スナックママ連続殺人事件

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スナックママ連続殺人事件(スナックママれんぞくさつじんじけん)とは、1991年平成3年)の12月の間、兵庫県島根県京都府在住のスナック経営女性4人が、当時35歳のNに殺害された事件。警察庁広域重要指定事件119号に指定された。

事件の概要

殺害

  • 1991年12月12日、姫路市のスナック経営女性(当時45歳)を殺害。
  • 同年同月21日、松江市のスナック経営女性(当時55歳)を殺害。
  • 同年同月26日、京都市のスナック経営女性(当時55歳)を殺害。
  • 同年同月28日、京都市のスナック経営女性(当時51歳)を殺害。

いずれの女性も刃物で首を刺されていること、客のいない深夜の時間帯を狙って殺害していること、金を奪っていること、そして事件現場で採取された同一の指紋からNが浮上、30日に指名手配。

殺害未遂

  • 1992年1月5日、女性落語家桂あやめ(当時は桂花枝で27歳)の天王寺区の自宅マンションに隣人を装って侵入。彼女の首を締めて失神させ、現金14万円を奪って逃走。
  • その2日後、天王寺区のマンションに侵入して金を奪おうとするも、住人に自首するように説得されて逮捕に至る。

犯行の動機

鳥取県で生まれたNは9歳の時に母親が死亡、その後、養護施設や少年院を転々として、18歳で鳥取市のスナックのママに関係を迫って断られて殺害。松江刑務所で10年服役して出所してわずか2ヵ月後、松江市の旅館で強盗未遂で、鳥取刑務所に7年間服役。出所して2ヵ月後、スナックママ4人連続殺害を起こした。

裁判

  • 1995年9月11日、大阪地裁で死刑判決。
  • 2001年6月20日、大阪高裁で控訴棄却。
  • 2005年6月7日、最高裁で上告棄却、死刑確定。

2010年現在、Nは養子縁組によりKという苗字となり、大阪拘置所に収監中。

関連項目