ジョウト地方
{{Pathnav|ポケットモンスターの地名一覧|2d=|frame=1}} '''ジョウト地方'''(Johto<ref name="en">英語版での表記</ref><ref name="fr">フランス語版での表記</ref><ref name="de">ドイツ語版での表記</ref><ref name="it">イタリア語版での表記</ref><ref name="es">スペイン語版での表記</ref>, {{Lang|ko|성도}}<ref name="ko">韓国語版での表記</ref>)は、[[ポケットモンスター]]シリーズに登場する架空の[[地方]]。 ==概要== 『'''[[ポケットモンスター 金・銀|金・銀・クリスタル]]'''』および『'''[[ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー|ハートゴールド・ソウルシルバー]]'''』の舞台。[[近畿地方]]を中心に[[東海地方]]から[[四国地方]]東部にかけての地域がモデルと思われ、コガネジムリーダーの「アカネ」や「まいこはん」など[[近畿方言|関西弁]]・[[京言葉]]を話すキャラクターも登場する。ポケモンにまつわる古き時代の遺跡や伝説が数多く残る地方で、町の建造物も日本家屋風のものがよく見られる。漢字で書くと「城都」または「条都」<ref>{{Cite web |author=増田順一 |date=2009-05-27 |url=http://www.gamefreak.co.jp/blog/dir/?p=218 |title=第149回 |work=増田部長のめざめるパワー |publisher=株式会社ゲームフリーク |language=日本語 |accessdate=2009-11-11 }}</ref>。 [[カントー地方]]とは連続した陸地を形成しており、トージョウの滝とシロガネ山を挟んで西がジョウト地方、東がカントー地方である。カントー地方と一まとまりである設定上、ほかの地方に比べて面積が狭く、平坦な草原・森林の広がるカントー地方に比べて起伏のある地形が多い。終盤のカントー地方攻略を控え、ジムリーダーを含む対戦トレーナーや出現する野生ポケモンのレベルは下げられている(一部のトレーナーとは、のちに高いレベルで再戦することができる)。ジョウト地方独自のポケモンリーグもなく、トレ-ナーはカントー地方のセキエイ高原にあるリーグ本部に挑むことになる。 都市・町の数は10個(『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではサファリゾーンゲートと[[バトルフロンティア]]を追加)、道路・水道は29から48番(47番と48番は『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ)。カントー地方同様、都市・町の名前には日本古来の色の名前がよく使われている。 ==地理== http://www17.tok2.com/home/pikatyu/jouto.jpg ===都市・町=== ;ワカバタウン (New Bark Town) :最初の町。主人公の家がある。町の東にある水路を渡るとカントー地方へ行ける。名前の由来は「若葉色」。位置的には現実の[[静岡県]]付近で、開発中の仮名は「サイレントヒルズ」であった。ただ、モデルは[[名古屋市]]~[[豊田市]]である。 :; ウツギ博士のポケモン研究所:ウツギ博士の[[研究所]]。『金・銀・クリスタル』では「タマゴ」を、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「つれあるき」を研究している。初盤ではライバルが研究所に侵入し、ポケモンを奪って逃走する。 ;ヨシノシティ (Cherrygrove City) :ワカバタウンの西にある海に面した小さな町。案内好きのおじいさんが住んでいて、案内が終わる(『ハートゴールド・ソウルシルバー』では29番道路へ向かう前に行く)とポケギアの「タウンマップカード」がもらえる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではランニングシューズ好きにもなっており、案内が終わると最新型のランニングシューズがもらえる。北米版での町名が桜にちなむことから、名前の由来は「吉野桜([[ソメイヨシノ]])」。位置的には現実の[[愛知県]]付近だが、モデルは[[津市]]~[[四日市市]]である。 ;キキョウシティ (Violet City) :木造民家や古い塔が歴史を感じさせる町。最初のジム戦がある。シリーズ恒例だが、バトルについての基礎知識を学べる施設がある。名前の由来は「桔梗色」。古都[[奈良市]]がモデルである。 :;キキョウシティジム:ジムリーダーはひこうポケモン使いのハヤト。トレーナーは「とりつかい」が多い。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では透明の床があり、トレーナーと戦わずに行くことが出来るようになっている。 :; マダツボミの塔:町の北部に建つ三重塔。巨大な[[マダツボミ]]が塔の柱になったとの伝説があり、マダツボミの像が多く置かれている。中では多くの坊主が修行をしている。内部には[[ゴース]]が生息するため、「夜になるとマダツボミの塔にお化けが出る」と噂されている。 ;ヒワダタウン (Azalea Town) :町の東にヤドンの井戸があり、いつも町中に[[ヤドン]]がいる。しかしヤドンの尻尾を売りさばくため、ロケット団によってヤドンの誘拐事件が起こる。ボール職人のガンテツが住む。また町の西に広がるウバメの森の木材資源を活かして木炭作りが行われており、金・銀・クリスタルでは[[フレンドリィショップ]]で木炭を購入できる。名前の由来は「桧皮色」。備長炭づくりが盛んな[[和歌山県]]がモデルである。 :;ヒワダタウンジム:ジムリーダーはむしポケモン使いのツクシ。その他「むしとりしょうねん」「ふたごちゃん」など子供のトレーナーが多い。ジムの内部には草や木が生えている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では[[イトマル]]の機械に乗ってあみだくじの要領で糸を通っていく仕掛けになっている。 :;ヤドンの井戸:ヤドンが多く生息する井戸。内部はとても広く、人が探検に入るほどである。最深部は水浸し。その広さを利用してロケット団が立てこもったこともある。ヒワダタウンでは昔から[[ヤドン]]が欠伸をすると井戸水が湧き出ると信じられていた。モデルは[[紀伊平野]]南部である。 ;コガネシティ (Goldenrod City) :ジョウト一の大都市で、ラジオ塔や百貨店、ゲームコーナー、姓名判断師の家、地下通路、地下商店街、ミラクルサイクルなど様々な施設が集まる。ポケモン転送システムの開発者、マサキの故郷でもある。リニアの発着駅があり、条件を満たすとヤマブキシティまでの移動手段となる。冒険の終盤には町ごとロケット団に占拠されてしまう。名前の由来は「黄金色」。近畿地方最大都市[[大阪市]]がモデルである。 :;コガネシティジム:ジムリーダーはノーマルポケモン使いのアカネ。トレーナーは「ミニスカート」「おとなのおねえさん」が多く男性は入り口付近にいるアドバイザーのみ。[[ピッピ (ポケモン)|ピッピ]]の形にブロックが配置されている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では3Dポリゴンの表現で立体迷路になっている。 :;コガネ百貨店:6階から地下2階まで8階層に及ぶ、ポケモン史上最大のショップ。『金・銀・クリスタル』では5階に「不思議な贈り物」機能を追加してくれる少女がいる。地下2階は地下通路と通じている。[[イトーヨーカ堂]]がモデルである。 :;ラジオ塔:5階建てのラジオの放送局。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では6階建てになっており、最上階は展望台になっている。ストーリー終盤では「ラジオ回線でポケモンを無理矢理進化させる電波を流す」という計画の為、ロケット団に占拠される。ラジオ塔ができる前は古くて倒れそうな塔が建っていたらしい。[[通天閣]]がモデルである。 ;エンジュシティ (Ecruteak City) :ジョウト地方の中でも特に建造物が古く、情緒を感じさせる碁盤目状の町。美しい踊りを披露する「まいこはん」で有名。町の北にはスズの塔・焼けた塔という2つの塔があり、エンジュシティにはこの塔にまつわる古い伝説がある。名前の由来は「槐色」。古都[[京都市]]がモデル。 :;エンジュシティジム:ジムリーダーはゴーストポケモン使いのマツバ。見えない床の仕掛けで思うように歩けない。「イタコ」「ぼうず」といったゴーストポケモンつかいが集う。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では早く進めないと灯りが消えていき、落ちてしまうと最初からやり直しになってしまうという仕掛けになっている。 :; スズの塔:伝説のポケモン・[[ホウオウ]]が棲む、9階建ての塔。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では10階建てになっている。行くためには「にじいろのはね」が必要。一方通行の段差や、ワープパネルが立ちはだかる。伝説のポケモンが登場するダンジョンなので、難易度はやや高め。さらに『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では塔への到達や2階より上への侵入を行うために更なるイベントを経る必要がありハードルが高くなっている。モデルは[[銀閣寺]]または[[東寺]]と推察される。 :;焼けた塔:その昔落雷による火事で焼けてしまった塔。かつては「カネの塔」としてスズの塔と並び立っていた。伝説のポケモン[[ライコウ]]・[[エンテイ]]・[[スイクン]]が棲む。