EVE burst error
EVE burst error [イヴ] | |
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対応機種 | PC-9801VX/UX以降 EVE同梱版:Windows 98/Me/2000Pro/XP |
開発 | シーズウェア |
発売元 | シーズウェア EVE同梱版:ホビボックス |
発売日 | 1995年11月22日 EVE同梱版:2003年11月28日 |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | EOCS:18歳未満お断り EVE同梱版:メディ倫:成人指定 |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 2 |
セーブファイル数 | EVE同梱版:6 |
セーブファイル容量 | |
メディア | 3.5インチFD7枚 EVE同梱版:専用DVD-ROM1枚 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | 640×392(原画部分は512×288) |
BGMフォーマット | FM音源(YM2203) |
キャラクターボイス | なし |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり(コントロールキー) |
オートモード | なし |
備考 | * EVE同梱版:Version 1.01
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『EVE burst error』(イヴ・バーストエラー、イブ バーストエラー)は、シーズウェアが製作したパソコンゲームを原作とする同名および別名の移植作やリメイクなどを含めた美少女ゲーム/アドベンチャーゲーム。後のEVEシリーズの第1作目でもある。
発売の年表は以下の通り。
- 1995年 - EVE burst error
- 1997年1月 - EVE burst error (セガサターン)
- 1997年5月 - EVE burst error (Windows 95)
- 2003年7月 - EVE burst error PLUS
- 2003年11月 - EVE
- 2010年 - burst error -EVE The 1st.-
- 2016年4月 - EVE burst error R
- 2016年11月 -EVE burst error A
目次
概要
本作は、1995年にPC-9801VX/UX以降の機種をプラットフォームとしてリリースされたアダルトゲームであり、シナリオライター・剣乃ゆきひろ(当時)の代表作の1つである。
原作の発売から約2年後には、セガサターン向けに移植された『EVE burst error』が発売され、そのSS版を逆移植してアダルト要素を追加した、Windows 95以降OS向けの『EVE burst error』も発売された。 また、SS/Win95版をベースとしキャラクターデザインや原画を一新したPlayStation 2向けの新たなコンシューマー版『EVE burst error PLUS』、その『PLUS』に18禁のアダルトシーンを追加したWindows 98以降OS向けの3度目のパソコン版『EVE』、Win95版のダウンロード版、『PLUS』とも異なるキャラデザ&原画の一新のみならず、原作のシナリオ(ストーリー・設定・トリックなど多数)までも改変されたPlayStation Portable向けの3度目のコンシューマー版『burst error -EVE The 1st.-』、原作/SS版/PLUSなどをミックスしてのデジタルリマスター版とでもいうべき『EVE burst error R』(後にRをベースにアダルトシーンもデジタルリマスターし、追加した『EVE burst error A』もリリース)などをそれぞれリリースし、合計35万本超の累計販売本数を達成した。
ゲーム自体は「コマンド総当り方式」で進められ、フラグを立てるには用意されている選択肢を手当たり次第に選択しなければならないが、シーズウェアの過去作『DESIRE』を初出とするマルチサイトシステムと名付けられた2人の主人公の選択機能を継承しており、片方の主人公だけでプレイしていても必ずどこかで行き詰るようになっている。言うなればプレイヤーが積極的に進めている主人公側のストーリーでたまたま死体を発見してしまったためトラブルは御免だとその場を立ち去った後は、もう1人の主人公のストーリーを進めていないと殺人事件として発覚しないため、新しいコマンドが追加されない(次の展開が起こらない)というようなもので、2人の主人公を切り替えながらゲームを進めていく。ただし『1st』だけは「ビジュアルノベル方式」が採用されたため読み進めるだけのゲームになっている。
舞台となる時代は作品ごとで差異があり、原作では1995年、SS/Win95/PLUSシリーズ/Rでは199x年となっている。
