ラクス・クライン

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ラクス・クライン (らくすくらいん、C.E.55年2月5日~) は、プラントの政治家。現・プラント最高評議会議長。

個人データ

  • 国籍:プラント→不明(DESTINY時。公的にはプラントのままと思われる)
  • 出身:プラント アプリリウス市
  • 人種:二世代目コーディネイター(SEEDを持っている可能性あり)
  • 生年月日:C.E.55年2月5日
  • 年齢:16歳→18歳
  • 血液型:B型
  • 身長:158cm→160cm
  • 体重:53kg→46kg
  • 髪色:桃
  • 瞳:水色

※矢印右はC.E.73年時のデータ。

人生

出生

C.E.55年2月5日、プラントのアプリリウス市で、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの娘として生まれる。母親は不明[1]

学歴については全く明らかになっていないが、少なくとも公的には何の問題もなく過ごしていたようだ。

65年、プラント最高評議会の政権与党、黄道同盟(父シーゲルが所属)が自由条約黄道同盟ZAFT(ザフト)と改名。

68年、シーゲル・クラインがプラント最高評議会議長に就任。この年、パトリック・ザラの息子アスラン・ザラがプラントに移住してくる。

69年、シーゲル・クラインの指示により、プラントはユニウス市の7〜10区(ユニウスセブン〜10コロニー)を穀物生産プラントに改装し、食料生産を開始。これに対しプラント理事国は実力を行使してもこれを排除すると勧告しプラントに対し威嚇行動に出る。ザフトはこれに対抗する形で史上初の戦闘用MSジンを実戦投入する。圧倒的少数でありながらプラント理事国のMA部隊を圧倒し、L5宙域に駐留していたプラント理事国の宇宙軍を排除。以降、L5宙域はザフトを有するプラントが実効支配する事になった。 これ以降、プラント―プラント理事国の間の緊張は急激に高まっていく。

なお、ラクスとアスランは遅くともこの69年のうちには婚約したと思われる[2] 。なお、婚約はラクスとアスランの意志では全くなく(面識もなかった)、シーゲルとパトリック、親同士が決定した事というのが通説である。もっとも2人ともそれなりに好感を持っていたようだ。

70年2月5日、ラクス15歳の誕生日、プラントとプラント理事国の間で交渉がもたれる事になっていた(月面会議)が、爆弾テロにより会議参加予定の地球側理事国の代表者と、国際連合事務総長を含む国際連合首脳陣が死亡。シーゲルはシャトルの故障により到着が遅れていたため難を逃れた。

70年2月11日、プラントは地球連合に宣戦布告(ヤキン・ドゥーエ戦役)。

C.E.71年1月25日、ザフトはガンダム奪取作戦を決行。実行部隊であるクルーゼ隊は、奪取目標5機のうち4機を奪取するが、残り1機の捕獲には失敗。さらに破壊にも失敗し、戦闘母艦のアークエンジェルと共に取り逃がしてしまう。この「アークエンジェル」がラクスの運命を大きく変えていく事になる。

この時点でラクスは歌手活動やユニウスセブン追悼慰霊団の代表など、公的行事に参加していた。自由条約黄道同盟ZAFTの広告塔として歌やメッセージをプラント国民に送っていたが、彼女自身は自分は「ZAFTではない」と述べている。学校に通っていた形跡はないので、既に卒業していたのだろう。

ヤキン・ドゥーエ戦役

人質事件

コズミック・イラ2月2日、ラクスは血のバレンタイン事件の犠牲者の追悼式典の準備のため、視察団の代表として民間船シルバーウィンドでユニウスセブンの残骸を視察していた。が、そこで地球連合軍と遭遇。視察団はラクスを緊急避難ポッドで脱出させ、シルバーウィンドは撃沈される。ラクスは連合軍に発見されないまま、ポッドで漂流する。

2月3日、月へと航路を取るアークエンジェルはこの宙域を航行していたが、物資不足を懸念してユニウスセブンから物資を調達する。一方ザフトも捜索部隊が船団を捜索に来ていた。ここで哨戒していたストライクが、追悼船団を捜索しにきた強行偵察型ジンを発見。ストライクはやり過ごそうとしたが、ジンが調達作業中のポッドを発見したため、撃墜。直後にストライクがラクスのポッドを発見し、回収。

