月島駅
月島駅(つきしまえき)は、東京都中央区月島一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)、東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
東京メトロの有楽町線と、都営地下鉄の大江戸線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号は、有楽町線がY 21、大江戸線がE 16である。
目次
歴史
- 1988年(昭和63年)6月8日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)有楽町線の駅が開業する(延伸・全線開業の開業式を当駅1番線で挙行)。
- 2000年(平成12年)12月12日 - 都営地下鉄大江戸線の駅が開業し、乗換駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄の民営化により、有楽町線の駅が東京メトロに継承される。
- 2010年(平成22年)9月17日 - 有楽町線の駅の改札内に駅ナカ「月島Metro pia」として「フレッシュベーカリー神戸屋 月島メトロピア店」と「月島駅メトロピア ココプレス (CocoPress) 」が開業する[1]。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)2月1日 - 大江戸線の駅の自動放送を更新する要出典。
駅構造
一般的に地下鉄の路線が交わる場合、後に開通した路線が既設線の下を通過する構造をとる事例が多いが、当駅では後から開業した大江戸線(地下2階)が有楽町線(地下3階)の上を通っている。これは、月島駅を通る計画は大江戸線の方が先になされたことによる[3]。なお、改札階は同一階層(地下1階)である。
有楽町線と大江戸線の乗換改札は設置されていない。なお、両社局による同様の構造をもつ連絡駅と同様、乗継割引の適用は双方の改札を30分以内に通過する必要がある。
東京メトロ
島式ホーム1面2線を有する地下駅。佃大橋通りの初見橋交差点の地下に位置する。
ホームは地下3階、改札は全て地下1階に位置している。ホームにはホームドアが設置されている[2]。
豊洲側は駅を出るとすぐに単線シールドトンネルの並列となっているのに対し、新富町側は複線シールドトンネルとなることから、新木場方面への線路と和光市方面への線路の間隔が狭まる。
2000年代にエレベーターを設置したのに伴い、新たに専用改札が設けられた。このエレベーター専用改札には窓口や自動精算機が設置されていない。また、自動券売機は中央改札周辺にしか設置されていないが、こちらはエレベーター専用改札から通路を通って行くことができる。
2010年に改札を入って右手にあったMETRO'S(売店)が左手階段の踊り場に移転した。また、改札を入って右手には新たに駅ナカ「月島Metro pia」が開業した。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 有楽町線 | 豊洲・辰巳・新木場方面 |
2 | 有楽町線 | 池袋・和光市・森林公園・飯能方面 |
構内店舖
都営地下鉄
島式ホーム1面2線を有する地下駅。清澄通りの初見橋交差点の地下に位置する。
ホームは地下2階、改札は地下1階に位置している。ホームにはホームドアが設置されている。
当駅に大江戸線の列車が到着する際に、当駅に近い肉のたかさごの車内広告が放送される。同じ東京都交通局の都営バスでも月島駅前停留所に到着する際に肉のたかさごの車内広告が放送されるが、放送文が異なる。
駅業務は東京都営交通協力会に委託されており、大門駅務管理所管内の受託駅を統括する9区ブロック長が配置されている。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 両国・春日方面 |
2 | 都営大江戸線 | 大門・六本木方面 |
構内店舗
- メルシー月島駅
- メルシーの横で東京都営交通協力会が実施する期間限定ショップがある[7]。事前告知はない。なお、この期間限定ショップは、東京都営交通協力会が出店する会社を随時募集して実施している[8]。
利用状況
東京メトロの2013年度の一日平均乗降人員は65,345人であった[9]。
また、都営地下鉄の2012年度の一日平均乗降人員は58,860人(乗車人員 29,675人、降車人員 29,185人)[10]であった。
各年度の一日平均乗車人員数は下表のとおりである。
年度 | 東京メトロ | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1992年 | 15,726 | - | [11] |
1993年 | 16,082 | - | [12] |