3匹は火事で死んでしまったが、ホウオウが蘇らせたとされる。金・銀ではマップ上で三重塔のように描かれているが、『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では2階以上が消失したようにグラフィックが変更され、避けては通れないイベントも発生する。モデルは[[金閣寺]]または[[西寺]]と推察され、どちらも実際に焼失の憂き目に遭っている。 ;アサギシティ (Olivine City) :活気あふれる港町で、岬には海を照らす灯台がある。カントー地方まで出航する定期船・アクア号が運航している。近くにはモーモー牧場がある。クリスタルでは町の西に[[バトルタワー]]が登場する。古くから渦巻き島についての伝説が伝わるが、今では「いい子にしないと渦巻き島にとじこめるぞ」と言って子供をしつける程度である。名前の由来は「浅葱色」。近畿地方最大の港町[[神戸市]]がモデル。 :;アサギシティジム:ジムリーダーははがねポケモン使いのミカン。『金・銀』ではジムトレーナーが1人もいない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では一応トレーナー3人いるものの、灯台にいる[[デンリュウ]]のアカリちゃんを助けたことで全員褒めて戦わずに済んで、事実上は『金・銀』と同じである。 ;タンバシティ (Cianwood City) :町の半分が砂浜の上に乗っている浜辺の町。秘伝の薬を作る薬屋やポケモンの写真を撮ってくれる写真オヤジがいる。近くにうずまきじまがある。『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではスイクンのイベントが起こる。町の北部にある岩を砕くと、道具があったり、野生のポケモンが現れたりする。名前の由来は「胆礬色」。[[鳴門の渦潮|渦潮]]の名所として知られる[[徳島県]]がモデル。 :;タンバシティジム:ジムリーダーはかくとうポケモン使いのシジマ。重い岩が道を閉ざしている。トレーナーは「からておう」ばかり。ジムの近くには彼の奥さんがいる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では入って目の前にはシジマが滝を受けながら修行しており、戦うにはどこかにある滝のスイッチを切らないと戦うことが出来ない。 ;チョウジタウン (Mahogany Town) :山間部にある静かな町。忍者の里と呼ばれる。近くにいかりの湖と呼ばれる[[湖]]があり、「いかりまんじゅう」が名産品。怪しい土産物屋があり、その地下にはロケット団の大規模なアジトが広がっている。町の北にある「いかりのみずうみ」で[[ギャラドス]]が大量発生するという事件が起こり、一時は興味半分の観光客で賑わった。名前の由来は「丁子色」。忍者の里[[甲賀市]]~[[大津市]]がモデル。 :;チョウジタウンジム:ジムリーダーはこおりポケモン使いのヤナギ。『金・銀』では床が凍っていてうまく進めない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では大きな氷のブロックを滑らせて壁として利用しないと先へ進めない仕掛けになっている。「ボーダー」「スキーヤー」たちが氷ポケモンを鍛えている。 :;ロケットだんのアジト:チョウジタウンの土産屋の地下に広がる、3層構造のアジト。「いかりのみずうみ」の[[コイキング]]を無理やり進化させる実験のための怪電波発信基地として立てられた。侵入者に対する監視システムやパスワードシステムが導入されており、団員を倒してパスワードを聞き出さないと扉が開かない。アジトの奥には行方不明の首領・サカキの部屋も用意されている。 ;フスベシティ (Blackthorn City) :山だらけの険しい地形に囲まれた町。ドラゴンポケモンを崇め奉っており、古くからドラゴン使いのトレーナーを多く輩出してきた。町の北にはトレーナーが修行するための「竜の穴」という洞窟がある。この町にはシリーズ初登場となる「技忘れオヤジ」がおり、ポケモンに覚えさせた技を忘れさせてくれる。オヤジが登場したのは忘れさせられない秘伝技の種類が増えたことと、タイムカプセルで送れるポケモンに技の制限がかけられたことが大きな原因である。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「技忘れオヤジ」に加えて、今まで覚えた技を覚えなおすことが出来る「技教えマニア」やドラゴンタイプの最強技を教えてくれるおばあさんや最初にもらえるポケモンの最強技を教えてくれるおじいさんがいる。名前の由来は「燻べ色」。位置的には現実の[[岐阜県]]付近。モデルは[[岐阜県]]である。 :;フスベシティジム:ジムリーダーはドラゴンポケモン使いのイブキ。『金・銀』では2階建てになっており、岩を落として足場を作り、溶岩を渡って先に進む仕組み。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では動く足場を利用して進んで行く仕掛けになっており、向きや動きを考えないと進むことが出来ない。