和田真一郎
和田 真一郎(わだ しんいちろう、1974年7月30日 - )は、早稲田大学レイプサークル「スーパーフリー」主催者。一人称は「和田さん」。逮捕当時、早稲田大学第二文学部2年(後に退学処分)。 新潟県新潟市出身[1]。逮捕時の住所は神奈川県川崎市麻生区。
好きな言葉は『熱い!!ヤバイ!ヤリたい!!間違いない!!』1234
目次
- 1 学歴
- 2 人物像
- 3 スーパーフリーの強姦手口
- 4 事態発覚
- 5 早大サークルの婦女暴行事件、和田容疑者ら起訴(2003年6月)
- 6 「スーパーフリー」和田被告ら再逮捕、元慶大生も逮捕(2003年7月)
- 7 スーパーフリー婦女暴行事件、新たに慶大生ら7人逮捕(2003年11月5日)
- 8 東大生も逮捕(2003年11月14日)
- 9 和田代表に懲役14年(2004年11月2日)
- 10 東京高等裁判所「スーパーフリー」和田元代表の控訴を棄却(2005年6月)
- 11 スーフリのエピソード
- 12 学生の証言
- 13 早稲田大学学生部長からの通知
- 14 早大スーパーフリー事件の「和田サン」独占手記 懲役14年を経て2018年出所
- 15 関連項目
- 16 脚注
学歴
- 1981.04 国立新潟大学附属新潟小学校入学
- 1987 一家で上京し、三鷹市立小学校に転入、3月卒業
- 1993.03 東京都立三鷹高等学校卒業
- 1993.04 中央大学経済学部入学
- 1994.04 早稲田大学政治経済学部入学
- 2000.03 授業料未納で除籍
- 2002.04 早稲田大学第二文学部入学
- 2003.07 早稲田大学第二文学部退学処分
人物像
和田はひょろひょろのネトウヨであり、見た目はアニヲタそのもので、服装には気を使わないのがポリシー。セックスが大好きで女に目が無い。強姦イベントサークル・スーパーフリーの代表であり、高級クラブを貸しきって、そのステージで白いスーツを着て、司会をするスーパースターであり、あたかも準芸能人のように目立つ存在であった。
また、スーパーフリーは全国でイベントを開催し、その売上げが億単位になるほど、経済的には成功していたサークルであり、そのサークルは階級制度によってまるで会社組織のように厳格に管理されており、それが非常に悪徳のものであるが、あなどれないほど巧みに組織されていた。彼は8年間の間、学生を続け、スーパーフリーの代表の立場に固執し続けた。そして、その異常なほど貪欲で暴力的な性的犯行を狡猾なマインドで繰り返すのである。
彼の経歴や当時の同級生の証言などを見ると、中学・高校の頃は目立たない存在で、暗く、何を考えているか分からないような生徒だったようである。部屋にはアニメのポスターやフィギュア、乙女ゲームとAVが散乱している。父親が厳しく、父親への反発もあったようである。
スーパーフリーの強姦手口
1.ゲームと称して濃い酒を飲ませる。飲めない場合はジュースを渡す。
(濃い酒を飲んで意識をなくした場合は3へ)
↓
2.安心して飲むが、ジュースに粉末にした睡眠薬や、各種薬物が混入されている。
(そもそも酒に混入されている場合もある)
↓
3.介抱すると称して女性の友人がいる部屋から隔離し、順番に輪姦する。
(実際には女性の友人が強姦者側の協力者の場合も少なくない)
ポイント
酒・薬物により意識を失わせること。(いくら奔放な女性でも初対面での輪姦は合意が見込みにくいため。また、処理時間を短縮し、効率を上げるため)
専門用語
現物支給・・・幹部に報酬として強姦対象の女性を与えること。
撃つ・・・女性と性交(強姦含む)すること。
無理撃ち・・・強姦すること。
アシスト・・・強姦の手伝いをさせること。「アシスト」することで「現物支給の可能性。いわば「ご恩と奉公」の主従関係で結ばれているといえるのかもしれない。
飼う・・・女性を継続的に自己の性的行為の対象となる状態にすること(任意・強制の別は不明)
つぶつぶオレンジ・・・睡眠薬のこと。S製薬の某製品をさすという説あり(錠剤の色と形状から)
組織構成員の証言
- 強姦する対象はあらかじめ決めている。
- 強姦の方法は、男子トイレに連れていく。
- 年間100人以上を食ってると自慢していた。
- キラーゲームに山手線ゲーム
※山手線ゲーム
- あるテーマを決めて、それに関連する単語を挙げて行く、しりとりに類似したゲーム。
