なつめ寺
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なつめ寺(なつめでら、棗寺)、運行寺(うんぎょうじ)は、東京・浅草にある浄土真宗大谷派の寺院[1]。
1950年春頃、運行寺住職の菅原恵慶は、花岡事件の死没者の遺骨の発掘・収集活動に参加[2]。400余柱の華人労務者の遺骨を花岡の信正寺から運行寺へ移し、その後、1953年に中国へ送還するまで同寺で保管していた[3]。
GHQの占領時代には運行寺は「アカの巣窟」と見なされ、住職夫人が買い物で外出する際にも尾行がついたという[4]。
遺骨が中国へ送還された後も同寺には死没者の名前を記した位牌が遺されており、2001年7月当時も遺骨の供養が続けられていた[5]。
脚注
参考文献
- 杉原(2002) 杉原達『中国人強制連行』〈岩波新書785〉岩波書店、2002年、4-00-430785-6