オリジナルスタッフの剣乃ゆきひろが関わったのは原作のみであり、セガサターン版以降の全作に一切関わっておらず、BGMを担当した梅本竜と共に2011年に他界した。
逆に原作にてCGスタッフの1人だった野口征恒、セガサターン版から参加した見留明広や渡辺豪などは複数作に関わっている。
EVE burst error
当記事では混同を避けるために略記では原作とし、2003年発売の『EVE』に同梱された完全移植版についてはEVE同梱版とする。18禁作品。EVEシリーズの中で剣乃が関わった最初で最後のタイトルであり、移植や続篇を経てからは「オリジナルEVE」「オリジン」とも総称され、「シーズウェアのNo.1ヒット作」「シリーズ最高傑作」などと評された。
男主人公で私立探偵・天城小次郎視点の「Kojiroh」と、女主人公で国家エージェント・法条まりな視点の「Marina」のどちらかを選んで始め、それぞれ別のデータでのセーブを繰り返しながら「マルチサイトシステム」で相互干渉するイベントを消化しつつ進めていき、エピローグ直前にて問われることになる連続猟奇殺人事件の犯人名をプレイヤー自身で推理して解答し、その正否で分かれる2つの内のどちらかのエンディングで締め括られる。
最初の移植作となったセガサターン版からは、18禁表現がそのまま再現できない事情もあっていくつかのイベントの変更が常となり、特に直接的性交のアダルトシーンはPLUS18禁版を除いて全てカット、あるいはシナリオと原画そのものを変えて表現され、中でも小次郎編でのシリアとの6日冒頭イベントはほぼ全タイトルで改変されていった。
また、コマンドや会話では他のキャラを怒らせたり呆れさせたりする「おバカなこと」「突拍子もない選択肢」「猥談」が含まれていることも特徴としており、特に猥談については18禁ゆえの過激かつストレートな表現や記述が多く、PLUS18禁版でもこれらの表現の採用は見送られた。
当作の時点ではサイトチェンジのタイミングガイドやデータログ機能はまだ存在せず、セーブに関してもコンシューマーゲーム版のようないつでも開けるポーズメニュー制ではなく「あまぎ探偵事務所」か「サン・マンション403号室」、あるいは特定の場面までストーリーを進めることでコマンドに「セーブ・ロード」の選択肢が現れるという仕様となっている。
制作期間は4か月。出荷本数は数万本[1]。
- 音楽、書籍
- (1996-12-25) [ EVE burst error [イヴ] 原画&設定資料集 ] ソフトバンク 1996-12-25 4-7973-0173-2
- 『梅本竜RARE TRACKS Vol.4 EVE burst error "THE PERFECT"』EGG MUSIC RECORDS、2009年1月9日発売、品番 EMCA-0009 - FM音源チップ「YM2203」で鳴らしていたゲーム収録版ではなく、多重PCM音源を使用しPSGパートを復元しての豪華な音で新録した2枚組のサウンドトラック。カバーアートはSS/Win95版のサントラとは逆で、Win95版のボックスアートなどで使用された裸体の真弥子のものを転用している。#BGMも参照。
- 『EVE burst error "THE ORIGIN"』非売品 - コミックマーケット75やAC-MALL(EGG MUSIC直販サイト)で上述の『THE PERFECT』を購入した先着1000名のみに配られたもので、『THE PERFECT』とは逆でゲーム収録版そのままのサントラ。ただし、曲名が全く同じになっているため混同されやすい一面がある。
EVE burst error (セガサターン)
EVE burst error(イヴ・バーストエラー) | |
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対応機種 | セガサターン |
開発 | シーズウェア(企画・制作) |
発売元 | イマジニア |
発売日 | 1997年1月24日(限定版含む)、1998年7月2日(VALUE PACK) |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | 18歳以上推奨 |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 2 |
セーブファイル数 | 6 |
セーブファイル容量 | |
メディア | 専用CD-ROM4枚 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | 全員 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり(Lボタン) |
オートモード | なし |
備考 | * スタジオ旗艦(原画・動画)
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当記事では混同を避けるために略記ではSS版とする。18歳以上推奨のコンシューマーゲーム作品であり、キャッチコピーは「連続猟奇殺人事件の謎。」