強豪の「エリートトレーナー」が集まる。 :;竜の穴:フスベスティのドラゴンタイプのポケモン使いのトレーナーが修行する洞窟。主人公は、アイテム「りゅうのキバ」をとるためにこの洞窟に入る。『金・銀』では奥まで一本道の穴だが、『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ドラゴン系ポケモン使いのトレーナーとのバトルや、長老からの[[ミニリュウ|珍しい技を覚えたポケモン]]の[[贈り物|プレゼント]]など、[[イベント]]が多数追加されている。[[飛騨山脈]]がモデルである。 ;サファリゾーンゲート :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。園長のバオバによってジョウト地方のサファリゾーンを開園した。周辺にはサファリゾーンゲートの店があり、色々なものが売られている。 :;サファリゾーン:『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。今までシリーズと同様に入場料を払うことでサファリボールが30個支給され、ボールを全て使い切ると終了であるが、今回では一定時間経過する(=一定歩数歩く)という終了はないのでじっくりポケモン探すができる。このサファリゾーンでは用意されたエリアのパーツやブロックを自由に配置できる機能があり、配置したエリアやブロックによって出現するポケモンが変化するようになり、この機能は試験に合格すれば利用できる。全国図鑑にする前はジョウト地方とカントー地方に生息するポケモンしか出現しないが、全国図鑑入手後にはホウエン地方とシンオウ地方に生息した一部のポケモンが出現するようになる。モデルは[[瀬戸内海国立公園]]。 ;[[バトルフロンティア]] :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。入り口前には一番乗りするための人物がいて通ることが出来ないが、殿堂入り後には通れるようになる。このバトルフロンティアは『プラチナ』と全く同じになっており、5つの施設や登場するキャラクターは全く同じである。ただし、景品交換できる技マシンは一部変更されているところがある。 :;フロンティアフロント:『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。バトルフロンティアの入り口前であり、施設はポケモンセンターとフレンドリーショップとわざおしえーズの3つの施設がある。わざおしえーズはバトルフロンティアで入手したBPを使って、「へんか」と「パワー」と「テクニカル」の3種類の中からそれに合わせた技を1つ教えてくれて、教えられる技はポケモンによって異なる。 ===道路・水道=== ;29番道路 :ワカバタウンとヨシノシティを繋ぐ道路。ヨシノシティから戻るときは、段差を利用して草むらに踏み込まずに通り抜けることも可能。 ;30番道路 :ヨシノシティから北に走る道路。ここで初めてポケモンバトルを挑んでくるトレーナーが現れる。31番道路とは直結。 ;31番道路 :30番道路と直結しキキョウシティに至る道路。道の途中にはポケモン研究に情熱を注ぐ「ポケモンじいさん」の家がある。 ;32番道路 :キキョウシティと繋がりの洞窟、アルフの遺跡をつなぐ道路。道が海に大きく突き出しており、その上に架かる桟橋を通って進む。桟橋付近は釣りの名所として親しまれる一方、ジョウトで一番長い道路でもある。 ;33番道路 :繋がりの洞窟とヒワダタウンを繋ぐ道路。狭い草むらと木が1本生えているだけであり、ジョウトで一番短い道路である。 ;34番道路 :ウバメの森を抜けてコガネシティへ続く道路。「タマゴ」が発見された「育て屋」はここにある。大都市の近郊なためか、夜には警官がパトロールしている。 ;35番道路 :コガネシティから北へ延びる道路。都市の郊外にあるため、道の両側に柵が立てられて綺麗に整備されている。途中にしぜんこうえんがある。 ;36番道路 :コガネシティ・エンジュシティ方面とキキョウシティ方面を結ぶ道路。[[ウソッキー]]がブロックしている。 ;37番道路 :エンジュシティから南へ延びる道路。3種類のぼんぐりの木が生えている。 ;38番道路 :エンジュシティから西へ向かう道路。内陸部から海に向かって伸びる。荒地が広がっており、林や崖が入り乱れて複雑な地形を作っている。 ;39番道路 :38番道路からアサギシティへ伸びる道路。中には「モーモー牧場」があり、イベントを済ませると回復アイテム「モーモーミルク」を買うことができる。 ;40番水道 :アサギシティの近くの海岸から渦巻き島方面へのびる水道。『クリスタル』ではこの近くに[[バトルタワー#クリスタル版|バトルタワー]]がある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトルフロンティアへ行くための入り口があるが、殿堂入りしないと入ることが出来ない。 ;41番水道 :タンバシティからアサギシティ方面へ向かう水道。