ウィリアム・プリムローズ
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ウィリアム・プリムローズ(William Primrose, 1904年8月23日[1] - 1982年5月1日[2])は、イギリス出身のヴィオラ奏者。[3]
グラスゴー出身。ヴァイオリン奏者で弦楽器の鑑定家だっただった父ジョンに4歳の頃からヴァイオリンの手解きを受け、12歳で人前で演奏するほどに上達した。15歳の時にはロンドンに移り、ギルドホール音楽学校でマックス・モッセルにヴァイオリンを師事。1924年に金メダルを獲得して音楽学校を卒業した後、ウジェーヌ・イザイの許で研鑽を積んだが、イザイに勧められてヴィオラ奏者に転向した。1930年から1935年までロンドン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者を務め、[4]1937年にNBC交響楽団の結成に参加して、しばらく首席ヴィオラ奏者を務める。一方で、自らの名前を冠した弦楽四重奏団を主宰したり、ヤッシャ・ハイフェッツ等と共演したりして室内楽の分野でも名声を得た。1953年にはCBEを受勲。1964年に難聴の為、演奏活動の第一線から退き、インディアナ大学や南カリフォルニア大学等で教鞭を執った。1971年に来日した際には東京藝術大学や桐朋学園大学などでも教えた。
ユタ州プローヴォにて死去。