ラクスはアークエンジェルの個室に軟禁されることになる。一方、いまだラクスを発見できないザフトでは、クルーゼ隊を動員してラクスの救助を行おうとする。クルーゼ隊が動員されたのは隊員にアスラン・ザラがおり、パトリック・ザラがプロパガンダとしてこの事件を利用しようとしたからだと言われる。

アークエンジェルはクルーゼ隊に発見され、戦闘で撃沈寸前の危機に陥るが、同艦のクルーは彼女を人質としてクルーゼ隊を恫喝し、攻撃を中止させる。

2月7日、アークエンジェルは地球連合軍第8艦隊の先遣隊と合流するが、クルーゼ隊が襲来。アークエンジェルはラクスを乗せたまま戦闘を行う。結果、先遣隊は壊滅するが、アークエンジェルは辛くも逃れる。

2月8日、ラクスを人質とした事に不満を抱いたストライクのパイロット(非公式)キラ・ヤマトが、独断で彼女を連れアークエンジェルを脱し、クルーゼ隊に彼女を引き渡す。クルーゼは引き渡しにきたストライクを攻撃したが、ラクスの説得により中断。ラクスはクルーゼ隊と別れ、プラントへと帰還した。

この事件が彼女の精神面に大きく影響を与えたと言われる。アークエンジェル内部での彼女の扱われ方は、条約にのっとったものだったと言われるが、クルーからはコーディネーター蔑視の発言もあったとされており、これが初めての連合側との接触だったラクスは、彼らに強い印象を抱いた事だろう。

なお、キラはこの件で艦内における軍事法廷に処されたが、当時は軍法上の軍人ではないとの理由で不問に付されている。アークエンジェルの士官達も軍法上の訴追及び緊急避難的措置は法的に正しかったとしながらも、その負い目から処罰は全く考えていなかったようであり、軍法会議は形骸的なものに過ぎなかった。

プラントからの離反~三隻同盟

2月14日、ラクスはプラントで血のバレンタイン追悼式典に出席する。

2月22日、ラクスは自宅でアスランの訪問を受ける。アスランによれば、特別変わった様子は見られなかったという。

4月21日、地球での戦闘で負傷したキラがクライン邸に運ばれてくる。この時点でラクスがどれほどキラの情報を知っていたかは定かではないが、この時すでに後の行動に至るための思想的変化があった事は疑いようがない。ちなみにキラを運ぶよう手配したマルキオ導師なる人物の素性は不明である。

5月5日、ラクスは回復したキラと共にザフト軍工廠に侵入し、フリーダムを奪取。しかしその引き渡す様子を政府に知られ、5月12日に父シーゲルともども国家反逆罪で指名手配され、議会にいたクライン派の議員たちは身柄を拘束あるいは追放され、議会はわずかな中立派を除いてザラ派一色となる。

国家の敵となったラクスだったが、逃亡生活をしつつ、クライン派の協力によって国民に反戦メッセージを送りつつ逃亡生活を続ける。別行動をとっていた父は警察の襲撃を受け、死亡。

なお、この逃亡生活の最中、アスランがラクスと接触したという。アスランがザフトから離反した理由も、この時にラクスから思想的影響を受けたことが主な要因とされる。

7月1日、ラクスはザフトからの離反を決意したアスランをパトリックから救い出しつつ、ザフト軍の新造宇宙戦艦・エターナルでプラントを脱出[3]。ヤキン・ドゥーエ防衛軍に追撃されるが、フリーダムを駆るキラに救われる。なお、このエターナルは初めからラクス一派が使うために作られていたという説もある(カラーリングのため)。

7月5日、そのままアークエンジェル、クサナギと合流(三隻同盟)。

連合・プラントとの戦闘~終戦

三隻同盟結成以降、ラクスはエターナルの艦長を務め、三隻同盟の盟主的立場にあった。ただし艦長については形式的なもので、戦術レベルの話や戦闘指揮についてはバルトフェルドに一任していた。盟主としては、意見を述べる事こそ少なかったが、周囲の人間は常にラクスの意向を最大限に尊重し、実質的な指導者の地位にあったと複数の当事者が述べている。