原作スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けた移植版。小次郎編DISC、まりな編DISC、テラー編DISC、Making of EVE burst error DISCとマニュアル、キャラクター設定集で構成されており、小次郎編、まりな編、テラー編の各DISCを入れ替えながらゲームを進める。
「Making of EVE burst error DISC」には、MAKING(製作現場、後日談)、SOUND(俳優、収録風景、MUSIC)、CG GALLERY(未公開映像、ANIME)が収録されており、これらは本篇をクリアしないと閲覧できない。
出荷本数は約20万ないし30万本で、1作目を題材にしたタイトル中で最大の売り上げを達成した。
原作との主な変更点
SS版ではキャラクターに声が追加された一方、小次郎編の小次郎およびまりな編のまりなは、プレイヤーが操作するキャラクターへの感情移入を容易にするために声が当てられなかった。
また、新しく追加された機能としては、サイトチェンジが必要なシーンになると効果音とアイコンの点滅で知らせるガイド機能、既読のテキストをある程度遡って読み返せるデータログ機能が追加された。
テキスト内における年代表記が「9x」に統一されたほか、演出面・テキスト面における卑猥な要素が削減された。
演出上の変更点としては、ほぼ全てのCGがアニメ絵風に統一されたことと、オープニングや戦闘シーンなどのアニメーションが追加されたことがあげられる。これに伴い、銃器の使用シーンが新規のアニメパートに置き換えられており、原作では設定だけで終わっていたレーザーサイトの照射や、FPS視点のみだった発砲シーンに俯瞰のカットを追加するなどしている。 なお、新規追加されたアニメーションは、『R』のオープニングアニメの素材として一部が採用された。
エンディングの順番も変更されており、裸体のカットが「起きる時間です」の後に、ポートレイト風カットがクロージングクレジットの前になっており、人物の衣装が私服から劇中準拠に変更されている。また、クレジット演出もキャラの立ち絵を用いた紹介ではなく単なる文字のみで、最初のクレジット者が小次郎ではなくまりなになっている。加えて、今作はレイティングの関係によるアダルトシーンの改変に端を発するシナリオやビジュアルに手が加えられた最初の作品でもあり、それらは剣乃ではなく別人(非公開)、田島(松本、薄)ではなくスタジオ旗艦などが担当した。
また、SS版におけるパロディとして『エイミーと呼ばないでっ』の篠原栄美(しのはらエミ)をはじめとする様々なキャラクターがモブキャラクターとして登場した。
BGMは梅本および高見ではない別人(非公開)の手によるアレンジが施され、一部効果音が変更された[1]。
- 限定、特典、廉価版
- 『EVE burst error Premium Pack』 - 初回限定版。
- 『EVE burst error & EVE The Lost One VALUE PACK』
- 書籍、グッズ
- 『EVE burst error オフィシャルガイド』アスキー、1997年3月7日発売、テンプレート:ISBN2
- 『EVE burst error SPECIAL TRADING CARD』トレーディングカード、イマジニア - 全99種類、1パック12枚入り、1BOX15パック入り。
EVE burst error (Windows 95)
EVE burst error(イヴ・バーストエラー)[注釈 1] | |
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対応機種 | Windows 95/98/Me/XP[注釈 2] Windows 98/Me/XP(DVD-ROM版) Windows 2000/XP[注釈 2](ダウンロード版) |
開発 | |
発売元 | シーズウェア カナダ JAST USA[2] DMM.com(ダウンロード版) |
発売日 | 1997年5月30日(限定版含む)、2000年5月26日(Millenium BOX) 1999年7月16日(DVD-ROM版) 2010年6月18日(ダウンロード版) カナダ 不明 |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | R指定 カナダ テンプレート:ESRB-M[3] |
コンテンツアイコン | カナダ Mature Sexual Themes |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 2 |
セーブファイル数 | 6 |
セーブファイル容量 | 32MB以上 |
メディア | 専用CD-ROM3枚、専用DVD-ROM1枚、ダウンロード販売 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | 640×480 32000色以上(原画部分は600×360) |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | 全員 |
CGモード | なし |
音楽モード | なし |
回想モード | なし |
メッセージスキップ | あり[注釈 3](タブキー) |