- 例.テーマが大学なら早大、日大、学習院大など。答えられなかった人は罰ゲームとして一気飲みをする。
- 飲ませまくって、連れ出す(実際の映像が流れる)。
- 過去に警察に踏み込まれたことがあるが、和田がうまく丸め込んだ。
- 和田が代表になって会員は劇的に増加した。
- 和田のカリスマ性は並ではない。
- 和田へのインタビュー「一回のイベントで一千万以上の売上です」
- その他、被害者証言、事件概要、刑法、解説
- 和田「合意の上です」
- 構成員(男性)は3,000円程度のイベントチケットを3~4枚購入することで一回のイベントにつき1万円前後を和田に上納するシステムとなっている(※イベントは年に10回以上か)。それに対して和田は女性を「現物支給」することで不満を抑え、従わせている。
事態発覚
警視庁麻布署は2003年5月19日、パーティーで知り合った女子大生に暴行したとして、東京都豊島区高田3、早稲田大2年、和田真一郎容疑者(28)ら大学生5人を婦女暴行容疑で逮捕したと発表した。和田容疑者らは「合意のうえだった」と容疑を否認しているという。
逮捕されたのは、以下の5容疑者。
- 早稲田大学2年 和田真一郎(28)
- 早稲田大学4年 小林潤一郎(21)
- 早稲田大学政治経済学部3年 沼崎敏行(21)
- 日本大学法学部3年 藤村翔(21)
- 学習院大学経済学部1年 小林大輔(20)
早大サークルの婦女暴行事件、和田容疑者ら起訴(2003年6月)
イベントサークル「スーパーフリー」(6月22日解散)メンバー5人による集団暴行事件で、東京地検は2003年6月30日、同サークル代表の早稲田大2年・和田真一郎(28)(東京都豊島区)、日大3年・藤村翔(21)(神奈川県茅ヶ崎市)両容疑者を、準婦女暴行の罪で東京地裁に起訴した。残るメンバー3人は拘置中で、引き続き取り調べた上、刑事処分する予定。
起訴状などによると、和田容疑者らは2003年5月18日、別の団体が東京都港区六本木で主催したダンスパーティーに参加した後、近くのビル12階の居酒屋で2次会を開催。女子大生(20)に日本酒などを飲ませて酔わせたうえ、同日午後8時半ごろ、「介抱する」などと言って店外に連れ出し、集団暴行した。
捜査当局の調べでは、藤村容疑者が“連れ出し役”となり、居酒屋の1階下の夜間人の出入りがない場所に女子大生を連れて行った。各容疑者の役割分担は「あうんの呼吸で決めた」という。警視庁は6月9日、両容疑者を婦女暴行容疑で逮捕したが、その後の調べで、犯行当時、被害者の女子大生は泥酔し、抵抗できる状態ではなかったことが判明。このため東京地検では、被害女性を抵抗不能にして暴行した場合に適用される準婦女暴行罪で2人を起訴した。和田、藤村両容疑者は調べに対し、「被害者の女性に申し訳ないことをした」などと謝罪の言葉を述べる一方、「以前、同じ居酒屋で、同様に女性に暴行したことがあった」などとも供述しており、同地検などでは、余罪についても慎重に調べを進める。
「スーパーフリー」和田被告ら再逮捕、元慶大生も逮捕(2003年7月)
イベントサークル「スーパーフリー」(6月に解散)のメンバーによる集団婦女暴行事件で、警視庁麻布署は2003年7月31日、サークル代表の元早大生和田真一郎(29)(東京都豊島区)と、メンバーの元早大生小林潤一郎(21)(横浜市緑区)の両被告(準婦女暴行罪で起訴済み)を準婦女暴行容疑で再逮捕し、サークル幹部だった会社社長岸本英之容疑者(28)(東京都豊島区)を同容疑で逮捕した。
調べによると、和田被告らは一昨年暮れ、東京都豊島区高田3の自宅兼事務所で、一緒に飲酒して酔わせた女子大生を集団で暴行した疑い。新たに逮捕された岸本容疑者は慶応大在学中、東大の学園祭で「ミスコン」を開催するなど、学生時代からイベント企画を手がけていた。現在は求人広告会社を経営する一方、スーパーフリーの運営にもかかわっていたという。
スーパーフリー婦女暴行事件、新たに慶大生ら7人逮捕(2003年11月5日)
早稲田大学のサークル「スーパーフリー」(解散)のメンバーによる集団強姦事件で、警視庁は5日、女子大生を約2時間にわたって順番に乱暴したとして、法政大3年の吉野豪洋容疑者(20)=東京都八王子市上野町=、慶応大2年の少年(当時19)=さいたま市南区=ら7人を準強姦容疑で新たに逮捕した、と発表した。