7月12日、三隻同盟はドミニオン隊、およびエターナルを追ってきたクルーゼ隊と戦闘(メンデルの戦い)。戦闘を無事終えるも、この戦いの最中でNジャマーキャンセラーのデータが地球連合軍の手に渡る。

これ以降、宇宙での戦闘は2ヶ月ほど小康状態となる。この間エターナルは、7月16日にジャンク屋の所有する違法船リ・ホームから補給を受けている。

9月11日、地球連合軍司令部はプラント本国攻撃を最終目標とした「エルビス作戦」を発動。極秘裏に各方面より戦力を結集させ、9月23日に宇宙要塞ボアズ(旧東アジア共和国資源衛星 新星)を攻略しようとする。核攻撃部隊・ピースメーカー隊の核攻撃によってボアズは壊滅。ザフト残存部隊はヤキン・ドゥーエへ撤退した。ラクスらがボアズ陥落の報、および連合の核使用を知ったのは9月26日、再度エターナルの補給にきたジャンク屋らによってであった。

この核攻撃に激怒したパトリック・ザラは、極秘裏に建造された最終兵器ジェネシスの使用を決断する。

9月26日、地球軍は核攻撃部隊ピースメーカー隊がプラント本国へ核ミサイル攻撃を行うも、ラクス・クラインら三隻同盟とイザーク・ジュール率いるジュール隊に阻止される(プラントの被害はゼロ)。その直後、ミラージュコロイドで隠匿されていたジェネシスの第1射で地球軍はプラント攻略部隊総旗艦「ワシントン」を含む戦力の40%以上を撃破される大打撃を受け、デブリベルトに一時後退を余儀なくされた。また連合軍は、ザフトの追撃で更に多くの艦船とモビルスーツを失った。

ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルはジェネシスの威力を恐れ再度の総攻撃を指示。残存戦力の再編後地球軍は再度の進行を開始。 翌9月27日のジェネシスの2射目で、補給を兼ねた第2陣諸共プトレマイオス基地が消滅。連合軍は再度ピースメーカー隊にプラントを核攻撃させたが、三隻同盟が発射された核ミサイル、ピースメーカー隊、および母艦「ドゥーリットル」を全て撃墜。地球連合を実質指導していたアズラエルもアークエンジェルのローエングリンによりドミニオンを撃沈され死亡。この時点で地球連合軍の勝利する可能性はほぼゼロとなった。

だが、ザフトの勝利が決まってもパトリック・ザラはジェネシスによる攻撃を中止しようとはせず、地球の大西洋連邦首都ワシントンD.C.へ撃とうとしたが、三隻同盟のMS部隊によってジェネシスは発射とほぼ同時に破壊された(厳密には発射よりわずかに後とされる)。なお、パトリックはこのジェネシス発射に疑問を持ったザフト兵レイ・ユウキによって射殺され、これにより戦意を喪失したザフト兵達はヤキン・ドゥーエを放棄。直後にヤキン・ドゥーエは大爆発を起こし大破。これについては三隻同盟の工作員が行ったとも、錯乱した兵が作動させたとも、一説には死にかけたパトリックが自ら作動させたとも言われる。

この戦闘の最中、レジスタンスによってアイリーン・カナーバら旧クライン派が救出され、プラント臨時評議会として戦闘終了後に地球連合に停戦を申し込み、連合側もこれを受諾。終戦に向けて講和会議が開催されることとなった(ナイロビ講和会議)。停戦後、三隻同盟はディアッカ・エルスマンなど少数の例外を除き、フリーダムやアークエンジェルなどの戦力を保持したまま、密かにプラントへと亡命した。

ナイロビ会議はその後数ヶ月に及び、その間に南アメリカ独立戦争が勃発するも、3月10日、ついに地球連合とプラント間に停戦条約(ユニウス条約)が締結された。アイリーン・カナーバら臨時評議会は総辞職し、ギルバート・デュランダルを議長とする新評議会が発足している。