オートモード | なし |
備考 | * Version 1.0.7 |
当記事では混同を避けるために略記ではWin95版とする。キャッチコピーは「AVG史上に残るこの名作を 今、最高のクオリティで。」
SS版スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けた、成人向けの逆移植作にあたり、サイトチェンジに際し各DISKを交換しなければならない欠点があったが、今作ではプレイ状況に応じたCDの入れ替えのみになった。
本篇中のBGMをFMシンセサイザーかGM・コンパチブルから選べるようになった。 エンディングが再編集された結果、日記からクロージングクレジットの間にあった裸体のズームアウトのカットが削除され、タイトル画面の流用でスタッフを、次にキャラの立ち絵を用いた原作準拠の演出で小次郎からキャストを紹介し、SS版準拠のポートレイト風カットで締め括られるものとなった。
当作は北米に向けて発売されたバージョンもあり、テキストは英語に対訳されているが、音声は日本版そのままとなっている。 プリン/プリシア、茜、シリア、アクア、ディーブ、シルディ、μ-101などが改名されている。 また、猥談系のコマンドや会話がより厳格に修正されており、たとえば6日プールでの事後のまりなの解答理由が「あれは諜報に携わる者じゃないとわからない気持ち。」ではなく「It's a woman's sixth sense.(女の第六感)」という言い回しに変更されている。
出荷本数は累計9475本[4]。 限定、特典、廉価版、移植
- 『EVE burst error 初回限定15,000本“プレミアム・マウスパッド付”バージョン!』 - 初回限定版。ボックスアート(以下BA)は裸体の真弥子が描かれたデザイン。
- 『EVE burst error Millenium BOX 2000』 - 新たな限定版。下記のDVD-ROM版より後発だがソフト本品はCD-ROM版となっている。
- 『EVE burst error DVD-ROM版』 - 指定OSからWin95が除外されている。なお、後年のPLUS18禁版における商品タイトルと似ているため混同されやすい一面がある。BAは原典とほぼ同じ。
- 『EVE burst error』 - ダウンロード版。DMM.comのウェブサイトでは18禁ゲームとして扱われているが、内容はR指定そのままである。アイコンはSS版を加工したデザイン。
- 『EVE burst error』 - 北米版。
音楽 **『EVE burst error 小次郎編』キングレコード、1998年4月24日発売、品番 KICA-1210 - オーディオドラマ(ドラマCD)のシリーズ。全4作。
EVE burst error PLUS
EVE burst error PLUS[注釈 4](イヴ・バーストエラー・プラス[5]) | |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発 | シーズウェア(制作・著作含む) |
発売元 | ゲームビレッジ(制作協力含む) ソノコン |
発売日 | 2003年7月24日(限定版含む)、廉価版 2005年3月24日 2004年6月23日 |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | CERO:C 15歳以上(廉価版から導入) GRB:15歳未満提供禁止(★★) |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 1 |
セーブファイル数 | 10 |
セーブファイル容量 | |
メディア | 専用DVD-ROM1枚 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | 全員 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり(L2/×ボタン) |
オートモード | なし |
備考 | * ロジスティックス(アニメーション)、花沢成江(アニメーション作画監督)、田中充(オープニングムービー)
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当記事では混同を避けるために略記ではPLUSとする。CERO規制のコンシューマーゲーム作品。アドヴァタイジングスローガンは「あの感動がPlayStation 2で再びよみがえる…」
SS/Win95版スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けたSS/Win95版準拠のリメイク。キャラクターデザイン&原画の一新、新規の動画パートの追加、BGMのリミックスなどが施されており、音声も新録されただけでなくまりな・真弥子・源三郎役などが変更された。
新たに追加された機能に「C-motion」と名付けられた感情の変化をほぼ完全に視覚化する演出が追加されており、過去作では基本の静止画の表情か別の差分程度でしかなかったが[注釈 5]、アニメーションを用いることでより滑らか且つ細やかにテキスト上の心情や口調と合致する表情に変わったり全身でのリアクションもとるようになった。