サークル代表の元早大生和田真一郎容疑者(29)=2件の準強姦罪で公判中=、サークルOBで求人情報サイト運営会社社長岸本英之容疑者(28)=同罪で公判中=ら4人も同じ容疑で再逮捕した。計11人は全員、容疑を認めているという。
捜査1課の調べでは、11人は2003年4月27日午後8時20分〜10時半、港区六本木5丁目の雑居ビル12階にある居酒屋で、ディスコパーティーの2次会に参加した大学1年の女性(18)を泥酔させ、11階のエレベーターホールで代わるがわる乱暴した疑い。2次会のゲームで女性が負けたとしてアルコール度数96度の蒸留酒をサワーに混ぜたものを何杯も飲ませて酔わせ、介抱を装って連れ出していたという。
女性はこの後、さらに豊島区内のサークル事務所に連れ込まれて乱暴され、同課は関与したメンバーの特定を進めている。
- 和田真一郎(元早稲田大学2年)
- 沼崎敏行(元早稲田大学政治経済学部3年)
- 小林潤一郎(元早稲田大学教育学部4年)
- 小林大輔(元学習院大学経済学部1年)
- 藤村翔(元日本大学法学部3年)
- 岸本英之(慶應義塾大学商学部卒)
- 若松直樹(早稲田大学理工学部卒)
- 宇田篤史(明治大学)
- 小泉創一郎(産能大学)
- 吉野豪洋(法政大学3年)
- 少年A(慶應義塾大学法学部2年)
- 少年B(慶應義塾大学経済学部1年)
東大生も逮捕(2003年11月14日)
早大生らが主宰するイベントサークル「スーパーフリー」(解散)のメンバーによる集団暴行事件で、警視庁捜査1課などは11月14日、女子大生に酒を飲ませ集団で暴行したとして、準強姦容疑で東大農学部3年高山知幸容疑者(20)=東京都杉並区久我山=を逮捕した。 高山容疑者は容疑を認めているという。一連の事件で逮捕されたのはこれで14人目。
和田代表に懲役14年(2004年11月2日)
イベント企画サークル「スーパーフリー」の元代表で、3件の準強姦(ごうかん)罪に問われていた和田真一郎被告(30)が2日、東京地裁(中谷雄二郎裁判長)から懲役14年(求刑懲役15年)の判決を受けた。
判決理由で中谷裁判長は「人間としてあるまじき下劣かつ醜悪な犯行で、誠に悪質」と女子大生への集団暴行を厳しく批判した。
東京高等裁判所「スーパーフリー」和田元代表の控訴を棄却(2005年6月)
2005年6月2日、東京高裁にてイベントサークル「スーパーフリー」の集団暴行事件で、準強姦罪に問われた元代表の和田真一郎被告(30)(早稲田大を退学処分)の控訴審判決が行われた。 仙波厚裁判長は「悪らつな犯罪集団と化した団体の代表として、率先して犯行に及んだ」と述べ、懲役14年とした1審・東京地裁判決を支持し、和田被告の控訴を棄却しました。
一連の事件で計14人が起訴され、和田被告以外はすでに実刑が確定。和田被告はナンバー2とされた会社役員岸本英之(29・慶應大学卒)(懲役7年6月が確定)との量刑の差や、一審判決で「被害者に落ち度がない」としたことに、不満を示していた。
判決は「強大な発言力と影響力でメンバーを統制し、常習的に犯行を繰り返した」と非難。「意図的に女性を泥酔させた訳ではない」という和田被告の主張に対しては、「狙いを定めた女性に集中的に酒を飲ませており、被害者に落ち度はない」と述べた。
スーフリのエピソード
- サークル内の階級制度・・・・和田さん好みの女の子をささげる事によって自分(の地位)が上になる。
- 50枚以上売ったら2軍昇格 100枚以上売ったら1軍昇格 スーパーフリーの売上げ 1回1000万円ぐらい 年間にすると、全国合わせたら億単位の売上があった。
- 和田被告について高校時代の同級生・・・・「暗い感じの昔でいうところの、オタクっぽい感じ」
- 厳しい父への反発・・・・「 親父のような人生は送りたくない」
- 和田被告の少年時代 大人しく、目立たない。
- 和田被告について中学校の同級生・・・・ 「感情を表に出すタイプではないから、何考えてるかわからない」
- 和田被告弁・・・「俺は汗水流すのは嫌いだ」
学生の証言
早稲田大学公認サークルSuperFreeのイベントの二次会でレイプ未遂に遭った女性の話
「気持ち悪かったからトイレに行った時に、(後ろからついてきた)スタッフがトイレの中に入ってきて、向こうがズボンを脱いで。彼らは女の子をやることを“撃った”と言っていた。今日は何人撃ったとかいう話をスタッフ同士で話していた。撃った数で『偉い』みたいな」