「渦巻き島」一帯の海域。 ;42番道路 :エンジュシティとチョウジタウンを結ぶ道路。水路によって道が3つに分断されており、そのそれぞれに1つずつスリバチ山の入り口がある。 ;43番道路 :チョウジタウンから怒りの湖へ延びる道路。木や草が生い茂る林の中を進む。 ;44番道路 :チョウジタウンから氷の抜け道へ延びる道路。真ん中の池によって道路が北と南に分けられている。池の中央の小島には珍しい草ポケモンが生息する。 ;45番道路 :フスベシティから南へ延びる道路。崖が多く荒々しい地形が特徴で、段差が多数あるため一方通行である。北部には「つながりのどうくつ」の隠し入り口がある。 ;46番道路 :45番道路に続き29番道路へ延びる道路。序盤で入る事も可能。 ;47番道路 :タンバシティからサファリゾーンゲート方面へ向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』より新たに追加された道路。タンバシティ方面には「がけっぷちゲート」があり、途中には「だんがいのどうくつ」がある。 ;48番道路 :47番道路に続きサファリゾーンゲート方面へ向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』より新たに追加された道路。 ;49番道路 :シロガネやまからワカバタウンに向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』より新たに追加された道路。 ;50番道路 :ワカバタウンからタンバシティに向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』より新たに追加された道路。 ===自然・その他=== カントーとジョウトの両方を旅するバージョンのため、『金・銀』では前作に比べ出現ポケモンのレベルが下げられ、ダンジョン自体も省略されている場所が多い。前作の舞台であるカントーは特に顕著で、トキワの森などフィールドと一体化されたり、オツキミ山などフロアが非常にシンプルになった場所、(ストーリー上の)さまざまな理由により存在自体が消失したダンジョンも存在する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では省略されることがなく、本格的なものに変更されて消失したダンジョンなども行くことが出来る。 ;アルフの遺跡 :謎のポケモン・[[アンノーン]]が生息している遺跡。4つある石版のパズルをそれぞれ解くことで26種類のアンノーン全種類が生息するようになっている。キキョウシティの近くにある。そこでラジオを聴くと、不思議な音がする。『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではちょっとしたイベントが追加されている。[[明日香村]]がモデルである。 ;つながりのどうくつ :キキョウシティからヒワダタウンへ向かう途中にある洞窟。地下階がアルフの遺跡につながっている。エンカウント率が高く、自転車で走行していても野生ポケモンに遭遇しやすい。毎週金曜には洞窟最奥部に珍しいポケモンである[[ラプラス (ポケモン)|ラプラス]]が1匹出現する。[[吉野熊野国立公園]]がモデルである。 ;ウバメの森 :昼間でも夜と間違えてしまうほど、木がうっそうと生い茂った森。金銀版は戦いを挑んでくるトレーナーすら1人もいないが、『クリスタル』では話しかけたときバトルになるトレーナーが1人だけおり、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では複数のトレーナーがいる。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では[[カモネギ]]を捕まえるためのルートが追加されており、前売り券で配布された色違い[[ピチュー]]を先頭に連れて行くとイベントが発生して、映画に登場したギザみみピチューが登場してイベント後に手持ちとして仲間になる。この森には神様がいる、あるいは護り神がいるという伝説があり、それをまつる[[祠]]がある。[[熊野古道]]がモデルと思われる。 ;自然公園 :名前の通り、自然溢れる公園。火・木・土の3回、虫取り大会が行われ、他で目にかかれない珍しいポケモンや珍しいアイテムを入手できる。[[万博記念公園]]がモデルとされている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では全国図鑑入手後で虫取り大会の時、ジョウト地方とカントー地方には生息しないポケモンが出現するようになるが、虫取り大会のためで1日に1匹しか入手できない。 ;ポケスロンドーム :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。自然公園の入り口の左側にある入り口へ入ればポケスロンドームに行くことができる。ポケモンのスポーツの祭典のポケスロンをするためにポケスロンドームを建てられたと言う。