1994年 | 15,934 | - | [13] |
1995年 | 15,754 | - | [14] |
1996年 | 15,726 | - | [15] |
1997年 | 16,441 | - | [16] |
1998年 | 17,252 | - | [17] |
1999年 | 17,642 | - | [18] |
2000年 | 18,132 | 10,182[19] | [20] |
2001年 | 19,814 | 13,411 | [21] |
2002年 | 20,710 | 15,044 | [22] |
2003年 | 21,139 | 16,443 | [23] |
2004年 | 21,666 | 17,460 | [24] |
2005年 | 22,910 | 18,997 | [25] |
2006年 | 24,693 | 21,589 | [26] |
2007年 | 26,743 | 24,139 | [27] |
2008年 | 28,318 | 25,862 | [28] |
2009年 | 28,562 | 26,094 | [29] |
2010年 | 29,345 | 27,197 | [30] |
2011年 | 29,123 | 27,625 | [31] |
駅周辺
当駅周辺は、佃は佃煮発祥の地として、月島は東京名物のもんじゃ焼きの街(西仲通り、愛称は「もんじゃストリート」)として有名である。相生橋を渡り江東区側に入ると、東京海洋大学越中島キャンパスがある。
市街地再開発事業による複合施設が駅に直結している。
- 隅田川
- 佃川支川(佃川支川の橋のみ、各道路に属さないので、以下に記述する。)
- 晴海運河
- 朝潮運河
- 月島川
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線 越中島駅
- 東京都道463号上野月島線(八重洲通り・清澄通り)
- 東京都道473号新富晴海線(佃大橋通り)
- 中央区立月島区民センター
- 中央区役所 月島特別出張所
- 中央区立月島図書館
- 中央区立月島社会教育会館
- 中央区月島保健センター
- 中央区立佃区民館
- 中央区立月島区民館
- 中央区立月島スポーツプラザ
- 住吉神社
- ムーンアイランドタワー(月島駅前地区市街地再開発事業) : 9番出入口から駅に直結している。
- キャピタルゲートプレース(月島一丁目地区市街地再開発事業) : 駅に直結の予定[32]。
- 大川端リバーシティ21
- 晴海アイランドトリトンスクエア : 当駅から徒歩12分程度。なお、南西側の勝どき駅からは徒歩5分程度で到着できる。
- 首都大学東京 晴海キャンパス
- 東京海洋大学 越中島キャンパス(旧 東京商船大学)
- 東京都立晴海総合高等学校
- 中央区立佃島小学校・中央区立佃中学校 : 両校は同一建物内にある。
- 石川島記念病院
- 京橋月島郵便局
- 中央佃郵便局
路線バス
都営バス
月島駅前
2・4番出入口付近に設置されている。
月島三丁目
10番出入口付近に設置されている。
- 門33 : 豊海水産埠頭行/亀戸駅行
- 業10 : とうきょうスカイツリー駅前・深川車庫行(片方向のみの停車で、新橋行は経由しない)
江戸バス
中央区より日立自動車交通が受託し、以下の江戸バス(中央区コミュニティバス)の路線が運行されている。
月島スポーツプラザ
7番出入口付近に設置されている。
月島区民センター
10番出入口付近に設置されている。
- 南循環 : 中央区役所行
水上バス
東京水辺ライン
東京都公園協会により、以下の東京水辺ラインの航路が運航されている。
越中島
4番出入口から徒歩約10分の、駅北方の相生橋を渡った隅田川沿いの位置に設置されている[33]。
特記事項
- 毎年8月の東京湾大華火祭開催時には、混雑緩和の為に一部出入口を閉鎖する措置をとっている。
- 東京地下鉄のテレビコマーシャルの、「東京グルメ」篇の撮影に当駅の有楽町線中央改札付近が使用された。
- アサヒ飲料「十六茶」のテレビコマーシャルの、「今日も朝から出勤」篇の撮影に当駅の4番出入口付近が使用された[34]。
- 2012年5月13日にTBSのテレビ番組『メトログ』で当駅が特集された[35]。
- 鉄道各社の共催による「2012 春・夏 ゆるり散策、私鉄沿線 花と寺社めぐりスタンプラリー」では、2012年4月16日から同年8月31日にかけて住吉神社に近い当駅の東京メトロ管轄部分にスタンプが設置された[36][37]。
- 東京スカイツリータウンの開業記念として実施された「東京メトロ×東京都交通局 共同企画 地下鉄スタンプラリー」では、2012年6月16日から同年7月16日にかけて、「すかいつりー」の「つ」の文字が駅名に含まれる当駅の都営地下鉄管轄部分にスタンプが設置された[38][39]。
