東名高速道路
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高速自動車国道 | |
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東名高速道路 東名高速道路
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地図 | |
総距離 | 346.8 km |
陸上距離 | |
海上距離 | |
制定年 | 1962年 |
開通年 | 1968年 |
廃止年 | |
道路の方角 | |
起点 | 東京IC(東京都世田谷区) |
環状線 通過都市 |
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主な経由国 | |
主な経由都市 | 川崎市、横浜市、厚木市、沼津市 静岡市、浜松市、豊川市 豊田市、名古屋市、春日井市 |
終点 | 小牧IC(愛知県小牧市) |
主な接続道路 | 記事参照 |
テンプレート |
東名高速道路(とうめいこうそくどうろ、TOMEI EXPRESSWAY)は、東京都世田谷区を起点とし、神奈川県、静岡県を経由し愛知県小牧市へ至る高速道路(高速自動車国道(A路線))の営業路線名である。一般に東名高速や単に東名(英略称:TOMEI EXPWY)と略される。法定路線名は第一東海自動車道。
目次
概要
全線にわたって中日本高速道路(NEXCO中日本)が管理・運営している。中央自動車道・名神高速道路・東名阪自動車道・西名阪自動車道とともに、東京・名古屋・大阪の三大都市を結ぶ日本の「大動脈」となっている。また、アジアハイウェイ1号線の一部である。名神高速道路と一体とした呼び名で「東名神」と呼ぶこともある。
「東名高速道路」の呼称は東京IC~小牧ICの公式な通称であり、小牧ICから西側は「名神高速道路」である。
また、「名神高速道路」の法定路線名である中央自動車道西宮線は、東京都から西宮市までの一貫した路線であるため、小牧JCTから小牧ICまでは重複しているのだが、この間は第一東海自動車道(東名高速道路)が主路線であり、中央自動車道西宮線は第一東海自動車道を重用している。これは、逆にすると、高速自動車国道の予定路線11,520kmの内訳である第一東海自動車道347kmと中央自動車道西宮線465kmと合わなくなることからもわかる。
- 「高速道路」の呼称が用いられるのは東名と名神のみであるが、これは両道路の計画・建設の進められる過程で広く民間において「高速道路」の呼称が使用され、命名の時点で一般に最も定着しているという歴史的経緯に鑑みて、例外的に採用されたものである[1]。このため、両道路それぞれを指して「東名自動車道」「名神道」などと呼ぶのは誤りである。
東京IC~厚木ICは「大都市近郊区間」に設定されており、他区間に比べて若干料金が割高になっている。
東京IC、横浜青葉IC、裾野IC以外は全てトランペット型インターチェンジとなっている。また台風接近時は高波の影響で名古屋方面(下り線)の富士IC~清水ICが度々通行止めになる。
東京IC~小牧ICの直線距離は248.4km(MapionBB キョリ測から)であるが、東名高速の延長距離は346.8kmと、約98kmも迂回している。現在建設中の第二東名高速道路は、東名高速と並行しながらも、より短絡して、かつ設定速度が140km/hで計画されている。
歴史
- 1966年 - 東京~静岡の建設に対し、世界銀行から1億ドルの融資
- 1968年4月25日 - 東京IC~厚木IC、富士IC~静岡IC、岡崎IC~小牧IC開通し、小牧ICで名神高速道路と接続
- 1969年2月1日 - 静岡IC~岡崎IC開通
- 1969年3月31日 - 厚木IC~大井松田IC、御殿場IC~富士IC開通
- 1969年5月26日 - 大井松田IC~御殿場IC開通により全線開通
- 1972年10月5日 - 小牧JCT開通により中央自動車道と接続
- 1974年3月26日 - 浜松西IC開通
- 1979年7月11日 - 日本坂トンネル火災事故
- 1981年4月25日 - 秦野中井IC開通
- 1986年11月21日 - 音羽蒲郡IC開通
- 1988年3月29日 - 裾野IC開通
- 1991年12月24日 - 大井松田IC~御殿場IC改築完了(上り2車線下り2車線を、上り3車線(新線)下り2+2車線(既存線転用)化)
- 1993年3月22日 - 東名三好IC開通
- 1993年3月25日 - 相良牧之原IC開通
- 1993年12月21日 - 掛川IC開通
- 1995年4月22日 - 大井松田IC~厚木IC6車線化完了
- 1998年3月20日 - 横浜青葉IC開通
- 1998年3月27日 - 日本坂トンネル新下り線(3車線)開通
- 1999年4月4日 - 磐田IC開通
- 2003年3月15日 - 豊田JCT開通により伊勢湾岸自動車道(豊田東IC)と接続
- 2003年10月19日 - 小牧ICで名古屋高速道路11号小牧線と接続
- 2004年11月27日 - 日進JCT開通により名古屋瀬戸道路と接続
- 2004年12月12日 - 豊田JCTが完成し伊勢湾岸自動車道(四日市方面)と接続