戦後、ラクスの国家反逆罪容疑は取り消されたが、彼らはプラントには戻らず、代表になったカガリの黙認のもと、秘密裏にオーブに居住し続けた。三隻同盟のメンバーの大半は彼女と行動を共にした。

ユニウス戦役

開戦前

C.E.73年10月2日、プラント「アーモリーワン」で、3機のセカンドステージシリーズMS(カオス、ガイア、アビス)が地球連合軍第81独立機動軍ファントムペインによって強奪されるという事件が発生。カガリ・ユラ・アスハ、アスラン・ザラ(アレックス・ディノ)は、ザフトが亡命オーブ人技術者を兵器開発に登用している事に抗議すべく、アーモリーワンを極秘に訪問していたため、戦闘に巻き込まれ、プラントの新造戦艦ミネルバに搭乗して避難することになった。

さらに翌日の10月3日、ザフト脱走兵がユニウスセブンの地球に落下させるというテロが起こる(ブレイク・ザ・ワールド)[4]。ザフトは軍を出動させ、実行犯であるテロリスト達全員を死亡させたものの、地球各地(特に赤道付近)では津波が起きるなどの大被害を出した。ラクスらは地下シェルターに避難し、難を逃れた。なお、先述のミネルバは成り行き上この戦闘に参加し、アスランは特例としてザフトのMSに乗って出撃し、作戦に協力している。

地球に落下する破片を破壊するという作戦の都合上、ミネルバは地球に降下し、オーブのオノゴロ島に入国。ラクスと接触したアスランはMS強奪やユニウスセブン落下についての情報を提供した。

後日、ユニウスセブンでの戦闘(ザフトMSによる破砕作業の妨害)の映像が公表され、プラントもこれを大筋で事実と認めた為、地球の反コーディネイター感情が再発。さらにユニウスセブン落下に呼応したコーディネイターによるテロが多発し、地球-プラント間の緊張が高まった。

地球連合側は、「ユニウスセブン落下テロ事件に関与したテロリストは全員死亡した」というプラント側の報告を一度は受け入れたものの、それを撤回して「テログループの引き渡し」「賠償金」「プラントの武装解除」「プラント現政権の解体」など、まともな国家なら到底受け入れられないと言える要求をプラント側にした。当然ながらプラントは拒否。地球連合はプラントの態度を不服として、宣戦布告した。

開戦

地球連合軍は宣戦布告の直後、プラントに核攻撃を敢行。しかしザフト軍によって阻止され、プラントに被害は出なかった。作戦と同時にカーペンタリアやジブラルタルに攻め込む手筈だった連合地上軍は攻撃を中止した。

プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルはラクスの影武者を使用し、プロパガンダ放送を流す[5]。デュランダルは積極的自衛権の行使を主張し、地球降下作戦「オペレーション・スピア・オブ・トワイライト」を発動。地球各地に侵攻する準備を始めた。

この時アスラン・ザラは影武者と接触し、影武者である事実に気づいていたにも関わらず、その事実を公表しようとはしなかった。それどころか、デュランダルに勧められるままザフト軍特務隊・FAITHに入隊。ラクスから離れ、本格的にザフトに復帰したのである。

他方、オーブではこの戦争にどう対峙するかが話し合われていたが、連合側の諸国と同盟を結ぶことが決定される。代表のカガリは中立派だったが、決定を覆すことはできなかった。

こうして旧・三隻同盟のメンバーのうち政治力を持った2人、アスランはラクスから離れ、カガリはその影響力をほぼ失った。

ラクス暗殺未遂事件

影武者を使い出したことでラクスの存在が邪魔になったデュランダルは、彼女に暗殺部隊(コーディネーター)を差し向けるが、ラクスらはなんとかこれを撃退。しかしMSまで使った戦闘になったためにラクスたちがオーブに居住が公になってしまう。ラクスは隠しておいた戦艦アークエンジェルに乗りこみ、カガリをさらいつつオーブを脱出した。アークエンジェルはこの2年のうちに潜水可能なように改造されており、これを利用して海中に潜伏した。

以降、ラクスらはスカンジナビア王国の保護を受けながら、各地でザフトと連合軍の戦闘に介入しつつ、プロパガンダ放送を行った。ラクスは密かにアスラン・ザラと接触。暗殺されそうになった事を知らせた。