- 東京メトロと西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社のタイアップ企画として実施された「乗るけん!体験!広島県!『東京×広島 食べくらべラリー』」では、2012年11月1日から2013年1月14日にかけて、当駅の東京メトロ管轄部分にスタンプが設置されていた[40]。
- 2013年12月8日に東京メトロとゆりかもめの合同で実施された「東京まちさんぽ」では、東京メトロ有楽町線の当駅がスタート地点とされ、西仲通り商店街、豊洲、がすてなーにガスの科学館、有明テニスの森公園、お台場海浜公園、夢の大橋を経由して、ゆりかもめ線有明駅をゴールとするコースが設定された[41][42][43]。
- 「東京都交通局×東京メトロ 共同企画 『地下鉄グルメハンティング』フロッタージュラリー」では、2014年5月3日から同年5月6日にかけて、もんじゃストリートの最寄駅である当駅の都営地下鉄管轄部分に、フロッタージュポイントと抽選会場が設置されていた[44][45]。
隣の駅
脚注
- ↑ 有楽町線 月島駅に"ベーカリー&ファッション雑貨ショップ"9/17(金)オープン!(ニュースリリース) - 東京地下鉄(2010年8月26日付)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 ホームドア設置計画進行中 有楽町線新富町、月島、新木場駅に設置!PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2013年3月25日付)
- ↑ 鉄道トリビア(95) 都営地下鉄大江戸線の「下克上」 - 月島駅のナゾ - マイコミジャーナル(2011年4月23日付)
- ↑ 月島駅のお店・施設 - 東京地下鉄
- ↑ フレッシュベーカリー神戸屋 月島メトロピア店
- ↑ 月島メトロピア CocoPress
- ↑ 収益事業 - 東京都営交通協力会
- ↑ 出店公募情報 - 東京都営交通協力会
- ↑ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ↑ 各駅乗降人員一覧 - 東京都交通局
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 2000年12月12日開業。
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ アクセス[リンク切れ] - キャピタルゲートプレース
- ↑ 越中島発着場 - 水上バスで行こう!(東京都公園協会)
- ↑ 十六茶の当駅が使用されているテレビCM「今日も朝から出勤」篇[リンク切れ]
- ↑ TBS メトログ Number.06「月島駅」
- ↑ 2012 春・夏 ゆるり散策、私鉄沿線 花と寺社めぐりスタンプラリーPDF - ゆるり散策.jp ※関東地方の民鉄各社による共催。
- ↑ 2012年4月11日 民営鉄道9社共同企画「2012 春・夏 ゆるり散策、私鉄沿線 花と寺社めぐりスタンプラリー」を開催PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2012年4月9日付)
- ↑ 「東京スカイツリータウン開業記念」 東京メトロ×東京都交通局 共同企画「地下鉄スタンプラリー」を実施PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2012年6月7日付)
- ↑ 「東京スカイツリータウン開業記念」 東京メトロ×東京都交通局 共同企画「地下鉄スタンプラリー」を実施(ニュースリリース) - 東京都交通局(2012年6月7日付)
- ↑ 東京メトロ×JR西日本タイアップ企画 乗るけん!体験!広島県!「東京×広島 食べくらべラリー」PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2012年10月30日付)
- ↑ 詳細情報 - 東京まちさんぽ(東京メトロ) ※該当回の詳細ページ。
- ↑ 東京メトロ・ゆりかもめ合同ウォーキングイベント 「東京まちさんぽ特別編ゆりかもめ合同ウォーキング」開催PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2013年11月5日付)
- ↑ 東京まちさんぽ特別編ゆりかもめ合同ウォーキング ~今、そして未来の東京に出会う1日~ PDF (ニュースリリース) - ゆりかもめ(2013年11月5日付)
- ↑ 東京都交通局×東京メトロ 共同企画 「地下鉄グルメハンティング」フロッタージュラリーを実施 (ニュースリリース) - 東京都交通局(2014年4月21日付)
- ↑ 東京都交通局×東京メトロ 共同企画 「地下鉄グルメハンティング」フロッタージュラリーを実施PDF (ニュースリリース) - 東京地下鉄(2014年4月21日付)