- 2007年5月31日 - 豊橋TBを廃止(豊橋北BS~豊川IC/BS)
接続高速道路
- 首都高速道路3号渋谷線(東京ICで直結)
- 保土ヶ谷バイパス(横浜町田ICで接続)
- 小田原厚木道路(厚木ICで接続)
- 西富士道路(富士ICで接続)
- 伊勢湾岸自動車道(豊田JCTで接続)
- 東海環状自動車道(豊田JCTで伊勢湾岸自動車道を経由し接続)
- 名古屋瀬戸道路(日進JCTで接続)
- 東名阪自動車道(名古屋ICで接続)
- 名古屋高速道路2号東山線(名古屋ICで東名阪自動車道を経由し接続)
- 中央自動車道(小牧JCTで接続)
- 名古屋高速道路11号小牧線(小牧ICで接続)
- 名神高速道路(小牧ICで直結)
インターチェンジなど
(導入実験中のスマートICが設置されているSAやPAは、斜体 で示す。また、恒久化されたスマートICは、スマートICで示す。)
主なトンネルと橋
- 多摩川橋
- 尺里川橋
- 滝沢橋
- 皆瀬川橋
- TN 大和 (横浜町田IC~厚木IC)
- 相模川橋
- TN 吾妻山
- TN 都夫良野(大井松田IC~御殿場IC)
- TN 新都夫良野(上り)
- TN 鳥手山(上り)
- TN 太郎ヶ尾(上り)
- TN 北畑(上り)
- TN 桜平(上り)
- TN 高尾(上り)
- TN 蒲原(富士IC~清水IC)
- TN 奥津
- TN 清見寺
- TN 袖師
- 安倍川橋
- TN 日本坂 (静岡IC~焼津IC)
- 大井川橋
- 天竜川橋
- 浜名湖橋
- TN 宇利 (三ケ日IC~豊川IC)
- 矢作川橋
トンネルの数
区間名 | 上り線 | 下り線 |
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東京IC~横浜町田IC | 0 | 0 |
横浜町田IC~厚木IC | 1 | 1 |
厚木IC~大井松田IC | 0 | 0 |
大井松田IC~御殿場IC | 9 | 2 |
御殿場IC~富士IC | 0 | 0 |
富士IC~清水IC | 5 | 5 |
清水IC~静岡IC | 0 | 0 |
静岡IC~焼津IC | 1 | 1 |
焼津IC~三ヶ日IC | 0 | 0 |
三ヶ日IC~豊川IC | 2 | 2 |
豊川IC~小牧IC | 0 | 0 |
合計 | 18 | 11 |
ハイウェイラジオ
(路側放送)
- 東京(東京IC~東名川崎IC)
- 横浜青葉(東名川崎IC~横浜青葉IC)
- 港北(横浜青葉IC~横浜町田IC)
- 横浜(港北PA~横浜町田IC)
- 海老名(横浜町田IC~厚木IC)
- 厚木(厚木IC~秦野中井IC)
- 秦野中井(厚木IC~秦野中井IC)
- 中井(秦野中井IC~大井松田IC)
- 大井松田(大井松田IC~御殿場IC)
- 都夫良野(大井松田IC~御殿場IC)
- 鮎沢(大井松田IC~御殿場IC 上りのみ)
- 御殿場(大井松田IC~御殿場IC)
- 駒門(御殿場IC~裾野IC)
- 裾野(裾野IC~沼津IC)
- 沼津(裾野IC~沼津IC)
- 愛鷹(沼津IC~富士IC)
- 富士(富士IC~清水IC)
- 由比(富士IC~清水IC)
- 清水(富士IC~清水IC)
- 静岡(清水IC~静岡IC)
- 日本坂(静岡IC~焼津IC)
- 焼津(焼津IC~吉田IC)
- 牧之原(吉田IC~相良牧之原IC)
- 相良牧之原(相良牧之原IC~菊川IC)
- 菊川(掛川IC~掛川IC)
- 浜松(磐田IC~浜松IC)
- 浜松西(浜松IC~浜松西IC)
- 三ヶ日(浜松西IC~三ヶ日IC)
- 豊橋(三ヶ日IC~豊川IC)
- 豊川(豊川IC~音羽蒲郡IC)
- 岡崎(音羽蒲郡IC~岡崎IC)
- 岡崎西(岡崎IC~豊田JCT)
- 豊田(豊田JCT~豊田IC)
- 名古屋(東名三好IC~名古屋IC)
- 春日井(名古屋IC~春日井IC)
- 小牧(小牧JCT~小牧IC)
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
制限速度
ほとんどの区間は制限速度が100km/hで速度規制はないが、日本坂トンネルなど一部区間では80km/h制限となっているところがある。 また、他の高速道路と同様、雨天・濃霧・台風などの荒天時は50km/hの速度規制が行われる。
街灯設置区間
通過市町村
利用状況(2002年度)
- 区間別日平均交通量(全区間平均) - 76,657台(前年度比99.5%)
- 区間別に見ると横浜町田IC~厚木ICが126,614台(前年度比98.9%)で最大である。
- 交通量
- 年間 - 151,416,468台(前年度比98.8%)
- 日平均 - 414,840台
- 料金収入
- 年間 - 258,859,816,000円(前年度比99.0%)
- 日平均 - 709,205,000円
他路線と比べた東名高速の利用の特徴としては、東海道の物流の大動脈を担っていることから、夜間でも走行台数があまり減らないことと、大型車の割合が高いことがあげられる。特に深夜帯は、走行車両の大半が大型トラックである。
脚注
関連項目
外部リンク
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