を中止し、名実ともに中高一貫の教育体制を確立した。 現在は全校生徒数約1400名に達し、2004年は創立120周年を迎えた。
基本情報
- 名称 頌栄女子学院 中学校・高等学校
- 所在地 〒108-0071 東京都港区白金台2-26-5
- 設置者 学校法人頌栄女子学院
- 設立年月日 1884年
- 共学・別学 女子校
- 設置学科 普通科
- 学期 二期制
交通
エピソード
女優の菅井きんと高橋ひとみは同校の卒業生で先輩・後輩(年齢は母娘ほどの開きがある)にあたり、共演もしている。母校の話になった時、菅井が女学生時代に習った先生が、高橋が在学していた時も教鞭をとっていた事実が分かり、驚愕したという。校則で芸能活動は一切禁止だったが、高橋は入学時から成績が優秀だったそうでこのまま成績が落ちることなく優秀ならば退学せずに芸能活動を認めるとの許しが特例で出たそうで、在学中は学業も継続して頑張って卒業まで校内で成績は上位だったとインタビューなどで語っている。
関連項目
出典
外部リンク