イベントに参加したことのある女性たちの証言
- クラブを貸切にしてよくイベントを開いてます。曲は特に偏りなくオール・ジャンル。一次会で帰ったほうがいいと友人から強く勧められましたが、二次会に参加してみたところ、実質的に初対面であるにもかかわらず、何の自己紹介等もなく、ただひたすらSuperFree幹部が気に入った女の子を探すためだけのものという感じで、意味がないと感じました。
- サークルについては、友人から「とにかく和田だけには気をつけろ」と言われていました。理由は、和田がチャラく(軽薄であること・チャラチャラしている、から)、女性関係が激しいという話が広まっていたことに加え、SuperFreeというサークル自体悪い噂が絶えず、その中心に和田がいたからです。
- イベントのチケットは本来1,500円ですが、3,000円程度で販売して差額を稼いでいたようです。
- 二次会で、「もう飲めません」と言ったのに「いいからいいから」と強引に飲まされて、おもむろにカーテンの裏に引っ張っていかれた。もしその時に気を失っていたら、私も今回の被害者と同じ目に遭っていたと思います。
組織構成員への電話インタビュー
強姦ではなく、そういうの(性行為)が好きそうな子を探すのがうまいだけだと思います。代表者の和田真一郎容疑者については、大学生活でしか生きられない人だと考えています。社会人になるのがバカバカしいと考えている人だからです。
和田真一郎容疑者の「全国制覇計画」
最近毎週のように地方に出張しており、秘書を雇いたいと思うほど忙しい。全国7都市で各千人を動員するイベントを開き、各都市の大学生なら誰でも SuperFreeを知っている状態にしたい。その段階で、SuperFreeは全国制覇したということになる。
早稲田の二人の男性にインタビュー
・女子高生などと飲み会をしている出会い系サークルである。 ・二次会、三次会の評判が非常に悪く、もう二度と参加したくないという人が多いサークルである。
イベントに参加した被害者女性(1年生)
- 2003年4月下旬にイベントの二次会に参加しました。トイレに入ったところ、今回逮捕された幹部の一人である早大政経学部3年の沼崎が後ろについてきていていきなりドアを閉めました。沼崎はドアに背を向けて片腕で鍵に手をかけてこちらが逃げられなくした上で、ズボンを下ろして「してくれない?」と言いました。密室に閉じ込められて本当に恐かったです。ちょうどそのとき偶然別の男性がドアを開けたので、救いを求めて逃げることができました。今回報道された写真を見てすぐに沼崎だと分かりました。
- 代表の和田は「女の子は食い物」程度にしか考えていません。女の子と話すことに興味はなく、ただひたすら女の子とやりたいと考えているような人です。和田は初めてイベントに参加してよく分かっていない、オドオドしているような女の子を狙います。
- 今回逮捕されたのは5人ですが、幹部は全員共同正犯ではないかと思います。幹部全員がお互いが「撃てる」(強姦を含む性交)ように協力し合っているからです。彼らは「今日何人撃った?」が挨拶代わりになっています。
- 被害に遭った人は本当に多いので、和田にはみんなに謝ってほしいと思います。
被害者女性へのインタビュー
- 昨年の夏にサークルのイベントに参加しました。和田と藤村に囲まれて飲まされているうちにできあがってきて、トイレに行こうとすると、それを聞きつけた和田が寄ってきて倉庫に連れて行かれた。友人が私を見に行こうとしたところ、他のメンバーに押さえられて・・・。和田は「君はワダサン好みだから。ワダサン好みというのは最高のほめ言葉なんだよ」などと言い出し、自分は嫌だと言ったけど、結局男子トイレに連れて行かれ暴行を受けました。
- 私は、この事件のために、しばらくは男性に触れられると突き飛ばすくらいの反応がありました。その時味わった恐怖心を体と頭がおぼえているから・・・どれだけ女性が傷ついているか、そして傷つけられて友人、恋人、家族がどれだけ嘆き悲しむか。そういことをちゃんと分かってほしいと思います。
※この女性は卑劣な和田らに決して屈することなく、勇気を出して被害届を提出した。
※和田は自分のことを「ワダサン」とさん付けで呼ぶ。
早稲田大学学生部長からの通知
早稲田大学の学生諸君に
