春(原題:Wiosna)はショパン作曲の歌曲。旋律が簡単なことからピアノ独奏曲としても知られる。作品番号74-2。遺作であり友人ジュリアン・フォンタナの手により出版された。
コロラトゥーラや複雑な半音階・和声進行を常とする作者の作品としては非常に単純で、演奏も容易。
ト短調で8分の6拍子。簡単な分散和音の上に寂寞とした旋律が憂いを奏でる。