チャイルドモデル
チャイルドモデル(Child Model)は、モデル活動をする児童で、未成年、とりわけ15歳以下を中心にさす。欧米で使われる言葉で、インターネット上のモデルサイトで活躍する児童を主に指すこともある。
1990年代以降、児童ポルノ問題による社会的な規制から、 芸術的な分野ではあくまで成人モデルを使ってロリータ的魅力を 表現することが主流になった一方、 それとは別に実際に子供のチャイルドモデルのみを撮影したものが欧米のサイトで流行した。これをロリータ・アートと呼ぶこともある。 これらはしばしば、児童ポルノとは区別された上で、エロスや愛らしさを表現する児童エロチカ(Kids Erotica)とよばれてきた。米国ではプリット・アート(Pret Art)などと呼ばれることがあり、その名は 50年代の米国雑誌「Pret:Pretty Preteens」にちなむという。日本ではジュニアアイドルものがこれにあたる。
日本においては90年代からジュニアアイドル物は一般流通に大量に存在するが、 欧米ではこうした芸術性の低いとされた児童エロチカ的な作品に対する社会的タブーが強いため、 ほぼインターネット上のウェッブサイトに限定され、 合法であっても公刊された出版物として書店に並ぶことはほとんどない。
欧米におけるチャイルドモデル・サイトは、ヌード系とノーヌード(NN)系にわけられる。 児童ヌードそれ自体をポルノとみなす法律はないものの、児童ポルノとの境界は曖昧であり、一線を越えて しばしば摘発事件を招いている。2004年には長年ヌード系のメジャーサイトであった LS Magazineへの米国 FBI とウクライナ警察による合同捜査が起きている。 2005年現在、主なNN系モデルサイトには、 childsupermodels や maxwells-top-100 などがある。2003-2005年頃の有名なチャイルドモデルに、Sandra、Abby、Ginaがいる。これらのサイトは事実上すべてロリコン男性向けといえる。
日本では1999年児童ポルノ法の施行以来すべてのチャイルドモデルはノーヌードに限られるが、 伝統的に、芸能界でアイドルと呼ばれる未成年の少女タレントが性的魅力を振りまくことは広範に社会に受容されてきた背景もあり、 U-15(15歳以下)、U-12(12歳以下)などと分類されるジュニアアイドルが多数存在し、水着の写真集やDVDを出版し、同時に歌手や子役として活躍するなどしている。 例として清純いもうと倶楽部など。
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