学生部長 岩井方男
このごろの報道、あるいは大学内の告示を見て、皆さんはさぞ驚いているでしょう。二つの破廉恥な犯罪行為の容疑者として、早稲田大学の四人の学生が、警察に逮捕(内一人は起訴)されたのですから。
いまだ裁判が始まっていませんから、彼らがどの程度犯罪に関与したのか明らかではありません。また、この文を読んでいる皆さんは、犯罪とは無関係です。しかし、このような反社会的な行為に、早稲田大学の学生が登場しているという厳然たる事実があります。この件に関して、私の所感を手短に述べます。
早稲田大学は学生諸君を大人とみなし、諸君の自由を尊重してきましたが、自由と放縦とを混同してはなりません。例えば早慶戦の夜には、大学が再三警告したにもかかわらず、常識の限度を超えた行為に及ぶ学生がいました。皆さんは、早稲田大学の学生であれば、多少度を過ごしても許されると思ってはいませんか。
もし皆さんの心の中に、「ちょっとぐらいなら」と思う心が一片でもあれば、それは甘えであり、見方によっては傲慢そのものです。早稲田大学の学生としての誇りと、傲慢は別物です。自由と放縦、誇りと傲慢との混同が嵩じてこの件に至った可能性は高いと私は考えています。
両事件ゆえに、早稲田大学の学生であるというだけで、皆さんに対しても心無い非難が浴びせられるかもしれません。そのような非難は、事件と無関係な皆さんには不当である、と思われるでしょう。まさにそのとおりです。
しかし、それに反発するだけではいけません。早稲田大学は反省すべき点は反省し、名誉回復のための精一杯の努力をいたします。皆さんも、ぜひ学生としての品位を守り大学に協力していただきたい。そのような地道な努力を積み重ねることこそ、早稲田大学の誇りです。
学生部は、学生生活課に「学生生活110番」を開設しているので、あなたやあなたのお友達がそのようなトラブルに巻き込まれているようなことがあればいつでも相談してください。皆さんのプライバシーは必ず守りますので、安心して下記に連絡してください。
早大スーパーフリー事件の「和田サン」独占手記 懲役14年を経て2018年出所
「私のしたことは当時、世間で大々的に報じられました。今、あらためて事件について触れれば、被害者の方にとっては忌まわしい記憶を呼び起こされる形となり、再び辛いお気持ちにさせてしまうことになるかもしれません」と語るのは和田氏本人だ。
「一方で犯した罪への償いは、単に刑期を終えただけでは不十分なのではないか。そうも考え、なぜあんな卑劣な行為に及んだのかをお話しすることで、ご迷惑をかけた世間からの『問い』に少しでもお答えできればと思い、今回、取材に応じることにしました」
2018年6月29日に千葉刑務所を満期出所し、現在は服役中の「就労支援」が縁で、ある仕事に就いている。今もネット検索すれば事件とともに本名が出るため、仕事上では別名を名乗っていると語る。
スーフリ事件では、早大のほか東大、慶大、学習院など有名大の学生ら14人が逮捕され、和田氏は3件の準強姦罪で起訴された。
一度、中央大学に入学した和田氏が、早大に入り直したのは1994年のことだった。スーフリ自体はすでに存在していたものの、あくまで月に1回の飲み会を主な活動とするサークルだったと振り返る。のちに鬼畜集団へと変貌するその原点は、和田氏が代表に就き、六本木のヴェルファーレでアルバイトを始めたことだった。
「バイトは大学5年の4月まで2年半続けました。そうやって遊び歩いている間に知り合った人たちに感化され、私の言動はその後、常軌を逸していったのだと思います」
イベントを主催し、やがてスーフリは他大学のメンバーが集うインカレサークルとなる。事件が発覚するまでの数年の間に、サークル内の輪姦は常態化。後輩たちが卒業するなか、和田氏は“年長者”として、周囲から持ち上げられるようになっていく。
「口から出まかせを吐いて“和田サンキャラ”を演じていました。もう、どこまでが地でどこからが演技か、自分でも分からなくなっていたのです――」
関連項目
- スーパーフリー
- クライステニスクラブ
- 強姦 - 強姦罪 - 準強姦罪
- 婦女暴行
- 輪姦
- 太田誠一 - この事件に関連して、集団レイプする人はまだ元気があるからいいとの発言をし、大きな非難を浴び海外のマスメディアにも取り上げられた。
- 関東連合 - ケツモチ
- 工藤明生 - 架空のケツモチ