シンジ (アニメポケットモンスター)

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2009年5月11日 (月) 16:38時点における150.7.242.14 (トーク)による版 (人物)

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シンジ(日本国外名:Paul)は、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』を原作とするアニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場する架空の人物。声優古宮清孝

人物

469(DP2)話から登場。サトシのライバルであるトバリシティ出身のトレーナー。ドライな性格で、ポケモンに対する考え方もサトシとは対照的である。自分の目的が最優先で周りのことは一切気にせず、(目上の者には礼儀正しい言葉遣いで接するものの)人を馬鹿にするような嫌味で挑発的な発言をすることが多く、時には冷酷非情かつ自己中心的な行動をとることがある。兄のレイジによると口が悪いのは昔からであるとのこと。運動神経はサトシ以上でヒコザル並に高い。口癖は「使えないな」や「ぬるいな」など。モンスターボールを投げる際は「モンスターボール、アタック!」、戦闘時には「○○、バトルスタンバイ!」と言う。

ポケモンを強さのみで判断し、良い技を覚えていて即戦力になるまたはバトルの才能があると判断した「使えるポケモン」のみのゲットを狙うため、ゲットしても技を確認しただけですぐに逃がすことが多い。バトルのトレーニングの厳しさに関しても、彼自身はあくまでポケモンを甘やかさずに鍛えているだけだと考えているが、ヒコザルに対しては力を引き出すためとはいえ端から見れば虐待同然の扱いをしており、ヒコザルもシンジに怯えるような態度を示す場面が見られる。バトルでポケモンをモンスターボールに戻した際に声をかけず、バトルの後でもポケモンを回復させようとしない場合もある。このようにポケモンを道具のように使う節があり、そういった行動はポケモンとの友好的な関係を重視するサトシ達には強く否定されるが、彼によると育てるポケモンを能力で決めること自体は普通の行動らしい。また、タッグバトルで手に入れた「やすらぎのすず」を自分には必要ないとサトシ達に渡すなど、ポケモンとの友好関係を考えることもない。ただ、他のトレーナーに譲渡するあるいは逃がすなど、基本的にポケモン自体を不幸にはせず、彼のポケモン達もシンジを嫌う態度は見せていない。特にエレブーとは馬が合う模様。
バトルスタイルは相手の弱点を徹底的に突いたり、ポケモンの特性などを利用する合理的なもので、事前に勝利のための研究をするなどポケモンの力に頼りきらず自らも努力する。いち早く相手の弱点を見つけ出すなど観察力もあり、ジムリーダーなどからは実力を認められており、サトシとのバトルでもポケリンガのような特殊なもの(結果上の意味で)以外で負けたことはないが、真撰組沖田総悟の場合は引き分けで終わることが多い一方、坂田銀時土方十四郎とのバトルでは勝利を収めたことがない。着々とバッジやシンボルを集めていた兄のレイジがたった1度の敗北でトレーナーをやめたことを許せず、「兄貴のやり方では強くなれない」「兄貴のようにはならない」という思いを持っており、それが現在の育成方法及びバトルスタイルにつながったようである。そのためかサトシやヒカリ、タケシやシロナなど多くの人物に何を言われても自分のやり方を通そうとする。
サトシとは分かり合えないためよく衝突するが、あくまで仲が良くない程度であり、お互いのバトルを観戦することもある。サトシ達の名前を呼んだことはなく、「お前」「そいつ」「こいつら」と言っている(ヒカリのことは当初認識すらせず、そのヒカリもサトシ以上に関係が悪く、シンジの態度は気に入らない様子)。サトシは仲良くなろうと積極的な態度をとることがあるが、シンジは自分と考えが異なりすぎるためか、いつもそっけない態度をとる。サトシを「使えない奴」と言うなど馬鹿にした態度をしばしばとるが、サトシのピカチュウやナエトルには一目置いた節があり、ヒコザルがサトシのポケモンとなった後に自身が求めた力を発揮したこともあり、サトシのことは見下しつつも気にかけている。また、自分の行動を否定するサトシに対し、サトシの行動も自分と同じだと指摘することもある。サトシ達と会った時には最低限の会話や返答をしており、タケシが相手だと素直に話をすることもあり、サトシ達を嫌ってはいないようである。サトシと出会う前にホウエン、ジョウト、カントーのリーグを回ったが優勝経験は無い。
レギュラーキャラ以外で次回予告を務めた数少ないキャラ[1]でもある。

所有ポケモン

上記の他にヒコザルや3体のムックルオドシシマリルリもゲットするが、いずれも「使えない」「俺の望むレベルにはなれない」といった理由で手放しており、捕まえて技を調べただけで逃がすこともある。

銀魂とのコラボレート

真撰組沖田総悟とは、自他共に「サド王子」と認める程の長年のライバルである。上記の事とは対照的に、沖田はポケモンを大切にしており、「気が短いからいけない。このまま負の道ですよ」と苦言を呈する節もあるが、何度言われてもやり方を通している。同じく、真撰組の土方十四郎からは「周りが認めようと、俺は認めない」と軽蔑されている。また、坂田銀時からは「中二設定」と評したり、ヒコザルを逃がした際には張り合ったりしていた。しかし、ポケリンガで、ドンカラスが銀時のクロバットに負けた際には「強さだけではない。もっと色々な才能を追求するべき」だとアドバイスをされた。
シンジがマリルリを逃がした際、それを見た志村妙が「ペットは責任を取って飼いなさい!」と蹴飛ばした(後に、マリルリをゲットして強化した)。その経緯から、彼女を一目を置いているようである。

脚注

  1. シンジ、ジュン、ハーリー、ケンゴ、ナタネ、ミクリ、J、ユウカ、ハジメ、ゲン、ウララ(声優:川澄綾子)。