アニー・フィッシャー

アニー・フィッシャー（Annie Fischer, 1914年7月5日 - 1995年4月10日）は、ハンガリーのピアノ奏者。

ブダペスト出身。幼少期より音楽の才能を示し、８歳でルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ協奏曲第１番を人前で演奏できるほどのピアノの上達ぶりを見せた。1923年からハンガリー国立音楽専門学校に入学し、アルノルト・セーケイとエルネー・ドホナーニにピアノを師事して1932年に卒業している。1933年にブダペストのフランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで優勝してピアノ奏者として名声を確立。1937年には音楽評論家のアラダール・トートと結婚。ユダヤ人の血を引いていたことから1941年からスウェーデンに亡命。1946年に帰国後はハンガリー国内を中心に国際的に演奏活動を展開。1980年には日本国際音楽コンクールの審査員として初来日を果たし、亡くなる前年まで来日を重ねた。

ブダペストにて没。