ポケスロンドームの隣には練習場やポケドリンクの販売店の施設がある。[[明治の森箕面国定公園]]がモデルであることは否めない。 ;アサギの灯台 :アサギシティにある灯台。トレーナーたちの修行の場でもあるため、多数のトレーナーがいる。最上階には「アカリちゃん」という[[デンリュウ]]がいるが、病気のためミカンの看病を受けている。[[和田岬灯台]]がモデルだと思われる。 ;渦巻き島 :周りに[[うずしお]]があり、秘伝マシン「うずしお」を使わないと中には入れない。この島の奥には[[ルギア]]がいる。会うためには「ぎんいろのはね」が必要だが、『ソウルシルバー』ではこれに加えて、「うみなりのスズ」が必要になる。[[淡路島]]がモデル。 ;スリバチやま :内部の洞窟に雄大な滝と巨大な迷路が展開されている大きな山。最深部では「カラテだいおう」が修行しており、彼に勝つと珍しいポケモン・[[バルキー]]を貰える。位置的に[[比叡山]]がモデルである。 ;いかりの湖 :大きな湖。中央には、ロケット団によって暴走してしまった色違いの赤い[[ギャラドス]]がいる。[[琵琶湖]]がモデルである。ギャラドスが暴れまわった事によってできたという言い伝えがある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では曜日によって雨が降るようになって、降っていない時は湖が浅瀬で行くことが出来なかった森を行くことができ、降っている時は従来通りに加えて降っている時でしか行くことができない小屋がある。 ;氷の抜け道 :フスベシティにつながる、凍りついた洞窟。滑る床や、押せる岩などの仕掛けが行く手を阻む。氷タイプのポケモンが多数現れる。『クリスタル』では壁などのマップが氷に描き換えられてより寒々とした洞窟となった。[[日本アルプス]]がモデルである。 ;暗闇のほらあな :中はとても暗く、フラッシュで明かりをつけないと何も見えない洞窟。稀に[[ソーナンス]]や[[ノコッチ]]といった、希少なポケモンが出現する。[[南アルプス]]~[[伊吹山]]がモデルである。 ;シロガネ山 :カントーとジョウトの16個のジムバッジを集めた者だけが入ることができる、凶暴なポケモンたちが数多く生息する山。最奥地ではレッドがいて『金・銀』では『赤・緑』の主人公、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公と戦うことができる。[[富士山]]がモデルとされている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では[[ファイヤー (ポケモン)|ファイヤー]]がいる。 ;がけっぷちゲート :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。サファリゾーンを行くためにタンバシティにあった洞窟を掘り出して行くことが出来るようにしたゲートである。入り口前にはサファリゾーンを宣伝して関西弁風で話す人物がいる。ポケモンは湖にのみ出現するが、湖へ行くにはロッククライムのひでんわざが必要。モデルは[[徳島県]]のある[[インターチェンジ]]と思われる。 ;シント遺跡 :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみで映画館で配布された[[アルセウス]]を先頭に連れている時に登場。アルフの遺跡から移動することができる。そこはシンオウ地方に伝説のポケモンをアルセウスの力で誕生する。レベル1の[[ディアルガ]]、[[パルキア]]、[[ギラティナ]]のうちどれか1匹を入手することが出来る。いずれの3匹には専用アイテムがあり、『プラチナ』のみだったギラティナ専用アイテムの「はっきんだま」はこの方法でしか入手できない。モデルは白糸の滝と思われる。 ;だんがいの洞窟 :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。47番道路の途中にあるこの洞窟には2つの梯子があり、上りの梯子へいくとサファリゾーンゲートへ向かう48番道路方面へ進め、下りの梯子へいくとうずもれの塔へ行くためのルートへ行く行くことができる。また、このダンジョンはジョウト地方の中で最も小さい。モデルは[[瀬戸内海]]と思われる。 ;うずもれの塔 :『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。47番道路から行くことができる。ホウエン地方に眠る伝説のポケモンがいて、あるアイテムがあれば出現する。『ハートゴールド』では[[カイオーガ]]、『ソウルシルバー』では[[グラードン]]が出現し、出現しないもう一方のバージョン(ダブルスロット機能で連れてきたポケモンは不可)のポケモンを連れていけば、[[レックウザ]]が出現する。モデルは[[徳島県]]の[[鳴門海峡]]と思われる。 ==脚注== {{Reflist}} {{ポケットモンスター}} {{デフォルトソート:しようとちほう}} [[Category:架空の土地]]