宇宙へ

予断を許さぬ状況の中、ラクスはプラントの情勢を探る必要性を感じ、宇宙へと上がる。その方法は影武者が使用する予定だったシャトルをジャックするという大胆なものであった。

一方、ラクス暗殺失敗とアークエンジェルの軍事介入に業を煮やしたザフトは、アークエンジェルを標的にした「エンジェルダウン作戦」を発動。東ヨーロッパにいたアークエンジェルはザフト軍から攻撃を受ける。アークエンジェルは降伏勧告を受けるも、これを拒否。結果、フリーダムを撃墜されるという痛い損害を受けるが、辛くも撤退する。その後はオーブへと向かう。なお、この作戦とフリーダム撃墜を知ったアスラン・ザラはMSグフを奪ってザフト軍を脱走。追跡者によって撃墜されたところを、アークエンジェルのクルーが密かに収容した。

宇宙へ上がったラクスは、前大戦時にザフト軍から奪取し、秘匿していた高速戦艦エターナルを拠点として活動する。ラクスは「ファクトリー」「ターミナル」といったクライン派関連組織の協力の元にMSストライクフリーダムなどのMS開発を指揮。また、入手する情報から、デュランダルが新しい世界秩序を構築しようとしているのではないかと考えるに至る。

後にザフト軍のオペレーション・フューリーによって戦場となったオーブにインフィニットジャスティスに搭乗して降下し、オーブを支援。ザフト軍の撤退後、全世界に向けた放送において、ミーアはラクスを演じる偽者で、自分が真のラクス・クラインであること、デュランダルと軍産複合体の盟主ジブリールの考えには賛同出来ない事を表明した後、デュランダルの思惑を阻止することを目指し再び宇宙に上がる。

その後ミーアと邂逅するが間もなく彼女の死に直面し、彼女の遺した日記からその純粋な歌への思いに涙した。

ついにデュランダルはアルザッヘル基地に向けて大量破壊兵器レクイエムを使う、ラクスはデュランダルと戦う事を決意し、エターナルに乗りオーブ、ザフト軍及びクライン派による連合艦隊と共闘、終戦までその指揮を執り仲間たちと戦い抜き生存した。

最高評議会議長に

プライベートで評議会への不満をぶちまけるラクス。
彼女が人前で感情を露わにすることは珍しい

オーブの慰霊碑前でキラ・ヤマトとシン・アスカの会話を横で見守る。

メサイア陥落後オーブ、プラント両国間を仲介、停戦協議合意後プラント最高評議会の招聘を受けてプラントに戻り、イザーク・ジュールらと共に最高評議会議長としてプラント最高評議会に臨む。(50話の後ゴンドワナへの通信の後、字幕で議長と出ている。)

このファイルの元ネタは?

備考

活躍から「救国の歌姫」という英雄像が実際のラクス本人の姿から一人歩きしてしまっているとされ、ラクスのそのことの認識も描かれた。ほぼ完全に偶像崇拝と化しているために、終盤でステーションワンの防衛艦隊旗艦の艦長はアークエンジェルとエターナルをロゴスと断定した。

脚注

  1. 母親は幼少期のラクスに「世界はあなたのもの、あなたは世界のもの」と教えを説いたという。
  2. 70年2月21日にアスランはZAFTに入隊し、メカの自作どころではなくなるのだが、『アスランはラクスの誕生日に自作ロボット(ハロと命名)をプレゼントした事がある(ウィキペディア)』ため、それ以前にラクスに自作メカを誕生日プレゼントとして贈れる年が存在していなければならない。このため少なくとも70年2月5日以前には婚約していた事になるが、ラクスがアスランから贈られた自作メカは十数個もあるため、2月5日よりかなり前から付き合いがあったはずである。
  3. エターナルの艦長アンドリュー・バルトフェルドは、クライン派の部下マーチン・ダコスタによって説得されていた。
  4. デュランダル議長はテロリストの行動を把握しており、あえて見逃していたという説もある。
  5. この時点でプラントには、デュランダル以外に影武者である事を知る者はいなかったと思われる。