今作ではシナリオの加筆やイベントの変更があったほか、エピローグ直前の犯人解答が排除されたためエンディングは1つになった。
システム上の変更点としては、本篇スタート時の主人公選択が削除され、物語の開始が小次郎編に固定されたことがあげられる。(直後にチェンジは出来るが、初見でまりな編からは始められない)。 また、ユーザーインターフェースやフォントが変更されたほか、テキストの再改定も行われた。例えば、冒頭での「ルンペンの溜まり場」という表現は「お子様の遊び場」に変更されたほか、他作品に関する言及も同様に変更された。さらに、イベントシーンにおける説明調の独白は要約した台詞に差し替えられた。
美術面でも変更が加えられ、SS版にあったパロディ系の原画は採用されなかった。小次郎は下衣がスタンドカラーシャツとなった黒系一色で、首にクロスチョーカーという衣装に変更され、愛銃のグロック22カスタマイズの色を緑と黒系とのツートンに変更された。まりなはビジネススーツ然だった「ピンクの服装[6]」ではなく、デザインの凝ったオリジナルジャケット&ブラキャミ風の下衣とスリット入りの黒いミニスカートという衣装に検定され、愛銃のベレッタM1919が2丁所持(二丁拳銃)で、さらに当作オリジナルで携帯場所がジャケットの袖口に仕込んだギミックになっている。エール外国人学校の制服もデザインそのものと共にカラーも青系から茶系に変更されたほか、一部キャラクターの髪形も変更された。
出荷本数は累計4万5000本[7]。
- 限定、特典、廉価版、移植
- 書籍
- (2003-08-07) [ EVE burst error PLUS オフィシャルガイド ] エンターブレイン 2003-08-07 4-7577-1558-7
- 桜庭一樹『EVE burst error PLUS サヨナラキョウコ、サヨナラセカイ』同上、2003年8月20日発売、テンプレート:ISBN2
EVE
EVE(イヴ) | |
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対応機種 | Windows 98/Me/2000Pro/XP |
開発 | シーズウェア(制作・著作) |
発売元 | ホビボックス(受審査含む) |
発売日 | 2003年11月28日 |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | メディ倫:成人指定 |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 1 |
セーブファイル数 | 10 |
セーブファイル容量 | 600MB - 2GB以上 |
メディア | 専用DVD-ROM1枚 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | 640×480 16 - 24bit以上 |
BGMフォーマット | DirectSound |
キャラクターボイス | 全員 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり(コントロールキー) |
オートモード | なし |
備考 | * Ver 1.0(原作はVersion 1.01)
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当記事では混同を避けるために略記ではPLUS18禁版とする。18禁作品。アドヴァタイジングスローガンは「今蘇る、あの感動と興奮…新旧のコラボレーションで送る名作が復活」
役職の変更や不参加などの差異はあるが『PLUS』とほぼ同じスタッフの手による逆移植作にあたり、特典として原作と『Win95版悦楽の学園』の2作が完全移植にて同梱されている。
今作では担当者の中川、林ほかの手によって『PLUS』で収録されていた声がほぼ全て変更され[注釈 6]、女性キャラ関連のイベント原画の多数に松本自身の手でアダルト描写が加筆された[注釈 7] 点で異なるが、メインのテキストは『PLUS』準拠のため原作で散見された猥談系のコマンドや会話はほぼ無かったり、氷室の学校前での転倒やディレクタールームでの机の下における原画は『PLUS』の流用でありパンチラ再現はされていないなど、「ある・ない」の部分で大量のバラつきがある。
最も大きい差異は原作に存在したヌード描写があるイベントや直接的性交のアダルトシーンの復活(採用)で、前任者である田島直の原画をほぼ忠実にトレースした松本による書き下ろし分が、小熊、宮本ほかの手によって選別された原作準拠のテキストと共に追加挿入されているためオリジナルEVEのリメイクと言えなくもない内容になっているが、以下のような異なる点が数多い。
- テキスト中の心の声的な独白(解説)分を、全て要約しての台詞に置き換えている。
- シリアと小次郎の行為から液体描写が無くなっている。
- ホテル410号室での二階堂と茜が『PLUS』を流用しただけで、向い合っている両者がブラインド越しに見えている状態で原作テキストと体位での性交が進む。さらに前述の通り本筋は『PLUS』のままなので、以下の通り大半のアダルトシーンの前後でつじつまが合っていないミスや矛盾が生じてもいる。
