アニア・タウアー

アニア・タウアー（Anja Thauer, 1945年7月3日 - 1973年10月18日）は、ドイツのチェロ奏者。

リューベックにてアニア・ヘイディ・タウアー(Anja Heidi Thauer)として生まれる。幼少期からブラウンシュヴァイクで音楽教育を受け、12歳の時にヴァイオリンを弾く母と共演する形で演奏活動を行うようになり、13歳の時にはバーデン＝バーデンでルイジ・ボッケリーニが作曲し、フリードリヒ・グリュツマッハーが編曲した変ロ長調のチェロ協奏曲を弾いてオーケストラと初共演を果たした。14歳の時にシュトゥットガルト音楽院のルートヴィヒ・ヘルシャーのクラスに入ったが、15歳の時には奨学金を得てパリ音楽院に入学し、アンドレ・ナヴァラの薫陶を受けた。また、エコール・ノルマルで絵画、文学と哲学の講義も受講した。1961年にはドイツ産業連盟から文化賞を贈られている。1962年にはパリ音楽院主催のコンクールで21人のコンテスタントを抜いて優勝し、1963年に音楽院を卒業した。1967年にはニュルンベルク市の奨励賞を受賞。

ヴィースバーデンにて没。