- シリアとの事後の呼び鈴への返事が、直立している原作に合わせて普通に喋る新規テキストに変更しているのに、弥生が見ている小次郎とシリアは原画が裸体化されてはいるが体勢は『PLUS』でのマウント状態のままなので、正真正銘の誤解が前提になっている『PLUS』展開で弁明を続けていく[注釈 8]。
- 女子寮での氷室と小次郎は『PLUS』の展開ではなく、原画は原作準拠、シナリオは行為に至るまでがSS/Win95版、行為が原作準拠になっているため、目隠しの加筆が無いまま有る体で喋っていたり、SS/Win95版での背中を流している原画が無いため原作の向い合って浴槽に浸かっている画で進んでいく[注釈 8]。加えて、事後の「もうちょっと、こうしてたいね。」の台詞後は、いずれも暗転を挟んで着衣姿に戻り対話を経て転職を認めさせる展開になっているが、それらが全て欠落しており、一段落してからの台詞「もう電話止めてるのよ‥‥。」辺りにいきなり繋がるというカット飛び(バグ)がある。
- トリスタン号での弥生との行為がプリシア目撃「後」からに変わっており、「前」から始まり立ちながらの原作1回目の原画で「後」からの2回目のキッチンでの行為に及ぶため、順番・体勢・回数・子供の話に至る既成事実の全ての整合がとれていない。
細かい点では、ホテルの貼り紙が「L2か×ボタンを押すと速く表示されるわよ!」のままだったり、メッセージウィンドウが縮小されておりオン状態の原画の表示面積が増えている。
なお、先発のWin95版における同電子媒体版と名称の1つ[注釈 9]が似ているため混同されやすい一面がある。
- 音楽
- 『EVE オリジナルサウンドトラック』ホビレコーズ、2003年11月28日発売、品番 HBM-006 - 14+書き下ろし1曲のみ収録。
burst error -EVE The 1st.-
burst error -EVE The 1st.-(バーストエラー イブ・ザ・ファースト)[注釈 10] | |
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対応機種 | PlayStation Portable |
開発 | 有限会社ロータス、株式会社セブン、角川書店(制作協力)、ホビボックス(制作著作) |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 2010年3月25日 |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | テンプレート:CERO-C |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | |
エンディング数 | |
セーブファイル数 | |
セーブファイル容量 | |
メディア | UMD |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | |
CGモード | |
音楽モード | |
回想モード | |
メッセージスキップ | |
オートモード | |
備考 | * 野口征恒(イベント絵コンテ) |
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
当記事では混同を避けるために略記では1stとする。CERO規制のコンシューマーゲーム作品。
スタッフはSS/Win95版の数名と当作からの新メンバー。キャラクターデザイン&原画・BGM・声の一新、コマンド選択の廃止などが施されたほか、オリジナル含むキャラクターの増減・ストーリー・設定・トリックなども原作から変更されているため、正確にはリメイクではなくリブートさせた内容となっている。
EVE burst error R
EVE burst error R | |
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対応機種 | PlayStation Vita / Vita TV Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 Nintendo Switch |
開発 | RED FLAGSHIP |
発売元 | el dia、ホビボックス |
発売日 | 2016年4月28日(PSVita・Win) 2018年10月25日(Nintendo Switch) |
価格 | |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
レイティング | Vita・Switch:テンプレート:CERO-D Win:一般(18歳以上推奨)[注釈 11] |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | |
エンディング数 | |
セーブファイル数 | |
セーブファイル容量 | |
メディア | Vita:PS Vitaカード Win:DVD-ROM 両機種・Switch:ダウンロード販売 |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | |
BGMフォーマット | |
キャラクターボイス | あり |
CGモード | |
音楽モード | |
回想モード | |
メッセージスキップ | |
オートモード | |
備考 | * Vita:Ver.1.02 / Win:1.04 |
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
当記事では混同を避けるために総じての略記ではR、機種で区別する略記ではR Vita(R Vita DL)版とR Win(R Win DL)版とR Switch版とする。CERO規制と一部推奨指示によるコンシューマーゲーム作品。初回限定特典は100ページを超えるカラー原画集。
キャラクターデザイン&原画には原作およびSS版含Win95版を最後に長らく不参加だった田島直が復帰した[8]。
『PLUS』の「C-motion」ほどではないものの、今作では静止画の上だけではあるが目線が動いたり口パクをするようになっているほか、「AE(アフターエフェクツ)アニメーション」と名付けられた映像効果によって拳が震えていたり、ガン・ファイアが発生していたりする。
システム上の変更点としては、移動コマンド選択時に適切な行き先を表示するルートナビゲーション機能とコマンドから対象が自動再選択されるワンタッチリピートボタンが追加されたことがあげられる[8]。
BGMの編曲はishidaが担当した。
EVE burst error A
EVE burst error Rのアダルト版。
開発
本作はRED FLAGSHIPのブランドEl Diaの第1弾としてリマスターが行われた。 El Diaのプロジェクト統括者はファミ通とのインタビューの中で、「本作と『DESIRE』の版権をホビボックスが持っていたことが判明したものの、出演声優の事務所の中には本作を知らないところもあったので、事務所への経緯の説明をはじめとする権利などの調整作業に1年近くかかってしまった」と振り返っている。
版権問題を解決した後は、素材の収集が行われた。 El Diaが関係者に問い合わせたところ、「箱にまとめて倉庫に保管している」ということ以外の詳細は誰も知らないことが判明し、まずは倉庫にあった箱や古いハードディスクを送ってもらい、全てEl Dia側で調べることとなった。ただ、素材が古いということもあり、すべてそろっているわけではなく、データ化してもそのまま使えるわけではなく、SS版やPlaystation 2版PLUSの素材も流用の対象となった。また、これ以外にも田島が新たに書き下ろした原画も追加された。 。
El Diaの開発チームは、残されたイベントCGの線画をスキャンし、画面アスペクト比を発売当時主流だった4:3から16:9に調整してから、書き足しや彩色の調整などを行った。 El Diaのプロジェクト統括者は前述のインタビューの中で、「開発体制が現在とは異なるため、『誰にどの作業を頼むか』ということがリマスター作業の中で一番苦労した」と述べつつも、面白い作業でもあったと振り返っている。
スクリプトデータは残存していたものの、そのままでは古臭く見えてしまうおそれがあったため、当時の印象を守りつつも現代流にアレンジするという手法がとられた。また、SS版以降に追加されたムービーの素材は全部残っていたわけではなかったため、El Diaの開発スタッフは実際のSS版のムービーを見て調整しつつも、現代に合った演出などを追加した。
EVE burst error R
ストーリー・設定
『1st』は大半の部分に差異があるためここでは除外し、タイトル節で直接述べることとする。
ストーリー
- 小次郎編
- 時は12月3日。さびれた倉庫街に事務所を構える私立探偵・天城小次郎は、紛失した絵画の捜索を依頼される。灰色の脳細胞を駆使し、見事探しあてるが、やがてこの絵画をめぐり重大な事件が起こるのであった。
- まりな編
- 時は12月2日。内閣調査室の捜査官・法条まりなは、事実上の左遷先だったアメリカ合衆国から呼び戻されエルディア駐日大使の娘である御堂真弥子の護衛を命じられる。ふたりは行動を共にするうちに友情を深めてゆくが、彼女たちの裏ではある陰謀の準備が着々と進められていた。
- ↑ 1.0 1.1 CDアルバム『THE PERFECT』付属ライナーノーツでの梅本竜による解説「Chaptor 1 "The Game Music" The Perfect」。
- ↑ 「eve Burst Error - PC - IGN」 IGN、2014年5月28日閲覧。
- ↑ 「Eve Burst Error」 ESRB公式ウェブサイト、2014年5月28日閲覧。
- ↑ 『月刊デジタルメディアインサイダー』 1997年8月末時点。
- ↑ ソフト現物の背表紙。
- ↑ 『PLUS』初回限定版「EVE Encyclopedia PLUS」83頁。
- ↑ ネットビレッジ株式会社、平成16年3月期中間決算短信。
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